1年生 6/28

6/28,豊中15中にて体験の生徒さんも来てくれていつも以上に元気に練習できました。4月の入校式から3ヶ月程たち、それぞれの個性をコーチも少しつづわかってきました。ゲームの中でそれぞれの良さを出していけるように伸び伸びとみんなが走り回れるチーム作りをこころがけていきたいと思っています。そのためには空いているスペースと空いている仲間(フリーのプレイヤー)を瞬時に把握する視野の広さを低学年のうちに養って行くれんしゅうに力を入れていきます。
練習内容は、まずスポーツ鬼ごっこの第三弾の凍り鬼のラグビー要素アレンジです。4人の鬼が8名の子をタッチして行きます。タッチされた鬼はその場で凍り、鬼が全員凍らせたら終了です。ただ、動ける子が凍っている仲間の股下をくぐったら生き返るというルールです。逃げながらも仲間を助けるため鬼との間合いをみながら仲間の股下を素早く行わなくてはなりません。走り回り逃げ続けることは出来てもなかなか仲間を助けるところまでは難しかったようです。
次に、こちらは大分慣れてきたスポーツ鬼ごっこのボール獲得ゲームです。毎回ですが、1カンタロウのこのゲームにおいて、空いているスペースを見つけ、一瞬のスキをついた動きは見事です。
ラダー&コーンを使ったサーキットトレーニングを挟んだのち、冒頭でふれましたフリーの人間と空間を判断するゲームとして球形のボールを使った前にも投げれるオリジナルタッチフットです。今回は5歩以上走れないというルールをつけ足し、よりパスに重きをおいた展開力重視のゲームを目指しました。サッカー日本代表の岡崎ばりに斜めへの走りなども見られるようになり攻撃も多様化してきました。ボールを受け取る時には次のパスの出しどころの選択肢を幾つか想定しながら動けるようになれれば、もっと面白くなって行くと思います。
今週も2年生と練習試合を組んでいただきました。格上のチームと頻繁にゲームすることにより今後予想される大阪府下の強豪チームとの試合においても物怖じせずに挑んでいけると思います。今回も2年生相手に継続性のある攻撃が出来ました。ディフェンスにおいてはゲーム前の練習で一歩踏み込むディフェンスを意識付けし、ゲームの中でもそれが出せていたプレイヤーもいました。2面使ってゲームを行い片方の面でずっと審判をしていたので6名のプレーしか見れませんでしたが、内容は前回の試合よりもサポートのプレイヤーのつき方などにおいてよかったと思います。4ヒロトを白チームキャプテンに指名したところ、期待以上のプレーでチームを引っ張ってくれました。黒チームもいい顔で結果報告をしてくれたのでやれるという自信をつけてくれたようです。まだ、パスやタックルといったテクニックの向上といったところは出来ていませんが、1年生の間はゲームを通じて感覚、センスを磨いて行って欲しいと思っています。

1ねんせいへ

じぶんのプレーでけでなく、なかまのプレーをよくみてみよう。いいところがあればナイスプレーとこえをかけあおう。

5年生 練習するとは?

6月最後の練習。梅雨の真っ只中とは思えない涼風と適度な日差し。

さて、5年生になって約3ヶ月が過ぎた訳ですが、
夏合宿を前にメンバーの意識はどのように進化した?
今いちど自分なりに答えを持っておいて欲しい。

なぜ練習をするのか?
練習とはなにか?
同じことを繰り返すことの意味は?
集中するとは?
アタマを使う(意識する)とは?
そして、試合をするとは?

集中するということについて。
たとえば、全員である簡単なドリル練習を行う時、
「30秒間ノーミスで行ける様がんばろう」
といって始めると、やはりミスは出てきてしまう。
そこでまず「ミスをしないよう集中しろ!」とコーチがゲキを飛ばす。
2度目を開始。3度目を開始。4度目・・・
ミスがでるので繰り返す。

どうですか?
この状況は良くないですね。
「しんどい」「飽きてくる」「やめたくなる」「のども渇く」「ただただ、つらい」etc…
ネガティブな思いしか出ない。

では、「ミスをしたものは腕立て!」「グランドダッシュ!」など、罰ゲームを与える予告をしたら・・・
思い出してごらん。
ミスが激減したではないか!

この状況どう?
罰ゲームがある⇒罰は嫌だ⇒絶対失敗したくない⇒注意深くプレーする。
という結果の現れでは?

最後のキーワード「注意深くプレーしよう」
これを初めから実行すればいいと思わないか?

