四年生との壁を感じたときに『腐ったバナナを捨てる法』

歯のぬけたような先週の寂しさから一転29人の参加生徒に能勢RSの生徒も1名参加して総勢30人のマンモスクラスに早変わり。休んでいた生徒は病気が治ってなにより。能勢の三年生は一人だけで普段は上下の学年と一緒になって練習していることでしょう。それがいきなりコーチの話そっちのけでワイワイ楽しそうに思い思いのことをしている集団に放り込まれて、圧倒されている様子でした。

まずはリレー競争からアイスブレーキング。テロ、雪不足も乗り越えてなんとか閉幕できた健常者のソチ五輪に生徒たちも魅了されたようで、生徒たちにはあまり見慣れない2種目に挑戦して貰いました。ちょうど3で割れる人数でしたの3人一組で10チームを作ることができました。「3人一組なのは?」と尋ねようとした瞬間に「パシュート!」とT18が御名答。すばらしい。では始めましょう。

三年生に与えられたコート全面を使った楕円のトラックを作り、4か所に別れた4組が笛の合図で1周走をタイムで競うリレーです。ルールは楕円の円周上4か所を過ぎたところで必ず違う人が先頭に立たないと失格です。ルール破りが出ないように、先頭ランナーが関所を過ぎたところで後続にボールをパスすることにしました。チームパシュートは一人が速くても、チームとして個々の負担を減らし、先頭を交代するときの減速も回避できないと勝てないチームスポーツ。ここにスポーツとしての醍醐味があるわけで、生徒達がどんな工夫をするかが楽しみでした。案の定、パスが悪くてボールを落とすチームがいましたが、総じて、減速することなく順番を入れ替えていたようです。これってランパスだなと見ていて思いました。やらされる意識でやるランパスと三人で工夫しながらベストを尽くすパシュート。1番を取ろうと目を輝かせる生徒達には1周走が物足りなかったようなので、きつい2周走にしても生き生きと走っていたのには驚きました。H32もK16にリードされながら完走!よくがんばりました。

お次はパラレル大回転。3M毎にコーンをジグザグに置いて、その外側を蛇行してタイムを競うゲームです。スタート地点から3M前方のコーンに3人が立ち、スタート地点の3人がそれぞれの先頭者をヨーイドンで追いかけます。先頭者は後ろからのプレッシャーでいやがおうにも必死になります。ここからはラグビーのディフェンス練習として、ジグザグ走をしながらタックルポイントずらしてくるアタッカーの内側に平行して立ち、内に切って来ないようディフェンスする方法に挑戦して貰いました。セブンスの試合でよくありますが、ディフェンダーが後ろに下がりながら、アタッカーのコースを狭めていく守り方です。これもコツを覚えてうまくできた生徒が沢山いました。

先週から始めたチームディフェンスの基本。ただ前に出るだけがディフェンスではないセブンスの守り方も徐々に始めたいので、知らない間に身につく練習を心がけたいものです。先週のチームディフェンスは印象深かったようで、ラグビーノートをつけてきた生徒の多くが、「ファイアー」と「ウォーター」の意味と図を描いていました。R15のノートも沢山の文字がていねいに書いてあっていい感じでした。Y3、S10、K20の図解表現力にいつも感心させられ、S1とE28の練習に向かう心構えのワンフレーズにいつも新鮮な気持ちになります。E28はちょっと悲しい「事故」があったようですが、過去は自分の住むところでないときっぱりとあきらめ、ビー玉を大事にしよう。

二人の生徒が四年生の試合でとても楽しめたけど、タックルするのがこわいという心の裡を正直に書いていました。相手が自分より大きいと余計に不安がよぎるものです。タックルに行って痛い目に遭うのではないかと。彼らのノートにはそれぞれ1本のバナナを、そしてその横にごみ箱を描きました。腐ったバナナをごみ箱にぽいっと捨ててしまおうという意味です。

「わたしたちは一人ひとり、一房のバナナを持っている。そのなかの腐ったバナナとは、人生において進展が望めない部分をあらわす。もはや発展する可能性がない、あるい行き詰ってしまっている部分だ。・・・腐ったバナナに執着しているかぎり、人生でいちばん望むものを得ることはできない。」と米国の事業戦略専門コンサルタントは表題の本の中で自信の壮絶な出生の過去を引き合いに出し、不必要な恐れをつくりださない生き方を勧めています。自分の恐れていることの大半は実際に起きる可能性が限りなく低い。たいていの場合は、自分で何かをつくって、それを恐れているだけだと言います。であれば、そんな腐ったバナナは今すぐごみ箱に捨ててしまおう、と生徒には書いたのですが、恐いものはどうしても恐いのも心理。ではどうやって恐れと上手に付き合うか、著者は、強い情熱で恐れを消し、自信を持てるまで思いっきりやってみることが肝心なようです。

