合宿2日目

午前 TAコーチ、HAコーチ、TOコーチも到着し、コーチもそろいました。 まずはラダー、リアクションの練習。昨日に引き続き2:1のグリッドデイフェンスの練習です。かなり止められるようになったので、もっと斜めの位置からスタートするなど、どんな場面でも相手から見て横に並べるように進化させたらいいと思いました。

次は、 円陣を組んだところから、横一線に並んでノミネートし、一斉にタックルする練習です。手前から、1,2,3,4とポジションを埋めていくべきなのですが、1,2,4,3になってしまったりすることも多く、まだまだ練習意図が伝わっていない感じでした。これも味方の位置と相手を両方見なくてはならない練習なので、重要です。  ここまでで試合の時間となりました。

第1試合 VS1年生 1:6 新人を主体にチームを組みました。ベテランの中に入れるとなかなかボールを持つ機会も少ないので、試合慣れしてほしいという意図だったのですが、まだ相手エースの鋭いフェイントにどう対応していいかも分からずどんどん走られてしまいました。点差が開いてくると、さらにテンションも下がり、大差での敗北となりました。ここでの収穫は、いい応援の声が出ていたことでしょうか。ただ、「がんばれ」ではなく、「ひろがれ」とか「ついていけ」とか情報を伝える声が出ていました。また、負けてしまったことついて、試合に出ていなかった子たちが本気で悔しがっていました。「くやしい」「負けるのはいやや」などという声がチームメイトの方から聞こえ、まとまったいいチームになりつつあるのを感じました。

第2試合 VS1年生 10:1ぐらい? 1試合目で新人を使い果たしてしまったので、1試合目に出ていなかったメンバーを中心に、1チーム3人の編成で、どんどん交代させながら出場させました。3人しかいないので、一度抜かれると後がいないから、うまく広がって守ろう、といって送り出しました。前で良く守りましたが、結局は体格差が大きく、こちらも大味な試合になってしまいました。HOコーチのチーム編成に工夫が足りませんでした。反省。

宿舎にて 。「合宿ではラグビー漬けになって、ラグビーの漬物になってもらいます」と校長が毎年言っています。HOコーチは2年生をラグビー漬けにするために作戦を練ってきました。まず、持参したゴムボールは、練習時間中には使う暇がないので、部屋に全て転がしておきました(もちろんキックやあてっこは禁止)。また、100円ショップで買ったバスケットゴールを設置。ハンドリングドリルや鳥かごなど、使い方はずいぶん教えてきたので、多くの子が勝手に遊び始めました。ボールは最終日に片づけるまで部屋においていたので、たくさんボールを触らせることができました。

午後。ラダーのリレー(負けチームはキラキラジャンプ)、リアクションの練習から始めました。 次は、4人ずつに分かれて中抜きの練習。オフェンス3でパスをして、ディフェンスに入ったコーチを抜く練習。これはかなり上手になってきましたが、実戦にはなかなか生かせません。実戦でどう使わせるかが今後の課題だと思われます。最後は、モールになった時に、3人が入って、両脇に一人ずつ付く練習です。これは、相手を見て、味方の人数を見て、左右を見て、という具合に見なくてはならないところがたくさんあるので難しく、なかなかうまくいきません。人数をぱっと見る練習や相手をノミネートする練習などを繰り返していくしかないように思います。

夜 7:30からは前日と同じくミーティングです。前日にKJコーチが合宿の個別目標の聞き取りをしていたので、それを発表してもらおうと思いましたが、KJコーチが誰にも言わないという約束で聞いていたことが判明。言ってもいい人だけ発表するということになりました。発表したのは全体の3分の1くらいだったと思います。H15の「倒しきるタックル」という目標に対して、昔「壊し屋林」という名選手がいて・・・、といった話をしたところ、「それならば壊し屋Y」になる、という決意表明がありました。H15は、翌日の試合では、猛タックルを連発し、「炎のタックル賞」獲得。ちょっと煽り過ぎてしまった感があるので、頭から飛び込んでしまわないように(今のところ大丈夫ですが)気を付けさせたいと思います。 8時からは昨日と同じくKJコーチによるじゃんけんゲームで盛り上がりました。8時半からは、絵本「地球」加古里子著福音館書店の読み聞かせです。まだまだ。読み聞かせが嬉しい年ごろなんですね。本日も無事終了しました。

合宿1日目

バスに乗るのがKJコーチ一人になってしまい、大変な思いをさせてしまいました。申し訳ありませんでした。HOコーチも何とか練習には間に合い、2人で指導しました。

合宿説明会の後、出席したコーチで集まって、今回の合宿の目標と練習内容の打ち合わせをしました。もちろん個別のハンドリング練習、タックル練習、ラックの練習などはするとして、全体としてはやはり、4月から書いているように、周りを見る、相手と味方の位置を見て動けるようになる、というのを全体の目標にして、それを目指した練習を主体にしよう、ということになりました。

練習は、いつものように整列の練習(1班青、2班黄、3班赤のリボンをヘッドキャップに付けることにして、色で呼ぶことにしたら便利でした。)ラダーによるアジリティトレーニング、HAコーチ式リアクションの練習、すもう5回戦を行いました。

また、キックをできる子が少ないので、キック練習に時間を取りました。手にもって蹴るのでは、足に当てるのに精一杯で、形にならない子が多いので、まずキックの素振り10回。足先のスピードを速くする意識をもってもらいました。それから今回は、コーンの上に立てて蹴ることにしました。さすがに空振りをする子はいないものの、なかなかジャストミートしません。この代は、休み時間などにキックの自主練をする子がほとんどいなかったのですが、ここ2,3回キックの練習をしたら蹴り始めました。コーチが教えていないことはしない。当たり前ですが、新たな気づきでした。ここで時間を取ってしまったために、後の練習時間がなくなってきました。なかなかキック練習の時間はとれないので、教える→自主練といういい流れが作れればと思います。

