5/27 1年生練習内容

5/27(日)十三中
参加人数:11名

今日は、私(名真)が欠席のため、鹿島、北室、寺西コーチの3名にて指導いただきました。鹿島コ-チより練習レポートをいただきましたので、掲載いたします。

練習内容
1 指導員がハーフとスタンドのポジションにつきスタンドがボールをとった瞬間にスタートしダッシュする練習を往復5,6本しアップとしました。

2 先週のおさらいで、指導員の持ってるボールをダッシュしてとる練習をしました。
今日のポイントは右・左の声を大きく出してボールをとる事としました。

3 次に2の練習と同様に今度は生徒(背番号順に)がボールのわたしやくをする練習をしました。
この時ボールを持っている生徒は前を見て左右の判断はフォローの声のみでするようにしましたまたフォローの人は、例えば1はるきがボールを持っているときは 「はるき右にだして」というように、必ずボールを持っている人の
名前を呼んでその人に意思表示をするようにしました。

4 先程の練習と同様に今度はポイントを2つつくりました。

以上、練習後に今日は全員がボールを渡す役をしたので、ボールを渡しやすかった時と渡しにくかった時の違いを聞いてみました。声がよく聞こえ早く指示が出た時は渡しやすかったという適切な答えもありましたが、ちんぷんかんぷんの子供も多かったですどうすればボールを渡しやすいかを来週ノートに書いてきてくれるように言いました。

チ-ムメイトの名前を声を出して言うことは今までやっていなかったので、とてもよいことだと思います。コーチの名前も今度は言ってもらおうと思います。

5/27・3年生

初夏のような暑さ。少々バテ気味に・・・。
早寝早起き&十分な食事と水分補給を忘れずに!

アップ以降に行ったメニューは以下の3種
・ノーマルのラン&パス
・グリッドパス
・アタックラインパス&フォローラン

ここで注意点は二つのみ。
1.ボールを持った時は全力で動く。
2.ボールを持たない時はボールを持った仲間を呼ぶ(フォローする)。

これを実行するのにテクニックや経験は関係ない。
各自が意識すれば必ずできるはず。
さて、3年生諸君は、この二つの事柄に込められた意味が判るかな・・・?

****
練習開始の30分前にはグランドに来て、身体を気温に慣らしておこう。
ハンドリングのスキルアップは個人の努力だよ!

4年生 May27

晴天に恵まれ 本日参加14名  今日も出席率高いです。  ラグビー好きになってくれてる・・・?^^

今週の課題は モール   

”声”ちゃんと出てたでしょうか?  きちんと伝えるのは、ほぼ今回が初めてです。  先週の基本姿勢では多くの生徒が、頭と身体で覚えていてくれました。  今週より応用です。  すこしづつしんどい練習になりますが、基本を大事にきちんと身体で覚えて欲しいですね。

みんなで コミュニケーションをとって ひとつひとつです・・・

モールがしっかりと作れるようになれば、攻撃に”タメ”ができます。 試合では、モールがほとんどできません。  接点でしっかりとプレーができるようになって、起点をつくり 走り回る礎を作って欲しいです。  コントロールです^^

幼年チーム  「ルールの意味」

幼年指導員YHです。

中村校長お勧めの「西川義行ラグビーコラム」を読み始めています。西川さんが10年以上にわたって書き溜めてきたコラムはそれは膨大なものです。

http://nishikawarugbycolumn.web.fc2.com/

先週配布された文章もその中の一つです。

コラムから印象に残ったことを一つだけ。

表題に挙げているように、「ルールにも意味があり、その意味を考えよ」ということを強調されています。つまり、ラグビーは、runninng handling gameである。

子供に分かるようにいうならば、「ボールを持って走るゲーム」である、ということになりましょうか。だから、落とせばノッコンになるし、倒れてしまった場合(ラック)や絡まれてしまった場合(モール)は、それに失敗したのであるから、次の人が持って走れるようにしなければならない。そのため、これを妨げる行為は、重い反則(オペナルティ)になるということです。つまり、ルール全体が、、「ボールを持って走るゲーム」であるために構成されているというわけです。これはエリス少年の頃からのルール整備の歴史や近年のルール改正の流れを見ればそうとしか言いようがないといいます。

そう言われてみればルールに意味があるなんて考えたこともなかった!

密集で倒れている子供に向かって、「倒れたらボールを放そうね」とは言ってきましたが、なぜそうなのかは説明したことがありませんでした。子供にとっては、せっかく獲得したボールを放したくないのは当たり前のことですよね。「倒れちゃったから、次の子が持って走るために放すんだよ」という説明をすべきでした。

意味も分からずにルールに従うのと、分かった上でその範囲内で工夫をするのとでは、長い間には大きな差になるはずです。しっかり説明しなくては。

今週の練習では、年中・年少の試合もしてみましたが、トライして嬉しそうにしていた赤リボン(年少以下)さんが数人いました。トライの意味が分かり始めたようです。

二年生の『フリー』入門

今日は初夏の訪れを感じさせる陽射しの中、二年生23名(3名欠席)はカラフルなビブスを纏い練習をしました。全体練習の30分前から集った中・低学年で、まずはタグラグビーに挑戦。既にタグ慣れしている二年生は、華麗なるステップやタグ後のパス&ゴーで、上の学年の生徒を何度も抜き去っていました。一方で、一人持ちで無理をして狭いところに入り込み、タグを取られたシーンも多かったようです。どうしたら、数的優位を活かしてトライに結び付けられるか。ということで今日のお題は、「フリー」。

