4年生 Jun10

芝生メンテご苦労様でした。 9日は天候不良のため 練習中止となり・・・本日参加12名 少し出席率低下ですが、充分に単独で練習可 感謝です^^  指導員5名

今日は声が出せるでしょうか?

整列!!  今回も1度で並べず・・・ グランド1週と足上げ30秒  まだまだコミュニケーションが足りませんね>< 少し厳しく指導しています^^  5カウント・・・早急に!

軽くアップの後 反復練習で す・・・・  いつも同様、練習開始時は、声がでません  ”声だせ!””仲間呼べ!””元気出  せ!” やっと声が出てきました。  コミュニケーションがないと練習に覇気が感じられません。  今後も・・・ 続けます。    練習をするに当り、何が大事かを問いかけてみました。  発言が出来るようにはなってきてます。  思ったことをもっと言葉で言えるようにしていきたいですね。   プレーでも次第に理解は出来てきてるようには、感じられます。  チーム全体のレベルアップのために、集中させて声出して辛抱強く練習です。^^

練習マッチ・・・  今回 中学生が・・・・”どうしても。。。どうしても。。。芝生で練習したい!”  ”俺達も芝生使いたい!  戯れたい!” ”芝生でタックルの練習したら上手くなるねん!!強くなれるねん!!” との 強い要望もあり (笑)  場所を入れ替えて、3年生との久々の練習マッチを行うことにしました。  テーマ(継続)は練習でしたことをする!と 一部の子供達には、いつもと違うポジションを行うとの課題を出しました。 でしたが・・・ ”練習でしたこと・・・”最初は全く出来ませんでした。   声も出ない!><   次第にできるようには、なってきましたがもう少し時間はかかると思いますね。  なんのための練習か・・・? 次回ヒアリングですね・・・ 個々がチームになるには、まだまだ時間がかかるかも・・・・? ですね。   

主役達が、自分達で考えて、声を出して、元気に!!  楽しく。。。 (悩みは多いですがf^^) そして何かを感じて、何かに気づいて・・・ そういう環境を作り、練習せなあきませんね^^   勉強です!

二年生の『ひらめきトレーニング』

先週は欠席でしたので他のコーチにお任せして実戦的な練習を中心に24人(3名欠席、体験1名参加)がしっかり汗をかいたようです。昨日は前日から降り続いた雨の影響で中止となりましたが、今朝はしっかり水分補給した芝生が生き生きとしたグラウンドで、クローバー除草を生徒・保護者・コーチ他全員で行ってから、24人(2名欠席)で練習を行いました。

練習前に裸足になった生徒全員を集め、質問しました。「ずっと強いチームでありつづけるにはどうしたらいい?」…たくさん手が挙がりました。いつものように真っ先に手が挙がるM19の「気持ち」発言から、「タックル」(K4)、「パス」(S25)、「ブリッジ」(R15)など次々と今まで習ったことをちゃんと大きな声で発言できています。今朝うれしそうにお絵描き帳を持ってきたK8も難しく説明してくれました。K8のお絵描き帳にはタックルしているシーンが上手に描いてあって、その上にタックルのやり方について、(本人曰く)お父さんに習った通り事細かに書いていましたので生徒の前で披露しました。「どれも大事。でも、相手も豊中に負けないように同じことをやってきたらどうする?」。。。これには説得力ある回答がありませんでした。

ビジネスの世界でも、競争優位を保てる期間がとても短くなっています。誰でも手軽にフリー(只)で最新の情報を入手できるようになったために差別化できるのは価格だけになったこと(コモディティ化)や、その価格でさえ、グローバル化(安い人件費の国での生産シフトなど)やアウトソーシングでコストを限りなく下げることで、安売り競争に拍車がかかっています。

ラグビーでも同じ現象が起きていると思います。ネットやケーブルTVで世界の強豪チームのプレーなら二年生も何人かは観て研究しています。各スクールのコーチも勿論、小学生にはいささか高度なスキル、サインプレーを活用してチーム強化に余念がないことでしょう。日本ラグビーの底上げが図られるという点では良いのでしょうが、心配なのは、ラグビーのコモディティ化です。このコモディティ化に入り込んだら、模倣や複製競争のスパイラルが待っています。

では、コモディティ化せず、末永く優位性を保てるものはいったい何でしょう。以前『二年生で培いたいイノベーションのDNA』(2012年2月5日)でも書いたように、「創造力」以外にありません。創造力があれば、いずれは真似されることはあっても、発揮した時点では誰も模倣できないはずです。圧倒的に強いチームとなるために二年生に必要なことは、失敗を恐れず、新しいことに挑戦し、創造性あふれるプレーヤーに育っていくことだと思います。

