4年生 北摂大会

晴天に恵まれ  本日 北摂大会!!  全員ラグビーで、挑戦です!  早いもので、この子達と出会い4回目の北摂大会です。  いい思い出になるように!!

参加12名 のち1名  コーチ7名

ゲームが、昼前となっていたので、まずはいつもお世話になっている5年生の応援・・・ 自分と同じポジションの先輩がどう動くか? ”声がでてるか?” お勉強の時間です。  声を出して応援して、自分達のゲームに生かして欲しいのが、目的でした。 よく見て 自分達のgameに行かせるように。。。^^

第1game   高槻A

期待むなしく・・・撃沈・・・ 指導員の準備不足でしたね。。。  すみませんでした・・・ 子供達がんばっていたと思います。 試合前から ”声を出して! 元気に!”できませんでしたね・・・  練習です

第2game      東淀川

接戦となる好ゲーム 2名の新人 初のfulltime!  先輩達の後を追い、時には先頭を走り・・・ いいゲームでした。 まだまだ”声を出して 元気に!”が物足りませんが・・・  新人の初トライもあり、必死な姿もありよかったですね

第3game     高槻B1

接戦の好ゲームを、期待してのキックオフ! こういう試合が物にできるか?と思い、チャレンジしましたが・・・ 今ひとつ・・・ 声ですねぇ 声!!出ません・・・  後手に廻った時こそ・・・  キャプテンの”1本返すぞ”の声に 反応してあげないとですね・・・  チームワークの欠如です・・・  誰でも出来ることは、みんなでして欲しいですね。

第4game      箕面A

こちらも予想どうりの接戦となりました、 こんどこそ。。。物に。。。 第3gemeと同じ展開になりました。 後手に廻ってしまい主導権が握れないまま・・・   練習しましょうか・・・?^^  

1勝3負でした。

練習したことが、今回は、ほとんどできてないですね。 個々でいいプレーがあり、成長はみれたことぐらいでしたね。 他のスクールにくらべると身体のサイズが小さい分 自信を持って確実にプレーできるように 考えて練習です。 そして、接戦で勝つ力を身につけて欲しいですね。 接戦になると、控えからの声が出てきます。 いい雰囲気になります。   接戦の試合したいですねぇ・・・   これからもがんばろう!! あ。。。いつも、がんばってる!!  ?  まだまだ、出来るはずです^^  全員で練習すれば。。。結果はついてきます 必ず!!

元気付けに”嵐”のDVDみながら・・・でした^^  試合に集中しすぎて、写真撮るの忘れてました・・・  今回は、彼らで・・・すみません・・・^^ 

投稿1番乗り!! こういうときこそ!!^^

 

7/8 通常練習・南丘小

通常練習・南丘小

★合宿の申込受付いたします。
★合宿用Tシャツの採寸をいたします。
なお、注文後のサイズ交換は出来ませんので、保護者同伴の元、採寸を行ってください。

※Tシャツは29日(日)の合宿説明会で配布いたします。
必ずご出席の上、お受け取りください。

指導員・保護者講習会「脳震盪」について

幼年主任YHです。

5月6日に指導員・保護者講習会があり、参与の井上先生より「脳震盪」についてご講義をいただきました。井上先生、お忙しい中ありがとうございました。

大変重要な情報だと思いますので、若干不正確かもしれませんが、アップしておきます。間違い等ありましたら訂正ください。

まず、脳震盪は、CTやMRIで見ても、脳に変化の認められないものであり、脳内出血を伴う脳挫傷とは区別される。

ただ、見た目何も認められなくても、脳がダメージを受けていることには変わりないので、注意が必要である。IRBその他の団体では、脳震盪を起こした場合には、14日間の練習禁止、その後軽い練習をして24時間観察、もうちょっと負荷をかけてまた観察、というように段階的に復帰するプログラムを定めている。ダメージを受けたまま練習して、またダメージを受けると重篤な事故につながりやすく、また直りにくい。

