三年生 伊丹交流戦

参加いただいた 生徒達・保護者・指導員の皆様お疲れ様でした。いい天気でしたねぇ。

 

第一試合 VS伊丹

 緊張の午前第一試合目(しかも時間も第一試合)平常心で望めるか?緊張してるか?集中できるか?エンジンはかかるか? と心配な試合でした。

 Kick off・・・  伊丹さんすごい!! きちんと指導されており レベルがかなり上でしたね。 モールへの対応・セットの早さ・パス・ボールまわしすべてにおいてレベルが上でした。 ポジショニングも抜群です。 案の定、厳しい試合となりました。 

結果  2-1 勝

 そんな中 わが豊中は集中していましたね。 みんなで前に出ること、下のボールへの対応、生徒達はしっかりとやっていましたね。 オフサイドを多くとられたのが反省点ですが、みんなで前へでる姿勢が相手にプレッシャーになっていたのかもしれません。前に出ることで、攻守で相手の出足が遅れたのかな?  敵陣での試合これが今回の指示でした。 厳しい試合でしたが 子供達楽しかったようです。

  第二試合 VS吹田

 緊張の第一試合を終え メンバーを入れ替えての吹田戦 ここもよく指導されていると評判のチームです。 

 Kick off・・・  いきなりノーホイッスルトライ>< やられちゃいました。 やはりメンタルな面で下向いていましたね。 今まででしたらズルズルと・・・が、心配されたのですが、我慢してくれました。 ディフェンスでは前の試合同様前へ出ていました。いいプレッシャーだったと思います。 攻撃面で少しミスがでたのが、敗因ですね。

攻めるのですが、ミスが多かったですね、1トライできれば・・・という感じでした。

 結果  0-2 負

 今回の試合 前試合の雰囲気を持ち込んで欲しかったのですが、できませんでした。動けている子供達に私が気持ちを伝えられませんでした。私自身が集中力弱く、子供達に伝わってしまったのかも知れません。反省です。 吹田さんはコーチも含め気合入っていましたもんね。 生徒・コーチ・保護者1体にならないといけませんね。

 第三試合 VS茨木

 さて最終は茨木戦です。 生徒を信じ、この茨木戦どうするのか?を子供達で話しあいさせました。一つの目標を与えてみました。(これは秘密です)輪になり、話していました。(何を話していたのでしょうか?)準備万端! 開始前 吹田戦を反省し生徒に気合注入^^

Kick off・・・  今回の茨木戦は非常に集中していました。一進一退のゲームとなりました。 先日の定期戦とは違う辛抱強いチームでしたね。 なんとか先行はするのですが、追いすがってこられました。 緊張感のあるいいゲームでした。 

結果 3-2 勝

 最近このような競ったゲームがなかったので、いい経験になったと思います。みんなでよくがんばりいい経験になったと思います。みんなが最低一つ自信を持つことができていて欲しいです。

 結果 2勝1負

 茨木定期戦からのすぐのゲームでしたので、いい形で試合できると思ってました。今回10人で午前中に3試合となり体力的に少しきびしかったのかもしれませんね。 緊張の第一試合を乗り越えたことも コーチ・保護者のみなさんにもいい経験になりましたね 笑^^

 アタック

今回 敵陣で試合することをもっと認識させることを感じました。あとボールを持ったら攻め続けること。相手のプレッシャーか気持ちの急きすぎかミスが多かったです。モールで相手ボールになることが多かったです。モールからボールが出ません。こちらがすべきことをできませんでした。今回は競った試合でしたから、選手があせっていたのかもしれませんね。 練習でできていたことを忘れてしまっていました。 練習です^^

 ディフェンス

今回は競った試合となりました。 前に出て捕まえることはできていたと思います。 タックルまではまだまだですが、みんな追いかけて捕まえていました。(ラインディフェンスまであと少し・・・^^ いえ まだまだです^^) 捕まえて相手を止める。二人目が早くですね。子供たちが前に出ることで、ゲインラインをなかなか突破させずにできていたことが、収穫かな? 身体で覚えていてくれていたら・・・望みます^^。 忘れないために・・・ 練習です^^

 今後こちらも相手も 身体が成長して大きくなっています。個人の力だけでは抜けなくなります。シンプルに基本をしっかりと練習していきます。 そして敵陣で、主導権を握って・・・  

 次回はスクール大会です。 練習参加してみんなでいい結果を出しましょう^^ 目標は・・・全員1トライずつにしょうかなぁ?

走って走って みんなで豊中のラグビーをしましょう

お~~~~っ!!^^

一年生のUへの旅

久方ぶりの芝での練習を楽しみにしていましたが、「冬芝養生中」の立看板にがっくり。仕方なしに隅っこの芝らしきところで練習をすることにしました。(出席20名)


