TEAM millennium [WEEK10] 11.6.12

いやー、暑くなってきたねー。梅雨にも入って天候不順な日もあるけど、幸運にもラグビーを楽しめてよかったよかった。遠征・試合・合宿とイベント目白押しな今年の夏なんで頑張っていこーぜぃ(^^)v
ほんじゃ、今週のお品書き。
1.practice  @南丘小
2.member
player:15人(ユカ、ヒデ、ハルト、リョウスケ、ケンジ、コウ、ワタル、タク、リョウタ、タイセイ、トモヤ、シンノスケ、カズシ)
staff:5人(池田、露峰、三木、野田敬称略 吉岡)
2.メニュー
①ランニング&サーキット
②ランパス(ストレート、パス&フォロー)
 みんなエラい上手なっとってビックリしたわ(^O^) 声もよく出てたしね!
 まっすぐ走れてて、パスも正確になってて・・スバラシイ。GREAT!
 あとは深めの位置から、走り込んでフラットでパスをもらったらカンペキよ!おっちゃんは何も言うことないで(^_-)-☆
 フォローもよくできてたゎ。フォローは「早すぎず、遅すぎず、浅すぎず」やで。ボールの動きを見ながらフォローやで。ボールがゴールラインを切るまでフォローしてや!
③ジグザグラン+ロングパス+タックル×2+ラダーラン
 初めてやったけどなかなか面白い練習やったね。走って息を上げる・コンタクトする・ロングパスする、と試合でしょっちゅうあるシチュエーション満載のメニューやで。しんどいけど楽しい、「たのくるしい」メニューでスキル・フィットネスを高めよう!競争とちゃうから、一つ一つの動作を正確に、自分にキビシく取り組んで下され(^_^)/
④6vs6のミニゲーム
 今日は声がよく出てよく走れてたわ!(^^)!いつも練習でやっている事がよーくできてたわ。チーム全体では、まっすぐ走る・前に出る・捕まったら味方にボールを見せる・・・なかなかよかったで(^○^) FWはDFでよくボールに絡めている・オーバーもできていた。BKはパス回しがよくなってたわ。
ミニゲームでおっちゃんがびっくりしたんは、シンノスケとタクのプレーです。シンノスケはアタックが力強かったわ!捕まっても前に出る姿勢は迫力満点やったで!!この調子でゲームでは相手をなぎ倒していってや。頼むで!みんなもシンノスケみたいに、力強く荒々しくいったろう!
タクはボールのもらい方がスバラシい!ボールをもらう瞬間にトップスピードになって相手ディフェンスを何度も切り裂いていたんんはシビレました(^_-)-☆特にカットアウトでトイメンに触れられずDFを置き去りにしてトライをとったランは衝撃やったわ\(◎o◎)/!ボールをもらってから走り出すのはどんなに足が速くても、DFにとっては怖くないんよね。逆にボールをもらう瞬間にスピードを上げられるとDFがついていくのは至難の業なんよ。FW・BK関係なく今日のタクのボールのもらい方はみんなもマスターしてな。
今日のゲームではハーフタイムにチームごとに修正や課題を出しあったやろ。あれは大事なことなんで、続けていこな。ゲーム中や練習中ににコーチからではなく、みんながお互いに要求や修正をしあえるようになるとラグビーの理解がめちゃめちゃ深まるんよ。「考えながら」プレーする習慣をつけていこう!
⑤ゲームでの課題を確認
 6vs6でボールキャリアが相手にヒットし、キャリアに直近の二人がサポートしボールを確保する練習。
 全般的にゲームの内容はよかったけど、終盤足が止まるとボールのポゼッションが落ちだした(ターンオーバー・モールパイルアップ)ので、しっかりとボールをキープする練習をしました。ポゼッションが落ちる理由はサポートが遅くなってキャリアが孤立してまうからやで(*_*) 足が止まりがちな終盤にターンオーバーから逆襲を喰らうとトライを奪われやすくなってまうで。味方の攻撃体勢が整うまではしっかりボールキープやで。そのためには、キャリアは倒されない・サポートは早く!を意識してな。
⑥デザートのフィットネス
 腕立て・腹筋・背筋・バーピージャンプのサーキットラン。これも競争とちゃうから各種目を正しい姿勢でやってや。自分との闘いやで。楽したら楽した分だけ、追い込んだら追い込んだ分だけちゃんと自分に返ってくるで!!しんどなったら、自分と同じポジションの仲間を見てみ。そいつもしんどいはずやし、負けられへんと思えるやろ?苦しさを乗り越えな楽しさはわからへんで!がんばろー!!
[楽苦備後記]
上述したように子供たちの進化には驚かされました。「そんなんもできんねや!!」と嬉しい驚きがグラウンドに散りばめられていました。彼らの成長率は大人の想像を遥かに超えていました。遠征・合宿・スクール大会とイベントが続きますが、これからどんな姿を見せてくれるか本当に楽しみです。この先、いい時もあれば結果が出ないときもあると思います。ただ、結果だけを求めるのではなく目標に向かうプロセスにある障壁や課題にチャレンジする姿勢を持ち続けてほしいと思います。そのサポートはしていく覚悟でいますので、これからもご支援お願いいたします。
最後に、今後「暑さ」が大きな敵となってきます。練習中は水分補給や休憩を取り、熱中症の対策を講じて参りますが、競技の特性上、体に負荷をかけることは避けられません。従って、練習前日は十分な睡眠をとり、朝食も摂るようにしてください。体調不良や睡眠不足の場合は無理をせず休む、もしくは練習前にお知らせください。
  