見分ける基準としては、ぼーっとする、ふらふらする、変なプレーをする、怒りっぽくなる、記憶が飛ぶ、見当識障がいその他があるかどうか。

程度に応じてグレード1から3までがある。1が軽くて、ぼ-っとする、3が一番重くて、記憶が飛んでいる場合。3になると非常に注意が必要で、直ちに医者に行き、検査を受けた方が良いそうです。また、その際には絶対に誰かが付き添うこと。

グランドレベルでは、脳震盪と脳挫傷の区別は困難。脳挫傷であった場合には、救急車到着時には意識が清明であったにもかかわらず、20分後には意識不明になったこともあるそうです。その後、直ちに緊急手術を受けることができれば助かる可能性は高く、後遺症も残らないことが多いそうです。しかし、酔っ払っていて、数時間経っていたと思われる事例では、死亡したそうです。

練習中に脳震盪を起こした場合には、必ず誰かが付き添い、その瞬間を覚えているか、今日は何日、ここはどこ、などを聞きつつ、観察をする。素人が「判断」する必要はなく、可能性のレベルで行動すべき。怪しければ直ちに救急車。大丈夫そうであっても、親に伝えて観察してもらうことが必要でしょう。

5/5,6 1年生練習内容 

5/5(土),6(日) 十五中、三中
参加者:生徒:6名、10名

GW終盤ですが、2日連続で練習を行いました。まだ新1年生の担当になって、2度の練習、4/29の試合と行ってきましたが、まだまだ生徒とのコミュニケーションも出来ておらず、生徒の力量も把握出来ていませんので、今は色々とためす時期だと思っております。

5/5 練習内容
4/29の試合の反省として、
・タックルされて、倒れた後はボールを離さなければなりませんが、そのフリーになった、下のボールに対して、直ぐに取りにいけていませんでした。しばらくボーーットして見ていました。
・味方が相手につかまった時にも、直ぐに助けに行かず、同じくジーット見ていました。

タックルされて倒れたら、ダウンボール(ボールを下に置く)しますが、そのボールに対しては、相手より早くボールをとりに行くようにして下さい。マイボール(私のボール)と声を出してすばやくボールを拾って下さい。

タックルされても倒れずに立っている場合は、相手にボ-ルを確保されないようにし、味方にボールを見せるように頑張ってください。それと捕まっている味方をなるべく早く助けに行って、ボールが見えていればボールを取りに行き、ボールが見えないが場合は、押し込んで下さい。

5/6 練習内容
いつ雨が降ってもおかしくない状態でしたでの、ウォーミングアップの後、試合形式の練習を行いました。
攻撃面で、気になることは、味方にボールをもらったら、後ろに走ってから横・前に走る人がいますが、極力前に走るようにして下さい。また、ディフェンス面では、タッチジャッジを見て、直ぐに横一列に隣の人との間を空けて、手を広げて並んで下さい。そして相手が攻めてくる前に前に出てデシフェンスして下さい。

次週、北摂大会です。前回の課題をクリアできるように頑張って行きましょう!

ps.練習ノートですが、練習が始まる前にコーチに見せて下さい。そのときに、読ませていただきますので、まだ書いていない人は始めるようにお願いします。

(コーチメモ)
・ボ-ルに対する執着心
・前に走る癖つけ
・ルールの指導 ペナルティーからの攻撃
・ディフェンス 低い姿勢 腰を目掛ける ディフェンスラインの形成 タグを着けての鬼ごっこ
・パス ランパスはまだ難しい 向かい合ってのパス

