6年生の練習開始にあたり

最終学年の今年度は、ボールの争奪、プレッシャー(タックル)、ボールの再獲得という防御の原則の習得を中心に、攻守のバランス感覚に秀でたチームに育成したいと考えています。

5年生までは、攻撃を主体とする練習を重ね、どの生徒も前進、サポート、継続という攻撃の原則に則った動きができるようになりました。

生徒は、攻撃の際、タックルが強いチームからトライは取り難く、逆にタックルが弱いチームからは大量点が取れることを数多くのゲームで体験しています。攻撃中に生じる数と体格のミスマッチ、ディフェンスラインのギャップをついたプレーがこれまでのゲームで幾度も見られたことがその証左です。

6年生になるとPHV(Peak Height Velocity of Age)年齢(身長発育速度が最も速い年齢)が近づいてきます。これまでは、神経系を発達させるトレーニングを重点的に行ってきましたが、中学の練習で中心となると思われる呼吸循環系の持久力強化トレーニングへスムーズに移行できるよう、防御の原則におけるキーファクターを意識したコンタクトプレーが必要と感じています。

既に5年生の後半から始めている体幹トレーニングも、持久力・パワー系のトレーニングに入る前の準備段階として重要と思われます。それだけではなく、防御の局面では、外部からの圧力が加わり、バランスを失うことが多くなります。そのような時に、いかにスピーディに、正確に、失ったバランスを取り戻せるかが鍵になります。そんな身体の使い方を知ることでバランス感覚を知らず知らずのうちに身につけさせたいものです。

5/3(月・祝)大阪府ラグビーカーニバル

大阪府ラグビーカーニバルに出場します
場所:花園ラグビー場⇒MAP

2010ラグビーカーニバル:タイムテーブル
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4/25 5年生 練習内容

4/25(日)三中

参加者:17名
コーチ:6名

練習内容

1.ダュシュでパス
先週に引き続き行いました。スピードをつけてパスをもらう練習です。手渡し、短いパス、長いパスを行いました。
味方にパスをするタイミングが難しいですね。味方が走りこんでくるスピードと自分が投げるパスのタイミングを計算しましょう!

2.当たり、タックでのボールラックオーバー、モール形成
・コンタクトバックへの当たりは今までもさんざん練習していますが、まだ当たる姿勢が出来ていません。胸を張り出して前を向いて当たりましょう。
・ボールオーバーの時ですが、1人目はなるべく相手2人をつかんで押し込むようにして下さい。1人がフリーになってしまっては、ボ-ルを奪われます。
・2人めは、1人目が当たった場所、状況を見て、ボールのとれそうなところか、相手が割り込んでくるところかを見極めて入って下さい。(この時の判断が、状況に応じて出来るようになれば一流選手のFWですね!)
・ボールを持ち込んだ時に相手にボールに絡まれた時は、腕を横に激しく振って相手の腕を振りほどいて下さい。このとき、足は前に押し込みながら行うこと!
・押し込む状況によって、モール・ラックを選択しますが、基本は立ってプレーする事ですので、モールです。しかし相手につかまれてモールに出来ない場合は、ラックにしてボールを出すようにして下さい。
・常に、味方どおし声を出し合い同じ目的(押す、モール、ラック等)でプレーすることが重要です。

3.コンビネーション、アタックディフェンス
・BKラインはマイボールヤンボールをチームで判断(主にスクラムハーフが指示)し、アタックライン、デイフェンスラインをとって下さい。アタックラインをとっていて、急に相手にボールが出た場合は、大ピンチですよ!
・FWのラインアウトはまだまだ練習不足ですが、大事なことは相手にボールを渡さない事です。必ず味方にパスをして下さい。そのためにも、スロワーとキャッチャーが野球のキャッチボールのようにラグビーボールを自由にパス出来るようにして下さい。

以上 スクール大会まで後1回しか練習がありませんが、何とか9人制で試合が出来るよう頑張りましょう!

ps.本日、これまでの書き込みをなんと本にして頂きました。なんとも恐縮する次第でございます。これからも恐れおくも金本選手のように、継続出来るように精進いたします。どうもありがとうございました。