先月も遠い高校から大阪に戻って三年生にラグビーを教えてくれたOGもスクール時代、自分より大きい男にタックル行くのは恐いと言っていました。でも小学校六年生の頃ぼんやりと日本代表になると決め、その未来像に向け自分の今できることをやり通すことで自信に繋げたのではとコーチ目線で分析しています。その夢も6年を待たず現実のものとした彼女には、一昨日の週末、世界最強チーム豪州と2度対戦するという得難い経験を通じて、どこまでも高い「世界の壁」を越えるという新たな目標ができたようです。

「すばらしい未来は、わたしたちが見ている現実のなかには存在していない。思考力と想像力をすべて、いま生きている人生のもっと先に集中させて、自分の未来を鮮明にイメージしてみよう。すると未来像は現実と地続きとなる。そこに至るまでに壁があるなら、旺盛な想像力を使っていくらでも克服できる。信じる力をうまく使おう。いまは自分の枠のなかでにっちもさっちも行かないという思い込みから脱却すれば、無限の可能性に満ちた人生に一歩近づく。・・・自分の思い込みと行動を変えようと意志を固めれば、その瞬間、壁は大きな音とともに崩壊し、腐ったバナナは消えるだろう。」(ダニエル・T・ドルービン)

ノートに「ぼくが(サッカーでなくラグビーの)日本代表になった時の試合を見に来てください」と書いた生徒もいます。そんな生徒が次々とあらわれてくれたら、コーチは彼らの腐ったバナナに気づかせて、捨てるよう促すコーチングに磨きをかけたいものです。

2/23 4年生練習

晴天のすがすがしい朝
今日はいつもよりは参加メンバーが増えて13人
活気がありますね

いつものアップ後は毎度のパス錬。
懸命に取り組んではいますが・・・
毎回、大事なポイントを伝えてますが、それを意識している子は確実に上達の道をたどってますね。
まず、コーチのアドバイスをよく聞く事。そこからがスタート。
説明をする時に、ざっと見渡してしゃべりますが、うつむいている子、よそ見をしている子は、いわずもがな・・同じ失敗を繰り返してますね。
しかし、話していて目が合う子は、回数を重ねる度に動きがよくなります。確実に上達が見て取れます。
上手くできると、自信が湧き、声が出てきます。
そうすると、さらにリズムがよくなってキレが出てきます。
思わず、いいねぇ!と声が出てしまいます。

後半は久しぶり(ほんとうに)にパッドをつかってモールからの球出しをしましたが・・。
膝が立ったままのプレーが目立ちます。
「低く!」というアドバイスが飛ぶと、みな腰を折ります・・
これはいけません!
頭が下がっては絶対ダメです。膝を曲げて重心を落とす。これが基本です。
これも3月の課題ですね。

さらに、もっと重要なこと。
それは4月からは9人制でのチーム編成になります。
今まで以上にポジショニングが重要になります。
頭をフル回転させて取り組んでください。

5年 2・23

真央ちゃんに 感動し アルペン競技に熱くなり・・・ 寝不足になってませんかぁ???  そして、また1番乗り逃しました・・・

本日プレーヤー15名 指導員4名 今回も全員揃わず残念・・・  練習もあと、4回  次回期待!!^^

能勢RSと合同練習 3名参加 よろしくなぁ・・・  能勢のコーチ M氏 厳しかった高校時代の後輩・・・おっさんですなぁ笑  例のよろしく。。。^^

本日もまずは 走る!! 
みんなで、声かけ合って走る! 能勢のプレーヤーも走る! 
いろんなんことしながら走ります! できるのではなく、一生懸命すること! 仲間のために今自分で、できることを一生懸命することが大事!  できたかな? がんばったかな???  コーチは見てますよ~
能勢のM君 豊中のプレーヤーからは元気伝わったでしょうか?

続いて 基本練習 こちらも真剣に ”声”出して。。。  できたかな?  前に出ることできたかな? 
しっかりとできるように みんなのために・・・

最後に 能勢のプレーヤーと練習マッチ
こちらも 練習したことをすること できたかな? しようとしたかな? 

今日はグランドに5年の声 いつもより響いてたかな? 続けような 今日は、5年が1番だったのは確かです!

今日のNo1  14と17  ”声”出てました。 仲間を見て 仲間と一緒に練習しようとする姿勢がアピールできてました。  これはナイスプレー 次からも続けようなぁ 二人が声を出せば、みんなももっと声がでるはずです。
そして敢闘賞 6・9・12・16・22のBKチーム こちらもみんなと練習しようとする姿勢がアピールできてたよ。 でも君達は、もっとチームを引っ張ることが出きるはず! 引っ張ってなぁ・・・
そして20番 ラグビーノートに書いてたとおり・・・ がんばってたなぁ・・・ 次はNo1 になるように!
11番もかな? しっかりとできることしてくれてみんなのお手本でした。

最後に・・・体格もみんな大きくなってきました。 練習中ふざけてる仲間がいたら、声かけような・・・ 集中しないとケガすることになるからね。 

次の練習は桜塚高校なんですね・・・  しっかりと”声”出して走って、 集中してメニューこなして、
広いグランドでしっかりと練習しようなぁ・・・ キャプテンよろしく!そして他のみんなは、キャプテンを助けるようにしようなぁ 

2/23 2年生練習内容

2/23(日)生徒:11名 場所:三中

今日は天気もよくぐんぐん気温もあがり終わったころには、あつく感じるほどでした。もうすく春がやって来ますね!