4年生 May 6

二日続けての練習!! 13名の参加 ありがとうございます。 そして連続投稿です! 今回も私は私用で欠席でした。

GWにもかかわらず。みんなラグビーが好きになってくれてるんかな? と、勝手にうれしく思ってます。

前日同様、北摂大会に向けて課題点の練習です。 かなりきっちりできたようです。

しっかりと全員で、練習したことができれば、笑顔になれるはずです! 今回も失敗を恐れず!元気に走り回って欲しいですね。  できなかったら・・・練習!!です^^  練習して、みんなで、うまくなれば・・・いいんです^^

 チームで、声を出して、励ましあって、元気にプレーできるようになってください。

練習の成果を お父さん・お母さんに見せ付けてあげましょう^^  そして、親御さんは、カーニバル時と変わらぬ大声援期待しています。  指導員も一緒に楽しみたいですね。

 

余談・・・・ 私の友人が以下のことを 忘れずに今でもラグビーを指導しているそうです。

1  communication 

2     concentration

3     control

大学・社会人になっても コミュニケーションが1番のようです。 大きく声を出して、チームメンバー全体の意思統一。 みんなで、元気に声を出す習慣が大事ですね。  がんばってる姿 かっこええもんなぁ・・・^^

4年生 May 5

主任コーチは、お休みでしたが・・・・^^ 以下 出席コーチの連携より。。。

GW後半 多忙の折 14名の参加 ありがとうございます。

カーニバルの余韻も残る中 次週北摂大会への準備として・・・  ラグビーしてみました 笑

カーニバルでの課題の解消に取り組みました。

声を出して元気に練習メニューをこなしていたようです。

メンバーも増え 練習もしやすくなりました。  みんなで課題に取り組みチームとして大きくなって欲しいですね。

4/29カーニバル 3年生チーム

3年チーム主任に代わりSコーチによる所見を転載いたします。
※Sコーチありがとうございます!

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初めての7人制の試合お疲れさまでした。
帰りの車中で気温を確認したら、なんと31℃!
大きな収穫もあり、これからの課題も見えた意味ある試合でした。
新校長がいわれる「立ったままで継続するラグビー」を目指して新3年生全員で頑張ろう!
【戦績コメント】
対枚方戦:完勝でした。④、⑧(以下背番号)の相変わらずの猛突進。
でも繋ぎを意識した動きに成長が。
①が中継役として上手く連続プレーを引出す。
個人的には⑥が大きく成長。攻守に絡む場面を多く見た。
個人的にMVPか?(って書くと調子乗るかな)

対高槻戦:意地の2トライに今後の期待!
球に良く絡む⑦から起点に⑪との立った継続プレーからのトライ。
⑯→⑦→⑮新たな継続プレー(残念タッチだったけど)
キャプテン⑨の体を張ったタックルなど良い面もありました。
反省は意思統一した前に一歩出た守り。
それぞれ自分だけでなく周りにも気がついたことは伝える。
⑭は周りが見えるから、積極的に声をかけよう!
⑤は初めてのラグビーの試合を経験したけど、どんどんボールを奪いにいけば、楽しいよ!

対八尾戦:これまた意地の2トライ!
⑪、⑨の独走トライには爆発力あり収穫は⑩のタックル数!⑨に負けないくらい。
正面に入ることを体で覚えてくれたら…

対富田林戦:前半リードを守れたら…
前半早々⑥、⑧のプレッシャーにより相手ボールをもぎとりトライ、
前半終了間際での⑫の体幹強く、巧みなステップワークで奪ったトライとムード絶好調!
このままで後半持ちこたえたら最高だったけど…
同じ反則やあせりからのプレーが雑になったのが敗因かな。

毎週の練習で課題をしっかり復習して、皆の意 思をまとめたら、3年生は強くなれます!
来週もがんばりましょう!