アタック側1人と、ディフェンス側が1人で対峙している状況でどうするか聞いたところ、「ぶちかます」(J22)・・・大きいからそれでもいいけど。強引では。。。「ステップで抜く」(H9)・・・そう!これまではそう教えてきたね。これからは、もう一人がフリーマンとして現れ、そのフリーマンにパスして前進することを覚えよう。将来的にはアタックでもディフェンスでも、何人も「湧いて出る」しつこいチームになって欲しいのです。

今日の練習は数的優位を作り、フリーマンを生み出すことをディフェンスをつけてやってみましたが、二年生にはこの「フリー」という概念が分かり辛かったようです。フリーが理解しにくい理由は、それが存在するものについてではなく、ものが存在しないことを指すものだから。子供たちは具体的に目に見えるものをもとに考えたがるため、フリーという見えない概念は思いつきもしないののかもしれません。人類も無(フリー)を発見するのに数千年を費やしたそうですので、それも無理からぬことです。

今日のグラウンドは猫の額ほどの狭隘な敷地ですので23人が効率よく練習できるよう、6つのグリッド(5M×5M)に違う色のビブス同士4人が入り、グリッド単位で様々な練習を行いました。今日は黄色も追加し、黒・緑・青と合わせて四色。

①4人で円になって向き合い、名前をコール。呼ばれた人以外の人を中継者としてパスを繋ぐ練習です。ニューフェース達も顔と名前が一致してきたようです。これまでは、自分にボールが回ってきたところで名前を考える生徒が多かったものの、今日は予め考えて素早いパスをしていた生徒もいました。

②コーチがコールした色が鬼になって、残りの3人が30秒間でパスの回数を競う。1回しかパスができなかった組もあれば、11回できたと興奮状態の組もありました。バリエーションとして、鬼が四隅のコーンをタッチした回数と残り3人のパスした回数を競争することもやってみました。鬼の生徒は、四辺上を走るコーンタッチに夢中になり、パスしている間をくぐって邪魔をすることは考えつかなかったようで、33-15といった大差で負けていました。

次に向き合ったグリッド同士(2つのグリッド)で4vs4を想定した練習を行いました。

①向き合ったグリッドの各後方のライン上に4人がそれぞれ一列に並び、ハーフラインの端に立ったコーチが最も大きな声で「パス!」と言った生徒にボールを投げます。その生徒が一人で前進すると同時に、同じ色の対面がディフェンス。タッチで終了。5Mの幅しかありませんからなかなか抜けませんでしたが、「パス!」の声は校庭中に響き渡っていました。こういう時はよく出ます。

②次に緑と黄、青と黒(青が赤なら私の好きなスタンダールか)がペアを組んで、コーチからパスを受けた色が前進し、もう一人のペアが後に続きます。ディフェンス側は前進した色と同色の生徒が一人で上がり、もう一人はゴールラインを守ります。ここで「フリーマン」登場となるのですが、最初は抜くことばかり考えてフリーマンへのパスが通っていませんでした。コーチのアドバイスで徐々にパスが通るようになってきました。中には巧みなスピンパスを投げる達人もいました。

徐々に運動範囲を拡大。グリッド4つを繋げた10M×10Mのグリッド2面で、それぞれ、3vs1を行いました。

①4人がグリッドの自陣ゴールラインに立ち、コーチがコールした色がコーチからボールを受取り、5M前進してダウンボール。その後、その色はトライラインへ走ってからターン。一方、ダウンボールを確認した3人が前進してピック、パスでトライを目指します。どうもうまくいきません。ボールをピックした生徒がそのまま前進したり、近場のパスで2人とも捕まったりでした。「3-1はなんぼや?」と聞くと「2!」と即答できるのですが、フリーマンの立ち位置、パスを受けるスピードとなるとイメージが浮かばないようです。

ここで生徒を集め、ディフェンスの生徒に考えてボールを置いたか?聞いてみました。もちろんまだ二年生ですから誰もダウンボールの場所など考えていません。「真ん中に置くのと、いちばん端っこに置くのとどちらが守りやすい?」と選択肢を与えると生徒は考え始めました。では、「真ん中に置かれたら、3人はどう並んで攻撃する?」「端っこに置かれたらどうする?」と聞けば、三角形だとか横一列だとか答えが返ってきました。練習を再開するとT18が右端にダウンボールを始めたり、三角形を意識したりと、考え始めたようです。

さらにフルコートへと版図を拡大。5M毎に指定した色の生徒達がタッチライン上に並び、残りの色が3人1組でゴールラインから20M先のトライラインまで目指すのを阻止する練習です。ゴールラインのコーナーから追われた3人が5M上の相手の前でパスをすれば、5つの関所を難なくクリアできるのですが、最初の関所で詰まっている組もありました。また、こういう時は何故か声が出ません。

「フリー」タイムはこの辺にして、最後の30分は4チームでミニゲームを行いました。別の2チームはいつものタッチラグビー。今回からタッチした生徒もその場所にうつ伏せてすぐ起きるルールとしました(徐々にうつ伏せる生徒数を増やします)。K20のようにグラウンドを広く使ったポジショニングなど自分で考えるようになってきました。M19もフリーマンにパスをしてトライをアシスト。アシストすると褒められることがわかって、小さくガッツポーズ(かわいい)。

今日のテーマ「フリー」は自由とも訳せます。ラグビーの決まり(ロー)に抵触しない限り、ファンタスチックなプレーや奇想天外なアイデアを考えるのは自由なはずです。無から有を生み出す力、イノベーションの力こそが、わが二年生を強くするものと信じ、考えるラグビーは続きます。

コーチもこれから集ってあれこれ考えます。毎週早朝から一番乗りでボール空気入れなど働き過ぎのAoコーチを慰労を兼ねた歓迎会です。こればかりは(alcohol) freeとはいきませんが。

(来週は私用で欠席のため、二年生の日誌はお休みとさせていただきます)

幼年チーム北摂大会報告

幼年指導員YHです。

遅くなりましたが、5月13日の北摂大会の報告をします。

VS高槻B 11:3 勝ち

VS茨木A 11:1 勝ち

VS箕面B 11:4 勝ち

VS箕面A 13:4 勝ち

花園カーニバルに引き続き今回も年少さんを含め全員出場で全勝でした。

君たちは強い!