1.ランパス
5人でゆっくり行いました。
<注意すること>
・パスを投げる相手の少し前に投げる。スピードを落とさないためです。
・パスを投げた後は、ボールより後ろになるように、スピードをゆるめる。
・パスをもらったら一度前を見て、それからパスを投げる相手を見ること。 以上 3点

2人パス。敵のディフェンスが1名、攻撃は2名です。攻撃の方が1名多いので、必ずTRY出来るはずです。 2人で声を掛け合い、相手の動きをみてタイミングをうまく合わせるようにして下さい。

2.パス、フォロー スクラムハーフ、スタンドオフで攻撃する練習を行いました。

<スクラムハーフ・注意すること>
・スタンドオフに足先と顔を向けて、パスを投げます。 ・投げる場所は、スタンドオフが走りこんでくるので、少し前に投げます。
・投げた後は、スタンドオフのフォローに向かいます。スタンドオフの背中に向けて走ります。

<スタンドオフ・注意すること>
・ボールをキャッチする時は、止まったままでは行けません。必ず1歩前に出て、パスを受けてください。
・キャッチしたら、相手の位置を確認し、攻撃を仕掛けます。相手を自分にひきつけたら(向かってこさす)フォローの味方の声で  パスを出します。

今までは、1人でステップを切って相手を抜きに行っていましたが、これからは、パスも使って相手を抜いてください。 いろいろな攻撃パターンを使うことが可能です。相手に抜きに来るのか、パスをするのかばれないように攻撃することがポイントです。

3.練習試合
6名でしたが、7人制で行いました。キックオフはみんな少しは練習したようでしたが、まだ出来る人は数人ですね。今のうちに早く出来るように なれば、キッカーとして活躍できますよ!

今日の練習で、スクラムハーフからのパスを行いましたが、実践になると前に出て、パスをもらうことを忘れてしまい、前に出てくる相手につかまってしまいます。 止まっている人にタックルするのは簡単ですが、走っている人にタックルするのは、すごく難しものです。試合中(特にボールをもらう時)に足が止まって居る人は、 さぼっている人になります。常に足を動かしてプレーに参加して下さいね。

ps.先日、お父さんの会を開催いたしました、いろんな話が出来ましたし、とても仲良くなりました。合宿の楽しさも伝わりきっと参加いただけるものと思っています。 またママさんの会もあるとのことをお聞きしておりますので、生徒・保護者・コーチが三位一体で楽しいスクール生活を送りましょう!

2014.2.23 幼年さんラガール

【2013-2014幼年チーム】
キャプテンs20&ek
日時:2014.2.23 9:30~11:30
場所:豊中市立第3中学校
参加者:m1、t2、h4、r5、c8、y9、k10、t11、s12、t13、y14、h15、h19、s20、k21、y22、y25、k26、h27、t28、k29、h31、h32、k33、k34、s35、tc、ks、ek

1)ランニング2)挨拶3)ダッシュ、スキップ、後ろスキップ4)チームでだるまさん転んだ5)ラダー+ジャンケン6)川渡りゲーム7)ミニゲーム

2月最後の練習は、暖か~
今日も体験は3人。3回目のtc、2回目のek、初参加のks。今年ももう少しなので、体験でいいですから次回も来て下さいね~。メンバーの人も、既に次年度の受付が始まってますので、来年1年生分、幼年さん分も、今の保護者係の方まで、新規も更新も手続きよろしくお願いします(背番号が変わりますので早い者勝ちですよ)。

今日は、初ゲームが登場しました。チームでだるまさん転んだ!!。ラグビーはチームスポーツですから、皆で動くのは大事です。年長さんだけ前に行ったら、手が放れちゃうよ~。年少さんがついて来れるようにしないと・・・
ラダー+ジャンケンの4人対決では、下剋上の戦いが炸裂。t11、h31、k33、k34、s20、ekが年長さんを倒す勢いの走りを見せてくれました。
川渡りゲームは2ゲーム実施。今日は年長さんが強かったなぁ。体験のtc、ksも流石の走り。1回ぐらい捕まったかなぁ。t11は、最後惜しかった(>.<)
時間が短くなっちゃったけど、最後は年次を分けてのミニゲーム。年長さんは、そろそろトライを独りで取りに行くではなく、チームメンバーを使ってトライに繋げる事を意識してね。年中小さんは、s20キャプテンチームとekキャプテンチームに分けてゲーム。t11、h15、m1、t2、h31、y22等がしっかりトライを決めてきましたね。
あっ、それとt2ありがとう~。小さい子を気遣って、面倒を良くみてくれました。t2の優しさがコーチは嬉しかったです。
2014-02-23_13.32.26
来週は桜塚高校ですよ~。来週も大きな声だしてやるぞ~(^o^)

