10/15-16 5年生 さぬき遠征(Day 2)

Day 2

当初の天気予報では雨が降り出すと予報がありましたが、とても良い大ハズレの予報で快晴でした。朝ごはんはホテルの大広間に生徒、保護者、指導員全員でいただきました。やっぱり日本の朝はご飯に味噌汁を中心にした献立だな!と再認識するほどおいしい朝食でした。(私だけですか?昭和ですけど何か?)

朝食後バスに乗って昨日練習したグラウンドに向かいました。到着したらすでにさぬきRSさん他3チームもがウォーミングアップをしていて、会場は一気に「試合モード」の雰囲気になりました。豊中5年生は当日合流組も含めて20人、2チーム編成で4試合を戦いました。今回はいつもキャプテンをしているR8,L4にはキャプテン職をあえてさせないで1選手としてのびのびプレーしてもらうチーム編成ですにしてみました。 以下結果です。

Team H14 メンバー

H14(C), R8, R12, S9, H16, K17, S21, H23, Y24, H25

Team A10 メンバー

A10(C), A1, K3, L4, K5, H6, K7, R18, R19, C22

Team H14 vs さぬきRS        1 – 2  Lost

Team A10 vs 高知 RS        1 – 2  Lost

Team H14 vs 高松ラグビー少年団  4 – 2  Win

Team A10 vs 小松 RS        1 – 4  Lost

前日のK3の予言どおり 相手は「強かった」ですね! 特にさぬきRSとの試合ではその前日の合同練習の時、豊中で行っているタックル練習メニューをおこなったのですが、さぬきRSさんの生徒1名の「お悩みポイント」を解決してしまったらしく、試合では彼の「ナイスタックル」を連発されました。私としてはタックルの練習メニューの指導方法は間違ってないみたいでとてもうれしいのですが、なぜ豊中の生徒に伝わらないのでしょうか? (さぬきの彼は時間にすれば練習時間15分そこらでタックルができるようになってしまいました。教え方に間違いがないのに!)

また キックオフの高くあがるボールをダイレクトでキャッチできる選手が豊中にはまだまだたくさんいますので、ここも集中して教えていきましょう!

高知RSさんとの試合ではトライまでもうちょっとのところまで行きながら、ターンオーバーされ相手のランナーに2回もトライされました。いいところまで行くということは良い繋ぎができている証拠です。最後にフィニッシュ何が足らなかったのでしょうか?

小松RS さんとの試合では体格の大きい選手の突進に完全にビビりましたね!相手の必死に走る顔を見てしまうとほぼ***相手を止めることはできません。いままでずーーーっと言い続けていますが、「相手のおなか」だけを見てそのおなかにじぶんの肩をあてる。これ一択です。今後相手も今回の相手のようにどんどん大きくて、筋肉もついてきます。おなか以外にタックルしたら自分の肩をケガするリスクが増えます。君たち!5年生は6年生になるまであと6か月あります。毎週練習メニューに入れますので「タックルスキル」だけは「さぬきRSのあの少年」のように!15分くらいでマスターしてください。***(大きい相手に体をぶつけてたK3は良かったですよ!「相手が強い!」と分かっていて立ち向かってくれました。でもタックルはおなか一択ですよ!)

そして、高松ラグビー少年団さんとの試合では「R12 トミー」がMVPですね!今の5年生で足らないことを彼は10分間やり続けました。それは声です。今回はサイレントラグビーというルールがあるため、試合中に指導員や保護者が選手に声かけすることはできません。今回戦った4試合中この1試合だけが0点に抑え且つ4点も取った試合でした。もちろん彼以外の選手の働きもあっての勝利でしたが「彼の声かけ」はコーチがもし声をだせるなら「ここっ!」ていうところで、最初から知っていたかの如く100%言ってくれました。特にディフェンスです。「ヤンボール」(your ball がこう呼ぶようになったと思います。)の声を本当にドンピシャのタイミングで発するのです。それが何度も何度も全く同じタイミングで! (10年目のベテラン選手みたいにバッチリのタイミングでした。)彼のおかげで他の選手のディフェンス準備が素早くできたため相手のアタックがトップスピードになる前にシャットアウトしていました。 ここでKYっていう言葉ご存じでしょうか? ギャル語のKY(空気が読めない)ではなく、工事現場など危険をともなう作業をする場所では「KY」という言葉が使われます。「危険(K)予知(Y)」の意味です。彼の発する「ヤンボール」という声はまさにそのKY危険予知なんですね! あのタイミングでしかもあの声の大きさで10分間言い続けれる選手はいまのところ5年生ではトミーだけかもしれません。外で見ていた指導員、保護者にも伝わる彼の発信力!すごいの見せてくれました。 (あとトミー自身への課題です。声と自分の動きをシンクロさせてください。現在のトミーのプレーは“光と音”みたいな状態です。声が先、自分の動きが後になっているため、動作が1~3テンポ遅いです! )

今、5年生で私が合格と認めるタックルを試合でできる選手は誰一人いません。タックルはできないならば練習でマスターすることが必要ですが、声は練習がいりません。ただ大きき声でみんなに伝えればいいだけです。今度のウォーミングアップは「モッツァレラチーズゲーム」とかしてみます?大声でますよ!

