12/11東淀川交流戦報告 4勝

事前に3人病欠、1人早退と聞いていましたが、当日も体調不良や負傷退場などがあり、昼からは10人ぎりぎりでの総力戦となりました。一人一人の出番が少ないかな、と思っていたのですが、人数が減ったために、最後まで元気だった子は、1.5試合から2試合分出ることができました。試合の方は、1試合目を偶然隣で見ていたО運営委員長より「怒涛の攻めですなあ」とお褒めの言葉をいただきましたが、その後も怒涛の猛攻は続き、4試合で計52点を取り、最後まで元気だった子は全員トライして、4連勝となりました。離れたところでパスをもらえば加速して自由に走れる。自由に走れれば、この1年ラダーで鍛えてきたステップが炸裂するという具合に、いい方向に回り始めている気がします。

第1試合 VS東淀川B 15:4 ○

来ました!T14初トライです。ボール扱い、ボールをもらうタイミングなど絶妙なので、初トライはすぐに来ると思っていましたが、早速第1試合前半にいいタイミングでボールをもらい、独走しました。T14はその後の試合でも2T、ナイスパス、ディフェンスもあり大活躍でした。試合は、それぞれがいいパスを出し、いいボールダウンをして、よくボールが回り、ゲームプラン通りの快勝でした。あえて言うならば、モールに全員が入ってしまい、その瞬間に相手に抜けだされてトライを献上してしまったシーンがありました。常に周りを見て状況判断できるように練習していく必要がありますね。

第2試合 VS堺A (公式記録では)146 ○

それぞれハーフごとに総入れ替えで出る予定だったので、ハーフを1試合と考えて飛ばしていこう、ということで試合に向かいました。前半は、またまたボールがよく回り、12:0とリードします。後半は、相手チームもメンバーが変わり、突破力のある選手が登場します。その子を止められず、連続6失点。「後半だけだと負けているぞ」と発破をかけたところ奮起して6:3としますが、そこまででタイムアップ。ハーフごとにみると、唯一の負け越しとなりました。これも永遠の課題ですが、大きな子をどうやって止めるか、練習方法を考える必要があります。

第3試合 VS堺B 113 ○

またまた堺RSとの対決となりました。堺RS1年生は、TRSよりも人数が多く、20人くらいはいるように見えました。2チームエントリーで全員出場させるのは調整が大変だったでしょう。とすれば1試合目の後半が一番強いメンバーだったのかもしれません。これに勝てるよう練習していく必要があります。

4試合 VS花園A 123

突破力のある大きな子が多く、ラックでの練習を積んできている印象でしたが、こちらのパススキルが上回っており、ラックを作らせなかったのが良かった点でしょうか。こちらが、接点でせめぎ合うような戦術であったら相当厳しい試合になったように思います。よかったプレーとしては、6回もパスをつないだトライがありました。向こうも必死でついてきましたが、6回目のパスで抜け出し、トライとなりました。また、得点された直後に、キックオフのボールを、一番遠い子にいきなり長いパスをして、あっという間に点を取り返したプレーもあり(H15→H7かY6だったと思います)、相手に与えたダメージは大きかったように思います。寒い中、相当消耗しましたが、最後までよく頑張りました。ラストワンプレーで、味方ゴールラインぎりぎりで守り切った気迫・集中力(特にK8)も素晴らしかったと思います。

 全体の印象としては、パスを「捕る」ことに関しては合格ラインを越えてきていると思います。今のは捕って欲しかったな、と思うようなノッコンはゼロでした。本当は自分で持っていたい大事なボールをパスする訳ですから、絶対捕ってくれるという信頼感がなければパスしませんよね。そういう信頼関係のある好チームになりつつあるように思います。昼休みには、昼食が済んだ子ども達が、血糖値が上がり暴れ始めたので、グランドに連れていき、遊ばせていました。ちょうど10人いたので、5人×2チームに分け、輪になって一人一個ボールを持たせて、「一斉の」で隣にパスをするゲームをさせてみました。5人中3人くらいはキャッチするのですが、10回連続失敗。そのうち全員キャッチに成功しますが、また3回連続失敗。成功。3回失敗。と続きますが、片方のチームがついに11回連続成功させました。「5人で11回」を豊中1年生記録に認定です。次はこの記録を破ってください。この年頃では、急に難しいことができるようになることがありますよね。一つのハードルを越えた瞬間を目撃したように思いました。こういう出来そうで出来ない、出来ると嬉しい、出来ないと悔しい、というようなゲームを考え出すのがコーチの醍醐味です。

ただ、今回の試合でパスを「する」方については、まだまだでした。「はい、君になげるよ。」と、そっちを向いて「1,2の3ではい」みたいな、五郎丸のルーティンをこなしてからではないと投げられない子がほとんどでした。思った瞬間に思ったところにパスできるように練習していくのが次の課題だと思います。

 

12/11 6年生 ♬もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい♪

今日は舞洲グラウンドで東淀川RSさん主催のフレンドリーマッチに参加しました。冒頭のフレーズは試合後の帰るときにコーチが持っている ipodに入っている曲をランダム演奏のモードにしたら1曲目にこの曲が流れてきました。

これは かりゆし58という沖縄のグループが歌う 「オワリはじまり」という曲です。(曲自体聞きたい方は you tubeやmusic appli で検索してみてください。)