TRSは元気な幼年さんの参加を、何時でも大大募集しております。

四年生の先を見据える『天才!成功する人々の法則』

今週の練習はインフルエンザの影響か、過去にない8人もの欠席で、24人という3年前の人数に逆戻りしたような少なさでした。皆勤賞候補のS25が残念ながら欠席となってしまい、残るは4名(S1,Y5,T18,M19)です。風邪ひかずに頑張れ!歯が抜けたような寂しさの中、24の瞳は、「今日は四年生と試合をする!」と言った瞬間に輝きを取り戻しました。1番から32番の背番号が四年生との試合を望んでおり、頼もしい限りでしたが、苦渋の選択で7人には二年生との試合に回って貰いました。次回は、四年生に挑戦して貰います。残りの17人のうち、長期療養中の1人を除いて2チームを編成し、4試合四年生とゲームができました。反省点は、AOYレフリーご指摘通り、モールに人手をかけすぎなこと、モール、ラックサイドのオフサイドが多いことです。一方で、ディフェンスの寄りが早くなっていること、一斉に前に出ていたことが良かったと思います。一度も負けなかったことで自信に繋がったことでしょう。また五年生相手にチャレンジさせてやりたい心境です。

試合前の⒑分間、生徒達全員にバックスのディフェンスシステムについて少し説明しました。三年生には未だ早く、中学生になってからでもいいのかもしれませんが、これも「マタイ効果」だと考え説明を試みました。マタイ効果とは、新約聖書の『マタイによる福音書』にある「誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる」という一節に由来する社会心理学用語です。言い換えれば、成功している人は特別な機会を与えられる可能性がもっとも高く、さらに成功する。できのいい生徒ほど良い教育を受け、さらに優秀になったり、仕事ができる人に、さらに新しい仕事の話が舞い込んだりと、日常生活で枚挙に暇がない事象のことです。7回目の挑戦で初の個人銀メダルを獲得した葛西選手(ラージヒル)が「いつかを信じ、いつもその時に備え続けた天才」と評されていますが、彼も「累積するアドバンテージ」を持ち続けることで、どれだけ年を取ろうとあきらめずに「好機」を招き寄せたということでしょう。こういう人のことを「天才」というんですね。それじゃあ、生まれ持った資質とそれを磨き上げる本人の努力によってのみ天才は生まれる」のかというと、表題の本の著者(コーチのお気に入りの全米No.1人気ビジネス書著者)は異論を唱えています。個人が努力で積み重ねた途方もなく膨大な練習時間も大事だが、多様性を認め、長所を伸ばすチャンスを与えてくれる環境があって初めて、天才はつくることができるのだと。

そんな思いで説明したディフェンスシステムは2つ。一つは「マーク・マーク」とか「マンツーマン」と言われる真向いにいる対面をマークするディフェンスシステム。もう一つは、「ドリフト」と言われるディフェンスシステム。ドリフト・ディフェンスは相手のフライハーフ(スタンドオフ)がパスをするまではそれぞれの対面をマークし、パスした瞬間にディフェンスを一人ずつずらすことで、数的優位にある相手に対応する方法です。

これらの指示を出すのは、ボールの出る位置から最も遠くにいる選手。ディフェンス側の人数がアタック側より多いか同じであれば、合言葉「ファイアー!」と呼び、マーク・マークでディフェンスする指示を出し、ボールが出たら素早くそれぞれの対面に向かって前進します。「じゃあ、人数が少なければ、何て呼ぼうか?」と全員に問うたところ、S14がすかさず「ウォーター!」と答えてくれました。「火」を消す「水」と連想し、英語に変換できる小学生の天才脳に脱帽です。

上級生・下級生の試合で、早速このディフェンスシステムを使ってみました。ウィングの生徒から「ファイアー」の、声が出て、素早い出だしでプレッシャーをかけていました。どの試合も最小得点に抑えることができ、効果があったのかもしれません。

先ほどの「天才」に話を戻すと、長所を伸ばすチャンスを与えられた選手が世界に通用する選手になるためのマジックナンバーがあると言います。勉強であれ、スポーツであれ、どんな分野でも、1万時間の練習が必要だということです。(「1万時間の法則」)

13冊提出があったノートの中で、二人の生徒(S10、K20)が興味深いことを書いていました。K20はコーチのアドバイスで縄跳びを始め、課題の100回をクリアーしたと書いていました。彼には次に150回に挑戦しようとコメントを書き込みました。縄跳び効果か、初めて四年生との試合に出たK20の動きが機敏で、転がったボールに逸早くセービングに入ったりしていたのには驚きました。一方、S10は自主練で行ったキックの回数(3桁)をノートに書いていました。彼には1万回を目指そうとコメントしました。今回の試合ではキックを試す機会がなかったようですが、きっといつか好機が巡ってくるでしょう。「1万時間」ならぬ、コーチ式「1万回の法則」です。
試合では、ディフェンス以外に、先週来練習を開始したステップを失敗してもいいから使ってみるようアドバイスしたところ、H9がそれらしきステップで上級生を翻弄し見事にトライをしていました。二年生との試合でも、ノートにコーチが説明した通りの「やる気」と「気分」の相関図を描いて、チャンピオンの象限で頑張るという思いを知らせてくれたY3がチームをリードするプレーを随所に魅せてくれました。最後はステップにも挑戦し、トライもできました。お見事!久しぶりに全員が心ゆくまで試合を楽しむことができたようです。そんな生徒たちは、さらに強みを伸ばし、弱みを克服する努力を忘れることなく、次々と与えられる「好機」を捉え、世界に通用する選手になって欲しいものです。しかし、たったひとりで成功した者はいないということを忘れずに。
「誰も、ロックスターも、プロのスポーツ選手も、ソフトウェア界の億万長者も、そして天才でさえも、たったひとりで成功した者はいないのだ」(マルコム・グラッドウェル)
 

