練習のテーマは「仲間をフォローをする」と伝えた。
では、誰が誰をフォローするのか、ということ。
なんのためにフォローするのか、ということを確認したよね。
まず誰をフォローする?
それはボールを持った仲間をフォローする。
では、誰がそれをするのか?
ボールを持っていない人がフォローをする。
すなわち、残りの全員がフォロワーとなる。
では、フォローの基本は何をする?
フォローに付いた事を「声を出して」アピールする。
もしくは、指示する。
「前へ行け」「後ろを向け」「右へ(左へ)行け」etc…
フォローの基本は声を出すという行為。
コミュニケーションの手段としてもっとも基本的な行為。
なにの・・だれも声を出していない。
出したとしても小さくて聞こえない・・・。
それでは、目的を達成できない!
ゴールラインへボールを運べないではないか。
これはラグビーの経験量や上手い下手の問題ではない。
個々の気持ちの問題だ。
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なぜ声が出ないのだろう?自信がない?恥ずかしい?
あまりにもおとなしすぎるのはなぜ?
これは自身の自戒を含めてのことだが、
幼い子どもへの躾で、「おとなしくしろ!」「静かにしろ!」と言った。
時と場合を考えて・・という部分をきちんと伝えられていただろうか・・。
親でもある自分自身がそのように育ててしまったのだろうか・・。
昨今の小学校教育では目に見えた競争をさせない。
競争が無ければ劣等感も優越感も存在しないのか?
静かにして待っていれば、すべてが平等に与えられる。
そこには”出る杭は打たれる”的な空気も感じられる。
では、ラグビーのプレーではどうする。
誰よりも早くボールを拾う。
負けるもんか!と追いかける。
こっちへよこせ!と意地を張る。
俺が一番だと、突破する。
仲間に「ガンバレ!」の声をかける。
カラ元気、上等!!
君達はそれをするために、ここにいるのではないのか?
なにをするためにここにいるのか?
一番したいことはなに?
23日は、君達の気持ちを見せてほしい。