勝因としては、伸び伸びやらせていることでしょうか。幼年さんに「タックルせんかーーーー!!!」と怒鳴り散らしても、萎縮するばかりですし、コーチの顔色ばかり窺いながらラグビーをしているのでは、楽しいはずもありません。タックルできない子からみれば、相手がすごいスピードで前を通って行ってしまうように感じているはずで、それを叱り付けても怖いばかりですよね。幼年コーチ陣では、出来ないことを叱ったらだめだよね、という共通の了解事項のもと指導しているつもりです。

それよりは、できたこと、例えば今までは棒立ちになっていた子が、腰が引けながらも相手をつかんで放さなかったとしたら激賞します。そうこうするうちに、こうやればいいんだと理解し、ラグビーを好きになっていってくれたらいいな、というのがコーチの願いです。

 保護者の方々には、とにかく出席させることと上手に誉めることをお願いしたいと思います。週にたった1回の練習なので、1回空くと2週間も空いてしまいますので。

また、誉めろと言われると、トライ1本でカード1枚なんていうことを思われる方もいるかもしれませんが、これは感心しません。努力と結果が比例しないからです。相手が強ければどんなにがんばってもトライできないし、弱ければ努力と関係なくトライできてしまいます。努力と比例するような上手な誉め方をそれぞれが見つけていただきたいと思います。

5/20 1年生練習内容

5/20(日)十五中
参加生徒:10名

1年生になっていきなりの試合も終え、これから1ヶ月間腰を据えて練習を行いたいと思っております。基本プレーをなんとか習得したいと思っておりますが、単純な練習で空きが来ないようにしたいと思っていますので、みんながんばって行きましょう!

ランパス
まだまだ上手く出来ませんが、繰り返しの練習で出来るようになりましょう!

タグ鬼ごっこ
タグの講習もありましたので、1年生も使ってみました。まだ本格的なタグは出来ませんが、生徒はみんなよく知っており、やる気満々です。タグを付けてボールをもった、逃げる生徒と追いかけてタグをとる鬼に分かれて行いました。
あくまでもラグビーの練習なので、ポイントを整理しますが、

ディフェンス
・腰にタックルに行く癖付け
・相手を追い込む感覚。
・1人で追い込むよりも2人・3人で追い込む方が、相手にプレッシャーを掛けられる意味

アタック
・相手からすり抜け交わす技
・相手から目をそらさない癖付け

などが、考えられます。初めて行いましたが、みんなひざに擦り傷を作りながらも頑張って、続けていました。

鳥かご
小さなエリアで、パスをつなぐ練習です。鬼は1人です。パスをすることで、相手より逃げれること、自ら動くことでボールをパスしてもらえること。まだパスが上手く出来ないので、ボールを落とすこと、枠の外に出てしまうことが多かったです。

走りこんでボールをもらう練習
一番重要なことですが、低い姿勢で、走りこんでボールを取ることは基本ですが、なかなか身についていません。また、手だけでボールを取りにいっても力が弱くなるので、体を使ってボールを奪うことが必要です。これも繰り返し練習して、強烈な突進力をつけましょう!

少しずつ、生徒とも仲が良くなって来ました。またチームとして結束力が出来るように貴重な周一の練習時間を大事にして行こうと思います。
また、今日は、1人体験の生徒が参加してくれました。お父さんもラガーマンです。最初は泣いていましたが、途中より楽しそうに練習していましたよ!是非とも次回もお待ちしております。

4年生 May20

本日 気温の上昇が懸念されてましたが、曇り空の涼しい気候!  明日は、金環日食見れるでしょうか? 

参加16名 コーチ7名 ありがとうございます。  出席率今回も高いです!!

4月はじめからの カーニバル・北摂大会も終了し一息。。。  4年生になったので、(人数も増えましたし。。。)少し行動基準を設けようと。。。 子供達とヒアリング  押し付けるのではなく、子供達に、自分達の言葉で話させて・・・してみました。

  1. ”かっこいいの”と”かっこわるいの” どちらが好き?   ⇒ 当然全員一致で、”かっこいい” ですよね^^
  2. 練習前”おねがいします”と全員で声を出すの・・・かっこいい?かっこわるい? ⇒ これは賛成大多数で・・・”かっこいい”てことで・・・じゃあ しようか!!
  3. きちんと整列するのと、単に並ぶのは? ⇒ 全員一致で、きちんと整列・・・が、かっこいい! てことで、これもしようか!!    子供達の意見で、集合がかかると3列に並ぶと言うことで、 時間はカウント10の間に並ぶ・・・ 出来なければ・・・ 罰ゲーム  素早く行動できるように、カウント5には、していきたいですね。 
  4. あ・・・返事は大きな声で”はい!”と1回で・・・次回追加です^^

と、まずは、2つの取り決めを。。。  少しずつ増やして・・・かっこよくするために、厳しくしようと考えてます。  よろしくお願いします^^

練習内容

今まで、練習してきたことの、基本姿勢の試技試験をしてみました。

ランパス・ 当り・ 下のボール・ ポジショニング 各項目のチェックです。  2チームに分け、みんなで考えながら基本姿勢が、できるかどうか? 