5年 2.16 交流試合

ソチ オリンピックで寝不足ではないですかぁ???  スポーツの感動感じてますかぁ???

5年 さて・・・感動はあるか? いい影響を与えたか? 与えられたか? プレーヤー14名 指導員6名 
保護者のみなさん参加ありがとうございます。
いつもより少な目の参加となり、ひさしぶりの1チーム登録・・・  残念。。。。 次回は2チームで。。。
さて”栄光の架け橋は・・・?”  ”豊中の花達は咲きほこったか?”

さて 今回の目標  いつもと同じく
1 練習したことをする
2 ”声”を出す
できたかな?  できなかったかな?  どうでしょう・・・?

試合開始までの ゲーム観戦 すばらしい”声”お互いの”声”の出ているいい試合が目の前で・・・
影響うけた?  すごいと思った?  カッコイイと思った? 俺達もできる?  ラグビーノートよろしく!^^

アップ
ちょっと目を離すと 声がでない><  黙~~って・・・ます。  できるまで・・・言っちゃいますね。
思いやられるアップです。

第1試合
予想どうり 入りのよくないゲームです。 相手のプレッシャーに負けてる??? (トスじゃんけん・・・負けたのがあかんかったか??) みんなの目的意識はできてきたように見えますが、ミスとまだ未熟なプレーがありますね・・・ しっかりと目的を忘れずに。。。
対戦相手ともっといい試合ができたはずです。 
もっと練習して精度を上げて・・・いい試合ができるようにしようなぁ
声出てたひと 手を挙げて!!

第2試合
第1ゲーム同様・・ こちらもミスの多い試合となりました。 (こちらのアップも今ひとつ 元気なし?)
急なポジション変更にとまどったかな?
最低限練習したことにチャレンジしようとはしてましたが、かなり難しいようでした。
こちらも、いい試合ができなかったよなぁ・・・ いいプレー少なかったよなぁ。

3週連続No1は、無し・・・ 理由 アップから元気が無い!  全体責任!  残念
声出そうなぁ・・・ 今日も言われてたよなぁ・・・
敢闘賞は、No6と16かな? 自分たちのすべきことわかってきたかな? だからチームをもっと声だして引っぱってください。

練習したことができるように!  いい試合ができるように練習ですね! 声出してラグビーができるように! 一緒にがんばります。  みんなができるようになったら・・・ 泣ける? 感動できる? 感動しましょう!!   君達から 豊中全体に良い影響を与えよう!^^ そして、元気のいいチームと言われるように!

5年での練習もあと5回 カウントダウン入っています。がんばろうなぁ・・・  3月9日は 親子でどん! イン南丘!します。
保護者のみなさん・・・楽しみですかぁ~~^^ プレーヤの成長したスピード体験くださいね。。。 もちろん無料です^^
6年卒業試合のため不在です。グランド少し広く使わせてください よろしくお願いします。
練習 Kitene・・・

2/16 4年生練習

関東方面は大雪で大変なようですが、豊中はおだやかな晴天です。
本日の参加は以下の8名
1Y、2S、4S、5S、6Y、14Y、16H、17R
5・6年生が試合なので仕方ないが、う~ん・・少ないなぁ・・・・

本日もパス錬に徹底しました。
4人並びのノーマルパスからスタート。
この時点で、手先の感覚、足の運び、前に出るタイミングの勘を調整。

練習のポイントは、キャッチ時の身体の使い方なんですが、どうもパスのコントロールがイマイチ・・
なぜか?・・理由は手の使い方に問題があります。(ほぼ全員)
ボールを手からリリースする際のフォロースルーが出来ていないのが原因です。
そのあたりを意識してみると、案の定、上手くできてます。

今日のポイントは無意識に出来るよう練習してください。

後半の3年生とミニゲームは・・・
完全に3年生ペースに呑まれました。
3年生はなんというか、ゲームに際して気持ちを揚げて臨んでいる。その気迫に対して4年生は・・
ここ最近の練習内容がそうさせているのだろうか・・
ただ、パス錬の成果が一度だけ垣間見れたのは良かった!
たったワンプレーだけ(泣!)ですが、これは偶然ではなく、あきらかに練習の成果と見て取れるプレーでした。
これを確認できたので、今日はよしとします。
まずはそこを大切にしてゆきましょうか。
次回以降の練習でもパス錬は基本としてやっていきましょう。

