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指導員・保護者講習会「脳震盪」について

幼年主任YHです。

5月6日に指導員・保護者講習会があり、参与の井上先生より「脳震盪」についてご講義をいただきました。井上先生、お忙しい中ありがとうございました。

大変重要な情報だと思いますので、若干不正確かもしれませんが、アップしておきます。間違い等ありましたら訂正ください。

まず、脳震盪は、CTやMRIで見ても、脳に変化の認められないものであり、脳内出血を伴う脳挫傷とは区別される。

ただ、見た目何も認められなくても、脳がダメージを受けていることには変わりないので、注意が必要である。IRBその他の団体では、脳震盪を起こした場合には、14日間の練習禁止、その後軽い練習をして24時間観察、もうちょっと負荷をかけてまた観察、というように段階的に復帰するプログラムを定めている。ダメージを受けたまま練習して、またダメージを受けると重篤な事故につながりやすく、また直りにくい。

見分ける基準としては、ぼーっとする、ふらふらする、変なプレーをする、怒りっぽくなる、記憶が飛ぶ、見当識障がいその他があるかどうか。

程度に応じてグレード1から3までがある。1が軽くて、ぼ-っとする、3が一番重くて、記憶が飛んでいる場合。3になると非常に注意が必要で、直ちに医者に行き、検査を受けた方が良いそうです。また、その際には絶対に誰かが付き添うこと。

グランドレベルでは、脳震盪と脳挫傷の区別は困難。脳挫傷であった場合には、救急車到着時には意識が清明であったにもかかわらず、20分後には意識不明になったこともあるそうです。その後、直ちに緊急手術を受けることができれば助かる可能性は高く、後遺症も残らないことが多いそうです。しかし、酔っ払っていて、数時間経っていたと思われる事例では、死亡したそうです。

練習中に脳震盪を起こした場合には、必ず誰かが付き添い、その瞬間を覚えているか、今日は何日、ここはどこ、などを聞きつつ、観察をする。素人が「判断」する必要はなく、可能性のレベルで行動すべき。怪しければ直ちに救急車。大丈夫そうであっても、親に伝えて観察してもらうことが必要でしょう。

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1 thoughts on “指導員・保護者講習会「脳震盪」について

  1. くも膜のう胞 持ちの湯浅です。
    4半世紀前、試合中に頭を打って(脳震盪?)救急車で運ばれ CT検査後お医者様に言われました。 くも膜のう胞?
    酒と鎮痛剤で翌週の最終戦には何とか間に合いましたが・・・。

    幼年・保護者の方にお願いです。
    幼年のお友達は、分厚いヘッドキャップに苦痛を
    感じているよに見うけられます。TOPが使うIRB認定の物と違い かなり蒸し暑く・重いので(個人的には熱中症が心配)かなり違和感があると思われます。 

    お時間に余裕があれば、かぶる練習をお家でしてあげて下さい。 頭を守る手段です。