2012 合宿 4年生

2012合宿inハチ高原

 参加13名 ありがとう そして保護者の皆さんありがとうございました。 指導員も7名 いいですねぇ・・・

今回の目標は、“声”半年間言い続けてきました。 絶対だせるように!  そして初参加の新しく仲間となった5名を含め みんながラグビーと仲間が好きになるように!子供達はそれぞれの個人目標で・・・

1日目

宿スタートです!  行きのバスからテキスト配布(練習までに覚えておくように!! 宿について早速問いかけ) (少しやりすぎかなと・・・考えたのですが・・・)

なか空かして 無事到着 涼しいです 気合入ります! すると・・・校長より“ラグビーけ? 漬物? 漬々”のお言葉が・・・(にひひ・・・漬々OKみたいです・・・ さて、これらどのように漬けましょう?)

んしゅう開始。。。 グランドいっぱいを使い、走って!走って! 気持ちを入れて!! ぁ・・・愛情!愛情!

ぁっ><・・・一人泣かせてしまった・・・すみませんf^^

2日目

午前。。。 心強い援軍指導員参加       試合です。 練習してきたことができません・・・ “声”も出ず・・・気持ちの入れ方が足りなかったようです。 結果より内容重視だったんですが・・・。

午後。。。 反省を踏まえて,今まで練習してきたことの反復です。 エンジンかかってきたようです。 みんなで声出して元気よく!!

3日目

午前。。。 BK出身コーチによる。パス&ラン  ラグビーの練習です^^ やっと“声”出始めました。 プレーを自分達で考えて練習してすることができ始めたグループもありました。

午後。。。試合 テーマは練習したことにチャレンジ!デス。 ナイスキャッチあり、上級生へのぶちかましあり、仲間に勇気を与えるプレーが多くみられました。  内容重視! 前日とは違い心の入ったゲームでした。 全試合 気持ちの入ったいいゲームでした。 みんなが、チャレンジした結果かな? 失敗を恐れず、自分達で考えてプレーしてください。

4日目

さぁ!!山登り! ダメダメ!! ←今年は・・・練習しましょう^^  キックオフの練習に遊び心をたくさん加えて・・・(加えすぎてしまいましたが・・・)   声は出ていました。(遊びを兼ねると凄いです! アピールもたくさん!) 

総括

最後は、“声”を出し、指示・アピール・励まし そして自分達で話し合い、多くの種類の声が聞こえました。 このまま習慣がづいていってくれればいいのですが・・・         夜のミーティングも漬々です。 お勉強、初めて筆記をしっかりとさせてみました。  今年は、漬け漬け!で、約1時間ほど。。。  紙に書いたこと、聴いたこと、考えたこと、どれだけ記憶に残ってるか? どれだけ自分の言葉で伝えられるか?  4年生は感想文ラグビーノートでお願いしました。 どれだけ記憶に残っているか・・・楽しみです^^

合宿終了 帰るぜぃ!

あ。。。帽子かぶったまま・・・ とってよ><

では、次回 元気な顔で参加してください! みんなで楽しく練習して、試合でできるようになろうぜぃ!  宿題しろよ!!^^

3年生 仲間のために自分がすること

合宿ではほぼ普段の1ヶ月半分の練習を3泊4日に濃縮して行います。
校長の言っておられた、まさに「ラグビー漬け」の4日間。
合宿する目的はチームビルディング。寝食を共にし、お互いの気持ちをぶつけ合い、相手の気持ちを知る。そこでお互いに尊敬し合えるようになった時、チームの結束がより固く結ばれる。
今年は生活面でバディシステムを取り入れ、何をするのも二名一組で行った。 コーチが決めたペアにもかかわらず、概ね功を奏して、着替え、食事、練習場所への移動、すべての面においてスムーズに行えた。 自分だけのことを考えるのではなく、つねに他人の行動にも感心を持つ。不満やストレスも感じるだろうが、そうすることで、相手への思いやりや、自分が今なにをするべきかも客観的に知ることができたと思う。そのせいか部屋での過ごし方も非常に良かった。 日々のラグビーノート書きもきちんとこなし、余った時間もコーチの注意をしっかりと聞き、悪ふざけして騒ぐことも無く、就寝時間もきちんと守る。 その姿勢は非常に素晴らしかったです。

練習でも誰ひとり脱落することも無くメンバー全員が4日間がんばれた。 それは真面目に取り組めた証拠。 恒例の他学年とのテストマッチでもそれらは現れていた。

対2年生では、2年生の猛攻に苦戦する場面も多々あり、あわや・・と思われたが、なんとか上級生の面目はたもたれた。ここで苦戦した場面こそが今の3年生に足りないところ。2度の対2年生の試合からは学ぶべきところがたくさん見つかった。 そういう意味でもこのテストマッチは非常に有意義なものであったといえる。

