1/22練習と「共通の目標」

1/22練習と「共通の目標」

 寒い日でしたが、スクール生14名と体験1名の15名での練習になりました。

まずは、いつものようにラダーとコーンを使って身のこなしの練習です。今回は、T主任が高さ20cmほどのハードルを買ってきてくれました。これも追加して、まずは足の動きの練習を4、5種類ほど。コーンについては、タッチするのは飽きた、との声がありましたので、ジグザグにおいたコーンの外側をタッチせずに回ることにしました。やってみると、ラダーは踏むは、コーンの外側をうまく回れないはで、まだまだ安心してはいけないことがよく分かりました。この年頃の場合、ある動きに習熟してきたからと言って、ちょっと違うとできなかったりしますので、ときどき変化をつけてみるのも大事なようです。

 ほぼ1か月ぶりの練習となりますし、今日は1時間半しかないので体を当てることをメインにして、最近よくやっているラックの練習をしました。倒れてジャックナイフをしている人に見立てた障害物の脇にボールを置いて、2:2でのボールの取り合いです。ゲートもかなり理解してきましたし、それぞれの当たる勢いや、オーバーに行く体勢などもかなり様になってきましたが、ボールを拾いに行くか、オーバーに行くかの判断がまだ難しいようです。また、今のところはボールも障害物も置いてあって、あそこにいけばいいと分かっている状態でやっていますが、実際の試合では、前もって決まっている場所でラックになるわけではありません。次は、ボールキャリアが倒れる地点を予測してそこに素早く入る、というような練習が必要になってくると思います。 ここで、あわや、という危ないプレーがありました。素晴らしいスピードでオーバーに入った子がいました。その勇気とスピードは本当に素晴らしかったのですが、人に見立てて置いていたタックルバッグに足が引っかかってしまい、宙を飛んでしまいました。幸いにも、トイメンに入った子が、胸で受け止めてくれて、何事もなく過ぎたのですが、一瞬ヒヤッとしました。トイメンがいなければ手から落ちたでしょうし、トイメンがもう少しずれていたら頭と頭がぶつかっていたかもしれません。オーバーに入る勢いが増してきましたので、人に見立てて置く障害物の高さや材質については気をつけなくてはいけないと思いました。

 来週は試合なので、試合の感覚を思い出してほしいということで紅白戦の時間を長くとりました。昨年最後の練習までは、うまく広がってどんどんボールが回っていたのですが、今日の試合の最初は、幼年さんの時のように全員がボールのところに群がってしまって、手渡しでボールを受け取ってはまた絡まれるという「お団子ラグビー」に戻ってしまっており、びっくりしました。子どもは覚えるのも早いですが、忘れるのも早いですね。今日は練習時間が足りなかったので、来週は試合前や試合の合間に復習をして試合に臨みたいと思います。

 Hコーチは、この週末は撮り貯めていたビデオを見ていました。その中で、帝京大でキャプテン、東芝へ行ってもキャプテン(御所工でもでしたね)の森田選手が、売れないお笑いコンビにアドバイスをするというような番組がありました。その中で、チームをまとめる秘訣はなんですか、と聞かれて、「チームとしての共通の目標を持つこと」と答えていたことが印象的でした。箱根駅伝優勝の青学の原監督も全く同じことを言っていたのを見たことがあります。箱根駅伝では、大学チームの他、1チームだけ選抜チームの出場が認められているそうです。大学としては出場資格がないけれども、個人として選抜された選手の合同チームです。一体感がないために下位に甘んじることが多いのですが、原氏が監督になった時だけは、確か4位になったそうです。いったい何位になりたいかを徹底して話し合わせたところ、5位以内という結論が出て、一体感が出てきてそれに向かって努力した結果4位になったそうです。駅伝のようなスポーツでさえそうなんだ、ということがとても印象的でした。全員が納得できるような共通の目標をみんなで見つけたいものです。

12/25練習と「閾値(いきち)」

今日はスクール生13人と体験のKちゃん・Jくんが来てくれて、15人での練習になりました。これでしばらく冬休みに入るので宿題を出します。まずラグビーの試合をたくさん見てください。花園にも当スクールのOBが出ますので、応援のしがいもあると思います。また、ゴムボールでいいので、たくさんボールを触ってほしい。ラダーが苦手な人はラダーの動きもちょっとだけでも練習してね。これも「閾値」があって、こつこつやるとある日突然できるようになります。