今日のテーマは、昨日の試合結果を踏まえた練習と運動会と重なって試合に出られなかった生徒との一体感を呼び戻すことです。運動会だった生徒には「かけっこで一番だった?」と尋ねると全員元気よく「一番だった~!」と即答が返って来ました。どの生徒も春から格段に走力を伸ばしていますから、それもそのはずではあります。一方、試合で頑張った生徒の中で、初キャプテンのS14に3人の助っ人を選んだ理由を質問しました。彼曰く、「S10君は、いちばん頑張っていた。J22君もタックルとかで頑張っていた。T2君は前の茨木(定期)戦で出られなかったから選んだ」と。一年生でもちゃんと大人の回答ができることに感銘しました。Man of the Match初受賞の生徒2人と2回目の生徒、そして吹田戦のキャプテンを務めながらも伊丹戦、茨木戦で身体を張って仲間を助けた生徒S10を改めて表彰しました。彼にはブラジルからやってきたタレス君(夏合宿でお世話になった留学生)から画用紙(ワールドカップの決勝トーナメントに出場したチーム名の入ったラグビーボールのイラスト上に、キャプテンを中心に吹田戦のメンバーの絵が貼り付けてあるもの)を贈呈しました。昨日のMan of the Matchの副賞としてブラジルレアルのコインを贈呈しましたが、まさか今日、本物のブラジリアンが現れるとは思いもしませんでした。村上春樹の小説のような「繋がっている」の感覚でした。因みに一番最初から合宿に何度も参加してくれていたフィジーのマラカイ君は英国で生活するとか。合宿でのフィジアンマジックがもう見られないと思うと寂しい限りです。前途洋洋たる彼(と彼のパートナー)の新天地での幸運を祈ります。


練習の前にコーチは昨日の3試合目(茨木戦)でのラスト3分のことを話しました。あの3分間が一年生の目標としていた姿であると。皆おしゃべりをやめてそのシーンを思い出しているようでした。生徒には難しいので話してはいませんが、あの時の状態は心理学で言うところの「フローの状態」だったと思います。あるいは最近では「ゾーンにいる」と言うスポーツマンも増えました。ギリギリの精神状態にあった生徒達が、何かが弾けたような行動に駆り立てられ、一気に流れが変わった瞬間でした。あの3分間は近く開催を計画しているDVD観賞会でもリプレイしたいシーンです。プレッシャーからのボールの争奪後、ノーミスでパスが継続され、トライに繋がるというラグビーの醍醐味が凝縮されていました。それは間違いなく一年生が目指す最高の未来の可能性に繋がっており、未来のビジョンがまさに今ここに持ち込まれたような感覚を覚えました。この上から「降ってくる」感覚のことを研究し「U理論」としてまとめている学者もいるほどです。


生徒には今年最後の目標として、春に大敗している「高槻に勝利する」ことを掲げました。それまでにスクール大会で4チーム(エントリーは2チームなので、前後半でチーム分けします)に分けて、各キャプテンを4人新たに選び全員が大阪の初めての対戦相手との試合を経験すること、次に堺交流戦でも全員で勝負することを中間目標としました。最後の高槻戦はコーチ陣が選ぶ今年のベストメンバー7人が闘うこととし、全員が高槻と試合できるわけではないと説明しました。多くの生徒が「よしッ!」と言う気持ちになったようです。つぶぞろいの個性派集団から選ぶコーチはノーベル賞選考より大変ですが。。。


今日の練習は、伊丹RSさんにできていて豊中にできていなかったブレークダウン(展開されたボールが敵のディフェンスによってその動きを止められた状態のこと)での個人のプレーを中心に楽しい2時間があっという間に過ぎました。


ラックでは、タックルを受け倒れた時のボールの処理の仕方について指導しました。倒れるときはボールをお腹に大切に抱えて倒れることが一番大事です。そこからボールを移動させてラックから優位に次の展開に持ち込むわけですが、その移動の仕方として、四角形をイメージして貰いました。原則はタックラーから一番遠いところに両手で置いておくことです。生徒は笛の合図で倒れて1.2.3.4のリズムでボールを両手で四角形の四隅に上手に移動できるようになりました。腕だけの動きではなく、その前の練習で柔道のエビ移動をやったように、体幹を動かして一番遠くにボールを移動するようにできれば卒業です。


モールでは、ヒットする際に当たり自体が弱い生徒が多いので、コンタクトバッグを持ったコーチ二人の狭い間を走りこんで抜き、正面に立てたタックルマシンにヒットする練習から始めました。次に、コンタクトバッグに強くヒットした軸足を中心にターンをする練習です。今回はターンするだけでなく、ヒットの勢いで一回転してサイドを抜ける練習を繰り返しました。大人になって2人のタックラーの間をするりと抜ける選手がよくいますが、小さい頃からこの回転軸の意識が刷り込まれているんだなと思います。


次にブレークダウンでのボールの争奪で重要なプレーとなる最初にボールに絡んで来る相手を払いのける練習を二人ペアで行いました。2メートル四方のグリッドを横に3つ用意し、この長方形の短辺に二人がうつ伏せで寝て、笛の合図で攻守に分かれます。攻撃側は最初のグリッドで中央に置いてあるボールを両手で押さえ頭を上げて敵のスイープに備えます。守備側は攻撃側の生徒を腕のところでスイープしてボールを蹴らないようにオーバーします。次のグリッドに移動し、攻撃側はボールを真上に跨いで守備側のスイープに備えます。守備側は同じく低く相手をスイープします。最後のグリッドでは、攻撃側がボールの上に寝転びます。守備側はこの相手を両手で持ち上げ払いのけます。これができるようになれば、もうひとつグリッドを追加し、ロールオフ(ボールに覆いかぶさっている相手をつかんで一緒に横回転してボールだけを残す練習も加えます。ワールドカップでもこのロールオフが散見されラックからの球出しをスムーズにしていました。


最後に「ピラミッド」(3メートル間隔で置いたコーンのところにボールを積み上げて行くリレーを2周行ない、競争しながら総力を高める練習をしました。皆スピード感ある走りを見せ、運動会でもきっとこんな顔で一番のテープを切ったんだろうなと想像しました。


来週土曜日は、天候次第で体力測定を行いたいと思います。春からどれだけ伸びたか楽しみです。