次は、オフェンス1対ディフェンス2のグリッドでの練習です。これは、横の味方の位置も見つつ、ボールを持ったランナーを止める練習です。オフェンスはゴールラインの真ん中からスタートします。ディフェンス側は反対側の両角からスタートというパターンと、真ん中で重なった状態からスタートの2パターンをやってみました。昨年の合宿でもやった練習ですが、格段に上手になっていました。昨年は止める確率が5~6割程度でしたが、今年は8~9割は止めていました。いろんな位置にコーンを置いて、「赤からスタート」、「黄色からスタート」なんていう練習ができる日も近いかもしれません。

最後に班対抗の試合です。均等に分けているつもりなので、それなりに拮抗した試合になりました。パスはよく回ったものの、前へ出るのが遅れて抜かれるシーンが目立ちました。これを明日の試合に向けての課題として練習終了。暑くて休憩を頻繁に長めにとったためもあってか、やろうと思っていたことの半分くらいしかできませんでした。

夕食後も時間をムダにしないため、7時半からミーティング、8時過ぎからお楽しみゲーム、8時半過ぎからは絵本読み聞かせという予定を立て、有効に時間を使うことができました。まず、ミーティングでは、コーチ間で話し合った合宿の目標「周りを見る」ということを説明しました。その後、この合宿での個別の目標の聞き取り。一度に聞くと他のメンバーの意見に引きずられるということで、KJコーチがコーチ部屋に一人ずつ呼んで、聞き取りをしました。「タックルをする」→「どんなタックル?」→「相手を倒しきるタックル」といった具体的な目標ができてとてもよかったと思います。

合宿での楽しい思い出も作って欲しいので、次はゲームです。KJコーチのボーイスカウト活動時代のゲームをしました。班ごとに分かれ、それぞれのリーダーが他班に見えないように背後でグーかチョキかパーのサインを送ります。全員にサインが行き渡ったらじゃんけんをします。一人でも違うものを出した班は無条件で負け。残りの班でじゃんけんに勝ったチームに1点が入ります。5点先取であめ1個を賭けての激戦となりました。

最後はクールダウンのための絵本読み聞かせです。少しでも物知りになって欲しいし、せっかく木や草や虫が沢山いるところへ行くのだから、ということで「地面の下のいきもの」(福音館書店)を読みながらいろいろな話をしました。昆虫の足が頭・胸・腹のどこについているか、というクイズを出したところ、新人J18ただ一人が正解。今度、昆虫をつかまえたらみんなも観察してみてください。合宿では普段の練習では見ることのできない、子どもの思わぬ一面も見られるので、これもコーチの楽しみの一つです。 書き始めたら長くなってしまったので、とりあえずここで休憩します。

合宿班分け

今年は18人参加なので、3班に分けて生活面での行動、トレーニングなどをしてもらおうと思います。

1班 1H,3S,8K,11T、12S,19M

2班 2H,5S,6Y,13K、14S、17K

3班 4K、7H、10S、15H、16T、18J

初参加の子もいますので、みんなで助け合って教え合って行動してほしいと思います。

書いてある順に、1番目は初日班長、2番目は2日目午前班長、3番目2日目午後班長、4番目3日目午前班長、5番目3日目午後班長、6番目4日目班長ということにします。

班の名前は、いいのを思いつきませんでした。子どものボキャブラリーを増やすとともに、いい意味を持った班の名前ありませんでしょうか。

7/2練習と「体力測定」

本年度最高気温の中、スクール生14人、体験Sくんの15人での練習になりました。 暑さで消耗するので、今日はラダーは省略。HAコーチ式リアクション(反応)の練習です。暑さのためか動きが緩慢でやり直しさせられたチームもありました。

次は、いつものようにボールタッチの練習です。現在の課題は、モールからボールをもらうときに、横につかずに真後ろに入ってしまうことだと思っています。横でもらえばそのまま抜けるのに、わざわざ真後ろでボールをもらったためにもう一度捕まってしまうシーンをよく見ます。これはなぜか。ボールが自分の方に飛んでくる場合には、線で捉えることができるので捕りやすいけれども、横から飛んでくる場合には、一点で捉えなくてはならないので難しく、取りやすい方へ行ってしまっているのではないかと思いつきました。だとすれば、横から飛んでくるボールを取る練習をたくさんするしかありません。ということで今日は、ボール交換を横向きでやってみました。こういう練習を増やしていこうと思います。

次に、再来週の体力測定に備えた練習をしました。当スクールでは、毎年「体力測定」をしています。ただ、HOコーチとしては、何のためにやっているのかよく分からないという感想を持っています。事前の準備と測定に多くの労力と時間を使う割には、記録を伸ばすのには役立っていないのではないか、という疑問です。運営委員会で意見を述べて議論したところ、成長の記録として計測する意味はあるのではないか、幼年さんなどはお兄ちゃんお姉ちゃんと同じことをするところに意味がある、などの意見も出て、なるほどと思いました。ただ、やはり記録を伸ばすのに役立てたい、ということで2年生で実験をしてみて、結果をフィードバックすることになりました。

まず、2年生は今日の練習でキックの飛距離を測りました。その後、再来週に本番の体力測定があること、今日からの伸び率が高い子を表彰することを宣言しました。その後、蹴り方を教えたうえで、しばらく各自練習。ボールを上に投げ上げておいて、落ちてくるところを下から蹴る、みたいなイメージを持っている子が大部分でした。これでは飛ぶわけがありません。足首のスピードが最も速くなるところにボールを置くようなイメージに切り替えていく必要があります。改善の余地は大なので続けていく必要があると思いました。このようなやり方をするには、時間的にキック1種目が限界でした。

最後に、紅白戦です。これも暑さのため、プレーの切れ目には歩いてしまっていましたが、やむを得ないかと思い注意はしませんでした。これも違うゲームにするか、熱さに応じた工夫が必要かと思いました。

6/18練習と「ラダーの威力」

暑い日になりました。今日は、能勢RSから3人の2年生が参加してくれました。豊中は16人参加。大人数でにぎやかに、かつ激しく競争しながらやっていますので、ちょっと面食らったかもしれません。大勢でやるのも楽しいと思うので、また来てくださいね。