4/18 5年生 練習内容

4/18(日)十三中

参加者:15名
コーチ:3名

練習内容

1.ダュシュでパス
スピードをつけてパスをもらう練習です。手渡し、短いパス、長いパスを行いました。

(注意する点)
<受け手>
・ここにパスを投げてほしいことを意思表示するために、ハンズアップし、声を出す。
・パスを受けるときは、前傾姿勢で。
・ボールをとったらワンダュシュで最高に早いスピードを出し、相手をスピードで振り切りましょう!
<投げ手>
・受け手がスピードを落とさずにパスが受けれるように、走るスピードとパスのスピードを計算して、パスを投げること。
・ふわっとしたゆるいパスではなく、バシッを強いパスを放りましょう。

2.FW、BK
FW
・スクラムの組み方、ラインアウトの練習
・ラインアウトは、全体練習が始まる前にも合わしましたが、ボールを投げ入れる人と、受ける人がどこに投げるかを同じ意識とタイミングを持たなければいけません。サインも決めましたが、3つぐらいのパターンを決めて試合に望みましょう。

・V字、I字
・Sコーチが担当する時は、FWは大変ですね。

BK
ラインの組み方
<注意する点>
・スクラムハーフとスタンドオフが最初にタイミングよくパスを繋がないと後が続きません。今日のポジショニングとパスの投げる位置をよく思い出して、2人で何度も練習して下さい。

タックル
・最初に2人で向き合いすもうの押しを行いました。しっかりと相手の体の芯を真っ直ぐに押せるようになりましょう。
・ラインタックルも行いましたが、相手が動いてもディフェンスが付いて行けてません。自分の対面は体を張って止めてください。
・ディフェンスに出るタイミングですが、スクラムハーフがボールを持った瞬間に出てください。その際に、スタンドオフよりセンターが前に早く出てしまうことがありますが、そうなると間を抜かれますので、2人で同じスピードで出てください。

ランパス
・今日はスピードをつけてボールをもらうことをテーマに練習しましたので、最後におさらいの意味も込めて走りました。

以上 スクール大会まで後2回しか練習がありませんが、何とか9人制で試合が出来るよう頑張りましょう!

4/11 新5年生 開校式&初練習

4/11(日)十五中

参加者:18名(全員参加)
コーチ:6名

開校式
新5年生(高学年)となり、コーチとしても身の引き締まる思いでした。
これから1年間一緒に楽しく厳しいラグビーを行いましょう!

練習内容

1.ラインアウトのルール解釈
高学年のルールで一番変化があるのがラインアウトです。今まではゆっくりと落とさないようにだけ気をつけておこなっていましたが、これからは、ボールの取り合いです。しっかりとルールを頭に叩き込み、マイボールだけでなく相手ボールも奪うようにしましょう!

(注意する点)
3) ラインアウトに並ぶプレーヤーは1 チーム2人である。先頭のプレーヤーはタッチラインから3メートル以内に立ってはならない。最後尾のプレーヤーはタッチラインから8メートルを越えて立ってはならない。
→ラインアウトでボールを奪いあうプレーヤーは2名、タッチラインから3m~8mの間で行います。

4) ボールを投入するプレーヤーの相手は、ラインアウトに近接して、タッチラインから3m以内の位置にいなければならない。
→相手ボールで上記3)の2名以外の人は、タッチラインと3mの間に立ち、ボール投入後にプレーに参加します。

6) ラインアウトが終了するまで、ラインアウトに参加していないプレーヤーはラインオブタッチから少なくとも5メートルは下がっていなくてはならない。
→ラインアウトに参加していないプレーヤーとは、BKのことです。オフサイド解消は、レフリーの手をみて判断しますが、次に記載する【高学年限定】の項目で、FWプレーヤーやボールの動きで、BKプレーヤーが独自に判断することもあります。決まりごととして、スタンドオフが判断しBKに合図(掛け声)を行い一斉にディフェンスに出るようにしましょう!

【高学年限定】
11) ラインアウトは次の場合に解消する。

ア) ボールをもったプレーヤーがラインアウトの列から離れたとき
イ) ボールまたはボールをもったプレーヤーが3mラインとタッチラインの間、あるいは8mラインを越えて移動したとき。
ウ) ラインアウトでモール・ラックができた場合、その密集に参加しているすべてのプレーヤーの足がラインオブタッチを越えて移動したとき。
エ) ラインアウトの列から自陣方向にパス・キック・タップされたボールにハーフバック役のプレーヤーが触れたとき。

2.ランパス、キックダュシュ
パスを受ける時には、スピードをつけてもらうようにし、パスする度にスピードが増すようにしましょう!