対4年生でも、ガッツを見せて相手を圧倒したシーンが多数。体格差を感じさせないライン攻撃こそ、いま目指しているラグビー。これまでの練習の成果が随所に見えてきていた。

ただ反省しなければいけないこともたくさんみつかった。
今回はSGコーチがビデオ撮影をしてくれたので、これをじっくり分析してウイークポイントを克服してゆくための練習をしたいと思う。

夏休みも残り1ヵ月を切ったが、ラグビー以外のこと(宿題とか)もしっかりとしておきましょう。
練習は19日までありませんが、プールに行ったりして体も動かしておこう。

二年生のチームビルディング~未来を発明するためにいまできること~

4日間の夏合宿が無事終了しました。今年は例年にない好天と保護者(二年生の参加保護者・コーチ数は最大の16名)の献身的なご準備に恵まれた二年生はメンバー26人フル参加で新校長のおっしゃった「ラグビー漬け」の生活にどっぷり集中することができました。宿舎に入った後のミーティングで、未来に不安を感じているJude君たちには、昨年の小学生になって初めての合宿とは違い、今年は誰かが助けてくれるのを待つのではなく、君たちに必要なことは自分たちにしかできないという気持ちで取り組むよう話しをしました。今4日間を振り返ると、彼らはコーチに言われるでもなく、夏合宿チームキャプテンH9につき従いスケジュールよりも30分以上前倒しで朝会(二年生だけのスクール歌の熱唱最高でした)や練習場所に集まっていました。そんな彼らの大人への一歩を踏み出し始めた様子を傍観するにつけ、今年は何か寂寥感の残った合宿でした。

梅の花が咲く頃、仮冬眠状態から醒めた蜂は一斉に野山に出かけ幼虫の大事な食糧となる花粉を集めてきます。ゴールデンウイークを最盛期として前後1ヶ月位は巣の卵に、ローヤルゼリーが餌として与えられ、新しい親蜂となります。一つの巣で新しい親蜂が2、3匹生まれるので、その数だけ群れが飛び立ちます。この群れを如何にして巣箱に招き入れるかが蜂飼いの腕の見せ所なのだそうです。コーチも今年はそんな蜂飼いの心境で二年生働き蜂たちを山に迎え入れました。

強い3年生に勝つことを目標に臨んだ鉢伏山の蜂のムサシたち。コーチがちょうど彼らと同じ小学校二年生だった年の不思議なヒットソングそのままに(*)、破れこそしましましたが、秋シーズンの収穫期に良質の蜂蜜が採れそうな予感がコーチにはありました。

(*)遠い山奥 麦の穂がキラキラゆれてる午後でした ハチのムサシは向こう見ず 真赤に燃えてるお日様に 試合をいどんで負けたのさ

合宿2日目午前の初戦ではキャプテンチームに入れなかったメンバー主体で3年生に挑戦しましたが、あえなく0-4の完封負け。ランチェスターの法則(弱者の戦略)よろしく、合宿前から取り組み始めたブレイクダウン(接近戦)では互角以上の戦いぶり(特にS14は何度もピンチを救ったビッグタックル後何事も無かったのようにストッキングの砂を掃い戦列に再び加わるシーンが彼らしく印象的でした。これぞMan of the Match!)ながら、7人制のだだっ広いスペースに後半3年生が駆け込み始めると前半の1点差を維持できませんでした。

前日の反省点を修正し臨んだ3日目午後の再戦ではキャプテンチームがフル参戦。コーチも足の指先に力が入ります。前夜のミーティングでチーム・ゲーム・イメージキャプテン6人衆に誰を加えるかという話になり、「コーチは彼しかいないと思う」と指名したときのJ22の一瞬唾を飲み込むような仕草をして「僕はやる!」という気持ちをコーチに伝えてくれた表情が忘れられません。その期待通り、二年生のリーサル・ウェポンJ22がKO早々密集から抜け出しハーフウェイから独走トライ(Man of the Match)。続いてここ数カ月の成長著しいH13(前日にMan of the Match受賞)が相手ゴール前のペナルティから中央突破の追加点をゲットと勢いに乗り、2-2の同点で折り返し。後半はR15、T18などのタックルで波状攻撃を食い止めながら、最も全体視野の広いS10のビッグゲインを基点に何度かゴール前まで詰め寄りました。ゴール前の右スクラムから出たボールを取ったJ22の中央突破があればと悔やまれますが、慣れないウィングへのロングパスはインコンプリート。グーチョキパー作戦最大の見せ場で気持ちの弱さが勝敗を分けた試合でした。しかし、巨人ゴリアテにも一矢を報いる武器を持った彼らの顔には昨年のような泣きべそはなく、未来への自信すら感じられました。

