昨日の雨のおかげでいつも使わせていただいている高校のグラウンドは転んでも痛くないくらい良好なコンディションでした。今年のGWもうまい具合に雨に遭わず一昨日同様好天に恵まれました。連休最終日ということもあってか、34人(1名欠席)が揃いました。さらに能勢RSさんのいつもの仲間Eishiroくんが今日も参加してくれました。彼は来週の北摂大会で能勢・豊中合同チームとして出場します。どんな活躍をするのか楽しみが一つ増えました。
練習前に全員を集め、来週のメンバー選定方法を説明しました。大会登録チーム数は3チームのため、5ヶ国を別々にエントリーできません。よって、これまで最も強かった2ヶ国(ファルコンズ、タカトセブンズ)に他国からの傭兵各5名を加えることにしました。今回惜しくも傭兵として召集されなかった11名は別の臨時国名を付けて出場することとしました。傭兵選定条件はこれから行う練習でしっかり声を出していること。仲間から選ばれようという思いもあってか、短時間で多くのメニューをこなせたほど全員集中して取り組むことができました。
練習後にファルコンズとタカトセブンズの神(H13、Y5)がサイコロを振って、より大きな数字を出した方に指名の優先権が与えられました。神が5回サイコロを振って国防大臣(T18、K20)が交互にセレクトした結果は、大会のスケジュール表の表記に従い以下の通りとなりました。
ファルコンズ=豊中A1(箕面A、茨木Aと対戦):S1、T2、Y3(チームキャプテン=TC)、K8(当日は所用で午後参戦)、H13(イメージキャプテン=IC)、Y17、T18(ゲームキャプテン=GC)、M19、M23、R26、E28、K33
タカトセブンズ=豊中A2(吹田A、箕面Aと対戦):K4、Y5(IC)、S6、H9、S10、S14、R15(TC・GCのアドバイザー)、K20(GC)、J22、S25、T30(TC)、K35
スターダスト=豊中B(摂津B、東淀川Bと対戦):H7(GC)、A11、K12、K16、R21(IC)、R24(TC)、K27、H29(当日不参加かも)、K31、H32、D34
なぜスターダストか。傭兵として指名を受けなかった彼・彼女たちはとても悔しかったと思います。僕だって/私だって選ばれた人たちに負けないという強い思いを持つ生徒たちです。そんなつらい気持ちをネガティブに表現するのではなく、あくまで前向きにA11がこう聞いてきました。「くずって英語で何?」。。。「くずなんて名前があるか!」と返しながらも何かよい名前を考えてあげなくては、ということでコーチの誰かが「スターダストはどうや?」とアドリブで命名。星屑を侮ることなかれ。ビッグバンに次ぐ宇宙最大の爆発である超新星爆発によって宇宙を構成するすべての元素を宇宙空間にばら撒き、新しい星を生み出す源となるのがこの星屑なのです。人間の身体は星屑でできていると謂われる所以はそこにあります。無限の可能性を秘めた星の子、スターダストキッズがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。
今日、能勢RSさんの生徒の自己紹介中おしゃべりをしていた生徒が数人いました。君たち四年生に未だ足りないもの、それは「他者に共感する力」じゃないかな?と問いかけました。
2003年のNHKスペシャル「涙と笑いのハッピークラス~4年1組 命の授業」は、当時56歳の金森俊朗先生という担任が35人(偶然とは思えない生徒数)の生徒と心の底から泣いて笑った一年間を追う40分(363日の異例の取材時間を六百分の一に凝縮した重く深い)ドキュメンタリーとして今では海外でも高く評価されています。涙無くしては観られないこの作品(表題のタイトルでyoutube検索できます)の中で、先生はこうおしゃっています。
「いちばんはやっぱり共感なんですね。僕なんか大好きな言葉に 心に人を住まわせる 心に定員はないから そうやってみんなに語って みんなに共感してもらって 本当に聞く相手がいると そうやって自分の心の中に人が住みつく それが手紙ノートのものすごい意義なのかな」
手紙ノートというのは、ラグビーノートと同じノートに書いた手紙のことで、毎日教室で数名が発表し、その内容に共感した生徒が手を挙げて自分の同じような体験を語りながら共感力を高めていくために使われていたようです。わが四年生もラグビーノートに様々な思いをしたためて来ます。表現に工夫を凝らしたり、たった一行で力強いメッセージを発信する生徒もいます。大会後は、数名に発表をしてもらいながら共感力を高めていくのも彼らの人間力向上に良いかもしれません。