10/30 5年生『見たら負け』『待ったら負け』

10月30日(日)豊中3中 生徒20人、指導員5名

秋晴れの心地よい朝です。ラグビー日和です。29日の日本代表 VS ニュージーランド代表の試合惜しかったですね! NZは バレット、リーコ、サヴァエなどが出場していなかったみたいですけど日本代表は100%「ストリートファイト」をみせてくれました。 (誰も練習すれば強くなるんです!)

アップは暑かったので 「だるまさんがころんだ」を選択しました。10m先でコーチ(鬼)2人がボールのパス交換をおこないます。ボールが空中にある時だけ前に進んで良いルールにし、ボールを持っているときに動いたらアウトにします。アウトになればその場で体幹トレーニングをしてもらいます。ゲームはフェイントなどで数人はアウトにできるのですが、さすが小学生です。この昔からの伝統的な遊びである「だるまさんがころんだ」 遊びの時の子供の集中力は無敵! 何度も攻め込まれて鬼は退散しました。

次に4連パスをおこないました。先週と違うのは2グループに分けたので1グループ10人ほどです。1回で4人使うのでパスして走り終えるとすぐに次の順番がきます。特に列の真ん中2つのポジションは戻るのが大変です。このような状態ですが、早くもどった選手が真ん中を埋めてパスを継続します。2グループがボールを落とすまで、どれだけパスをつなげることができるか?競争しました。とりあえず30秒継続を目標におこないましたが、1グループが30秒やりとげました。(このグループの勝因はコミュニケーションです。)

次にタックルをおこないました。日曜の夜からコーチの夜寝るときの布団の下に引くマットレスとして使用するつもりで買ってきたまだ誰も使っていない新品のマットレスを3段重ねて汚れないように布団カバーに入れてヒモでぐるぐる巻きにしたマットをタックルされた生徒が安全に倒れれるようにクッションとして準備しました。このクッションがあるのでタックルされる生徒にはお腹を空けて構えるように指示を出します。そしてタックラーには毎週練習している「型」でタックルをしてもらいました。この狙いは「タックルが怖い」という生徒もいますので、前から言ってる「タックルポイント」で唯一やわらかいところ。「おなか」にタックルをして「痛くない」というのを体感してもらいました。コツをつかんだ生徒もいれば全然ダメの生徒もいます。 次のタックル練習は「君たちの手を奪います」 (今日コーチはこのマットレスで寝ます。)

そして、ここから新戦術習得の時間です。11月3日の試合で使っていきますので、まずは“プレッシャーなし” で役割を覚えてるため何度も反復し、次に試合形式の“プレッシャー有り”で実戦感覚をつかみます。見てて思ったのは「メイクライン」(ラインの形成)が速くなったことです。 ここでの問題はいまだに低学年と同じ動きをする生徒がいることです。とにかく「ボールの近く」にいつもいる “団子ラグビー” の主役たちです。彼らがチームのために動くのはいつの日になるのでしょうか? “ラグビーはチームスポーツ”ということに早く気付いてほしいものです。

最後に11月3日(祝)はスクール大会です。20名2チームで参加する予定です。対戦相手も大阪の強豪スクールばかりです、なので5年生は日本代表のように「ストリートファイト」の気持ちで挑まないと20点(大人ラグビー換算で140点)ぐらいすぐにとられ、メンタル折られますよ!(いっときますがコーチは今回も「サイレントラグビー」です。自分たちでチームとしてひとつになって戦ってください。)


 (おまけ)ストリートファイトについて 日本代表 下川選手のコメント

「ストリートファイトは、いきなり始まる戦いです。相手をリスペクトしつつ、先手を打つ。局面、局面で仕掛ける。プレッシャーをかけ、相手のしたいプレーをさせない。…僕もそれを体現したいです。練習中も、『見たら負け』『待ったら負け』という言葉をよく使います」 

(私の息子(今社会人)が通っていた広島のとある高校は昔からまさに「ストリートファイト」のスタイルでした。)