まずは、KJコーチによる整列その他の動きの練習です。パッと並べるようになるまで続けていくしかありません。

次は、いつものようにラダーの練習です。自分の子どもが小学校の低学年だったころに、ランニングチームの体験に連れて行ったことがあります。ランニングの本などを見ると、理想のフォームの写真などが載っていますので、そういうフォームを教えてくれて、その練習を延々繰り返すのではないかと想像して参加したのですが、全然違っていました。ラダーとか重いものを投げるとか、ボールをねらったところに入れるとか、何かのゲームなどを延々やっていて、ただ走る、みたいな練習は一切ありませんでした。一言でいうならば、自分の体を自分の思うように動かせるようにする練習をするのが足を速くする早道なのだな、と納得しました。プロ野球のスカウトは、まず選手のランニングフォームを見る、という話も聞いたことがあります。上手い選手は、ランニングフォームもきれいなのだそうです。  そう考えるとラダーはとてもいいトレーニングです。昔からある練習では、前の子がボールダウン、次の子がそれを拾って、またボールダウン、という練習があります。これだと、動きとしては、4種類くらいで、これを延々繰り返すことになります。ラダーであれば、1回に2,3種類の動きが入っていて、マス目ごとに1回動くので、動く効率は最高です。最近ではラダーのメニューも増えてきて、10種類以上はあると思います。さらに、コーンタッチの最中にパスが飛んでくる、といった複雑なこともしています。動きの種類としては、30~40種類、計500回くらいはいろいろな動きをしていることになります。2年生チームは、いったん抜け出せば走り切れるだけの走力を全員がつけてきています。1年以上ラダートレーニングをやってきて、成果が歴然と現れているように思います。

次は、HAコーチ指導によるアメフト式トレーニングです。これも、身のこなし、周囲を見る、素早い反応など必要な要素を含んだいい練習だと思います。ただ、全力ダッシュから横ステップへの切り替えはまだまだですね。

かなり走ったので、クールダウンも兼ねて先にボールタッチの練習です。これもバリエーションを増やして、メニュー表を配ったので、家で練習している子もいるようです。「卵」「マジックハンド」などが格段に上手になっている子もいました。ボール交換、スクエアなども相当な進歩が見られます。誰がラインに入ってもあっという間にウィングまでボールが回る、というようなチームになるのももうすぐかもしれないという気がしてきました。

次は、すもう5回戦、ボールへのからみ5回戦です。タックルバッグへのタックルだと、同じ動きを1回するだけですが、すもうだと何回も技を掛けたり、こらえたり、いろいろな体勢からいろいろな動きをします。最近、試合で全体的にタックルが強くなっているように思いますが、毎回のすもうの成果が出ているのではないでしょうか。

時間がなくなってきました。いつもやっているランパスの変型版です。ボールをもらったらコーンのところへ行って、走り込んでくる味方にパスをします。今回は、なるべく横で(フラットな位置で)パスをもらおう、という説明でやってみたのですが、できたチームはわずかでした。だんだん難しくしていくのであればできたのかもしれませんが、時間がなく、いきなりやらせたので、理解できない子が多く、あまりうまくいきませんでした。反省です。

最後は、紅白戦です。今回は、参加者が19人にもなり、出場できるのは10人なので、9人は見ている状況になってしまいました。これでは練習の効率が低く、これも反省です。合同練習でなくても、全員が参加すれば19名ですし、今後は全員が練習できるように考えておく必要があります。いっそ7人制でやってしまうか、3チームに分けて、試合をしていないチームはトレーニングする、などいろいろなやり方があると思います。考えます。

 

 

6/11練習と「ルーティンの増加」

まずは、KJコーチによる整列その他の動きの練習です。2年生の現在の最大の課題は、周りを見ながら動くということだと思っています。整列も、周りの生徒の位置を見て自分の行くべき場所にパッと収まるということなので、大事な練習です。コーンを2列に並べて、「コーンのところにセット」と指示しても、まだまだぼーっと立ち尽くす子もいて、セットするのに2,3分かかっています。当分はこういう練習が必要なようです。

次は、ラダー・コーンタッチとHAコーチによるアメフト流練習です。素早く足踏みをしながら、サインに応じて右ひねり左ひねり、右横左横、上下、右回転左回転と動くものなのですが、動いている間に次々にサインが出てしまいますので、常に見ていなくてはなりません。また、指示を味方に知らせる声も重視していきたいと思いました。一部の子の視野を遮って、サインを見えないようにして、味方が声を出してサインを知らせる。全員が同じ動きをできなかった時はアゲイン、なんていうのも声出しの練習としていいかもと思いました。

ここでもHAコーチから鋭い問題提起が。この年頃だと、全力で前へ出て、素早く横ステップに切り替えるのが難しいとのこと。早速練習させてみると、なるほど出来ませんね。横ステップのサインが出ても、だらだらと斜めに走っていってしまう子が1割、横ステップはできるものの、斜めに動いてしまっている子5、6割というところでしょうか。これは、タックルに入るときの動きそのものです。いい勢いで前に出ているのに、ものの見事にズボッと抜かれるのは、この横ステップへの切り替えがうまくできていないということもあると思います。これもしばらく続けていくべき練習だと思いました。

次は、相撲5回戦、ボールへのからみ5回戦です。すもうの取り組みぶりはどんどん激しくなっているように思いますし、成果が出てきているように思います。

次は、ボールタッチの練習です。宿題の紙を配っています。出来たものに丸を付けるようにカードも配っています。5×5のビンゴ型式になっていて、誰が最初にまず1列揃うか競争です。コーチがテストをして、目の前で見ていた時にできたものに限り〇をつける、というように厳格に運用しようと思っていますので、カードは忘れずに持ってきてくださいね。今回は、ボールはたき下・前・上、ボールを左右いっぱいまで引く「象さん」、ボールを頭の上で左右に投げる「ワイパー」などをしました。前回「卵」が難しく、出来た子はほとんどいませんでしたが、今回は少し進歩が見られました。現在の課題その2は、パスだと思っていますが、それには手首から先の繊細な動きが必要で、このような練習をしていく必要があるのではないかと思っています。

次は、ボール交換ですが、今回は片手パスでやらせてみました。右手も左手も10回連続を簡単にクリアしてしまったペアが結構あり、進歩がうかがえました。次は、スクエアですが、これも急にほぼ全チームが10回連続をクリアできるようになり、反対回りも簡単にクリアしてしまいました。

