5月4日豊中ラグビースクール指導員&保護者講習会の内容のご報告と次回7月30日講演会のお知らせ

まさにここ数日、福島わさなさんが女子ラグビーの日本代表に選ばれて注目を浴びていますが、うれしい反面、それはスクールでの指導が良かったからではなく、スクール修了後も、ラグビーが面白くて、高校・大学とさらに上達するように本人が努力し続けたからですね。

スクールの皆さんに代表を目指せということではなく、小・中学のスクールではどのように育ってもらったら良いのか、ラグビースクールの指導員として、親として、生徒に伝える内容をどう考えていけばよいのか、5月4日の北畑先生の講演会には、参考になる内容が含まれていましたので、遅ればせながら報告させていただきます。

 

5月4日の練習の後、指導員と保護者にお声がけをしての講習会を行いました。講師として来ていただいたのは日本協会普及育成委員小学生部門長の北畑幸二先生。チーム内の安全対策講習会伝達講習会としても実施いたしました。連休中でいろいろな行事のある中でしたが、とてもためになるお話をお聞きできました。またその際の資料を皆様に公表しても良いとお許しをいただきましたので、ここにスライド資料を提示して概要をお知らせいたします。

 

ラグビーウェルフェア

選手の安全第一のうえでミニラグビーでは何を教えているのか・・・

楽しさ・発達に応じた遊び・競技規則の順守の厳しさを視野に入れた指導

タグラグビーの導入

 

  • ラグビーウェルフェア

ワールドラグビーで掲げられている「ラグビーウェルフェア」というもの

1)ラグビーレディ(ラグビーのための準備)(当スクールホームページからアクセス可能)

2)ラグビーにおける応急手当

3)脳振盪への対応(一般)

などは、ラグビー指導者は必ず知っておくべきことです。

ワールドラグビーの動向として、きわめて安全性を重視する傾向があることを知っておいていただきたい。そしてプレーヤーの身の安全を最優先するために、自分でできることを個々にしっかり考えていただきたい。ホームページでQAをしていただき、修了書を得ていただきたい。(校長よりも 「指導員・保護者全員 ご覧のうえ、修了してみてください」 

 

  • 競技人口の推移とトップリーグ(ラグビー)選手の競技開始年齢を示されました。

これらの資料は生駒少年ラグビースクールの桑田指導員のデータとの前置きの上で、

他の競技に比べて、日本のラグビーのプロになる選手は、高校生から始めたりしている比率も高く、小学生から始めていれば優位とは限らない。

ミニから始めた選手は、バックスになる率が高い。高校から始めた子はフォワードになる率が多い。

ここは、ミニの教え方に問題があるのか、体格ができることの後が重要になるのか、考察がありました。

校長として、ミニの時代にはしっかりとパスの能力・スペースを活かす能力を磨いておくことが大切と考えます。

 

  • 次に小学生の競技規則〜日本と海外の比較〜のお話しがありました。

例として、イングランドの規則は学年ごとに細部綿密に変わっていくこと、

低学年ではタックルはなく、タグラグビーが教えられていること

その指導内容のポイントが動画で示されました。

(提示された動画そのものはHPを提示できませんでしたが、学年ごとの詳細がYouTubeにありますので、以下にご紹介いたします。

参考1)

U7: https://www.youtube.com/watch?v=DFroT56S1PY

U8: https://www.youtube.com/watch?v=gBv54Irl27g

U9: https://www.youtube.com/watch?v=8kXbPLn1IU4

U10: https://www.youtube.com/watch?v=egRyxMv44_Y

U11: https://www.youtube.com/watch?v=juVf7Hzwj-U

U12: https://www.youtube.com/watch?v=OVg1iz2IhPE

U13: https://www.youtube.com/watch?v=OVg1iz2IhPE

 

参考2)Age grade rugbyとしてイングランド協会のHPに掲載されています。

http://www.englandrugby.com/my-rugby/players/age-grade-rugby/

 