練習はいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。今の1年生チームは、満遍なくみんながトライするチームのように思いますが、このラダー練が効果を上げているように感じています。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まずは両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。このあたりは軽々とできる子が増えてきて、20回も30回も簡単にやってしまうので、キックキャッチ、後ろ拍手、1回転キャッチなどもやらせました。コーチが一人入ると4人チームが4つ作れたので、今日は一人1個ボールを持って、4人が輪になって、「せーの」でボール回しをしました。23月くらい前には1回もできなくてあきらめた練習です。ここで凄いことが。はじめのうちは、失敗、失敗、3回できた。などという感じだったのですが、あるグループが、12回を達成。舞洲での記録を上回ります。すると他のチームが13回ですぐ記録更新。また他のチームが14回で新記録。それもすぐに17回と記録更新されます。ついにあるチームが45回という大記録を打ち立てました!見ていると、全員の投げたボールがしっかり隣の子の手元にピタッと入るようになる瞬間があり、そういうときはどんどん続けることができます。子ども達も、新記録達成と喜んだのもつかの間、すぐ記録更新されてしまいますので、「もう一回」「もう一回」というように自発的に練習を続け、かなり長い間盛り上がっていました。この練習だけでもそれぞれ200回くらいはボールタッチできたと思います。今回はここで盛り上がったので、全体では一人300回から400回はボールタッチできたと思います。週1回の練習で週2回のチームに対抗する、というのも目標の一つなので、練習の効率はとても重要だと思っていますが、この練習は「せーの」で全員が1回ずつパスとキャッチができるので、効率も最高です。一つの「閾値」を超えた瞬間を見た気がしました。

次は、先週もやったTコーチ考案のパスを投げる練習です。2人チームで、パスを投げる子が動くのは禁止、もらう子がディフェンスをかわしていろいろ動いて、パスをもらいます。3回失敗または、インターセプトで攻守交替。パスが通ったところで、キャッチした子は停止、この子が今度はパスをして、ゴールラインを越えてトライしたら勝ちというゲームです。見た瞬間に思ったところにパッと投げる練習です。走りこんでボールをもらうプレイをしないのは豊中の悪弊だ、と嘆く声をよく聞きます。私は、実はこれは走り込まないのが問題なのではなく、走りこんでくる味方にボールを出すスキルがないのが問題なのではないか、という仮説を持っています。走り込むのも相当消耗しますので、どうせもらえないのであれば走り込みませんよね。なので、どんどん走り込むチームを夢見て、「ここ」というところにボールを出す練習です。ただ、幼年以来ずっとボールをもらったらすぐ走るという動きをしていますので、ボールをもらったらストップして今度はパスを出す側になる、というのが分かりにくいのか、「何が何だか分からん」といった顔をしている子が何人もいて、まだ理解させるに至っていないというのが実感です。もっと簡略化するか、何か更なる工夫が必要に思います。

年内最後の練習なので、ここからは保護者も交えての練習になりました。試合だとどうしても大人が手加減する感じになってしまうので、こういう普段やっている練習を一緒にする方が盛り上がってよかったと思います。

まずは、円の中にボールを置いて、攻撃2人守備2人でボールを取り合うゲームです。攻撃側はタッチされたら数m離れたポイントに戻ってから再度ボールを取りに行きます。45秒以内にボールを取ったら攻撃側の勝ち、守り切ったら守備側の勝ちとしました。子どもは、タッチした時などに目を離してしまいますので、1対1マークを続ける練習です。まだ、トイメンにパスがパンパンと来るようなことはないので、3年生以降くらいに生きてきそうな練習です。保護者チームに、もっとクロスとかをしてもらって、幻惑してもらえばよかったかもしれません。

次は、川渡りゲームです。大人も子どももちょうどいい具合に捕まり、生き残り、楽しくできました。

次が、ボール当て版川渡りゲームです。5人がゴムボールを持って川の中で待機。ボールを当てたら、当てられた人と交代ということにしました。これは、周り中に目を配り、走り込んでくる人がいたら、そこにボールを投げるという、まさに走り込んでくるプレイヤーにパスを出す練習を意図しています。ボールを捕る練習にしてしまうとスピードを緩めて馴れ合ってしまうので、当たらないようにフルスピードで走る人に合わせて投げるようにしてみました。どんどん当たるようになるまでは、練習前の遊びなどとしてやりたい練習です。