次は、モール時の練習です。モールに入るのは3人で、モールの横に一人ずつ付く練習です。これも、一人目、二人目、三人目とモールに入って、自分は4人目なので横に、みたいな判断がまだまだ難しいようで、まだまだでした。 次は、走り込んでボールをもらう練習です。ランパスの変型なのですが、ボールをもらった人はコーンのところまで走り、そこで走り込んできた次の人にパスをする、というのを続けていきます。パスとキャッチがさまになってきたので、いい感じになってきていますが、これを試合で生かすにはどうするか、もう一工夫必要な気がします。

最後はいつものように紅白戦です。よくボールはつながって、いい試合なのですが、ボールをもらう位置が、モールの真後ろなのが気になりました。ランナーの向こう側まで走って、横でボールをもらうように指導したらどうかと思いました。

コーチ間で話し合って、問題点を見つけ出しそれを補う練習を考える、という作業をずっとやってきているわけですが、結果としてはルーティンワークの占める割合が増えてきているように思います。問題点を見つけ出して、それを合理的にたくさん練習しようとすると、ルーティンワーク化しますので、いい傾向なのではないかと思っています。

6/4練習と「1年生との合同練習」

今日も夏のような暑い日で、2年生は14人出席でした。運営委員会で決めてあったように1年生15人との合同練習をしました。2年生にとっては1年生にカッコ悪いところは見せられない、1年生からすれば2年生について行かざるを得ない、というところで、お互いに緊張感を持ったいい練習となったと思います。うまくいかなかった点としては、全部で29人にもなりますので、全員が分かるように説明して、それなりの間隔を取って広がって練習する、というのに意外と時間を取ってしまい、予定していた練習すべてをすることができなかったことでしょうか。これは、慣れの問題なので、「いつものアレね、ハイ開始」で、できるようになれば時間は短縮できると思います。月1ペースくらいでしょうか、次回も約束して続けていくのがいいと思いますが、コーチのみなさんいかがでしょうか?

まずは、ラダーとミニハードルを使ったトレーニングです。今回は1年生と一緒なので、足の動きは簡単にして、うつぶせになってスタートとか、後転してからスタートなど地面とお友達になる系の動きを入れて練習しました。この手の動きは普段は少な目なのに気づかされました。やはり他学年との合同練習は意味がありますね。

次は、ハンドリング練習です。各自1個ボールを持って、まずは投げ上げて1回拍手して取る練習です。10回連続をノルマとしたのですが、1年生では3回目くらいで落とす子が大部分で、できた子はわずかだったと思います。2年生も最初はこんな感じだったなあ、と思い出しました。子どもの成長は早いものです。それからボールはたき(手を20cmくらい離してどちらかの手にボールを持ち、ボールを左右にはたきながら往復させる)、右手から左手へボールを投げ、左手一杯まで引いたら今度は左手から右手へボールを投げ、右手いっぱいまで引く、の繰り返し10回(「象さん」と名付けた子がいましたので、これは今後「象さん」と呼びます)。ボール交換10回連続(2人一組で、それぞれがボールを持ち、「一斉の」でボールを投げて交換します)。スクエア(4人一組でそれぞれがボールを持ち、「一斉の」で隣に投げます)などの練習をしました。それぞれ200回以上はボールタッチできたと思います。

サッカーだと、各自マイボールを持って行って練習するスタイルが多いような気がしますが、ラグビーはいまだクラブ活動の名残か、スクールのボールを使うスタイルですよね。そうすると、たとえば15人にボールが5個だとすると、どんなに頑張っても、3回に1回しかボールに触れませんよね。とってもいい練習をしているなあ、と思いながらいつも他学年の練習を見ているのですが、視点を変えて個々人のボールタッチ数を見てみると、ボールに触れない子は1回の練習で30~50回くらいしかボールに触ってない、なんていうことがあるのではないでしょうか。それではスキル的に追いつけるわけがなく、そういう子に、1回の練習で200~300回ボールに触らせてこそ底上げができるわけで、全学年でボールタッチ数を増やすルーティンワークが必要な気がしています。

すもうとボールの取り合いは、時間がなくなってきたので、本日は割愛。これも、全員が一斉に組んでするように時間短縮を図っているのですが、本日はそれでも時間がありませんでした。

次は、横並びで一斉に出て、タックルする練習です。味方の位置も見ながら動くというのがここのところの2年生の課題です。

最後は、1年生との対抗戦です。2つコートを作って2試合ずつしました。HOコーチが見ていた方のチームでは、HAコーチが素晴らしい課題を出してくれました。トライするのは、指名された子だけということにしました。試合中ボールに触る機会の少ない子にボールを触る機会を増やし、ボールをもらった時にどうしたらよいかを学んでもらう機会になりますし、1年生相手だとどんどんトライできてしまうエース級にとっては、味方の位置を見て、味方に指示を出して、味方を生かすプレイをする練習になります。

ここでも、彼らの成長が窺われるシーンがありました。「トライは〇〇だけ」というコーチの宣言を聞いて、「えー。ずるい。」とか、「おれもトライしたい」など主にブーンイングだったのですが、K8、K13などは、コーチの意図を理解したうえで、「その条件でやってやろうじゃないか」と闘志を燃やしてくれ、K8は何度も何度もボールに絡んでマイボールにして味方に供給してくれました。K13は、独走して抜き去りつつ、相手ゴール前で右に左に走り、味方を待ちました。トライ役が来たものの、前から入ってきてしまったので、スローフォワードを避けるため、いったんスルーして、さらに自分が前に出て、パスをして、トライをさせるという素晴らしいプレーを見せてくれました。こういう子たちがチームの精神的支柱になっていくんだろうと思いますし、全員が着々と成長しているのも感じています。もちろんトライ役に指名された子も、皆一生懸命やっていましたし、とてもいいプレーもありました。経験を積んでいけばすぐに追いつけると思います。

