10/30 島津製作所ラグビースクール交流会に参加しました。

10月30日は豊中1年SKIコーチの顔の広いネットワークのおかげで京都で行われた島津製作所ラグビースクール交流会に参加することができました。(SKIコーチ本当にありがとうございました。)この日の京都は秋晴れの絶好のラグビー日和となり、6年生は午後から4.5試合を戦いました。

豊中B vs 阿倍野RSさん 0 – 21 負け

昼からの試合はいつも以上に入りが大事です。通常の朝から夕方まであるスクール大会でもそうですが選手のキレが良いのは圧倒的に午前中です。昼食すぐは満腹感からハングリーな気持ちが消えており、試合中の「ゲップ」を我慢してるのかどうかわかりませんが無口な選手が多くなり ”しゃべれない = 選手間のコミュニケーションができない” つまり チームとして機能せず、結果 前後半合計24分間の試合時間で21本、ほぼ1分に1トライという結果となりました。試合が終わってもまだ満腹感からくる充実感が勝っていたのでしょう!悔しがったり、凹む顔をしてる選手は誰一人いませんでした。 アカンでホンマ

豊中A vs 京都西RSさん 15 – 2 勝ち

AチームもBチーム同様入りは良くなかったですが、 AチームがBの選手と違うところは全員が強いタックルができるということ! そして相手のタックルを受けても簡単に倒されない粘り腰があるということでした。強いタックルを持っていることは試合前の練習で私が全員のタックルを生身で受けてみて感じました。このタックルされる時の衝撃の大きさは正直「しっかりと身構えて受けなかったら確実に私は倒されていただろう!」というぐらい全く余裕がなくAチームで小柄なS14やM19のタックルも私の体の臓器の肺がタックルの衝撃で肋骨に打ち付けられホンマ痛かったです。中でもE28のタックルする寸前の低い体勢になってから相手のお腹に突き刺さるまでの速さはAチームの中で一番でした。マンガで言う ”消える”です。彼はそこまでスキルアップしておりました。(右肩は申し分なく完璧ですが左肩はまだ右に比べ遅いです。あの速さになるように頑張ってみてください。)そして、倒れない選手S1とJ22です。体格が絶対的に相手選手よりも上回っておりますがこの2名にタックルにいった相手選手は確実に自分の内臓が大きく動かされたと思います。(事実 京都西さんの選手が3〜4名負傷交代しておりました。) 彼らだけが倒れないのではなくAは全員が簡単に倒れません。この「タメ」が相手のディフェンスのリズムを狂わせ1人倒すのに2人、3人と人数を割くことにより外側にスペース生まれ、後はそこへボールを運ぶだけとなりました。 アッパレです。

点数差がついたのでキックも試しました。T18はマイナスキックにはなりましたが「キックパス」にチャレンジしました。通常はロースコアの試合になった時の「飛び道具」になるスキルです。今日少しアドバイスしたボックスパントを100%マスターして、スタンドオフとして多彩な攻撃ができるようにしてください。S6とH9はキックオフのドロップキックが課題です。しかし、S6は2試合目でほぼ確実に相手5メートルライン上に滞空時間の長いドロップが蹴れるようになりました。ウチには先ほど言ったS1やJ22がいます。彼らにキックオフのボールを高い確率でマイボールにするにはこのキックスキルが大事となります。目印を1つ決めそこに何度も当たるような練習をしてみてください。(サッカーボールを使ってみるなど工夫してみてください。)

豊中B vs 京都西RSさん 2 – 5 負け

消化が良いのかどうかわかりませんが?胃袋の食べ物が消化され、ようやくハングリーになったBチーム!先ほどとは全然違うチームになっておりました。しかし、強いタックルができていない選手がほとんどのBチームは相手の攻撃リズムをスローにすることができません。またアタックについてもT2、K4やH13のステップは上手なんですがパスあまりしないのでアタックは単発になります。 また相手にスコアでリードされてると 「俺がなんとかしてやる!」と一人でボールを持って突っ込んでいってくれます。その心意気は素晴らしいのですがコーチが求めているのはディフェンスで「俺が止めてやる!」という人を11/23のスクール大会、11/27の静岡遠征で大募集しております。プロ野球 広島東洋カープの背番号15番 黒田投手のような「男気」のある選手を待っています。”K4,A11,Y17,K35,K36″ どうですか? 挙手お願いします。

豊中B vs  阿倍野RSさん(5年生)と前半のみ   3-2 勝ち

Aチームと試合が重なっていたのであまり見れておりませんが ようやくお腹がすいてきたのか? よくしゃべるようになり、レフリーに注意されたとKTURコーチから聞きました。最後の最後でベストを出すのではなく最初からエンジン全開で ALL OUTしてください。H13のスクラムハーフ今回が2回目ですがだんだんスキルアップしてきましたね? トップリーグや高校大阪の決勝を見に行ってスクラムハーフの動きを追っかけてマネするようにしてみてください。今のH13ならマネするだけでもっと上手になりますよ!

豊中A vs 阿倍野RSさん  4 – 3 勝ち

昔 プロ野球チームで 「近鉄バッファローズ」という球団がありました。(今は合併してオリックスバッファローズになりました。)その近鉄の持ち味は 「いてまえ打線」と名付けられた打って、打って打ちまくるスタイルです。 その近鉄のお膝元の阿倍野RSさんの近鉄バッファローズみたいに ”攻めて、攻めて、攻めまくる”スタイル、豊中はどっちかというと「前に出るディフェンス」で相手の攻撃の選択肢を消して行き、ターンオーバーから切り返すスタイルでしたが前半は両者お互いにエキサイトしてノーガードの打ち合い!2度のヘルドインザゴールという不運もあり、スコアアドバンテージのプレッシャーをかけることができませんでした。これは先日のリベンジに燃える相手チームの気迫がそうさせたのでしょうか? 後半はスクラムハーフのM19、成長痛が発症し後半から出場したT18のところでゲームを落ち着かせて相手の強みを消していきました。後半は0 – 0 ですが内容的に ”前に出るディフェンス”が機能していました。 アッパレです。

今回は私もAチームの試合をじっくり見ることができました。確かにAチームのスキルレベルはBよりレベルは高いです。しかしながら、「Aチームは絶対試合で勝たなければならない」というなんか変なプライドというか変なブランドみたいなものを背負っているように感じました。勝つということにこだわりすぎると毎試合、毎試合同じスキル、同じ戦法しか使えなくなり、現状では勝てるから、新しいことにチャレンジしなくなってしまいます。一例を挙げると今回試合でチャレンジしたキックは最強の飛び道具になりますのでしっかり考えるラグビーをし、いろいろチャレンジして自分の必殺技を増やすように努力してください。(小中までですよ! いろんな技を習得できるのは! キックも蹴り方を変えるだけでボールの転がり方変わりますからね!)