幼年チーム  「ルールの意味」

幼年指導員YHです。

中村校長お勧めの「西川義行ラグビーコラム」を読み始めています。西川さんが10年以上にわたって書き溜めてきたコラムはそれは膨大なものです。

http://nishikawarugbycolumn.web.fc2.com/

先週配布された文章もその中の一つです。

コラムから印象に残ったことを一つだけ。

表題に挙げているように、「ルールにも意味があり、その意味を考えよ」ということを強調されています。つまり、ラグビーは、runninng handling gameである。

子供に分かるようにいうならば、「ボールを持って走るゲーム」である、ということになりましょうか。だから、落とせばノッコンになるし、倒れてしまった場合(ラック)や絡まれてしまった場合(モール)は、それに失敗したのであるから、次の人が持って走れるようにしなければならない。そのため、これを妨げる行為は、重い反則(オペナルティ)になるということです。つまり、ルール全体が、、「ボールを持って走るゲーム」であるために構成されているというわけです。これはエリス少年の頃からのルール整備の歴史や近年のルール改正の流れを見ればそうとしか言いようがないといいます。

そう言われてみればルールに意味があるなんて考えたこともなかった!

密集で倒れている子供に向かって、「倒れたらボールを放そうね」とは言ってきましたが、なぜそうなのかは説明したことがありませんでした。子供にとっては、せっかく獲得したボールを放したくないのは当たり前のことですよね。「倒れちゃったから、次の子が持って走るために放すんだよ」という説明をすべきでした。

意味も分からずにルールに従うのと、分かった上でその範囲内で工夫をするのとでは、長い間には大きな差になるはずです。しっかり説明しなくては。

今週の練習では、年中・年少の試合もしてみましたが、トライして嬉しそうにしていた赤リボン(年少以下)さんが数人いました。トライの意味が分かり始めたようです。