5/21練習と「周りを見る」

夏のような暑い日で、15人出席での練習になりました。

まずは、KJコーチによる整列その他の動きの練習です。2年生の現在の最大の課題は、周りを見ながら動くということだと思っています。整列も、周りの生徒の位置を見て自分の行くべき場所にパッと収まるということなので、大事な練習です。でも、「2列!」と言われていて、102くらいになっていて、「あっちが足りない」と言われ、今度は210になる、というようなことがまだまだ起きます。「あっちが足りない」ことまでは見ていても、その後、一人目、二人目、三人目、四人目が行った、というところを見ていないんですね。コーチ間でも次は「周りを見させる」というのが共通の認識になってきたように思うので、いろいろな場面でアイディアを出し合いたいと思っています。

次は、ラダーです。ここでも、ラダーをしながら前で出されるサインを見て、指の本数を答える、足し算をするなどや、コーンタッチをしながら合間にパスをもらう、など周りを見たり、他のプレーをするなどの練習を増やしています。

前週の試合の反省としても、ディフェンス時にすごくいい勢いで前に出ているのに、見事にズボッと抜かれていて、あれは相手の動きを見てないからだよね、ということがありました。その対策として、HAコーチによるアメフト流練習をしてもらいました。素早く足踏みをしながら、サインに応じて右ひねり左ひねり、右横左横、上下、右回転左回転と動くものなのですが、動いている間に次々にサインが出てしまいますので、常に見ていなくてはなりません。

次は、ボールタッチの練習です。通常のルーティン25種とウルトラC2種で27種類の紙を配りました。出来たものに丸を付けるようにカードも配っています。5×5のビンゴ型式になっています。誰が最初に1列揃うか、2列目は、という形で競争できたら、と思っています。コーチがテストとして、目の前で見ていた時にできたものに限り〇をつける、というように厳格に運用しようと思っていますので、カードは忘れずに持ってきてくださいね。今回は、上を向いたまま1回拍手で手元を見ないでキャッチ10回というのをまずやりました。ほとんどの人に○が付きましたが、出来なかった人、欠席だった人は次回テストします。難しかったのは、「卵」でしょうか。ボールを立てたまま、上下をはさんで持ち、上下の手を入れ替えるものですが、ほとんどの子が、ボールが横になってしまったりして、出来ていませんでした。現在の課題その2は、パスだと思っていますが、それには手首から先の繊細な動きが必要で、このような練習をしていく必要があるのではないかと思っています。次は、スクエアですが、これもパスの方に課題があり、時々突出した記録が出るものの、なかなか全体では記録が伸びません。

チラリと隣を見たところ、1年生がちびボール(7、8cmくらいの楕円球)を導入していました。捕るのも投げるのも難しいし、特に投げるのは上手に手首から先を使わないとできません。とてもいい試みだと思い注目しています。

時間がなくなってきたので、相撲3回戦、ボールへのからみ3回戦にしました。前回の試合では、「タックル開眼」という子が2人も出ました。相撲を続けている結果が出たのかもしれません。継続は力なり、です。

次は、前週の試合の合間にやったモール時の練習です。モールに入るのは3人で、右側に一人、左側に一人入る練習です。これも、一人目、二人目、三人目とモールに入って、自分は4人目なので横に、みたいな判断がまだまだ難しいようで、まだまだでした。また、モールからボールが出て、またポイントを作って、というふうに続けると、オフザゲート連発でした。もっともっと単純化して、1年生の最初の方でやったみたいな、3人と4人に分かれる、みたいなゲームも必要なのかもしれません。

 最後はいつものように紅白戦です。ラインに押し出されたがボールは生かした、みたいなプレーが増えてきている気がします。そのような意識、スキルができてきたように思います。

5/14 カーニバル報告と「自見先生」

自見先生の訃報に接しました。ここ10年ほどは体調のせいもあってかあまり練習には来られていなかったので、あまりなじみのない方もおられると思います。スクール歴11年目のHOコーチも直接指導いただいたのは2、3回だったと思います。印象に残っているのは、「とにかく子どもの高さまで目線を下げろ」と口が酸っぱくなるほど言われていたことです。膝をついて物理的に低くなることのみならず、子どもの目の高さから見て、世界がどう見えているのかをよく想像しろ、と言われていたのだと思います。子どもの目線から見ると、試合のスピード感は格段に違うと思いますし、大人の4分の1の体重の幼児にとっては、ボールは4倍の大きさ重さのはずです。関係者それぞれの胸の中にいろいろなものを残していかれたと思います。ご冥福をお祈りします。

さて、スクール大会の結果ですが、3勝1引き分けとなりました。2チームエントリーで同時に1試合目が組まれており、大変でした。さらにトーナメント制で勝ち同士となった2回戦もまた同時に、永遠のライバル吹田RS、高槻RSと2試合という厳しい日程でしたが、全員なるべく均等に出場という原則を守りつつのこの成績は、子供たちがすばらしくがんばった成果だと思います。

Aチーム第1試合 VS河内長野・富田林・岬合同 16:2 勝ち

2試合同時に見ていたので、見ていないプレーもあったと思いますが、よくボールが回り、ほぼ全員がトライしたと思います。新加入のJ18もよくがんばりました。練習中はまだラグビーの練習をしていることに気づいていないように見えるときもあるのですが、試合となるとボールに絡んでよくがんばっていました。 この試合で大化けしたのは、T16でした。もともと広い視野をもった選手ですが、自らフルバックの位置に入り、サイドを抜かれて独走された際に、反対サイドから一直線に走り、見事なタックルで倒し、ノッコンさせたプレイは素晴らしかった。また、昨年までは怖がって手で止めにいくことが多かったのですが、今回はしっかり体を当ててナイスタックルを連発していました。

Bチーム第1試合 VS枚方 9:3 勝ち

こちらも新加入紅一点のK17が先発しました。まだまだ遠慮がちで、持っている能力の10分の1くらいしか出していないように思いますが、ここを止めてほしいというところでは、ちゃんとジャージをつかんで止めてくれて、勝利に貢献しました。いいところでボールをもらって独走する姿を早くみたいと思っています。前半は拮抗していましたが、後半からS10やH15が登場し、突き放しまた。特にH15は、相手を倒しきるタックルに開眼しました。もともと攻守ともにセンス抜群ですが、タックルに入る時の体勢とタイミングを会得し、倒しまくっていました。また、S10はライン際を駆け抜けようとする相手に対してうまく間合いを詰めて、何度も止めていました。