最後に今回の遠征で大変お世話になりました「さぬきRSさん」、その関係者の皆様、そして対戦していただいたチームのみなさま、保護者の方々や応援していただいたすべての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

参加 生徒20名 指導員5名 

10/15-16 5年生 さぬき遠征(Day 1)

10月15日~16日の2日間 5年生は香川県へ遠征して、以前より親交のある「さぬきラグビースクールさん」(香川県)、さらに「高松ラグビー少年団さん」(香川県)、「小松ラグビースクールさん」(愛媛県)「高知ラグビースクールさん」(高知県)と4チームとフレンドリーマッチをおこない、ラグビーをする友達をたくさん増やしてきました。

Day 1: 

朝6:30 集合です。指導員、保護者は1週間の仕事や家事等の疲労がピークに達した人が多い中ですが、生徒さんは朝からめっちゃ元気全開です。あの小さい体のどこにエネルギーをため込んでいるのでしょうか?

そして出発です。バスは高速に乗って、淡路島、徳島県を経て香川県へ! 車から見る車窓は素晴らしく、特に海が見えると心と疲労は癒されます。(海は心を落ち着かせるセラピー効果があるそうです。もし心が荒れてるときは海を見に行ってください。)

そしてバスは香川県「こんぴらさん」に到着です。
「こんぴらさん」とは 金刀比羅宮(こんぴらぐう)というお宮にいる海の神様を「こんぴらさん」と呼んでいます。参道の長い石段は有名で、参道口から御本宮まで785段、奥社までは、1,368段というとても有名な観光名所です。

昼食をすませた5年生! 「集合時間の兼ね合いもあるので途中まで登ってみますか?」というNM主任の号令で階段を登っていきます。階段の両端にはお土産屋さんも軒をならべていて「観光地!」ていう軽い気持ちで階段を登っていました。ところがです、階段1段1段の高さが小中学校の校舎の階段より高い! 300段近く登ったところで全員に疲労の顔が見えます。「こそろそろ引き返そうか?」N主任の言葉で「帰るモード」の空気になったとき、「最後までいこうや!」とH16が冗談でポツリ、その言葉に私も冗談で「よく言ったぞ!ほないこうか!」と言ってしまいました。「えーーーー」と帰るモードになっていた生徒からのボヤキ声が「コーチ!おまえ!何を言ってんねん!」と私は生徒からするどい眼光を飛ばされます。そして全員が意地になって先へ登っていきます。

と引くに引けない状態で、ついに残り480段ほど登り「金毘羅宮」に到着です。登っている途中に限界がきた数名の生徒がいてそこで折り返しを待っていて!と言ってましたが、その生徒たちも少し休憩して体力復活させ登り切りました。今回参加した全員が「785段を完歩」しました。すばらしい! チームで一つの目標に向かってやり切る、そのためにはいろいろ困難がありましたが、なんとか登り切って全員で見た、あの綺麗な景色は忘れないですね!今私は両足太ももの筋肉痛に襲われてこのブログ書いておりますが、5年生全員に最高にとても良い「チームビルディング」になりました。全員でこの素晴らしい景色をバックに記念写真のあと、金毘羅宮へR8キャプテンを先頭に全員で明日の試合の必勝祈願をして下山しました。(ここでエピソードをひとつ登りでヘロヘロになっていたR18、しんどそうだったので彼の水筒とカバンを持ってあげました。下山時も同じく荷物を持っていたのですが、下りはスキップしながら下りていきます。「おい!なんや!めっちゃ元気やん! どーゆーこと!」 でした。)

そしてバスはさぬきRSさんの待つグラウンドに到着です。野球もできる多目的グランドで。野球で「外野」と呼ばれる場所はとてもきれいな芝生で広々しています。そこで初めて「さぬきRSさん」とご対面!です。このさぬきRSさんの高学年の指導員は私の息子も通っていた、広島県尾道高校のラグビー部の先輩(1つ上)が指導されていました。なのでスムーズに練習にはいることができました。 私も豊中で練習メニューを考えるときは尾道のラグビーを参考にしていますので、両方の生徒さんにとってあまり違和感がなく練習ができたと思います。しかしながらコンタクトを含めた練習では豊中のほうが圧倒的に練習不足を感じました。コロナ禍でコンタクト系の練習をあまりしてこなかったことを少し反省しております。(これからもっと増やします。)

そして約2時間弱いっしょに練習をおこないました。 帰りのバスでK3に「勝てそう?」聞いたら、「強い!」とポツリ!「おい!まじか?」 明日は激戦になる予感がしました。

ホテルに着いてチェックインしすぐにお風呂そして夕食です。夕食ではメニューの一つとして「さぬきうどん」があったそうです。(コーチはさぬきRSさんとの懇親会参加のため夕食はみんなと食べておりません。)あとで聞いたS21の食レポでは「とてもモチモチしてコシがあり、美味しく、こんなうどん食べたことなかった。」そうです。(涙)

懇親会が終わって部屋に戻ると、すべての部屋が静かになっていました。今日のこんぴらさんはかなりハードだったみたいですね! 静かに1日目の夜がふけていきました。

DAY 2へ 続く! (まだ編集中)