6年生 鶴見緑地 交流試合

2/16、鶴見緑地グランドにて交流試合4試合を行いました。結果は2勝2敗、2チームに分けそれぞれのチーム1勝1敗の内容でした。それぞれの選手のいいプレーが随所に見れました。
試合が重なり5年生のプレイヤー、コーチに助けていただいて大変助かりました。
小学生としてラグビーの試合ができるのはあと花園で行われる卒業試合のみとなりました。君たちと一緒にグランドで一喜一憂出来るのもあと1ヶ月となってしまいました。今日の試合は少し早いですがそんなことを思い、寂しさのようなものを感じながら見ていました。
それぞれの選手、今日の試合のレポートです。
1 ソウスケ 第一試合で見せてくれたタックルをされた後、すぐに立ち上がりゲインしたアタックは最高でした。タックルも低く、本日のMVP
2 カジン 第一試合いきなりのキックオフからのトライ、その後もペナルティーからの突進もボールを生かす考えたものでした。
3 ゼン 阿倍野戦のトライは一つ一つのポイントへ一生懸命走ったご褒美だと思います。ゼンが活躍するとやっぱり盛り上がります。
5 リク グランドを広く使った動きでチームを引っ張っていました。周りのプレイヤーをうまく使っていました。
7 マサタカ 50m以上の独走トライで走力を見せつけました。それ以外も大幅なゲインを何度もしていました。
8 アユム バックスながら練習通り最少人数でモールからボールをラインに供給することに貢献しました。
9 リク 初の大会出場、緊張はあったと思うが卒業試合はもう一歩前進しよう。
10 ユウスケ 今回もいいタックルでチームのピンチを何度も助けました。
11 ケイタ 今回のテーマの早い展開で中心になりユキムネと共にいいテンポを作りました。
12 ユキムネ この1年で最も成長した選手だと思います。今回のディフェンスの貢献度はチームNo.1
13 リョウタ しんどい時間帯もよく走って早い展開の球出しに貢献
14 コウスケ 確実なプレーでアタック、ディフェンスともにラインに流れを作りました。
15 ケンタロウ 密集でのボール獲得、その後のサイドアタック目立ってました。
17 リオイ 素早いモール、ラック参加で、FWのプレイヤーの動きを助けました。
18 フミヤ 今回の得点王。相手の裏に出る動きはセンスを感じます。
20 ケイタ 大阪中央戦での反撃のトライ、見事でした。阿倍野戦ではそれまでにはないいいタックルを何度も見せてくれました。
22 テツヤ 抜群の決定力。逆サイドまで追いついてのタックルや、大きな声掛けなど、チームの中心選手としての自覚も出てきました。
5年生助っ人プレイヤー 大きな相手にも果敢に前に出るタックルは素晴らしかった。見習うところがたくさんありました。ありがとう。

さあ、ついに最後3/9卒業試合。出せる力の全てを出し切りグランドを走り回り、全員でトライを取るスタイルを完成させましょう。

2/16 2年生練習内容

2/16(日)
生徒:11名
場所:十五中

寒い朝でしたが、天気はぐんぐんよくなり、最後には赤ら顔になるぐらい熱い練習が出来ました。 先週より、7人制の練習を行いましたが、今日はいきなり3年生と練習試合を行うことになりました。 少々荒治療かと思いましたが、後半に2年生がTRYを取ると3年生のスイッチも入り、とてもいい熱く練習が出来ました。 3年生のみんなありがとうございました。また相手をして下さいね!

1.アップ
鳥かごを行いました。動き回ってパスを繋ぐ練習ですが、なかなかうまく出来ませんね。自分から動き回わり、声を出さないとパスはもらえませんよ。

2.ランパス
3名で行いました。今日は佐伯コーチが声を出すことを教えてくれました。 最初にボールを持っている人が「行くぞ~」と声をかけてます。その声に答えて「オウ!」と答えてからスタートします。 このコールは大切なので、これからも続けていきたいと思います。まだまだ大きな声を出すことは恥ずかしいと思っている人が多いですね~

1点注意することですが、パスを投げた後にも前を走っている人がいます。ボールより前に居るとオフサイドなので、プレーに参加出来ません。 パスを投げたらボールより後ろに位置しフォローに行ってください。

3.アタック、ディフェンス 3年生との試合前にルールをチェックしながら行いました。

<再掲>ルールの確認
キックオフ
・キッカーに合わせて一斉に前に出ます。 ・ディフェンスは、相手の蹴ったボ―ルをノーバウンドで受けることは大切です。ラグビーボールは楕円形なんで、地面に バウンドさせるとどこに転がるかわかりません。

スクラム
・スクラムは3名で組みますが、3人でしっかりとバインド(体をくっつけて腕でしっかりと掴む)して下さい。スクラムとコールがあれば すぐにポイントを確認して、相手より早く組んで下さい。 ・ディフェンスは、スクラムハーフが一番早く前に出ることが出来ます。スクラムハーフは誰よりも早く前に出てスタンドオフを つぶしに行ってください。