  1. 声 ⇒ 注意すれば、出せるようになって来ましたね。 試験で緊張していたのか? いつもよりは出てました 驚!
  2. ランパス ⇒ 声を出して、走ることはOK ただ、真っ直ぐに・・・もう少しです
  3. 当り ⇒ 強い姿勢で・・・ まだまだ、弱いヒットですが、周りの声が、後押ししてましたね。 みんなが練習に集中してるのは、いい事!!^^
  4. ポジショニング ⇒ 声を掛け合って、並んでました。 まだまだ 全員が素早くとはいかないですが・・・・?^^

実技試験の言葉が、効いてたのでしょうか?  いい緊張感で、練習ができました。 全体的に、声が出だしたため、練習に参加するようになってきてるようですね。 黙って、走ってる子が減ってきました。 そして、待ち時間遊んでる子やよそ見が減ってきてます。  やっとできるようになってきました。 いい傾向かなと・・・続けて欲しいですね。  ”よいプレー”に対する賞賛の声・・・待ち遠しいです。  しばらくは、今までの練習の習熟度をチェックして、基本姿勢を身体で覚えていくように・・・ 3年までは人数が少なかったので、”楽しい”を優先してきたため、しんどい”ラグビー”を教えてきてませんでしたが、これからは、練習してきたことを応用できるようして、ラグビーをしようかなと考えています。 

目指せ!! 豊中で1番元気な学年! 

頭で考えて、理解し、行動、そして考える。。。  私以外の指導員も成長が、楽しみみたいです^^

最後は、紅白戦・・・ やはり。試合になると”声”がでないですね。  今回 久しぶりに中に入って 子供達を久々に体感・・・  外から見えなかったことが いろいろありましたね^^  メモッときます。

声 元気 グランドに響いてたでしょうか?  コメントお願いします^^

二年生の『循環思考』

北摂大会を終えて一週間。チームプレーで勝利した試合とそうでなかった試合のシーンが浮かんでは消えた一週間でした。今朝早くから集った二年生は全員(Y3病欠以外25名出席)で、チームプレーの要となるタックルを大人用のタックルマシンで自主練習をしました。手を拡げても半分くらいしか腕が回らない大きなマシンですが、新人のK8も果敢に挑戦していました。誰がマシンをいちばん遠くへ倒すかを競ったところ、最近タックルに自信をつけたY5が2M先まで運び、他を寄せ付けませんでしたが、その後R15が低いタックル一発、3Mという驚異的な距離で新記録。これなら相手が退場するかも。

いつものグランド2周走を終えて集った生徒を座らせ、マインドマップで試合の反省・次の堺交流戦の目標を描いたS10と試合に勝つために必要なことを6つ(どれも正解)もまとめたS14の紙を披露しました。先週病気で参戦できなかったS6もオールブラックスの塗り絵を綺麗に描いて持ってきてくれました。この後、先週唯一の負けを喫した「オールブラックス」の対箕面A戦での後半を実際にスローで再現しながら、振り返って貰いました。

【マイボールキックオフ→狭い空間への突進→相手に正面から捕まる→ボールが挟まれた状態でモール→ボールが出ない→相手ボールのスクラム】:こうならないようにするにはどうしたらいい?・・・「他の人がモールを押す」(M19)・・・それも一つの答えだね。

【マイボールスクラム→スタンドオフへパス→スタンドオフが前へ突進→ゲインラインの手前で相手タックルを受ける→不安定な倒れ方→余裕のないボールコントロール→後方から入り難いため不完全なブリッジ→相手のラックオーバー→ブリッジとその次のハーフ役も倒される→ターンオーバー→相手のサイド攻撃→タックルで止める→残る1人がオフサイドの位置から戻れない→相手が拾い上げてトライ】:こうならないようにするにはどうしたらいい?・・・(生徒無言)・・・オールブラックスと相手はそれぞれ何人生き残っている?・・・「2対3!」(お父さんにラダーを買って貰ったK12)・・・2対3ならどっちが強い?・・・「3!」(全員)・・・こうならないためにはどうしたらいい?・・・(全員無言)

今年一月からチームプレーを意識した練習を始めた二年生にとって、その後半戦には、チームに好ましくないことが起こると、それが原因となって余計に悪くなっていく悪循環がありました。

ラグビーでもビジネスでも大きな問題が発生すると反省会が行われます。「売上が前月比20%ダウンしました」→「営業力を強化しろ!明日から顧客訪問件数20%アップや!!」という結論に至る会議はわが社だけではないでしょう。ラグビーの反省会なら、「昨日の試合はタックルが弱かった」、「スタミナで負けた」という反省の弁に対し、コーチも含め多くの指導者は、「タックルに気持ちが入ってないから、今日から生タックルでやり直しや!」とか、「持久力強化が必要だ。今日からグランド30周!!」といった具合に「問題の裏返し」で結論づけしてしまいがちです。

反省をすることは大事ですが、「問題の裏返し」だけでは本質的な解決にはなりません。また新たな問題が起きれば、裏返しを答えとする、それこそ悪循環に陥ってしまいそうです。

本質的な解決について、そもそもチームとは何かということをあれこれ考えてみました。考えた末、チームとは、単に組織図のことではなく、システムなのだという気づきがありました。3人のキャプテン、メンバーだけを決めて終わりではなく、チームとは、組織図では表せない意思決定、行動プロセス(戦略立案、人的資源の配分、戦略実施、成果の評価、危機管理など)の集合体だということを念頭に、問題が発生すれば、チームの行動を決めているプロセスを大きく変えてみることが必要なのではないかと。