裸足になった一年生

金曜日から続いた雨と日曜日午後の雨の間隙をついた晴れ間のラッキーな練習となりました。おまけに天然芝のグランドは青々とした緑色の絨毯で敷き詰められており、コーチはすかさず裸足練習を決めました。北摂大会以来ずっと会えなかった一年生に漸く再会できたことも嬉しかった。皆今日の芝での練習を楽しみにしていたようです。

練習前に出欠(21名出席、2名欠席)の確認後、北摂大会のレビューを行いました。3チームの各キャプテンに試合の感想、キャプテンと指名された日から試合までの一週間の気持を尋ねました。どのキャプテンもキャプテンになってみてよかった、一週間が待ち遠しかった、次もキャプテンをやってみたいという思いを持っていました。次回の大会では、それまでの練習で頑張った生徒を選びたいと伝えました。次は自分と皆思ったかもしれません。皆黙ってコーチの話を聞いていました。そして、北摂大会で最も印象に残ったプレーヤー(マンオブザマッチ受賞者)のT18がいったい1.5試合に何本タックルを成功させたかを皆に尋ねました。答えは20本でしたが、皆の想像をはるかに超えた記録でした。しかし、仲間は皆、なぜ彼がマンオブザマッチに選ばれたかわかっていました。それだけインパクトを与えたビッグプレーだったわけです。本人は照れていましたが。

生徒に裸足になるように指示すると、最初に脱いだ生徒たちは必ず走り回り、「冷たい」とか「くすぐったい」とか反応を示します。この感触を掴むことが大事なんだと思います。人間が自然にかえる瞬間ですね。Human beings are part of nature!

まず、2人ずつ3組の鬼が手を繋いだ状態で他の生徒を捕まえさせ、全員が捕まってひとつの線になるまで続けます。ひとつの線になったところで円を作らせ、その場に座らせました。座ったところで、自分の胸に手を当てて鼓動を確認します。次に、前の人の背中に耳を当て人の鼓動を確認してもらいました。これで朝の目覚めの悪い生徒も落ち着いてきました。次に、立って円を作り、中に残した4人が円の外に逃げないようにブロックをするゲームを順番に行いました。うまく脱出する生徒もいれば、行く手を塞がれ立ち往生の生徒もいました。

【納豆ねばねば】全体を2組に分け、一組には直径2Mの円の中で仲間と手をつないだりして剥がされないように指示しました。もう一組には、このねばねば納豆を円の外に引きずり出すよう指示しました。必死になって耐える生徒や、数人に力づくで強制排除される生徒など見ていると腹をかかえて笑ってしまいます。これは芝のグランドではお勧めです。

【とかげのしっぽ】4人がジャージを腰のあたりを掴み一列でとかげのしっぽのようになります。鬼の一人が4人と向き合って、このトカゲの最後尾にタッチできたら勝ちというゲーム。意外と難しいゲームで、フェイントを使ったり大外に回り込んだり工夫が必要です。1年生はまだ手の力が弱く、簡単に手を離してしまいますので、遠心力で放り投げられる様も笑えます。

【ハンカチ落とし】ハンカチの代わりにボールで行います。大きな円をいかに膨らまずに弧を描いて走れるようになるかがポイント。日本人の弱い弧の走りの感覚を1年生から自然に体得させます。すべりやすい芝ですが、誰も転ばず上手に身体を傾斜させて走っていました。

【外周リレー】ハンカチ落としと同じ円の周りを一人1周・2周走でリレーを行いました。これも同じ目的です。

次は4人一組のユニット練習。

【手渡しパス競争】4人が小さな円になり、手渡しパスを行います。1周できたら座り、一番を決めるゲーム。チームワークの意味を感じて貰います。

【ボールキック運び競争】4人が手を繋いで小さな円になり、中にあるボールをやさしく蹴りながら5メートル先のコーンを回って帰ってくる競争。これもチームワークがないとできません。中にはケンカ状態の組もありました。

【上下・左右手渡しパス競争】4人で後ろの生徒にパスをして1周できたら座る競争。相手を見ずにイメージでパスをすることを習得させます。

休憩の後、

【7ボール】いつもならボール7つで行いますが、今回は取りやすいコーン7つで行いました。アジリティ(俊敏性)重視のトレーニングですが、もうひとつ意味があり、見ている仲間がどこに2枚コーンが集まっているかを指示するチームワーク力が問われます。走る人がポケモンになって指示に従うわけです。組によっては、「僕ポケモン」ではなく、「のけもん」になってサラリーマン川柳よろしく孤軍奮闘の戦士もいました。

【ふん転がし】自然に帰ったついでにふんころがしも体験しました。ボールを横、縦で股をしっかり割った四股の状態でボールを見ずに前を見ながら転がす練習です。小さい時から楕円球の特性を身体で感じて貰います。

【体幹トレーニング】まず、膝をついて直立した状態で後ろからコーチが押します。次にあごを引かせた状態(チン・イン)で構えさせ、前に倒れにくい感触を掴んで貰いました。次に、右ひざをついた状態で左脚を後方に伸ばし、右腕を前方の伸ばし固定する練習です。これが安定している生徒は未だいませんでした。最後に肘とつま先だけでうつぶせた身体を支える練習をどれだけ長くできるかを競いました。1分以上できる生徒がたくさんいてびっくりしました。

最後に、2組に分かれて、ピラミッド競争。3M毎にボールをダウンボール・ピックアップを繰り返し前に進めてピラミッドのように積み重ね、これを壊していく(戻す)練習を行いました。

折角おニューのスパイクだったのに、最後まで人間になれず(妖怪人間ベムか)裸足で通してしまいました。

最後に集めてコーチは皆に問いました「皆に足りないものは何だと思う?」R15はすかさず「勇気!」 「う~ん。それも足らんな、他には?」。と、S14「チームワーク!」。「そうや、チームワークが足らん」。世の中のことをよくわかっている一年生でした。コーチは実は生徒なのかも知れません。