Aチーム第2試合 VS吹田 6:4 勝ち

1試合目勝ち同士の試合で勝てば優勝です。前半は、よくボールが回り、優位に試合を進めました。J18が密集からK8に長いナイスパスを出し、K8が独走してトライになったシーンがあった(ように見えました)。後半は相手のメンバーが代わったのか、ラックで圧倒され防戦一方となりますが、得点にはさせずよく守りました。ラストワンプレーで、オフロード→オフロード→オフロードと3連続でつないだシーンがあり、素晴らしかった。最後のパスがスローフォワードをとられ試合終了となりましたが、当スクールは外で勝負です。

Bチーム第2試合 VS高槻 8:8 引き分け

俊敏な相手エースを止めることができず、劣勢に立ちます。1試合目の反省として、全員がモールに入ってしまって、モール横を抜かれた点があったので、2試合目が始まる前に練習をしたのですが、そう簡単にできるようになるはずはありませんよね。1人2人3人とモールに入って、自分は4番目にいるから入るのをやめておこう、5番目が左にいるから自分はモールの右側へ行こう、なんていう視野と思考が必要なわけで、そう簡単にできるようになるはずはありません。この試合でも、ディフェンスが重なったりずれてしまっているところを見事に突かれてしまいました。視野を広げる練習をしていきましょう。試合はラストワンプレーでK13の値千金のトライが生まれ、引き分けとなりました。

 

 

 

5/7練習と「ハンドリングルーティン」

いい季節になってきました。今日は、土のグランドでの練習だったので、照り返しがきつく、かなり汗をかきました。

まずは、いつものようにラダーとコーンを使った身のこなしの練習です。今回は顔を上げて周りを見ながら足も動かす、という練習をしてみました。ラダーの枠を一度も踏まないように正確に足を動かす練習をする、というのも一つの方向性ですが、実際にステップを切る際には足元は見ておらず、周りの状況を見ているはずなので、顔を上げて周りの情報を得る練習も必要です。今回はコーチが指で1から5までを作り、ラダーをやりながら数を言わせる練習をしました。はじめのうちは足元に気を取られて「これいくつ?」という声が聞こえない子や足が止まってしまう子もいましたが、だんだんできるようになりました。

次は、すもう5回戦、ボールの取り合い5回戦です。ボールの取り合いでは、絡ませないというのが大切なので、一方がボールを持って、もう一方が絡みに行くシチュエーションでしました。10秒間絡ませなければキャリアーの勝ち、絡めればディフェンス側の勝ちとしました。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習ですが、今後は一人練習できるメニューも取り入れていこうと思っています。サッカーであればリフティングの練習をします。バスケでも、ひたすらハンドリングの一人練習をする時間帯があります。ラグビーはどうも二人以上いないと練習ができないという思い込みがあるようで、私が知らないだけかもしれませんが、一人練習のメニューを見たことがありません。一人練習できるメニューを作り出していって、HAコーチにいただいたラダーのメニュー表のように級分けをしてみたら盛り上がるかもしれないと思っています。今回は、両手を2030cm離して、その間でボールを素早くはたいて往復させる(ボールはたき)下と前と上10回ずつ、右手→左手→右手・・と持ち替えて胴の周りをまわす「胴回し」をしてみました。半分くらいの子がコーチと同じようにできていた感じなので、難度としてはちょうどいい感じだったと思います。

次は、いつものスクエアです。今回も「顔を前に向けておいて、両側を(ぼんやりと)見よう」という指導をするようにしました。投げるのと捕るのがちょうど型にはまるとぐんぐんと回数が伸びるときがありますが、今回はまさに見事に型にはまったチームが出ました。20回を軽く達成したので、どこまで出来るかやらせたところ、なんと174回! 1年次の最高記録は45回だったので、大幅な記録更新です。TRS記録に認定します。

次は、二つ並べて構えたタックルバッグの間を突き抜ける練習です。突き抜けられそうであれば、そのまま行くし、ダメであればボールを後ろに回して出します。ここでは、H2が「行ける。押せ。」とか「出せ」など、とてもいい声出しをしていました。こういうのをみんなが出来るようになってほしいものです。3人1組でやらせていましたが、3人目が何を見ていて何をすべきなのかをもう少し明確に教えることが出来たらいいのではないかと思いました。考えてみます。

タックル練習を少しやって、最後は紅白戦です。相変わらず攻撃力は素晴らしく、点がどんどん入ります。課題はディフェンスでしょうか。横も見ながら出る練習をさせるべきかと思いました。

2年生4/30練習と「ぼんやり見る」

いい季節になってきました。今日は、マルチグランドでの練習だったので、昨年に引き続き全員裸足で練習しました。

まずは、いつものようにラダーとコーンを使った身のこなしの練習です。この代は幼年からラダーで練習していますので、いつもやっている動きはずいぶん上手になっていて、ちょっとマンネリ化している感がありました。新年度から2年チームに新加入のHAコーチが次々に難しい動きを教えてくれていて、子ども達が自主練を始めたりして、再度活性化しています。出来そうでできないくらいの難度の練習をうまく作り出せると練習が盛り上がりますね。24級から1級まであるHAコーチ作成のラダーの練習メニュー表も見せていただきました。24級から動きがだんだん難しくなるようになっているスグレモノです。これもうまく使って、努力したらできるんだという達成感を味わわせることができればと思います。

次は、すもう5回戦、ボールの取り合い5回戦です。前回の紅白戦で、ボールに絡まれたときに暴れて振り切ることができていないとの反省があり、ボールの取り合いもルーティンに入れることにしました。子ども達は本当に、練習していることはできるけれども練習していないことはできませんね。コーチの責任は重大です。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まずは、2人でのボール交換です。このあたりは軽々とできる子が増えてきました。上手なプレイヤーを見ていると、ボールが手に吸い付くように見えることがありますが、キャッチの時にそのように見える子も何人か現れましたので、次なる練習を考えています。次は、動きながらボールをもらう、動きながらパスをするなど、動きながらするのが課題だと思うのですが、今のところパス能力がついていっておらず、これが課題です。走り込んできているのを見た瞬間にそこに投げる、というのができないために、走り込んできていても通り過ぎてしまいます。パス能力アップが今後の課題だと思っています。