二年生としてのトライネーションズラグビー

9日間もあったゴールデンウィークも今日が最終日ということもあってか、昨日以上に生徒が集りました(25/26人)。生憎、途中で雨となり、一年生と幼年さんは早く切り上げましたが、二年生から中学生までは終了予定時刻まで頑張りました。雨だから弱気になるわけでもなく、逆によく走れるくらいの気持ちだったのでしょうか、日に日に逞しくなる生徒達です。

今朝はお父さんと自主練をしている生徒が一時間前からいました(遠目には星一徹・飛雄馬父子のシルエットに見えましたが、そんなことないですよね)。30分前には20人近く集まりましたので、全体の練習開始前ではありますが、1対1のフェイント練習を行いました。ボール出しから全て生徒にやって貰ったところ、スムーズにパスがハーフ役→スタンド役→走り込む生徒へと繋がっていました。K12のハーフ役が走り込む生徒の名前を呼んで、昨日からのテーマ「二つのことを同時に考える」こともちゃんとできていました。

全体練習では、まず、大きな円の中で6人対6人のボールのパス・妨害を行い、気付いたことを生徒に質問しました。「声を出す」(T18)、「ボールを持っている人に近寄る」(R15)、「動き回る」(T2)などすぐに手を挙げて改善点を指摘していました。この後、ランニングとパススキル強化のため、3人の10Mダッシュ・一番速い生徒へのポップパス→遅れた生徒へのパスを行いました。昨日から始めたメニューでしたが、動きが鋭敏でしたので、続いて5人でランパスをやって貰いました。トップスピードでパスを受け取ることが目的ですので、意図的に前に投げる「スローフォワードランパス」を行いました。風が吹いてノッコンしやすい状況にもかかわらず、ほとんどノッコンせずに5人が見事なまでトップスピードで速いパスを投げたり、受けたりしていました。ルール(ロー)違反ですが、この練習目的の上での効果は絶大です。なんと新人の二人も普通にできていました。子供たちはランパスが好きですね。「全員合格!」と言ってもやめようとしませんでした。コーチにとっては悪夢が蘇る練習でしかありませんが(当時流行ったランパスの歌は文末に)。

雨の中、全員で膝つきタックルを行ったところで、来週のメンバーを発表しました。今回は3チームですので、世界トップランクのトライネーションズ3カ国に綾かって、チーム名を「オールブラックス」、「ワラビーズ」、「スプリングボックス」としました。生徒にはやはりオールブラックスがいちばん人気でした。手を合わせて発表を待つ生徒もいました。

オールブラックス(vs 東淀川A、箕面A):S1、T2、S6、K12(チームキャプテンTC)、H13(イメージキャプテンIC)、S14(ゲームキャプテンGC)、R15、Y17、T18  低いタックルと素早い集散でランニングラグビーを貫け!

ワラビーズ(vs箕面B1、茨木B):K4、Y5、S10、M19、K20(GC)、R21(TC)、S25(IC)、R27 今日のオールブラックスとの引分けは大きい。俊足R27にラストパスを!

スプリングボックス(vs島本B、箕面B2):Y3(TC)、H7、K8、H9、A11(IC)、J22、M23、R24(GC) ICの突進を起点とした攻撃は最大の防御。ピンチにはH9、J22がいる。R24の采配に期待!

今回はキャプテンを総入れ替えして北摂のライバルに臨みます。今日のミニゲームでもゲームキャプテンらしいプレーを見せてくれたK20など、既にキャプテンの片鱗を見せた生徒もいますので、来週が楽しみです。

練習終了後、生徒にはそれぞれのチームキャラクターの塗り絵用紙を配布し、来週までに好きな色で塗り絵と試合でやりたいことを書くように言っておきました。グランドには1枚、ワラビーズが落ちていましたので、今頃、困っている生徒がいるかもしれません。その場合は、オーストラリアRFUの英語のウェッブサイトに子供のファンコーナーがあり、印刷できます。→http://www.rugby.com.au/tryrugby/KidsRugby/KidsFunZone/ColourInWally.aspx

因みにオールブラックスの塗り絵はこちらです。→http://www.challengerugger.co.nz/#art/3

残念ながら南アフリカのサイトには塗り絵はありませんでした。

♪ランパスの歌(内山田洋とクールファイブ「そして神戸」の替え歌)