 

12/18練習と「パスを出す」

今日はスクール生11人と体験のKちゃんが来てくれて、12人での練習になりました。

今日も少し前にほぼ全員来ていましたので、川渡りゲーム(ボール当て版)をしてみました。これまでやったことのある練習の変型版として説明すると、子ども達にも理解しやすく、すんなり入ることができますね。先週の試合では、パスキャッチについてはほぼ合格レベルに達していましたが、投げる方がまだまだと感じました。そこで、今回からは投げる方を練習していくことになりました。ルーティン抜きに、投げようと思ったところへパッと投げられるようになるのが目標です。川の中のワニさんは二人、ボールを持って待ちます。他の子は、川を駆け抜けます。川の中にいる間にボールを当てられたら交代です。視野を広げて、いろいろな方向から走りこんでくる子を見つけ、その方向・速さなどなどから当たるところへボールを投げられるようになることを意図しています。全然当てられないかと思っていましたが、やってみたら2,3回に1回は当てることができ、意外に能力が高いことに驚きました。皆オーバースローになっていたのが予想外でしたが。けっこう盛り上がったので、練習前の遊びとして取り入れていこうと思います。

練習はいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。今日は少し時間を長めにとり、キックキャッチ、ゴロパントを拾う、横パス6対6などをしました。素早く投げる練習として、2人で1個のボールを10往復など。いつも、ノルマを1番にできたチームに手を上げさせて、1番、2番・・・と認定しているのですが、体験のKちゃんのペアがボール交換10回で1番になった回がありました。Kちゃんはボール扱いもなかなかのものだし、今回はまだ遠慮がちでしたが、思い切りやり始めたら素晴らしい身体能力を発揮しそうです。ぜひ来週もきてくださいね。

次は、オーバーの練習です。倒れている選手を想定した低い障害物を置いて、その脇にボールを置いて、横の方から22でスタートします。3回目なので、かなり慣れてきて、一直線に横からボールに入ってしまうようなことはなくなってきました。相手が目の前に来ているの見て、ボールを拾わずにオーバーに行って、味方にボールを拾わせるプレーも増えてきました。オーバーに行くか、ボールを拾うか、という判断が重要だと思うので、これも当分続けたい練習です。理解が進んだところで、K5から質問が。「先週の試合でラックの横から相手にボールを拾われたけど?」そうなんです。確かにそんなプレーがありました。理解したうえでそれを覚えていて、ここで質問するK5は素晴らしい!「レフェリーが見落とすこともあるけど、うちはフェアプレーでいこう」と返事をしましたが、レフェリーも腕を磨く必要がありますよね。Hコーチも紅白戦で毎回2、3回はミスジャッジがあります。まだまだです。

次は、Tコーチ考案のパスを投げる練習です。2人チームで、パスを投げる子が動くのは禁止、もらう子がディフェンスをかわしていろいろ動いて、パスをもらいます。3回失敗または、インターセプトで攻守交替。パスが通ったところで、キャッチした子は停止、この子が今度はパスをして、ゴールラインを越えてトライしたら勝ちというゲームです。ディフェンスも激しくチェックしますので、レシーバーが一生懸命動いて、1秒間ぐらいだけ、ここにもらったらパスが通る、という瞬間があります。そこにパスができるようになる練習です。見てから投げる、というより「ここに顔を出すはず」という予測をした上で、そこに投げることが必要なのでしょうね。新しい練習なので、少し戸惑っていました。とてもいい練習だと思うので、しばらく続けたい練習です。最終的には、チーム全員がどんどん走りこんできてボールをもらうようにならないかな、と夢想しています。

