11月23日(日祝)は服部緑地陸上競技場で豊中市ラグビーカーニバルに参加してきました。とても気持ちの良い秋の陽気の中、茨木RSさんを招待し、4年生は全部で5試合戦いました。
結果は以下のとおり 2勝3敗でした。
第1試合 対 茨木RS 勝ち
A1で戦いました。選手間で良くコミュニケーションをとり相手のディフェンスの薄い方向にボールを運んでいました。 A1フォワードの軸になりつつあるS1やスクラムハーフとして今年スクラムハーフとしてブレイクしたM19のゲームコントロール力によってゲームの主導権を握り続けていました。
第2試合 対 茨木RS 負け
A2で戦いました。 個人でのスキルはA1レベルの選手もいますが、チームプレイがあまりみられず、個人の突破でなんとかしようという大味なラグビーでした。来年から9人制になり、足がめちゃくちゃ速いとか? 体がめちゃくちゃ大きいという以外は1人ではなかなか突破はできません。 チームのためにボールを回し続けたK16やS10のように全員で攻撃するという意識を全員が持っていけるよう選手同士でもっとコミュニケーションを取る必要があると感じました。 (S10はもっと自分で前に出ても良いけどね、、、)
第3試合 対 茨木RS 負け、 第4試合 対 茨木RS 負け
ここではBの選手にフォーカスしてコメントします。 相手にトライされたその前のプレー、前の前のプレーなどに巻戻してみるとBチームの選手がしっかりと相手をタックルできない、しっかりと捕まえることができなくて相手に走られていました。 試合中 ”ココ!” というところで相手を捕まえていればトライにならなかったというシーンを何度も見ました。 この ”ココ!”というタイミングの時Bの選手は相手に手を伸ばしタックル体制に入ります。しかし、すぐにその手を引っ込めてしまいました。タイミングは取れているんです! あとはその手を出し続けて相手を捕まえることができるか?というところまで来ているんです。芝生での練習があと3回あります。 この芝生での練習のあいだにマスターできるよう、しっかりメニューを考えたいと思います。
第5試合 対 豊中3年 勝ち
タイムテーブルにはありませんが3年生と試合しました。 2本はトライ献上しましたがブレイクダウン、パスなど先週とは違い4年生のスキルが1枚も2枚も上だと思いました。しかし、ここであえて選手に注文すると、いつもと違う攻撃を見たかったのです。10トライ中半分以上が強引に前にでて突破したトライでした。 ここでも9人制を見据えて、チームで動く! ということを次の練習から意識させないといけないと感じました。 (特にK4は出場した試合はキックオフ以外キックしなくなりました。貴重な左利きなので今のうちに蹴りまくって欲しいのですがね、、、、)
試合後、このチームにキャプテン制が導入され、T18を初代キャプテンに指名しました。また自己申告ながら生徒全員が今後してみたいポジションを決めていくなど、徐々にではありますが ”チーム”をつくりあげていきます。チームをつくりあげていくなかでポジションによってはあのサッカー元日本代表監督であったイビチャ・オシム氏流に表現すると”水を運ぶ選手”と”水を使う選手”が必要になってきます。”水を使う選手”とは決定的(トライをする)な仕事をする選手、そして”水を運ぶ選手” とは”水を使う選手”のためにおとりになって相手のマークをひきつけたり、モール、ラックに巻き込まれた選手の代わりにスペースをカバーしたり、試合中一度もボールにはさわらないがブレイクダウンでは相手をしっかり押し込んだりする!等々、目立たないですがチームにとって大事な役目をする選手です。選択したポジションやその選手の長所によっては”水を使う選手”では無く、”水を運ぶ選手”になってしまうかもしれませんが、この2つの選手のプレーに共通するのはどちらも ”フォア・ザ・チーム”(チームのためのプレー)です。今後の練習でしっかり選手全員が自分の頭で ”チーム”について考えれるようにいろいろ仕掛けていきたいと思ってます。
編集後記:もし、水を使う選手に選ばれたら! 水を使う前に何度もこぼすとチームは停滞してしまうので ”水をなるべくこぼさないように! しっかり練習してください! (えっ!? 私ですか? 私が現役の時、 水を運んでいる時に何度もこぼしていました。 )