ランパス~ 泣いてどうなるのか~ 足の遅いわが身がみじめになるだけ~

濁り水の中に 球を投げ落す

そしてスローが終わり そしてトップに替わる

誰か他に足の遅い 相手捜すのよ~

こどもの日に『オシムのトレーニング』をやってみた二年生

国民の祝日に関する法律によれば、今日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日だそうです。生徒をこんな立派に育ててくださったお母様方にコーチからも感謝です。好天のこどもの日という行楽日にも関わらず、今日も21/26人の高い出席率で、北摂大会前の練習ができました。これから、ご家庭の用事や病気などの事由で練習に行きたいけれど行かれないことはあろうかと思いますが、今年一年間、一日も休まず出席した生徒には皆勤賞を用意します。コーチは高校4年間(?)、無遅刻・無欠席でした。何事もできるまでやれば、できるようになります。是非、頑張ってください。

昨日の霧雨でマイルドな状態のグラウンドを2周走った生徒を集め、眼球トレーニングから始めました。顔を動かさず、目玉だけで周囲を見回す練習です。試合で正面の相手を見据えながら、左右に後方から現れる味方の動きを目の端で感じる力を強化します。安全なラグビーのために大切なことは、目を開けて前を見るということ。明日、校長からもお話があるかもしれませんが、ストロングポジションでどれだけ踏ん張っても首を横に向けた途端、相手に軽く押されただけで後ずさりしてしまします。ということは、顔をなるべく前に向けていれば、コンタクト時の衝撃に備えることができ、不要な怪我は予防できるわけです。練習だけを見ていると、トップリーグなどのノールックパスの練習かと思われそうですが、意図は違うところにあります。

まず、両手を伸ばして拡げ、自分の指の爪を小指から親指、左右、目だけで追う練習です。左右交互に親指、人差し指といった具合にバリエーションも自分で考えてやってみてください。これだけでも目(の筋肉)が疲れます。次に、3人一組でエアランパス。生徒は前だけ向いて、左右の生徒から放られた架空のボールを目で感じて受取り、パスをする練習です。慣れたところで、ボールを実際に入れてパスをやってみました。多くの生徒が真横の位置で味方を感じたようでちゃんと顔を向けずにパスをしていました。最後に、3人を10メートル競争させ、いちばん速かった生徒にコーチがパスし、受け取ってすぐに後方の選手のパスのコールでパスする練習をしました。ランパスの問題点は、パスに気をとられ、スタートが遅くなる点です。この点を解消するために、最初はボールなしでダッシュ競争させ(こどもの競争心で勝手にトップスピードになります)、トップスピードで貰えるようにし、遅れた生徒もパスの声を出さざるを得ないという状況に置いたわけです。このダッシュの距離をだんだん短くすると、瞬発力も強化できそうです。

ひと汗かいたところで、全員を集め、先週のカーニバルのレビューを行いました。S14がマインドマップを描いてもって来てくれましたので、マップを全員に披露しました。彼とH9が試合で何故MOMに選ばれたのかも合わせて説明しました。その後、試合の結果をふまえ、今日からの練習で目指すところを説明しました。テーマは「二つのことを同時に考える」。日本人の団体スポーツで最も苦手なことが「考える」ということかもしれません。コーチも含め、そもそも何を考えるのかを教えられた経験が少ない。急に「頭を使え!」「考えろ!」と言われても、困ってしまいます。オシム元監督は、日本に根付かせようとした「考えて走る」サッカーで、以下の二つのことをまず考えるよう説かれたそうです。

①どうすれば味方が有利になれるか?(どうすれば、チームメイトがプレーしやすいか、助かるか)

②どうすれば相手がやりにくいか?(弱点は何か、長所は何か、相手がどんな気持かを想像する)