最後に紅白戦です。広がって長いパスを出すのは、言われなくてもどんどんやるようになって、パスもよく回り、とてもいい試合になりました。パスが回るせいか、モールからボールが出なくてパイルアップをとるシーンがほぼありませんでした(ラストワンプレーはゴールライン上だったので、つい長く見てしまいましたが。)。これ以上持ち続けると絡まれてボールを出せなくなる、というタイミングが分かるようになってきたのかもしれません。失点後のキックオフなどペナルティ以外でも、素早くセットしてクイックスタートというのもどんどんやっていました。また、T16が「今日はS3にボールが回っていないから」といいながら、S3にパスをしたシーンがありました。T16はいつも全体がよく見えています。

 

12/11東淀川交流戦報告 4勝

事前に3人病欠、1人早退と聞いていましたが、当日も体調不良や負傷退場などがあり、昼からは10人ぎりぎりでの総力戦となりました。一人一人の出番が少ないかな、と思っていたのですが、人数が減ったために、最後まで元気だった子は、1.5試合から2試合分出ることができました。試合の方は、1試合目を偶然隣で見ていたО運営委員長より「怒涛の攻めですなあ」とお褒めの言葉をいただきましたが、その後も怒涛の猛攻は続き、4試合で計52点を取り、最後まで元気だった子は全員トライして、4連勝となりました。離れたところでパスをもらえば加速して自由に走れる。自由に走れれば、この1年ラダーで鍛えてきたステップが炸裂するという具合に、いい方向に回り始めている気がします。

第1試合 VS東淀川B 15:4 ○

来ました!T14初トライです。ボール扱い、ボールをもらうタイミングなど絶妙なので、初トライはすぐに来ると思っていましたが、早速第1試合前半にいいタイミングでボールをもらい、独走しました。T14はその後の試合でも2T、ナイスパス、ディフェンスもあり大活躍でした。試合は、それぞれがいいパスを出し、いいボールダウンをして、よくボールが回り、ゲームプラン通りの快勝でした。あえて言うならば、モールに全員が入ってしまい、その瞬間に相手に抜けだされてトライを献上してしまったシーンがありました。常に周りを見て状況判断できるように練習していく必要がありますね。

第2試合 VS堺A (公式記録では)146 ○

それぞれハーフごとに総入れ替えで出る予定だったので、ハーフを1試合と考えて飛ばしていこう、ということで試合に向かいました。前半は、またまたボールがよく回り、12:0とリードします。後半は、相手チームもメンバーが変わり、突破力のある選手が登場します。その子を止められず、連続6失点。「後半だけだと負けているぞ」と発破をかけたところ奮起して6:3としますが、そこまででタイムアップ。ハーフごとにみると、唯一の負け越しとなりました。これも永遠の課題ですが、大きな子をどうやって止めるか、練習方法を考える必要があります。

第3試合 VS堺B 113 ○

またまた堺RSとの対決となりました。堺RS1年生は、TRSよりも人数が多く、20人くらいはいるように見えました。2チームエントリーで全員出場させるのは調整が大変だったでしょう。とすれば1試合目の後半が一番強いメンバーだったのかもしれません。これに勝てるよう練習していく必要があります。

4試合 VS花園A 123

突破力のある大きな子が多く、ラックでの練習を積んできている印象でしたが、こちらのパススキルが上回っており、ラックを作らせなかったのが良かった点でしょうか。こちらが、接点でせめぎ合うような戦術であったら相当厳しい試合になったように思います。よかったプレーとしては、6回もパスをつないだトライがありました。向こうも必死でついてきましたが、6回目のパスで抜け出し、トライとなりました。また、得点された直後に、キックオフのボールを、一番遠い子にいきなり長いパスをして、あっという間に点を取り返したプレーもあり(H15→H7かY6だったと思います)、相手に与えたダメージは大きかったように思います。寒い中、相当消耗しましたが、最後までよく頑張りました。ラストワンプレーで、味方ゴールラインぎりぎりで守り切った気迫・集中力(特にK8)も素晴らしかったと思います。