「正しい動作を意識的に行う」
これを繰り返せば、それがカラダにインプットされる。
インプットされると、いつでもどこでも瞬時にそれを実行できる。

試合はそれを試すとき。
練習の成果を試し合うということ。

意識してがんばりましょう。

Speed Horses 6.28

サマータイムとなりましたー!!  プレーヤー14名 コーチ5名  参加ありがとうございます。  フル参加は。。。残念  梅雨なのに過ごしやすい天気でした。

今日は ”声”出せてるかな??  一生懸命出せた人は手を上げてください!!  いるかなぁ・・・?   さて基本練習から  ん・・・微妙ですね・・・ 黙々と練習に励んでいますねぇ・・チームプレーなんだから声でコミュニケーションとらないとね・・・  声が小さい!! 小さいので、なかなかナイスプレーになりません。  声が出てたら・・・当然ナイスプレー できてます!!  できるやん!!  そしてみんなでほめる!!  コーチより プレーヤーの声が聞こえるチームに!! 元気に走り回れるチームに!!  失敗するなら思い切って失敗を!! そしてみんなでカバー!!    がんばりまーす。  

あまりにも声が小さいので、”かっこいいトライ”の練習 それぞれが思い思いに飛び込んでました。  擦り傷の子が多々いちゃいました。 怪我しちゃったね。。。 親御さん、ジャージ汚れてすみません><

試合形式の練習・・・  一緒にプレー・・・疲れましたヘロヘロに・・・ ほかの3名のコーチも・・・お疲れ様でした・・・  こちらは、所々に”声”は出てましたね。 でもまだまだ・・・ 声が出てないから ミスが多い・・・  もったいないぞ~!!

てことで・・・今週もNO1 は見当たりません・・・  残念・・・

合宿まで。。あと1ヶ月 コーチも声出して楽しみます。 みんなで声出して楽しみましょう。  来週は芝生のグランドです。  気持ちいいぞぉ・・・・^^  ゴロンゴロン倒れても痛くないぞぉ!!   当然に 飛び込んでトライしても痛くない!!  飛び込むぞぉ!!

来週は、中学の試合も午後から組まれています。 みんなで応援してあげましょう!!  中学のすばらしいゲームを期待して・・・天気良いこと祈ります^^

淡路島もいい天気なんかなぁ・・・^^   試合したいねぇ・・・

 

四年生の『U理論入門』(出現する未来からの学習)

先週はグラウンドが確保できず中止となったため、生徒とは2週間ぶりの再会です(28人出席)。心配だった天気も曇り空で涼しい中練習できました。1時間ほど前に現れたY5が一回り大きくなって戻ってきました。彼はライン引きを自分からやりたいと言って手伝ってくれました。久しぶりに参加してくれたなでしこレスラーH29も背が伸びたような気がしました。

練習前に、3か月一緒に頑張ってきた国を解散し、新しい国を作り、新メンバーを発表すると説明したところ、R15は「やったー!」と正直に大喜びしていました。久しぶりに彼の白い歯を見たような気がします。「おい!仲間に失礼やろ」と笑いながら諭したら彼も反省していましたが、待望の新メンバーに期待を膨らませている様子でした。

旧メンバーと最後の練習の開始です。今日は、中学のコーチに教えていただいたポールを使ったランニングのトレーニングを行いました。と言っても高価なポールは無いので、わが四年生に豊富にある人的資源を活用して、人間ポールで練習しました。

直径3メートルの円をコート内に縦6個×横4個ぶどうの房状に描き、まずは、その円周を八の字ランすることからスタート。4人同時スタートでスワーブを切るスピードを競いました。コーチもやってみましたが、もう四年生には勝てません。速いです。

次に24個の円の中心に一人づつ立ち、4人が同時に一直線上に並ぶ6人をジグザグに走り抜ける練習を行いました。棒立ちの生徒は「キャーキャー」奇声をあげてランナーとぶつかりそうなスリルを味わっていました。非常にボディバランスのよい生徒が多く驚きました。ジグザグ以外では、尺取虫のように前の棒立ち生徒にタッチしてスタート地点に戻り、次の生徒にタッチして戻ることを繰り返す練習をやりました。これは3週間空いていたM19にはこたえたようです。

同じ状態で、ランナー二人が横2列を大回転して速さを競ってもらった後、ボールを使い、クロスした時にボールをパスするプレーをやってもらいました。ほとんどの生徒がタイミングよくボールをパスしていました。即座の習得ができています。