今後ともこのような意義深い講習会を開いていきたいと思います。

是非多数のコーチ 保護者の皆様にご参加いただきたいと考えております。

次回は 7月30日の講習会は

体温調節の研究がご専門である大阪国際大学 井上芳光先生による熱中症のお話しをお願いしております。是非とも多くのスクールの皆さまご参加ください。

よろしくお願いいたします。

7月8日 中村夫左央

PLAYER・WELFEARE北畑20170504豊中RSでのお話し_資料

 

7/2 5年生の練習内容

今回初めてブログを掲載します。読みにくい部分はご容赦ください。

7月2日(日)参加者:13名 指導員7名 マルチグランドで練習を行いました。気温32度。給水は多めに取りました。練習前、子供達に前日に寝た時間を確認。遅く寝た子には練習前の日は早めに寝るように伝えました。(特に夏場は寝不足だと、暑さで疲労が早く溜まりすく練習に参加出来なくなる為です)

  1. タイムラン                               グランド全体、1周ジョグ(2分)を行った後、タイムランを行いました。1分30秒で設定して3セット行う。気温が上がってきている中、かなり体力を使う練習を行いました。3セット目は皆バテ気味でした。※タイムランの目的は試合でのスタミナ作り(走り勝つ事)になります。(指導員も暑い中、一緒に走りました)
  2. キック練習                               次週の体力測定時に行うキックの練習を行いました。一人一人キックをしましたが、上手く蹴れる子も居れば、キックが苦手な子も居ました。普段、キックの練習を行っていないのでなかなか上手くいきませんね。
  3. スペースボール                            ▼5分6セット行いました。40m×25mの長方形スペースで4隅にマーカー4つ(囲みを作る)を置いてトライを取り合います。子供達6人×6人で行いました。子供達が好きなゲーム練習です。ルールはスペース内であれば前に投げようが、どこに投げても落とさなければOKです。タッチされたりボールを落とせば交代です。罰としてボールを奪われたチームがうつ伏せになり回転します。トライされると取られた方が罰でうつ伏せ後、回転して相手にハンデを与える為、連続でトライが取れやすくなります。▼3セット終了後、チーム毎(子供達のみ)で改善点を打合せしました。改善点は1.声が小さい、声掛けが少ない、2.空いたスペースに走り込んでいない。改善点を全員で確認後、もう3セット行いました。▼スペースボールの目的は空いているスペースをゲームの中で見つける事。(ボールを持っていない時に廻りを見る習慣をつける)ボールが欲しい時は大きな声で呼ぶ事(声を出す習慣をつける)になります。
  4. キックダッシュ                            ▼3人一組で行いました。注意点としてボールが出る方向はモール、ラック等が終了した箇所になる為、ボールが出た方向に行かない事。(ディフェンスが多く残っている)逆側にフォローしながら展開。課題として声が出ておらず、キックされたボールに対して寄れていませんでした。▼途中から2人、コーチがディフェンスに入りました。課題としてボールが欲しい時の声が小さい。ボールを取るポジションでないサポートの人からの声が無い事です。マイボールの声も大事だがサポートの人の声も大事になります。(右にいるとか)※キックダッシュの目的はボールへの働きかけ(バウンドしたボールや、上に蹴られたボールに対して)と声掛け(コミュニケーション)になります。
  5. ラインを作る練習   暑い夏がスタートしました。1週間に1回/2時間の練習です。今日の練習中、暑さでバテて休憩する子が何人かいました。前日は早めに寝て体力を温存して練習に参加ください。折角練習に参加したのにバテて日陰で休むのは勿体ないです。合宿での練習試合に向けて頑張りましょう。      ▼前回の高松遠征でもラインへのパス廻しが上達してきており、さらにパス廻しを確実にするためライン作りを行いました。3人一組でモール横から3人並んでうつ伏状態で、ターンオーバーからマイボールに変わったと想定してラインを作る。ライン位置まで半身でボール方向を見ながら素早く移動。なかなか半身が出来ず、ボールを見ずにラインを作ったりもしました。ボールを受けとってからは横に流れずに(意識して縦に走る)パス廻しを行いました。▼気を付ける点はスタンドが持ちすぎない事、外側の位置の人からは何枚いることを大きな事で知らせる事です。「右に3枚いる!」相手が2枚であれば一人余っている事になり、内側にスタンドが切れ込んで行かないようにする。外に余っている事を外側から声を掛ける事が大事です。なかなか改善出来ませんが、試合中でも良く余っているのに廻さずに一人で内側に切れ込む事がありますね、その部分です。▼その後、ディフェンスを付けてパス廻し。途中でミスが起きるとコーチからフォワードが一生懸命、体を張って出したボールを簡単にノッコン、パスミスは出来ない事を伝えました。大事なことですね。