次は、41組で、全員がボールを持って「せーの」で隣にボールを回します(スクエア)。ここでも、HAコーチより新しい視点での指導がありました。低学年の間は、相手ばかりを集中してみてしまって、味方の位置などの周りを見るのが難しいですよね、という話を入校式の時にしていました。そのときに「ぼんやりと見るといい」という話が出ていました。HOコーチも、「いい選手ほど、ぼんやりと全体を見ている」、というデータがあるという番組を見たことがあります。一点を集中してみてしまうと周りが見えなくなります。いい選手ほど、ぼんやりと全体を見ていて、何か見えたらそこパッと見て、またぼんやりと全体を見るということをしているのだそうです。スクエアの際には、右にボールを投げた瞬間に左からボールが来ます。まさに、ぼんやりと視野を広げておかなくてはならないシチュエーションです。そこで「顔を前に向けておいて、両側を(ぼんやりと)見よう」という指導をするようにしました。これも数か月すれば成果が出てくると思います。楽しみです。

次に、走り込むことに特化したランパスの練習です。普通にランパスをすると、走りながらパスをする、加速しながら入る、走りながらキャッチをする、スピードを落としてフォローを待つなど、出来なくてはならないことが山のようにあり、さらにパスに自信がないと相手に寄って行ってしまうので、「真っ直ぐ走れ」と怒られ、結局なんの練習をしているのか分からなくなってしまうように思います。走り込んでボールをもらうのが一番大事、という判断から、ポイントでコーチが手で遮断機を作り、それが1秒で閉まる、というルールでやってみました。走り込んでいれば遮断機が閉まる前に通過できます。これでも、①声を掛けてから相手が振り向いて、認識してパスを投げるまでの時間を計算して「パス」という声を早めに出さなくてはなりませんし、②パスをする側は、素早く相手のコースを見て、その前の方にパスしなくてはなりません。一部できるようになったグループがありましたが、大部分の子は、この2点ともがまだまだでした。走り込まざるを得ないような練習、素早くパスをせざるを得ないような練習をいろいろ考え出していく必要があると思いました。

最後に、紅白戦です。キックオフで、ディフェンス側の一番端の子がボールキャリアに向かって一直線に突っ込んでしまい、外を抜かれるシーンがありました。ここでも、横の味方を見ながら出る練習をしていく必要があると思いました。長いパスがどんどん通って自由に走れるので、得点力は健在です。ハーフに入ったKoちゃんから長いパスがきれいに通り、一発でトライになったシーンもありました。試合に備えては、ディフェンスの練習をしていく必要があるように思いました。

2/19練習と「コンタクトを増やす」

やっと少し暖かくなってきて、気温的には楽でしたが、参加者が少なく11名での練習になりました。

まずは、いつものようにラダーとコーンを使って身のこなしの練習です。今回も、ジグザグにおいたコーンの外側をタッチせずに回ることにしました。コーンを回るのは、素早い方向転換の練習なのですが、まだ意図が理解できず、電車ごっこみたいにぐるっと回る子もいました。外側の足を踏ん張って、鋭く方向転換をするよう教えていく必要があります。

次に、ルーティン的な練習として、相撲を取り入れることにしました。これまでの試合での反省として、ボールを持った相手を倒せていないということがありました。考えてみれば、ルーティンとしてコンタクト的な練習はしてきていません。激しく当たるのは、なかなか数をこなすというわけにもいきません。そこでお相撲をどんどん取らせるのがいいのではないかと考えました。時間短縮のために、組んだところからスタート。勝ったら一つ順位を上げ、負けたら一つ順位が下がるというルールでしました。全員が同時にできるので、数分で10回戦くらいはできましたが、やってみたところ、力の入れ方などが、まだまだ全然できていないのがよく分かりましたね。投げ技を掛けて、相手の体勢が崩れたところで、崩れた方向にもうひと押しすれば倒れるのに、そこで手を放してしまって、もう一度組み直し、といったシーンが随所に見られました。相手の体勢の崩れたのを見てこれを利用して倒しに行く、といったことが自然にできるようになるまで続けていく必要があるように思いました。次回は、本日終了時の順位から始めます。休んでいた子は、最下位からスタートにします。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。2人でのボール交換20回連続×3。このあたりは軽々とできる子が増えてきました。ボール交換連続20回を達成した2人には、横に進みながらのボール交換。次は、41組で、全員がボールを持って「せーの」で隣にボールを回します(スクエア)。本日の最高記録は、20回でした。本日もトータルで200回以上はボールに触れたと思います。

次は、攻撃2人:守備1人でパスを投げる練習です。攻撃側はパスを投げる子が動くのは禁止、もらう子がディフェンスをかわしていろいろ動いて、パスをもらいます。3回失敗または、インターセプトで攻守交替。パスが通ったところで、キャッチした子は停止、この子が今度はパスをして、ゴールラインを越えてトライしたら勝ちというゲームです。年末にやって以来通算3回目になります。少し分かってきた印象ですが、まだ場所を取り合ってどんどんボールに近づいてきてしまうことが多く、練習の意図を上手く伝えられていないように思いました。相手の逆をついたりして、顔を出してほしいのですが、なかなかそうはなりません。

次は、タックルの練習です。Tコーチが長さ30cmくらいの大人の太ももサイズのタックルバッグを二つ買ってきてくれました。これだと、コーチの太ももごとパックできます。片方の太ももに当てるので、逆ヘッドにならないように判断する練習もでき、とてもいい練習ができたように思います。また、このタックルバッグと従来のもの二つで、4つを並べてどんどんやったので、短時間で一人1520回くらいはでき、密度の濃い練習になったと思います。子どもサイズの道具や子供用の練習を工夫する余地がまだまだあると感じました。

次は、子ども同士2人が組になって、一方がタックルして相手を倒す練習です。両足をパックしないとまず倒れないので、両足をパックしにいく意識を持ちましょう。

最後に紅白戦です。密集では、今日のタックル練の成果がほんのわずかですが見えたような気もしました。ただ、走り始めてしまった相手に対してはやはりタックルできず、それぞれがすごい攻撃力を持っていますので、ものすごい点の取り合いになり、コーチも途中から得点を数えるのをあきらめました。