ラインアウト
・ラインアウトは、まづ正確なポジションに並ぶことが重要です。次にボールを落とさないことです。確実にマイボールになるので、あわてずに 確実にボールをパスして下さい。 ・ディフェンスは、スクラムハーフが投げたら一斉に前に出ます。バラバラに出ると必ず抜かれますよ。

また、今までのように、モールになって全員が入ることは必要ありません。3人までとして、後の人は、アタックやディフェンスに備えてポジショニングを して下さい。

4.練習試合(vs3年生)
いきなりの本番でみんな戸惑っていました。7人制最初の試合なので、細かなことが言いません。まだ出来なくて当たり前です。これからルールをしっかり憶えて 試合中に迷うことが無いようにして下さい。

ps.3年生とのゲームの直後にみんなに質問しました。5人制と7人制のどちらが楽しいですか?全員が7人制と答えていました。いきなりラグビーらしくなり今日一日で すごく成長したと思います。これからも毎週練習に参加してどんどんうまくなりましょう!

 

2014.2.16 幼年さん走る~

2014-02-16_13.45.17
【2013-2014幼年チーム】
よく見てね~
日時:2014.2.16 9:30~11:30
場所:豊中市立第15中学校
参加者:m1、h4、r5、k6、s7、c8、y9、t11、y14、h19、y22、y25、k26、h27、t28、k29、k30、h32、k33、s35、tc、sy、hr、(k21)

1)ランニング2)挨拶3)ダッシュ、スキップ、後ろスキップ4)ラダー+ジャンケンリレー5)サインを見てラダー+ジャンケンリレー6)サイン見てダッシュ7)川渡りゲーム8)ミニゲーム

昨日まで強烈な寒さは、どこへやら。走っているとちょっと汗をかくぐらいでした。
今日も元気に、幼年さんは走り回りました。ラダー+ジャンケンリレーは、だいぶ慣れてきて、スムーズにレースが進むようになってきました。見学できていたk21が練習を手伝ってくれていたのですが、k21のジャンケンが強すぎてレースは、圧倒的な差になってしまいました。でも、ボールをピックアップするスピードは良くなってるよ~
サインを見てっていうのを、今日は長めにやってみました。相手の動きを見て、プレーを変えるっていうのは、どんなスポーツでも必要な事ですもんね。しばらく続けてみます。
人気の川渡りゲーム。今日もチャンピオンは6人づつ誕生。年少さんが残るようになってきているのにはビックリさせらせます。年長のスピードある子達が、早めに捕まっていたのは、追い掛ける力の向上かな?
体験は、2回目?のtcとsy、hr。tcは足も速いし、しっかりとチャンピオンもゲット。ミニゲームでも活躍してました。syも、密集にゴリゴリって入っていく力強さ!hrは、ちっちゃくて、可愛い~。でも、しっかりボールを持って走ってくれました。
インフルエンザの影響で、学級閉鎖になっているところもあるみたいです。手を洗い、うがいをして、体調管理はしっかりしといてね。来週も楽しく走ろうぜ~

TRSは、数多くの幼年ラガーマン、ラガーウーマンの参加をお待ちしています。

四年生になる前から『熱く生きる』習慣を

雪不足のソチに分けてあげたいくらいの記録的な大雪となった関東ではトップリーグの試合が延期されるという英国発祥のスポーツとは思えない事態になりましたが、ここ大阪は暖かな日差しが戻り、雑草取りを行いさっぱりした天然芝の上で三年生26人(色々な事情で6人欠席)は気持ちよくラグビーを楽しみました。先週、ビー玉入り魚のボトルを渡したK8が病欠のため、わざわざお父さんが持ってきてくださいました。今日はラグビーノート14冊の提出があり、さらにS6からビー玉20個の寄贈があったことから16個魚に補充しました。

ラグビーノートには、先週の体力測定で好記録だったことが嬉しかったようで自分の順位がどうなのか気になっている生徒が多かったようです。コーチ的には、順位より自身がどれだけ伸びたのかを知ることで得意科目と不得意科目を把握した上で強みを伸ばし、弱みを補強して欲しいだけなのですが。体力測定後の四年生との試合に初めて出場したR24は、ボールに触れなかったけどチームとして勝利したことで自信に繋がったようです。彼のノートに「やる気」という文字があったので、練習前に生徒を集めてメンタルタフネス理論について簡単に図で説明しました。