6年生のプログラムが始まった頃は生徒全員に「もう最後やで!」とか「1年無いで」とか言って君たちの気持ちをラグビーに向けさせるためにいろいろ焦らせながらの励ましを促しておりました。この曲の冒頭の ♬もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい♬ というところが流れてきて コーチ自身も自分に問いかけていました。今まで6年間、君たちが小学生の間に絶対覚えないといけないスキルを本当に全部教えているだろうか? とこの曲が終わると、ipodを操作してこの曲1曲だけリピートモードにして家に帰るまで自問自答しておりました。

それでは今日の結果です。

豊中A  vs 花園RS さん  : 1 – 6  lost

豊中B vs 堺 RS さん  : 12 -0 win

豊中A vs 三田RSさん  :8 – 0 win

豊中B vs 東淀川RSさん :3 – 8 lost

豊中Bの2試合はまずゲームコントロールを任せていたK4が参加できなくなり、もう一人のスタンドオフR21も膝に痛みが出て本調子ではなく、バックスのアタックのパターンがチグハグになり、攻めきれませんでした。 しかし、2試合目の東淀川戦でフォワードは最前線で体を張って生きたボールをバックスに供給するために必死に相手のフォワードと戦っていました。(K33の相手を押しのけるシーンは今日は何度も見られました。パワーフットがしっかりできています。よかったですよ!) バックスではH13がええ動きでした。もともとレベルの高い選手です。しかし、何が何でも自分一人で突破してやる! それを俺はできるんだ!といつも強引なプレーが目立ちました。で突進していましたが、秋シーズンからスクラムハーフというポジションをするようになってからはパスを回すようになってきました。今回はスクラムハーフだから見えるスペースが分かったと思います。これからは見えたスペースを全員で攻めれるようにするにはどうしたら良いか?考えてみてください。

豊中Aは2試合とも完封勝利でした。堺RSさんとの試合ではABミックスでチーム編成しました。この試合はミックスチームとは思えないぐらい全員のが連携が良く取れていてテンポよくトライが取れました。ボールを回して外のスペースでトライ!が何回かありました。(これはコーチが一番好きなトライの取り方です。)そして三田RS戦です兵庫県スクール大会のチャンピオン三田RSさんと戦うということでAチームは吹田戦以上のモチベーションを持って戦いました。しかし、キックオフ直後ボールをキャッチしたS1に三田の目の覚めるような三田の選手のタックルがS1に刺さりました。(あのタックルは私がずっと言い続けている豊中の選手全員に習得してほしい理想的なタックルです。)あの瞬間豊中を応援する選手、指導員、保護者の”やばい” という空気を感じました。それもそのはずです。普段の練習でコーチを吹っ飛ばす ”ぶちかまし” をするS1が一発のタックルで倒された! 誰もがこの試合 やばい!と思ったことでしょう! その後も刺さるタックル続ける三田RSさん!(さすがチャンピオンチームです。基本がしっかりしていました。)しかし、この心配はすぐに解消されました。Aチームには10月に京都のチャンピオン、11月に大阪のチャンピオンと戦って負けない自信がついておりました。刺さるタックルに対して ”ずらす。”というスキルを使い!タックルポイントを少しずらして刺さらせないように対抗します。相手の強みを消して、倒れない!立ってプレーする!というスタイルは豊中RSの形です。S1も先ほどのお返しというぐらい相手の”ウィークショルダー”目がけてぶちかまし!相手の心をポッキリ折りました。ここら20分の試合中ほとんど敵陣でプレーし結果はノートライの完封勝利でした。

兵庫のチャンピオンを倒したことで! 豊中6年生30人の立ち位置がはっきりしました!

「 君たちは強い! 」  です。

これから どんどん ”どや顏!”していただいて構いません! これからもっと ”天狗”になっても構いません! 君たちの毎日の努力がこのレベルにまで来たんです! めっちゃすごいです。 おめでとうございます! (えっ? Bチームは? Bの選手もAと同じ練習をしてます。今回のようにABミックスチームなら同じスキルで戦えるのです。どや顏してください。)

試合の後は 元トップリーガーの選手による ”タックル”がテーマのラグビークリニックがありました。タックルで最も一番大事なのは ”バインド” ”パワーフット” ”体を当てる”ですが 中でも ”バインド” つまり相手を捕まえる力が一番大事です。捕まえる握力を小学校でつけるにはどうすれば良いか?、、、、ありました。それは小学校にある「鉄棒」です。逆上がり! 1日1回ぐらい試してみてください! 家では「縄跳び!」学校では 「逆上がり!」というトレーニングでタックルの基礎ができるのです!ぜひ頑張ってみてください!

最後に!今日も寒いなか生徒さんの付き添いをしていただいた保護者さんの皆様ありがとうございました。先にも述べた通り生徒さんのお父さんお母さんの応援もありレベルはとても高い位置まで来ています。 豊中の生徒さんは真面目なのでめっちゃ練習します。しかし、怪我やオスグッド病などを抱えている生徒さんも増えてきています。まだまだ先は長いので「痛い」ときはしっかり休んで、しっかり学校の「お勉強」をさせてください! よろしくお願いします。

さてもう一回 「オワリはじまり」を聞いて今日はオワリです!お疲れ様でした。