考えるということの基本はそういうことですが、二年生がすぐにそういった思考法を身につけられるわけではありませんので、まずは、実際に練習で考えて貰いました。

4M四方の四角形の四辺に4人がそれぞれ立ち、四角の中に一人鬼が立ちます。最初は静止した状態でボールを鬼にカットされないようにパスをします。次に、線上を自由に動いてパスをします。これを30秒間行い、何回できたかを競いました。ここまでは考えずにできる練習です。次からは思考が必要です。パスと同時にコールした名前の生徒以外の生徒にパスをし、パスを受けた生徒が名前をコールされた生徒にパスをします。どの生徒も目玉をおでこのあたりに向けて考えを巡らせていました。これが二つのことを同時に考える」ということです。一つは「あいつにボールを届けたい」、そしてもう一つは「そのために近くのフリーの選手にパスをして中継をしてほしい」という思考回路です。この練習の前で、健康診断となりましたので、一時中断。

健康診断を終えて4人一組で帰って来ましたので、まず4人に練習方法を伝えてやって貰いました。慣れたところで、次の4人一組がやってきましたので、やり方のわかった生徒に説明をして貰いました。最初S1に説明して貰ったところ、完璧な説明でしたのでびっくりしました。子供の才能というものはどこに潜んでいるのかわかりません。こういう風に、生徒間で伝言ゲームを行い、全員が戻ってきたところで、中継パス競争を始めました。次に、円ならどうかということで、7人一組で円周での中継パス競争をやってみました。これも慣れたところで、パスしたらパスした相手のところに移動するバリエーションも付加しました。この練習で、コールされた人は早くコールしてパスしないと、詰まってしまいますので、コールされてボールが来るまでに次に誰に放るかを考える必要に迫られます。二年生ではこれがすらすらとできるようになれば卒業です。

最後に実戦で二つのことを同時に考えることをやって貰いました。5対5でスクラムからスタートし、ハーフ役が突っ込ませたい仲間の名前を呼び、まずスタンドオフにパス。スタンドオフはコールされた生徒にパスし、その生徒が突進してタックルされたという想定で寝て、マイボールキープ。いちばん近くにいた生徒2人がブリッジ役とハーフ役となり、ハーフが同じ要領で突っ込ませたい仲間の名前を呼びプレーを継続しました。二年生には未だ無理かと思っていましたが、すぐにコツをつかんでいたのには驚きでした。

この実戦練習をミニゲームでできるかどうかを最後の10分で、2試合やってみました。少し硬さはありましたが、自分の役目を忘れずにタックルが起きた後の処理ができていました。以上の練習(眼球トレは別)は、オシムさんがサッカー日本代表にさせていたメニューをラグビー風にモディファイしたものです。日本代表であろうが、二年生であろうがスポーツで考えると言うことは実はシンプルということかもしれません。この他にもオシム流コーチングのノウハウはありますので、二年生に応用できるものは今後も取り入れてみたいと思います。

オシム監督時代に有名になった「水を運ぶ選手」という言い回しがあります。もともとは旧ユーゴスラビアの慣用句で、大きな鎌で草刈りなど農作業をする人と、そこに冷たい飲み水を運ぶ人を対比させる表現だそうです。オシムさんは、エースプレーヤーもそれを助けるプレーヤー(「水を運ぶ」選手)もどちらも大事だと強調されていたそうです。戦い方のスタイルが安定してくると、選手同士でバランスがとれるようになる。エース級の選手も「水を運び」、そこによい意味でわがままな選手が加わると、大きな力を発揮する武器になりうる。そのような、さまざまな個性の融合したチームをオシムさんは目指していたそうです。

明日は、北摂大会での3チームのメンバー・キャプテン発表です。前回のキャプテン以外から新たなキャプテンを指名します。昨日のエースが今度はどんな水を運ぶ選手となるのかも含めて、チーム全員の役割に応じた行動をじっくり観察させていただきます。