平成28年3月6日(日)、いよいよ6年生の卒業試合の日を迎えました。
心配されていた天候も雨に降られることもなく、少々暑いくらいでしたがコンディションは
上々でグランド状態も最高で、花園第一グランドのセンターで第1試合を迎えました。
相手は甲子園ラグビースクールさん、恐らく初顔対戦かと思います。いつものエンジンの
係りの悪い状況は大丈夫か?安心してください、今日のメンバーの顔は違っていました。
体格差があるのはいつものこと。いつもは初めの整列前からの体格差で何名かは気後れ
ありありの顔が今日は違う。どの顔もやるぞ!やるぞ!のオーラが出ていました。
いける、いけるよ!
試合開始から相手ゴール前まで迫る勢いでしたが、最後の一線での相手のデフェンスと焦りからの
ミスもあり、最後は相手のカウンターで先行されました。いつもはここでズルズルとなるところで
すが、皆の声が聞こえることでまだ気持ちはいけるレベルでした。
惜しむらくは、相手キーマンのデフェンスですが記録では5本突破を許したことが失点に
つながりました。ただ、前半と比べ後半のほうが相手トライを抑えており彼らの気持ち
の維持は出来ていると確信しました。
その証拠として相手大型FWの反則からの突進に対して、しっかり修正しダブルタックルで
止める我がFW陣の勇気と修正能力はこれまで、私たちが求めていた彼らからの自発的な
考えからの動きでした。
そして第2試合はこれまでの1年間(もしかしたら6年間?)の鬱憤を晴らすような
試合展開。FW、BKとも自分たちで考えて仕掛ける動き、フォローもしっかり分厚く
、そして自分を犠牲にラストパスを送る動き、もう完璧ですわ!
ほぼ全員が何らかのトライに絡む動き。もうスタンドは狂乱状態です。お子さんたちが
静かな分、保護者の皆さんのうるさいこと、うるさいこと。でもいいですね!
皆さん待ち望んでいたんですね!正直感動していました。いいチームですわ!
これで私たちの6年生との試合は終わりを迎えました。終わりよければ全てよし
とまでは言いませんが、6年生の皆さんは最後までやり終えて本当にご苦労さま
でした。私たちコーチ陣もどうしたら、6年生のスイッチを入れることが出来る
のか途中、何度も迷走しました。
でも、結局最後に行き着いたのはプレーをするのは6年生自身なんだ。試合で反省点
を見つけ、練習で修正して、また試合で修正度を確認して、また新たな反省点を見つけ
そして修正する繰り返しの中で、いかに6年生の皆が試合の中で自分たちの引き出し
を見つけて、引用できるかなんですね。その意味で今回の引き出しは多かったです。
大人に一歩近づきましたね。私の現役時代にフランス代表チームのキャプテンだった
ジャン=ピエール=リブという小柄な名選手の言葉に「ラグビーは少年を最も早く
大人に変貌させ、大人に永遠に少年の魂を抱かせる」という言葉が正に6年生の
皆に当てはまる格言ですね。もちろん保護者(うるさい親父たち(笑))にも
ぴったりの言葉です。
練習もあと2回です。楽しくやりましょう!
最後は保護者の皆さんと試合です。保護者の皆さんはしっかり準備しておいてください。
怪我のないようにしましょう。
今の6年は手強いですよ~!