この理論は、米国を代表するスポーツ心理学者の一人ジム・レーヤー博士が唱えているものですが、この理論は、人類の長い歴史を遡り、天敵である獣からの攻撃を逃れて生き延びることができた祖先から受け継いだDNAに、プレッシャーがかかったときに良質の仕事ができるようにする秘密が隠されているという考え方です。アスリートのパフォーマンスのレベルを決定するのは、フィジカルとメンタルの総和だといいます。このメンタル面を支えるものをメンタルエネルギー(心のガソリン)と称して、このエネルギーをいかにして補充するかが最も重要だとしています。一方で、プレッシャーのかかった感覚をよい兆候だと捉えて味方にすることも大事だといいます。エネルギーの高低が縦軸、プレッシャーの大小が横軸の図です。この図を生徒に見せて、4つの象限がどんなアスリート像なのか考えて貰いました。エネルギーという言葉は彼らには理解しづらいので「やる気」に置き換えました。やる気があるほど上に、プレッシャーをポジティブに捉え、快適な状態になるほど右に位置する心理領域を表します。生徒にどの象限でラグビーをやりたいかを問うたところ、全員第一象限(意欲的かつ挑戦的で闘争心に満ちたハイ・ポジティブの状態)でプレーしたいと手が挙がり、コーチもほっとしました。第一象限はどんなアスリートか聞いたところ、S14はさっと手を挙げ「世界一!」と答えてくれました。「その通り!」。彼の言う通り、チャンピオンの心理状態と言われています。飲み込みの早い生徒たちです。

昨日のスノボーで8位入賞した17歳角野選手もきっとやる気満々で気持ちよく滑ってたに違いないねと説明をしたからか、今日はハイポジティブな心理状態の生徒が多かったようです。ふざけている生徒を注意したり、自分から率先して行動したりとやればできるじゃないの三年生!

やる気まんまんの生徒に今日は、追いタックルとステップの基本を行いました。追いタックルは3メートル先に俯せている生徒に後方から追いかけてタックルする練習です。逃げる方はタックルされないように早く起き上ることが求められます。多くの生徒がプレッシャーの中、タックルを受けずに生き延びたようです。

ステップ練習は、古典的ラグビー教本に必ず記載されているサイドステップ(右方向に行きたいときに、左足で左方向に踏み込む)でもクロスステップ(右方向に行きたいときに、右足で踏み込み、左足を交差させて右方向に走り出す)でもないチェンジオブペースの動きの基本から始めました。この動きは、左右どちらかに出たいということありきではなく、タックラーがタックルポイントに入るタイミングを意図的にずらしながら、タックルに来なければ、そのまま走り抜け、タックルに来たら90度以上の角度で反対側に切り返す安心安全なプレーです。タックラーと正面に対峙した状態から左右いずれかの方向に外側の足から踏み込み、次の内側の足を前に出したところで戻し、その足で踏み込み推進力に換え抜き去る動きですが、言うは易し、行うは難し。根気強くコツをつかむまで何度か繰り返すうちにR26ができるようになり、徐々に他の生徒もできるようになりました。なんとやる気に満ちたH32もそれらしいステップワークになっていたのには驚きました。1対1で相手を抜き去るもっとも大事なポイントは、タックルポイントを一定にせず走り続けること。タックルポイントはへその向いている方向に位置するので、相手にポイントを推測させないように弧を描いて走ることが効果的と言われます。そして、このチェンジオブペースでディフェンスを支配下においてしまうこと。これが四年生に以降目指すランニングスタイルです。

次にラダーを組み合わせたディフェンスつきのパス練習を行いました。ラダー2本を並列させ、アタック側2人はこのラダーで腿上げ走を行い、ラダーが終わったところでパスをします。一方、これらラダーから5Mほど前方に段差をつけたラダーを2本用意し、こちらも面対照のようにディフェンダーが腿上げをして、外側のディフェンダーがボール保持者にプレッシャーをかけます。もう一人のディフェンダーは、内側から外に回り込んで二人目のアタッカーにプレッシャーをかける練習です。飽きやすいラダー練習にゲーム性を加味することで、生徒はワクワクした気持ちで4つのポジション挑戦していました。この練習はタックルに入るとき、アタックでディフェンダーに近づくときの小刻みなステップの動きに効果的です。

今日は先週ゲームができなかった生徒のために、相撲で勝敗を決め新チームを編成しました。相撲は大阪部屋、名古屋部屋、南丘部屋に別れて行いました。大阪場所の行司はY5。即興で「東~、○●山~」と四股名を命名し爆笑を誘っていました。ゲームは三つ巴でどれも接戦の白熱した試合だったようです。

天皇の心臓手術で有名になった心臓血管外科医の天野篤教授は、表題の近著の中で、天童と呼ばれた小学校時代、落ちこぼれの高校時代や一匹狼の外科医として歩んでこられた生き様を垣間見せてくれるだけでなく、戦いというフィールドであればどんな世界でも共通の心構え、志が必要なことを気づかせてくれます。ユーミンの『ノーサイド』が好きというところにラグビーとの接点(もうひとつの接点は、出身高校が今大会で花園に出場した進学校の浦和高校)を感じますが、教授がサインを求められたときに記す言葉があるそうです。

「明日のために今日の1日を大切に」―今日1日を大切にすれば、明日は必ず来る―という自分に言い聞かせるための「心の言葉」にもなっているそうです。ひとつの結果でダメージを受けても、やるべきことを続けている限り、乗り越えたときにはよい結果がついてくると教授は信じていると。

教授室にはこんな言葉の書を額に入れ飾っているそうです。上回生となる四年生を迎える生徒たちにこんな思いで夢を自分で作って欲しいと思います。

「この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」(アントニオ猪木)