合宿2日目

午前 TAコーチ、HAコーチ、TOコーチも到着し、コーチもそろいました。 まずはラダー、リアクションの練習。昨日に引き続き2:1のグリッドデイフェンスの練習です。かなり止められるようになったので、もっと斜めの位置からスタートするなど、どんな場面でも相手から見て横に並べるように進化させたらいいと思いました。

次は、 円陣を組んだところから、横一線に並んでノミネートし、一斉にタックルする練習です。手前から、1,2,3,4とポジションを埋めていくべきなのですが、1,2,4,3になってしまったりすることも多く、まだまだ練習意図が伝わっていない感じでした。これも味方の位置と相手を両方見なくてはならない練習なので、重要です。  ここまでで試合の時間となりました。

第1試合 VS1年生 1:6 新人を主体にチームを組みました。ベテランの中に入れるとなかなかボールを持つ機会も少ないので、試合慣れしてほしいという意図だったのですが、まだ相手エースの鋭いフェイントにどう対応していいかも分からずどんどん走られてしまいました。点差が開いてくると、さらにテンションも下がり、大差での敗北となりました。ここでの収穫は、いい応援の声が出ていたことでしょうか。ただ、「がんばれ」ではなく、「ひろがれ」とか「ついていけ」とか情報を伝える声が出ていました。また、負けてしまったことついて、試合に出ていなかった子たちが本気で悔しがっていました。「くやしい」「負けるのはいやや」などという声がチームメイトの方から聞こえ、まとまったいいチームになりつつあるのを感じました。

第2試合 VS1年生 10:1ぐらい? 1試合目で新人を使い果たしてしまったので、1試合目に出ていなかったメンバーを中心に、1チーム3人の編成で、どんどん交代させながら出場させました。3人しかいないので、一度抜かれると後がいないから、うまく広がって守ろう、といって送り出しました。前で良く守りましたが、結局は体格差が大きく、こちらも大味な試合になってしまいました。HOコーチのチーム編成に工夫が足りませんでした。反省。

宿舎にて 。「合宿ではラグビー漬けになって、ラグビーの漬物になってもらいます」と校長が毎年言っています。HOコーチは2年生をラグビー漬けにするために作戦を練ってきました。まず、持参したゴムボールは、練習時間中には使う暇がないので、部屋に全て転がしておきました(もちろんキックやあてっこは禁止)。また、100円ショップで買ったバスケットゴールを設置。ハンドリングドリルや鳥かごなど、使い方はずいぶん教えてきたので、多くの子が勝手に遊び始めました。ボールは最終日に片づけるまで部屋においていたので、たくさんボールを触らせることができました。

午後。ラダーのリレー(負けチームはキラキラジャンプ)、リアクションの練習から始めました。 次は、4人ずつに分かれて中抜きの練習。オフェンス3でパスをして、ディフェンスに入ったコーチを抜く練習。これはかなり上手になってきましたが、実戦にはなかなか生かせません。実戦でどう使わせるかが今後の課題だと思われます。最後は、モールになった時に、3人が入って、両脇に一人ずつ付く練習です。これは、相手を見て、味方の人数を見て、左右を見て、という具合に見なくてはならないところがたくさんあるので難しく、なかなかうまくいきません。人数をぱっと見る練習や相手をノミネートする練習などを繰り返していくしかないように思います。

夜 7:30からは前日と同じくミーティングです。前日にKJコーチが合宿の個別目標の聞き取りをしていたので、それを発表してもらおうと思いましたが、KJコーチが誰にも言わないという約束で聞いていたことが判明。言ってもいい人だけ発表するということになりました。発表したのは全体の3分の1くらいだったと思います。H15の「倒しきるタックル」という目標に対して、昔「壊し屋林」という名選手がいて・・・、といった話をしたところ、「それならば壊し屋Y」になる、という決意表明がありました。H15は、翌日の試合では、猛タックルを連発し、「炎のタックル賞」獲得。ちょっと煽り過ぎてしまった感があるので、頭から飛び込んでしまわないように(今のところ大丈夫ですが)気を付けさせたいと思います。 8時からは昨日と同じくKJコーチによるじゃんけんゲームで盛り上がりました。8時半からは、絵本「地球」加古里子著福音館書店の読み聞かせです。まだまだ。読み聞かせが嬉しい年ごろなんですね。本日も無事終了しました。