2/12練習内容

2/7はまたまた雪のため練習中止となり、試合後初めての練習となりました。寒い日でしたが、スクール生14名と体験2名の16名での練習になりました。

まずは、いつものようにラダーとコーンを使って身のこなしの練習です。今回も、ジグザグにおいたコーンの外側をタッチせずに回ることにしました。まだまだうまくできていない子が多いので、練習が必要です。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まずは両手投げ上げで3回拍手10回連続×2セット。2人でのボール交換20回連続×2。このあたりは軽々とできる子が増えてきて、20回も30回も簡単にやってしまう子と、なかなかできない子の差がついてきました。このくらいの年頃では、できないことがあると「なにくそ」といって頑張るようにはならず、「やだなあ」と思ってなるべきやらないようにダラダラする、余計に差がついて行く、という負のスパイラルに入りがちなので注意して見ておく必要があると思いました。ボール交換連続20回を達成した2人には、横に進みながらのボール交換をさせてみました。これもけっこう簡単にやっていたので、次は全員で前に進みながらボール交換です。とても上手に動きながらボール交換している組もあれば、交換時には止まってしまっている組もありました。次は、41組で、全員がボールを持って「せーの」で隣にボールを回します。これを「スクエア」と名付けた子がいましたので、今後は「スクエア」と呼ぶことにします。本日の最高記録は、37回でした。トータルで200回以上はボールに触れたと思います。

次は、前回の試合での課題であるタックルを重点的に練習です。まずは、タックルバッグをパックして倒します。なかなかいい勢いで当たれるようになってきたので、次はコーチが引きずっているタックルバッグに横からタックルする練習です。左側から入るときは、左の肩でタックルしないと逆ヘッドになってしまいますが、どうしても修正できない子もいました。まだまだ自分の思うように体を動かすのは難しいようです。

最後に、11で向き合って、どちらかにボールを渡し、ボールを持った方はトライをしに行き、相手はそれを止めに行く練習です。タックルバッグにはガンガン行けていたのに、人が相手になるととたんに避けてしまったり、手で行ってしまったりするシーンが増えました。相手が人だと動きますし、膝が当たったりして痛いこともあり、やはり怖いのだと思います。これも「慣れ」が必要なので、たくさんやればいいはずですが、痛くない、怖くないように何か工夫ができればもっと簡単にたくさんすることができて習熟度が上がると思います。何かいい方法はないでしょうか?

本日は紅白戦をするにはスペースが狭くかったので、タックル練習を長めにやって終了となりました。

1/29東大阪交流戦結果

寒さは思ったほどではありませんでしたが、インフルエンザの流行もあってか、結局2チームエントリーで12人参加ということになりました。人数がギリギリの中、相手の激しいプレーにより負傷退場も相次ぎ、てんやわんやの中4試合に出場しました。ほぼ1カ月の休みをはさみ、1時間半しか練習できずに臨む試合がどうなるかは心配でした。攻撃面では、前回の試合での総得点が52点だったのに対し、同じ4試合で54点。攻撃力は健在でした。が、失点は前回16点だったのに対し、今回はなんと30点もとられました。まだまだリハビリが必要なようです。

第1試合 ブレイブチームVSとりみ 7:10 ●

終盤まで逆転また逆転のシーソーゲームでしたが、77から最後に3点連続で取られ突き放されました。走りやすいところでパスをもらって、みんなでどんどん走ろうという作戦だったのですが、パスをもらう位置が近すぎて、モールからボールを出してもそのまま相手に絡まれるシーンが目立ちました。また、相手の激しいプレイを受けてしまう形になり、相手に有利に試合を進められてしまいました。休みが長かったので、そうなるであろうという予想の元に練習して臨んだのですが、元のレベルまで戻しきれなかったという感じでした。

第2試合 アクティブチームVS大阪中央 12:11 〇

9月に対戦した時は11敗でしたが、その時と同じく俊足の相手エースを止めることができず、大量失点しました。あまりに抜かれるので、Hコーチには負けているようにしか見えませんでしたが、それ以上の攻撃力を発揮してくれました。エース一人が得点を重ねるのではなく、よくボールが回ってみんながトライをするという、いい攻撃ができていたように思います。ディフェンス面では、もっと前に出る練習が必要だと思いました。

第3試合 ブレイブチームVS堺 17:1 〇

第1試合の負け同士の試合が第4試合と同じ時間帯に組まれており、第1試合に負けたため、同時に2試合する羽目になってしまいました。この試合もボールがよく回り、みんながトライを重ねました。

第4試合 アクティブチームVS大工大 18:8 〇

この試合もボールがよく回り、みんながトライを重ねましたが、ディフェンス面では、幅のある大きな子を止められず、連続失点しました。相手もそれに気づき、その子に連続してボールを持たせて走らせてきました。最後の1分間ぐらいはその子に対して2人、3人で止めに行き、味方ゴール前でのせめぎ合いが続きましたが、最後は守り切りました。その気迫は素晴らしかったと思います。

Sコーチも試合中口が酸っぱくなるほど言っていましたが、相手が加速するより先に、前に出て止めてしまわないと止められません。待ってしまうと相手が加速するので、よけいに怖い思いをして止められないという悪循環になります。前に出るディフェンスの練習をしていきましょう。

1/29東大阪交流戦チーム分け

ブレイブ(B)チーム   H2、Y6、H7、K8、Y9、T11、S14、T16

アクティブ(A)チーム H1S3K4S5、S10、S12、K13、H15

いつものように2チームに分けてみました。一応Bが最初のとりみ戦(Dコート)に先発するというつもりです。ハーフを1とすると、ちょうど一人がハーフ×2.5だけ出場機会があることになります。兄弟がいる方など、お子さんがどこで出るかを前もって知りたいとは思いますが、インフルエンザがはやっているようですし、途中リタイアなどいつもいろいろなことがあり、これまですべて予定通りになったためしはありません。このチーム分けを基本にしつつ、相談しながら決めていきたいと思います。