一方、一年生には1点もやらないドけちな目標を秘めて臨んだ緑・黄ビブス軍団は、2戦とも12-0の零封(M.K.T.レフリーは永遠に続くかのような長いモールで一年生愛娘のインゴールグラウンディングをまだかまだかと待ちわびる親バカぶり)で有言実行。ほぼ全員トライ(A11、R21ともに今年初トライ、M23は得点王でMan of the Match)という効率のよいおまけ付きでした。攻撃面だけでなく、今年の個人目標として到着の宿舎で各自発表した中で「タックル」と挙げたように防御面でも見るべきものがありました。K12は何度も低い正面タックルを敢行し、課題克服に余念がありませんでした(Man of the Match)。二年生から入ったばかりのK8も開始早々魅せた足首タックル、もう一人R27の走るために生まれたようなBorn to run走法でのトライに裾野のさらなる広がりを感じました。

これだけではありません。普通なら手を抜きがちになる紅白戦こそが最も彼らの熱い気持ちをコーチ達に伝えてくれました。キャプテンチームとキャプテン指名を受けなかったパルチザンチームの内戦は2戦目で激しさを増しました。パルチザンチームの戦いぶり(相手ラックでの激しすぎるオーバーや本来T18のお株を奪うようなあおてんタックル)は、これから目指す未来から降りて来たような今年前半のベストゲームでした(H13以外にS1もMan of the Match)。黄・緑ビブス対決も、前夜ゲームキャプテン指名を受けたK20が憶することなく素晴らしいキャプテンシーを発揮し最後は自らの逆転トライでチームを勝利に導いた(Man of the Match)試合や、12年後のオリンピックが今から待ち遠しいなでしこK16が孤軍奮闘した(4日間叫び過ぎて声が枯れてしまったAoレフリー絶賛のWoman of the Match)試合で盛り上がりました。

ここまでお読みいただくと(毎週のこんな長文誰も読まないか)二年生の指導方針は勝利至上主義かと勘違いされそうですが、生徒達には「何点差で勝つ」といった目標を具体的にすることは言いますが、決して勝利が目的ではありません。ラグビーという手段を通じて明るい未来を発明するためにいまできることをする、その一点だけです。一人では何もできないけれど、26人が一つになれば世界をきっと変えられると彼らは気づき始めました。合宿最終日の朝、鉢伏高原の宿舎を見下ろせる高台で、一人がヤッホーと叫んでも聞こえなかった山のこだまが、ひとたび26人が声を揃えれば反響することを知ったように。その目的を生徒の内面から支えるのが知識・創造力・姿勢であり、外部から支えるのは彼らが所属する豊中ラグビースクールの価値観、行動様式なのです。二年生は今年の合宿でチームを組成することの意味がわかってきたようです。チームビルディング元年。蜜蜂たちの共同作業が開始されました。今から中学のカッコよすぎるニュージャージーに袖を通す26人の雄姿が楽しみで仕方ありません(中2の「ポンコツ」教え子たちも馬子にも衣装で立派な出で立ちでした)。

合宿最終日は恒例の体力測定。3日間走り疲れもあり数字の上では春からのスピード向上は見られませんでしたが、春から体重が乗った分(Y5は一日何回も体重計に乗り「32、32」と増量の喜びを噛み締めていた様子)、世界最速男ボルトのような力強さが出てきました。これも生徒を数字だけでランキングする目的ではありませんが、上位のレベル感を参考までに記載します(S25はなんと三冠王!素晴らしい)

ベースランニング(10M×10M):①S6  9.28秒、②R27 9.37秒 ③Y17 9.57秒

ジグザグ走(30M、5M毎3M幅):①S25  14.31秒、②R27  14.94秒、③H13 15.03秒

30M走:①S25  5.88秒、②Y17  5.90秒、③S6  6.02秒

遠投(ラグビーボール):①H9  14.0M、②T18  13.0M、③H13・S14  12.0M

キック(ラグビーボール):①S25  20.5M、②H9  19.0M、③J22  17.0M

お盆明けには夏休みの宿題を終えて晴れ晴れとしているであろう生徒の日焼けした顔を見るのが待ち遠しいです。