本当のポールがあればもっとバリエーションを増やして楽しめそうなので、MKTコーチに制作してもらいましょうか。

この後、コートのタッチライン側から5M毎に一人一人出てくる7人のディフェンダーをうまくかわしながらアタッカー7人がボールを繋ぎながらトライを目指す練習で仕上げとしました。驚いたのは、これまで近くにいる生徒しか視野になかったものが、遠くにノーマークでいる生徒にロングパスができるようになっていたことです。

そんな彼らを見て3年前の伊丹での茨木RSさんとの試合を思い出しました。その試合のラスト3分は、J22など出場していた生徒が「ゾーン」にいた、あるいは「フローの状態」で、プレッシャーからのボールの争奪後、ノーミスでパスが継続され、トライに繋がるというラグビーの醍醐味が凝縮されていました。例えるなら、未来から「降ってくる」感覚と、当時ここに書いたと思います。優れた人やチームの内側から何かが溢れ出ている状態のことを「未来が出現しようとしている瞬間」ととらえ、「出現する未来からの学習」を論理的に説明する「U理論」についても当時少し触れました。旧来の「過去からの学習」では為しえない複雑な問題を解決するときに使われる考え方です。

今年出版された表題の本は、MIT(マサチューセッツ工科大学)上級講師、オットー・シャーマー博士が提唱した「U理論」を日本人にわかりやすく解説した入門書です。著者の中土井氏という日本のU理論第一人者は、この本の中である高校のラグビー部をたとえに、「未来が出現しようとしている瞬間」を解説しています。ラグビーにあてはめてもらうとわかりやすいので、この偶然に感謝です。このたとえとは、ドラマ『スクール☆ウォーズ~泣き虫先生の7年戦争』やNHK『プロジェクトX』で取り上げられた伏見工業高校の有名な成功ストーリーです。

過去の延長線上にはない、全く新しい可能性を迎える起点となる瞬間(未来が出現する瞬間)がまさにあの名場面、当時京都の強豪校花園高校に「0-112」で大敗した選手たちがベンチに戻ってきた時、これまで山口監督に最も抵抗していた生徒が「悔しい!」と叫び、泣き崩れ、それにつられて20人の部員全員も泣き崩れるシーンだと言います。ここで重要なのは生徒たちの変化だけでなく、これまで「俺は全日本の選手やったんや!俺の言うことを聞かなかったお前たちが悪い」という考えに凝り固まっていた監督の心を180度転換させ、生徒の「目玉」から自分が見え、開かれた心にアクセスできたことだと言います。「無茶苦茶やられて悔しいやろうな。歯がゆいやろうな。情けない想いをしているやろうな。俺は今までこいつらに、何をしてやったんや!」「本当にすまん」という言葉の発露が、一年後の同じ大会での決勝戦での再選、18対12の劇的な勝利、さらには、今に繋がる強豪校となるターニングポイント(Uの文字の一番底の部分)だったということです。(これを書いていてコーチ自身もゾーンに入ってしまいました)

そんな思いの中、新メンバーを発表しました。

HDM48(フォーティエイト):首相K8、国防大臣H9、外務大臣K12、財務大臣H7、国連担当官M23、世界銀行担当官D34、神J22 (7人中4人欠席だったので、国の創設者3名の頭文字を取ってつけたそうです)

あっちゃんオールスターズ:首A11、防S6、外R24、財S10、連Y5、世H32、神Y17

えいとまんじゅう:首E28、防T18、外K4、財S25、連T30、世K27、神S14

タタカウナキケン(戦うな危険という意味か):首K20、防M19、外R21、財H13、連K16、世K35、神Y3

サンダーズ(稲妻のように速くだそうです):首R26、防R15、外K31、財T2、連H29、世K33、神S1

生徒には、「みんな、ルービックキューブは知ってるよね?」「知ってる~!」と手真似でクルクル回転が始まりました。「ルービックキューブは何面ある?」H9だったか「6!」と即答がありました。「これから始まる国の国民は7人やね。7から6引いたら1。その1ってだれやと思う?」K35「首相」「その通り!首相はルービックキューブを回して3か月後に色がそろったきれいな6面を完成させる人。一人一人がバラバラで、T18とT30がいがみあってたりしたら、いつまでたっても面はそろわないね」T18、T30とも思い当たるフシがありニコッと笑ってました。

来月はいよいよ合宿です。生徒たちが急成長して山を下りる一年間で最も重要なイベントが今年もやってきます。楽しいことだけでなく、上級生や下級生に負けたりしてつらい気持ちになったり、喧嘩も起きるでしょう。そんな混沌の中から、生徒が変わり、コーチも過去のイメージを捨て去り変わっていく。そんな過去や偏見にとらわれない学習の場になって欲しいものです。