チームを悪循環から良循環へ反転するにはどうしたら良いか。今日、そのヒントとなるかもしれない新たな練習を開始しました。生徒を三等分し、黒、緑、青のビブス(青が4着無くなっていますので、ご家庭にお持ちの方はお持ちください)を着て貰いました。今日は最後までビブス装着状態で練習です。

①2対1でパス:7M四方のグリッド8面に3人づつ分かれ、30秒間パス。コーチがコールした色の生徒が鬼となって邪魔する。

②6人円陣パス:ボールを持っている人が名前を読んだ人以外にパスして、パスを受けた生徒が名前を呼ばれた生徒にパス(ニューフェースには名前を覚えるチャンス)。バリエーション1:自分のビブスと同じ色へのパス禁止。バリエーション2:パス&ゴー(パスした相手の所に弧を描いて走る。2人が重ならないように名前を呼ばれた生徒はすぐに次に投げる人を決めておくことが大事)

③6人グリッド内パス:同じ色のビブス2人を鬼として5M四方のグリッド内で30秒間で何回パスを通せるかを競う。

④6人グリッド外パス:グリッド内の2人が鬼となり、グリッドの四辺に1人づつ立ち、辺上を移動しながらパスを通す。これも30秒間トライアル。バリエーション:パス&ゴー(パスした相手の辺に移動)。5M向こうの対辺にロングパスをスピンパスで通す生徒もいました。

ここまで相当思考回路を酷使したようなので、水分補給。休憩後、6対6のタッチラグビーを行いました。緑、黒、青各2人でチームを組成し、半面で4チーム同時に試合を5分一本勝負で開始。ルールは、3回攻撃権ありの両手タッチ、タッチされたらその場で寝て、ブリッジ、ハーフからリスタート。一月に教えた縦に長いラックを作っていた生徒もいました。

メンバーを勝×勝、負×負同士入れ替えて後半戦。後半の追加ルールは、ラックでリスタートする前にコーチが「緑!」とコールすれば、ディフェンス側の緑2人が自陣トライライン中央に置いてあるコーンを回ってこないとプレーできないこととしました。攻撃側がこの数的優位のチャンスを捉えトライする意識を高めるのが狙いでしたが、生徒の中には攻撃側までコーンを回ってるケースも散見されました(苦笑)。目を見張ったプレーは、S14が3人飛ばしのレーザービームパスがウィングに通りトライとなった大人顔負けのディシジョンメイキングでした。S14はラックサイドの潜りでトライもあり、よく考えていますね。(脱帽)

生徒に楽しかったか尋ねたところ、先週の試合でタックルが好きになった様子のK8は「タックルありの方がいい!」と勇ましい一言。リクエストにお応えして、タックルありのミニゲームを全面(28M×14M)で行いました。今回は、ビブスで役割分担を明確化させる意図から、緑2人をウィング(左右3Mの幅のゾーンと自陣・敵陣それぞれ縦14Mのゾーンのみが攻撃・守備位置)、黒をブリッジ役と制限を加えてやってみました。さあ、両サイドのウィングを活かせるかが注目されます。試合は白熱の内容でしたが、ノーサイドの笛で一人大泣きが始まりました。敗戦が悔しかったのかと思い聞いたところ、ウィングで活躍できなくて悔しかったとのこと。なるほど、そういう生徒もいるのか。昔、フォワードの強かったチームは雨ともなると、アップ&アンダー(スタンドオフのハイパント攻撃)で試合中ボールが回らず風邪をひいたウィングがいたことを思い出し、また苦笑い。(M19ごめんなさい)

これから悪循環に対する本質的な解決策を探る旅となりますが、答えを見つけるのは生徒自身。小さな良循環を見つけられたら、そこから少しづつ大きな良循環へと繋がっていきそうです。悪循環が、お風呂の栓を抜いたときに起きる渦巻のイメージならば、良循環は竜巻のような上昇気流のイメージでしょうか。元日本代表の平尾HCも『理不尽に勝つ』でこう書いています。

「いってみれば、螺旋をかけのぼるイメージ、グルっと円を描いてもとの状態に戻るのではなく、螺旋状に上昇している感じ(中略)。上から見れば、同じ円のかたちに見えるけど、つまり同じところに戻っているように見えるけど、横から見れば、上に向かって上昇しているように見える、さらに進化していっているように見えるという形をとらなければ、負荷をかけても何の意味もない。」

練習の最後に中学生が日食がなぜ起きるかをわかりやすく人を天体に見立てて説明してくれました。解説してくれた二年生Kouhei君の6年前(J22とそっくりの腰高プレーヤーでしたよ)を思い出し、身体だけでなく思考回路も立派に成長したなと感じた次第。明日は晴れたらいいね。

5年生 北摂大会(万博運動場)

5年生 父兄各位殿

今回は、北摂エリアの強豪チームとの対戦でした。4試合行いましたが、戦績は1勝3敗でした。Aチームがこれほど失点したのは、何年ぶりでしょうか? なぜこんなに大敗したのかを子どもたちは不思議に思っているのではないでしょうか。自分たちよりも小さいプレーヤーをなぜ止める事ができなかったのか、なぜおもしろい様にパスをつながれたのか不思議ですよね。

たしかに相手はデフェンスのギャップをついてきたりやモールやラックのサイドをつきながら、数的な優位を作っていましたが、ようは2人がかりのタックルでも小さな相手を倒せないのだから勝てるわけはないのです。。。。。。

反省は多々あるが、みんながんばろうね!!目をあけてタックル。つかんだらはなさない。頼むぜ―――!!