3.FW、BK
FW:スクラムの組み方
スクラムも今までは形式だけでしたが、これからは押し合いはない「ノンコンテストスクラム」ではありますが、スクラムハーフがボールを持ったらオフサイド解消ですし、相手へボールを蹴り出したりすると相手ボールになってしまったりするので、とても大事なプレーになります。

(注意する点)
3) フッカーは味方の両プロップの腕の上からその身体に腕をまわして、しっかりとわきの高さか、またはその下をつかまなければいけない(いわゆるフッカーのオーバーバインドの組み方。肩口は脇の高さとは認められない)。プロップも同じようにフッカーをつかまなくてはいけない。
→スクラムの組み方は大人同様に手の位置等が決まっています。安全に組めるようにしっかりと組みましょう!

4) スクラムを組み合う際、双方のフロントローは左右の足の位置をフラット(前後しない)にして、相手の上腕に軽く触れ、その後穏やかに組み合う。その際、お互いのフロントローのうち、左プロップは、左手を相手フロントローの右腕の内側に、右プロップは、右手を相手フロントローの左腕の外側になるようにして、相手フロントローのジャージーの背中または脇をつかむ。
→上記と同じく、相手のつかみ方も決まりがあります。

【高学年限定】
9) スクラムは「ノンコンテストスクラム」であり、ボールの取り合い、押し合いはなく、ボール投入側が必ずボールを獲得するが、ハーフバックは、スクラムの中央に、まっすぐボールを投入しなければならない。ボール投入側が誤って相手側にボールを蹴ってしまった場合は、そのままプレーを続ける。フッカーは、故意にボールを相手側に蹴り出したり、自チームオフサイドラインまでボールを掻いてスクラムを終了させたりしてはならない。
→相手ボールにならないよう、スクラムハーフも交えて練習します。BKもオフサイド解消のタイミングがチームで一致した判断が出来るよう練習しましょう!

BK:6名でのラインの組み方
昨年度の4名より2名増えてよりラグビーらしくなります。パスをつなぎTRYをめざしましょう!

(ラインの立ち位置)
ポイントが中央以外
・スクラムハーフ、スタンドオフ、センター2名、ウイングの順番で、後ろにフルバックとなります。フルバックは、ブラインドウイング(右にラインをひいたときは、左ウイング、左タインは右ウイング)が行い、ラインの後ろから攻撃したり、防御の最後の砦としての重要な役割です。

ポイントが中央の場合
・両サイドに分かれてどちらでも攻撃出来るようにセットします。相手からもどっちにボールが回されるかばれないようにしましょう!
・スタンドオフが右か左かに立ち、スランドオフが右に位置する場合、右ラインには、スタンドオフ、右センター、右ウイング、左には、左センター、左ウイングが立ちます。この時の左センターはスタンドオフの役割もかねるので、右にいる味方のスタンドオフと同じような位置にポジションして下さい。

以上、5月3日にスクール大会があることより、9人制での試合が出来るようにしないと行けません。みんなもルールを予習・復習し、しっかりと頭に入れて下さい。また当分、基礎的な練習時間が少なくなりますので、各自練習を行ってください。(学校で走りまわって遊んで下さい。)またポジションは決めていますが、BK,FWにこだわらず全員がいろんなポジションが出来るようにしたいと思っています。実際にゲームでも全員がBK,FWのプレーを行う必要があります。

ps.コーチの希望としては、練習時間も週1回半日と少ないことから出来るだけ、効率的に練習を行いたいと思っています。
いろいろと工夫しますが、一番大事なことは、集中して練習することです。進学高でも、短時間の練習で花園に出てくるところがあります。そんな学校は生徒全員が練習となるとラグビーに頭のスイッチを切り替えてとても集中した練習をおこなっているようです。そんな練習で出来るように1年間「頑張りましょう!

6/13(日)通常練習・南丘小

通常練習:南丘小グランド
《駐車場所について》
TRS関係者は正門駐車エリアは利用できません。
北側入口の駐車エリア、もしくはグランド隅エリアを利用してください。
(※正門駐車エリアは、緊急車両、教職員、体育館使用団体用となっています)