 全体の印象としては、パスを「捕る」ことに関しては合格ラインを越えてきていると思います。今のは捕って欲しかったな、と思うようなノッコンはゼロでした。本当は自分で持っていたい大事なボールをパスする訳ですから、絶対捕ってくれるという信頼感がなければパスしませんよね。そういう信頼関係のある好チームになりつつあるように思います。昼休みには、昼食が済んだ子ども達が、血糖値が上がり暴れ始めたので、グランドに連れていき、遊ばせていました。ちょうど10人いたので、5人×2チームに分け、輪になって一人一個ボールを持たせて、「一斉の」で隣にパスをするゲームをさせてみました。5人中3人くらいはキャッチするのですが、10回連続失敗。そのうち全員キャッチに成功しますが、また3回連続失敗。成功。3回失敗。と続きますが、片方のチームがついに11回連続成功させました。「5人で11回」を豊中1年生記録に認定です。次はこの記録を破ってください。この年頃では、急に難しいことができるようになることがありますよね。一つのハードルを越えた瞬間を目撃したように思いました。こういう出来そうで出来ない、出来ると嬉しい、出来ないと悔しい、というようなゲームを考え出すのがコーチの醍醐味です。

ただ、今回の試合でパスを「する」方については、まだまだでした。「はい、君になげるよ。」と、そっちを向いて「1,2の3ではい」みたいな、五郎丸のルーティンをこなしてからではないと投げられない子がほとんどでした。思った瞬間に思ったところにパスできるように練習していくのが次の課題だと思います。

 

12/11チーム分け

主任と相談して、先にチーム分けをしておくことにしました。

ハーフを1コマとすると、4試合だと40コマ。これを16人で割ると、2.5=一人1試合とハーフの半分だけとなります。もっと長い時間出してあげたいのですが、全員均等にするとこうなります。あと2,3人増えたら3チームエントリーできるようになるのですが。

今回は、10分ハーフと少し試合時間は長くなっています。それぞれハーフを1試合と考えて、最初から集中していけるようがんばりましょう。

 

1試合目 VS東淀川

前半 S3、Y6、Y9、S12、S14

後半 K4、S5、T11、H15→K12、T16

2試合目 VS堺

前半 H1、S3、H7、S10、K13

後半 H2、K4、K8、T11、H15

3試合目 VS堺

前半 H1→K8、Y6、Y9、S14、T16

後半 K4→S3、S5、S10→T11、S12、S14→T16

4試合目 VS花園

前半 H2、S5→Y6、H7、K13、H15

後半 H1、H7→H2、K8、S10、S12→Y9

 

12/4練習と「広がる」

今日は出席率がよく、14人での練習になりました。新人S14も元気に来てくれました。なお、チーム分けの都合上、来週試合に来られない子は早めに連絡をお願いします。

忘年会で、もうちょっと練習に早目に来てほしいなあ、とお願いしたところ、30分前には78人が来てくれましたので、今回は「鳥かご」をしてみました。練習時間は週に2時間しかありません。30分早く来れば、ラグビーに触れる時間が25%増しになります。こうやって遊ぶ時間がとても大切だと思っています。次回は試合ですが、試合の合間も無駄にしないようにしたいと思います。

まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。

1年生の最初の練習とは格段に違ってきていて、新しい動きを教えてもすぐにできています。足を動かす神経組織が出来上がってきているという実感を持ちました。また、もともと上手な子も多いのですが、S3など、ここへきて目覚ましい進歩を遂げている子も現れました。次回の試合では、S3の素晴らしいステップが見られるかもしれません。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。まだ思うようにならない子もいます。家で練習しましょう。それから、今日は3人で輪になって、全員が1個ボールを持ち、「いっせいの」で隣に回す練習をしてみました。二人でのボール交換は、向き合っていますので、相手がボール投げる瞬間が正面に見えますし、ボールが胸に向かってきます。ところが、このボール回しでは、横からボールが来るので、捕るのも難しいし、相手の胸のあたりに正確に投げないと捕れないので、格段に難しい練習です。11/23の試合の合間に遊びでやらせてみましたが、1回も成功しませんでした。ところが、今日やらせてみたところ、いくつものチームが成功しました。4人チームがいきなり3回ボールを回したところも見ました。このくらいの子ども達は、本当にみるみる成長しますので、見ていて楽しいですね。4月の練習から通算すると、6000回以上はボールタッチしている計算になるので、何か一つのハードルを越えた感じがします。こんなにできるのであれば、ランパスとは言わないまでも、うまくパスを回す新しい戦術もできる気がします。