アクシデンタルオフサイドもあったが、3人で確実に止めよう。

このタックルがもっと決まれば。。。。。。

魂のタックルが必要。

オフサイドポジションにいるぞ――――

                                  以上

5/12 1年生北摂大会 結果

参加者:9名

日曜参観日があり、参加出来ない生徒もおりましたが、9名全員出場で2試合戦いました。
天気もよく、元気な1年生は、砂いじり・虫探しとともに、大会を楽しんでいました。

結果
vs吹田 4-8 負け
vs茨木 4-8 負け

2試合とも結果は負けましたが、練習してきたこと(下のボールをすばやく確保する)が、試合でできていました。これから1歩1歩上達し、強くなって行くことでしょう!また、強い相手から4TRYが取れたことは、1人1人の頑張りです。コーチは大いに満足していますよ!

よかったこと
・今まで下のボールを ぼ~と 見ていたのですが、取りに行く気持ち、動きが出来てきた。
・相手に捕まっても、味方につなぐ意識がある。
・相手に捕まっても粘って、倒れずTRY、味方のサポートまで我慢する動きが出てきた。

練習が必要なところ
・ディフェンスラインをすばやく作ること。
・オフサイド解消になったら、前に出て相手にプレュシャーを与えること。

頑張ってほしいところ
・転んでも泣かない
・声を出す
他の1年生、2年生の試合を見ていましたが、タックル、オーバー等の試合に勝つプレーばかりが目立っていました。
しかし個々に見るとスキルのある生徒は、足も速く、当たる姿勢もよく基本スキルが出来ています。また体のバランスがよい印象を受けました。豊中1年生もこれから、基本スキルを身に付ける練習をして行きたいと思っていますので、がんばっていきましょう!

コーチメモ
次週から練習を行うのですが、基本スキルを身につけつ必要があります。
1.相手を押す姿勢
2.パス

この2つを身に付けたいと思っています。

練習メニュー
・鬼ごっこ(タグ)
・相撲
・パス

北摂大会:3年生チーム

北摂大会
今回は絶好の天候に恵まれました

3年生の対戦はまず2試合連続で高槻RSさん。
高槻RSさんは北摂でもトップクラスの技能派チームなので、どんな試合になるのか、楽しみでもあり不安でありましたが、結果としては非常に満足した内容でした。

箕面RSさんとの試合では昼休み後とあってか、若干注意散漫な面もありましたが、後半は集中力が戻りましたね。そう、やればできるんです!あの気持ちを忘れないで欲しい。

吹田RSさんとの試合ではチームのまとまりを感じました。
一貫して同じペースの試合運びができていたことが非常に良かった。
その結果が得点として現れた訳です。
3年生メンバーの成長も非常に感じました。
ひとりひとり、それぞれに精一杯にがんばっていると事を感じ取れました。

1-Y
人一倍、コーチのアドバイスを理解しようと努力してくれている。
率先してチームを盛り上げようとしてくれている。
状況をよく見てプレーしているのだから、メンバーに遠慮などすることは無いのでもっと指示を出していいと思う。
失敗を恐れず、なんでもどんどんチャレンジすればいいと思う。
(※困ったことがあればコーチに相談してくれ。)

2-S
特に今回は、自ら自分の殻を破るような気合を感じました。
自信を持ってプレーすればあのポテンシャルが出せる事に自分自身でも気付いてほしい。
モールでの処理もうまくなってきました。

4-S
ボール奪取への意識の強さを感じます。
強気の時のプレーには抜群にキレを感じます。
フィジカルもしっかりしてきてモールで踏ん張れる様になってきました。
あとはコーリングが出来れば最高にいいのに・・・

5-S
新人なのに臆することなくがんばってますね!
ポジショニングとルールを理解すれば、きっと思い切ったプレーが出来ると思います。
ちょっとずつ覚えてゆきましょう。

6-Y
「やるときはやるなぁ・・」と感心しました。
ボールの場所を良く見ていて、ここぞというところに現れる。
ボールをフォロワーへ繋ごうとするプレーも見受けられました。
対格差のある相手にも喰らい付くガッツは素晴らしい。

7-T
着実に進歩していますね。
練習してきたことをしっかり結果として出せています
持久力がある分いつも冷静なプレーができています。
モールでの仕事がうまくなってきました。

8-S
さすが我がチームのファイティングブル(失礼!)
ラガーマンとしてのポテンシャルは抜群ですね。
アタックもディフェンスも共にスキルアップしてます。
フォロワーへの連携もできて来ました。
気持ちに余裕を持てばもっとパフォーマンスを発揮できると思います。

9-T
タックル成功率はたぶんチームトップですね。
ボールも良く見ているので、アタック面も確実にスキルアップしています。
キックオフのドロップキックの成功率も高かった。
あのキックのおかげで着実にゲインが成功しています。
試合中に笑顔を見せられるのはプレーを楽しんでいる証拠ですね。いいことだと思います。

10-Y
ディフェンス時の対面マーク(最近ではノミネートと言いますが)を意識してくれているのが良くわかりました。自分では実感が無いかもしれませんが、あのおかげで相手側のアタックラインへのプレッシャーができ、味方側のディフェンス成功率が上がるのです。実際それができていましたよ。
アタック面において、ヒット後のターンもよかったですよ。

11-H
いつもよい場所にフォローついてますね。
ディフェンスでのポジショニングもいいです。これは流れを良く見ている証拠です。
あと、もう少し大きな声でサポートできれば、もっとサポート成功率がアップしますよ。

12-A
気持ちのコントロールができるようになってきたかな。
集中力が持続できるようになってきたように感じました。
サポートも確実にできているし、ディフェンスもしっかり相手を見ている。
最近練習でも闘志を感じますよ!
バランスの良い走りができるので、当たるより抜くプレーに磨きをかけましょう!