暑い夏がスタートしました。1週間に1回/2時間の練習です。今日の練習中、暑  さでバテて休憩する子が何人かいました。前日は早めに寝て体力を温存して練習に参加ください。折角練習に参加したのにバテて日陰で休むのは勿体ないです。合宿での練習試合に向けて頑張りましょう。

4年生 7/2

今回の練習は、2つのテーマに絞り込みひたすらアタックディフェンス(ゲーム形式)で流れの中での動きを重視して取り組みました。
テーマですが、
①FW 全てのポイント(ブレイクダウン)に3人全員参加
②BK ディフェンスラインが一列に一気に前にでる
です。
FWは、最小人数でボールを出す練習もしてきましたが、ボールキープを確実にする意図で、今回はこのテーマです。BKは、ハーフ、スタンドが中心になりラインで決め事を共有出来るか、指示の声を掛け合えるかがポイントです。
4チームに分けましたが、それぞれのチームでコミニケーションを取れているチームが優位に進めていたと思います。
4年生は、合宿に向けて個人のスキルアップと共にユニット、チームとしてのレベルを上げて行きます。
全員でトライの取れるチームが目標です。

4年生へ

ゲームの中で、勝つための自分の役わりを考えてプレーをするクセをつけましょう。

7/2練習と「体力測定」

本年度最高気温の中、スクール生14人、体験Sくんの15人での練習になりました。 暑さで消耗するので、今日はラダーは省略。HAコーチ式リアクション(反応)の練習です。暑さのためか動きが緩慢でやり直しさせられたチームもありました。

次は、いつものようにボールタッチの練習です。現在の課題は、モールからボールをもらうときに、横につかずに真後ろに入ってしまうことだと思っています。横でもらえばそのまま抜けるのに、わざわざ真後ろでボールをもらったためにもう一度捕まってしまうシーンをよく見ます。これはなぜか。ボールが自分の方に飛んでくる場合には、線で捉えることができるので捕りやすいけれども、横から飛んでくる場合には、一点で捉えなくてはならないので難しく、取りやすい方へ行ってしまっているのではないかと思いつきました。だとすれば、横から飛んでくるボールを取る練習をたくさんするしかありません。ということで今日は、ボール交換を横向きでやってみました。こういう練習を増やしていこうと思います。

次に、再来週の体力測定に備えた練習をしました。当スクールでは、毎年「体力測定」をしています。ただ、HOコーチとしては、何のためにやっているのかよく分からないという感想を持っています。事前の準備と測定に多くの労力と時間を使う割には、記録を伸ばすのには役立っていないのではないか、という疑問です。運営委員会で意見を述べて議論したところ、成長の記録として計測する意味はあるのではないか、幼年さんなどはお兄ちゃんお姉ちゃんと同じことをするところに意味がある、などの意見も出て、なるほどと思いました。ただ、やはり記録を伸ばすのに役立てたい、ということで2年生で実験をしてみて、結果をフィードバックすることになりました。

まず、2年生は今日の練習でキックの飛距離を測りました。その後、再来週に本番の体力測定があること、今日からの伸び率が高い子を表彰することを宣言しました。その後、蹴り方を教えたうえで、しばらく各自練習。ボールを上に投げ上げておいて、落ちてくるところを下から蹴る、みたいなイメージを持っている子が大部分でした。これでは飛ぶわけがありません。足首のスピードが最も速くなるところにボールを置くようなイメージに切り替えていく必要があります。改善の余地は大なので続けていく必要があると思いました。このようなやり方をするには、時間的にキック1種目が限界でした。

最後に、紅白戦です。これも暑さのため、プレーの切れ目には歩いてしまっていましたが、やむを得ないかと思い注意はしませんでした。これも違うゲームにするか、熱さに応じた工夫が必要かと思いました。