ということで、今日は生徒達の創造性を高めることを狙いとした「ひらめきトレーニング」(今日は最後まで6人を一つのユニットとして練習)を行いました。

1.コーチの指示で整列:①背の高い順に並ぶ、②早く生まれた順番に並ぶ。リーダー(K20など)が自然発生したチームは早く並んでいました。流石に二年生になると早いです。これを話をせずに並べと指示したら、どうだったでしょうか。

2.人文字作り:各ユニットの5人がコーチの指示したひらがな(「お」、「す」、「き」、「な」他)を芝生に寝転んで作り、残りの一人が当てる。これも人文字作りに時間がかかりましたが、ちゃんと当てていました。最後に「ラグビー」を全員で作成したかったのですが、「グ」ができず、次回にキャリーオーバーです。

3.神経衰弱:2つのユニットがビブスを持って一列になり、別の2つのユニットに背中を向けます。別のユニットが2人ずつペアでユニフォームの背番号をコールしたら、呼ばれた生徒が振り返ってビブスの色を見せます。同じ色であれば正解となり、そのビブスを着ます。6通りですので、最初は当らないペアもありましたが、記憶力で一発正解もたくさん出ました。一方、ビブスを着た2つのユニットには、赤・青のコーン、ボールを持ってもらい、最初に背中を向けて並んだ2つのユニットがペアで当てて、好きな色のビブスを着ました。

4.ユニット対抗競争:4色ビブスを羽織ったところで、いよいよ芝生の上を思いっきり走ります。コーチのいう以下の条件で競争です。

①条件その1:ボールを20M先のコーンまで運んで持って帰る競争。ただし、6人が必ずボールを2回触ること・・・作戦タイム30秒を与え各ユニットでどうするか考えさせました。どんなことをやらかすか楽しみです。ヨーイ、ドン!全ユニットとも他につられて走りだしました。同じように走りながらパスしています。緑ユニットがミスなく1位ゴール。コーチは尋ねました。「小さい円になって止まってパスを2回して、いちばん足の速い生徒一人に走らせると考えた人はいた?」

②条件その2:同じ距離をペアでリレー競争。ただし、2人がパスを5回すること。これでも2人が駆け出してランパスを始めた生徒がいました。ノッコンしないのならそれもありですが。また尋ねました。「向き合って5回パスして足の速い生徒に走らせると考えた人はいた?」。このバリエーションで2人が股の間にボールを3回通す。これもわざわざ遠いところに転がして跨いでいた生徒がいました。

③条件その3:同じ距離で個人リレー競争。ただし、2回上にボールを投げている間に手拍子2回。これは皆上手に前方へ投げてキャッチできていました。バリエーションとして、ボールを2回芝面に転がす競争。

コーチの質問に「な~んだ、そんなこと」とコロンブスの卵を始めて目にした人のような反応でした。これが新しいことを考えたときの世間の第一声なのです。生徒には野球のルールブックを例に、いかにラグビーの決まりごと(ロー)が少ないかを話しました。野球のルールブックにはルールに関する記述だけで170ページもあるそうです。経験を積んだ審判でもルールに自信がないそうです(昔、水島新司の『ドカベン』には審判も困るプレーがよくありました)。このことからわかるように、ラグビーは選手個人の裁量に任されている部分が多い(フェアプレーが前提ではありますが)と言えます。ここが創造性を受け入れる余地のある部分だと思われます。

この後、ヒット&ターンの練習をコンタクトバック5ヶ所連続攻撃をやってみました。どちらの肩で当るのが次のプレーに効果的か生徒は考え始めたようです。未だ即座の習得とはいきませんが、数回でコツをつかむようになってきました。

ひらめきトレーニングはこの辺にして、最後は4チームで裸足ミニゲームを2試合行いました。T18がさらにスピードアップしていましたので、最後に聞いたところ、毎日走っているそうです。速いはずです。昨日運動会があった生徒に50M走の結果を聞きました。3人(T2、K4、S14)とも一等賞だったそうです。おめでとう!

来月は合宿です。暑さに強い身体つくりは今からやっておかないと間に合いません。ご自宅の冷房を切る、ゲームの時間を惜しんで5分ダッシュするだけでも違うでしょう。99%の努力と1%のひらめき(創造力)に期待しています。