14-Y
モールやラックでいい仕事しますね!
冷静なプレーがいいですね。モールでの絡みがうまくなってきました。
フィジカル面も確実にアップしてますね。
もっと声を出して他のメンバーを巻き込んでください。

15-S
周りを見てプレーができるようになって来ましたね。
もっともっと声を出してボールを取りに行きましょう。
試合ではやりたいことを遠慮せずやればいいと思います。
パスワークが上達すれば後への繋ぎができるようになります。

16-H
試合ではSOをよく仕切ってくれましたね。
恐怖心と戦っていた様子がみてとれました。
忠実にアドバイスを実行していることも良くわかりました。
自信をもってプレーすれば元々もっているパフォーマンスをもっと発揮できると思います。
アジリティスキルが高いのでそれを生かせるようにしましょう。

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これらの試合でコーチングの課題もたくさんみつけられました。
各メンバーそれぞれの個性をスポイルすることなく個々のスキルをアップさせたいと思いますので
皆様からも叱咤激励お願いいたします。

夏場に向けて練習も辛くなるかと思いますが、
秋には楽しい試合ができるようにみんながんばりましょう。

二年生の勝敗を別けた「針鼠の概念」

朝方は肌寒いくらいの気温で空を見上げれば快晴。絶好の北摂大会日和となりました。午後は陽射しこそきつくなりましたが、熱中症の心配はなく、二年生は予定の6試合に24人(2名欠席)全員が出場し、5勝1敗で終えることができました。スクールとしての入賞は今年もありませんでしたが、スクールの底辺を支える二年生がこれからもっと強くなり、いつかは大優勝カップを手に入れたいものです。

今朝二年生を集めて、この一週間で描いたトライネーションズのキャラクラー塗り絵を皆に披露し、塗り絵の紙に書いた「今日なりたい自分」を発表してもらいました。二年生ともなると上手に色塗りができるようになって、配色もオリジナリティあふれる作品ばかりで感心しました。「トライとタックルとキャプテンをたすける。ボールをもっている人をこりつさせない。タックル:コースをよみながら、しんろをせばめる。トライ:パスをつないでトライをとる。キャプテンをたすける。声を出す」(S10)と、これまでの練習で意図してきたことをロジカルに目標として書いていた生徒もいました。すばらしい。「タックルしまくってトライしまくって2回ともかつ」(M19)という赤裸々というか直接的な表現で気持ちを伝えてくれた生徒もいました。その後の試合では、どの生徒も描いたとおりの自分を精一杯演じていました。その様子を以下記述しておきます。母の日と、どなたかお父さんのお誕生日のプレゼントとなったでしょうか。

◆スプリングボックス:Y3(チームキャプテン)、H7、K8、H9、A11(イメージキャプテン)、J22、M23、R24(ゲームキャプテン)

①第二試合VS島本B

(前半)マイボールキックオフ早々にH9が中央にトライ。チームCのY3が先陣を切るタックルからJ22が拾ってトライ。H9が相手モール内のボールを奪い、J22に繋いでトライ。ゲームC・R24のタックルを起点にJ22→Y3と繋ぎトライ。R24は自陣ゴール前のラインアウトから左へ大きく弧を描きながら独走トライ。J22タックルからもY3→H9と繋ぎ最後はJ22がトライ。6-0と点差が開いたところで、A11の突進(惜しくもトライならず)、Y3のラン、H9のステップと個人技も出ました。(8-2、MOMはフル出場で体を張ったゲームキャプテンR24)

(後半)今回2試合目という新人ながら「タックルをいっぱいしてあいてをたおし、みかたにボールをつないでいっぱいトライをしたい」と発表してくれたK8がいきなりほとんど習っていない激しいタックルを魅せます。ハイタックルと反則の笛こそありましたが、あの前に出る気持ちは高く評価。次の試合でもモールに体当たりするハッスルプレーもありました。そんなK8の突進からJ22のトライに繋がりました。自陣ゴール前でH7が相手を引き寄せながらのおじぎパスをよく捕ったJ22がそのまま快速をとばしトライ。今日はタックルでもアピールするJ22。最後はゲームC(R24)のタックルからJ22がトライでノーサイド。(14-4、MOMは唸り声をあげて大活躍のJ22)

②第六試合vs箕面B2

(前半)J22の勢いは止まりません。何度相手モールからボールをもぎ取りトライしたことか。今までできなかったことができるようになりました。H9も負けていません。タックル、パス、トライと三拍子揃ったチームプレーで手強い箕面の追撃を引き離そうと必死でした。(5-1、MOMはゲームを常に優位に導いたH9)

(後半)A11がモールでよくがめってJ22に繋ぎましたが惜しくもタッチに押し出されトライならず。相手の2連続トライで2点差まであっという間に詰め寄られます。そんなピンチをモールの中で頑張っていた生徒がいました。M23は何度も相手が持ちこんで形成されたモールの中でボールを出させないように我慢していました。自陣ゴール前のピンチで起死回生の独走トライに見えましたが、トライならずノッコン。しかし、チームに勝利を引き寄せるビッグゲインでした。(8-4、MOMは練習出席回数が少なくともチームに貢献したM23)

◆ワラビーズ:K4(急遽GC)、Y5、S10、M19、K20(病気回復途上ながら遅れて参戦。よく最後まで頑張りました。GCはK4代行)、R21(TC)、S25(IC)、R27

