5/28 中学交流戦

5月28日、中学は三田市駒ヶ谷運動公園にて、三田RSさんの招待を受けて、交流戦を行ってきました。

三田市駒ヶ谷運動公園は、昨年人工芝グラウンドが整備されたらしく、とてもきれいなグラウンドでした。また、公園そのものもキレイに整備されていて、素晴らしい環境でした。

交流戦には、伊丹RSさんも招待されておられました。
U15チームは、三田RSのAチーム、B(2年主体?)チームと、伊丹RSのAチームと前後半の4本の試合を、U13チームは2年多めの三田RSと1本の試合を行いました。

・U15チーム
修学旅行で数人抜けていますと聞きましたが、選抜組もいる三田RS、伊丹RS相手に、選抜組のいないうちのチームがどこまで頑張れるかという試合でした。焦点は、前に出るディフェンスです。前週の三校交流戦で、相手の攻撃を受け身体制のままディフェンスしてしまったため、相手に気持ちよくディフェンスラインを突破されてしまっていたので、その修正です。
攻撃面では、初ポジションで初組み合わせがあったので、どんな攻撃ができるのか、まずは見てみることにしました。
結果は三田RSのBチームには善戦したものの、4戦全敗。前週に比べて、モールサイド、ラックサイドのピラーに立つことはでき始めているものの、前に出ずに、その場で相手が走ってくるのを待ってしまうため、特に身体の大きい選手に簡単にラインを下げさせられ、食い込まれている状態で相手の攻撃が連続するという悪い循環から抜け出せず、ずるずると失点を重ねてしまいました。前週の課題を克服できず、次週の堺RSでの交流戦に持ち越しとなってしまいました。
また、攻撃も初めての布陣にしては、強みを徐々に出すことができるようになっていましたが、どれも単発で、ラインブレイクを得点に結びつけることができませんでした。サポートプレイヤーが、さらにはチーム全体が、ラインブレイク後にどのように攻めていくのか、トライに結びつけるのかについて、ビジョンがありませんでした。これは、試合や練習を重ねることが手っ取り早い解決法ですし、合同チームであるが故の課題ともいえます。合同練習ができるタイミングが限られていますから、コーチ陣で練習メニューを考えていきます。

・U13チーム
茨木・天王山との練習試合のようなことは経験済みですが、正式な12人制の試合となると今回が初めてでした。なので、キックオフの立ち位置や、スクラムの組み方、リフティングありのラインアウト、FBのいるBKライン、キックがあることを念頭に入れたディフェンス時のポジショニングなど、学習すること満載でした。どこまで理解できるか、どんなプレーができるのか、1年を見てみよう、1点、練習から口酸っぱく修正してほしいと注文を付けている攻撃時の浅いラインを引かないことを確認するという試合です。と、私は考えていたのですが、後輩がかわいくてたまらないOコーチが、試合前に1年に3つの課題を課していました。これら課題については後ほど。
さて、試合は、12-17で負けてしまいました。同学年のみの単独チームなので、一概には比較できませんが、U15チームより、活発で、元気で、チーム内のトークもできていました。ですが、注目点である浅い攻撃ラインはそのままでした。攻撃ラインが浅いと、前に動いていない状態でパスをもらっうことになります。そこから走り出したところで、スピードが足りていないので、あっという間に追いつかれてしまいます。深い位置からスピードに乗って走りこみながらパスをもらうと、攻撃の選択肢が大きく広がります。深い攻撃ラインを形成できるようになってくださいね。ディフェンスでは、BKラインの外側で簡単に抜かれてしまうケースが目立ちました。自分の立っている場所から横に動いてディフェンスするのではなく、平面でディフェンスする意識を持ってください。また、タックル嫌いを早く克服してほしいですね。
Oコーチとの話し合いで1年に課された課題と評価および振り返りですが、以下のようになりました。
1.試合中声を出す ◎
これは、Oコーチも選手も納得の課題クリア。
2.前に出てディフェンスする △
できていた部分と出ていなかった部分があるので、次週に持ち越し。
3.スペースを使って攻める ×
個人技頼みのステップや縦突進による突破がほとんどでしたし、攻撃が失敗する場合は、横に流れながら追いつかれそうになってそのまま浅い位置にいる横の選手に苦し紛れのパスに終始していました。流れないこと、そのために深い攻撃ラインを作ることができるようになれば、この課題はクリアできますよ。頑張ってくださいね。

さて、次週は堺RSとの交流戦です。多くのチームが集まるので、非常に楽しみです。スクール大会で対戦する可能性の高いチームですから、自分たちの力量を測るのにもってこいですね。ひとつずつ課題をクリアしながら、積み上げていきましょう。