①第三試合vs箕面B1

(前半)キックオフからK4がノーホイッスルトライ。しかし、負けず劣らず積極的に攻撃を仕掛けてくる相手を、最近タックルに自信を持っているY5が2回続けざまにタックル成功。K4のトライに繋がりました。今日は攻撃でもチームプレーに徹します。ヒット、ターン、パスでK4のトライに繋げたプレーはわが二年生の目指している一つの形として体現されたものです。こういうプレーは仲間に連鎖します。S10の相手モールから奪ったトライ、K20もモールでがめってY5のトライに繋がりました。TCのR21も相手ゴール前でトライ寸前まで前進しました。(5-0、MOMは最近連続受賞のY5)

(後半)モールでR27が必死に相手ボールを奪おうとしていました。何度かの相手モールでM19がボール奪い、K4に繋いでトライ。R27が奪ったボールがM19に繋がりトライ。最後はK4がトライしてノーサイド。(9-1、MOMはゲームC代行の大役をカバーしたK4お疲れさん)

②第五試合vs茨木B

(前半)Y5のタックルは鋭敏さを増し、K4のトライへ。M19も負けじとタックル、ブリッジなどチームプレーで貢献します。なかなか点差がつかない膠着状態で、K4のラストパスを綺麗にキャッチした30M走最速男(R27)が人生初トライ!一本だけでも凄いことなのに、前半終了間際、今度はジャージーをつかんで離さない相手をスピードで振りほどいて堂々のトライ。また強烈なニューフェイスの登場です。(4-1、MOMは勿論R27初受賞おめでとう!)

(後半)これまでGC代行で大活躍のK4がリタイアしY5に交替。相手の大きい生徒が逆に怪我から復活し大暴れの連続トライで1点差まで詰め寄られました。終始劣勢の中、M19が気を吐いて頑張りノーサイド。(6-5、MOMは味方のピンチに燃えるM19)

◆オールブラックス:S1、T2、K12(TC)、H13(IC)、S14(GC)、R15、Y17、T18(S6は残念ながら病欠)

①第一試合vs東淀川A

(前半)相手キックオフでもたつくところを見逃さずTCのK12がタックルで仕留め、Y17に繋がって先制トライ。ペナルティからS14が飛びこんでトライ。K12はタックルのお次とばかり、フィジー顔負けの足フェイントでトライ。完全に流れを豊中のものにしました。最後のトライもS14から受けたパスをS1に繋いだもの。(8-0、MOMは今日のチームキャプテン指名の喜びをプレーで表現したK12)

(後半)ゲームキャプテンS14も黙っていません。相手モールのボールを奪ってトライ。続いてハンドオフで右隅にトライ。T18は今日なりたい自分としてステップを思い描いていた通りのステップで相手をかわしトライ。ラバーマンR15も得意のウナギステップで4本トライはお見事。T2も相手モールからボールを出させません。最後はT18が相手をスピードで振り切ってトライしノーサイド。(17-0、MOMは攻守でゲームを盛り上げたS14)

②第四試合vs箕面A

(前半)前回のカーニバルで自滅した苦い記憶が残る中の再戦となりました。記憶が新しかったせいか固さが抜けないまま受け身の展開。T18が一人3本のタックルで相手の猛攻を凌ぐも、タックルからの繋ぎが素早い相手にトライを重ねられ後半へ。(0-6、MOMは数知れないタックルで頑張ったT18)

(後半)先制点はY17の力走でのトライ。S1も相手モールでボールを奪いトライ。ここで悪い流れを断ち切りたかったところですが、モール攻撃で押し込まれた揚句のトライは応えました。これで皆の足と前向きな思考が止まりました。後は一年前に戻ったかのような単調なプレーの繰り返し。R15のタッチインゴールを割った悔やまれる幻のトライでノーサイド。強い箕面さん相手に今後課題を残す試合となりました。(3-12、MOMは大敗モードでもいつものように頑張ったS1)

今年1月から始めたチームを意識した練習の成果が現れた大会となった一方、一年生の時の記憶そのままに、様々なラグビーの知識・経験を持つ者がパワーラグビーに終始した試合では勝てないことが明確となった大会でした。偉大な実績に飛躍した企業とそうはならなかった企業との間には、戦略に二つの基本的な点で決定的な違いがあったと『ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則』は書いています。その一つは、飛躍した企業では、戦略の策定の基礎として、三つの主要な側面を深く理解している。そしてもう一つは、飛躍した企業では、この深い理解を単純で明快な概念にまとめ、この概念をすべての活動の指針にしている。これが「針鼠の概念」である、と。

針鼠とは、古代ギリシャの「針鼠と狐」の寓話(狐はたくさんのことを知っているが、針鼠はたったひとつ、いざとなれば全身を針にして身を守りながら、餌を探し、巣を守るだけの単純な生活を送るという肝心要の点を知っている。人間も狐型と針鼠型の二つの基本型に分類され、狐タイプはいくつもの目標を同時に追求し、複雑な世界を複雑なものとして理解する。これに対し、針鼠タイプは、複雑な世界をひとつ系統だった考えによって単純化し、すべての行動を決定している)から来た言葉です。

針鼠の概念は三つの円で表現でき、これら三つの円が重なる部分を深く理解することが飛躍に繋がるとしています。ラグビーという団体スポーツも企業も組織としては同じとすれば、以下三つの円の意味も同じように捉えられるかもしれません。

1.チームが世界一になれる部分はどこか

2.成果に繋がる原動力になるものは何か

3.情熱をもって取り組めるものは何か

この三つの円の重なり合う部分からはずれる領域は見送るくらいの固い意志で、二年生を飛躍するチームへと導いていきたいと思った日でした。世界一になれる部分とは、26人のどこで切り取っても同じチームプレーができるチームであると思います。あとは保護者の皆さんのサポートとコーチングスタッフの創意工夫につきると思います。

次は堺RSさんとの交流戦。針鼠のようにのろいかもしれませんが、一歩、一歩着実に前進して行きましょう!