次は、オーバーの練習です。ここで新兵器登場。一人目が倒れて二人目がオーバー、三人目が拾う、という型練習ではどうも試合とは違うことが分かりましたので、もう少し人数を多くして、試合に近い形でラックの練習ができないか考えました。段ボールでH型(置いた状態で上から見て)をしたものを作りました。Hの横棒のところが20cmくらいの高さになっています。上下の足はゲートを示す赤のボール紙です。横棒の脇にボールを置いて、上下の入り口から入ってボールの争奪をします。「赤いところから入ったらダメ」と説明して2対2でH字の横の方からスタートしたところ、いきなりボールに一直線に走り、「ピー」長い笛が・・・これが一年生ですよね。話は聞いているのでしょうが、ボールを見た瞬間それが飛んでしまうのでしょう。話を聞きながら、「だったら芝生のあの地点までまっすぐ走って、そこから方向転換してボールへ」、などと考えられるように育てていくのがコーチの役割です。とりあえず2対2で始めたところでルール説明に時間を取られてしまい、この練習は終了。次回は3対3くらいでどうでしょうか。

 次は、前回の試合で素早くセットするのがうまくいかなかったので、その練習です。ホワイトボードで説明をして、「素早く広がって、この位置にパス出来たら抜けるだろ」、と言ったら理解したように見え、キックオフ、スクラム、ラインアウトそれぞれに素早くセットする練習をしました。ここでも新たな発見が。ディフェンス側は素早くフラットに広がることができるのですが、オフェンス側がうまく広がることができません。オフェンス側が広がる練習のつもりだったのですが、もう一つうまくいきませんでした。ディフェンス側は、隣の味方の位置だけを気にすれば足りるのに対して、オフェンス側は、ボールをもらいたいがために、自分とボールの位置しか見ておらず、全体の中での位置や、隣の味方の位置などを見ていないためだと思われます。行くべき場所にコーンを置いておくなど、さらなる工夫が必要と思われました。

最後に、紅白戦です。素早く広がってボールを出す練習をしてからだったので、点を取られても、すぐキックオフに戻って、クイックスタートをしてどんどんボールを回す、激しい試合となりました。また、長いパスが自分の頭の後ろの30cmくらい上に来てしまったのを、T16がスーパーキャッチしたシーンもありました。とてもいい感じで練習を終えられたので、次週どんないい試合ができるか楽しみです。

11/23花園スクール大会詳細

とても寒い一日となりましたが、新入生一人を含め、16人全員参加で試合に臨みました。同じくらいの戦力になるように2チームに分けて、出場時間も全員均等になるよう配分して臨み、22分けとなりました。それぞれ全員が頑張った素晴らしい結果だと思います。

1試合 アクティブチーム(A)対高槻 44 引き分け

セットプレーからは長いパスを出して、コートを広く使おうというプランで臨んだのですが、トライライン外のびっくりするほど狭いスペースにコートが設定されており、広いスペースがありませんでした。花園の芝のグランドで試合できただけでも良しとすべきですね。

試合は、エースK8の体調不良による離脱により、飛車落ちで臨む形になりましたが、全員がよく守りました。もう一方の大黒柱H1が2T、俊足ウィングH7が相手を抜き去り1Tしましたが、こちらが先行するたびに追いつかれる展開で、3:3で前半終了。後半もH7がトライしますが、再度追いつかれ同点で終了。ここで特筆すべきは、新人Sくんのビッグランでしょう。彼は、バスケットもやっているそうで、ボール扱いも上手ですし、モール脇で出てくるボールをもらうタイミングが絶妙です。2回の体験を経て入校してくれて、いきなりの大舞台でしたが、ここでも絶妙のタイミングでボールをもらい、あわや決勝トライか、というビッグゲインをしました。が、ゴールまであと2,3mというところで相手ディフェンスのナイスタックルを受け、あえなくノッコン。試合後、悔し涙に暮れていました。この悔しさを次に生かしましょう。こういう前菜があってこそ初トライの味は最高になると思います。

第2試合 ブレイブチーム(B)対堺 111 勝ち

こちらのチームの方が、ゲームプランに忠実にセットからの長いパスを素早く出していたように思います。その点でもAチームは、K8欠場が痛かったかな。セットから一番近い決まった人にパスをすると、相手は待ち構えていて殺到しますから、まず抜けません。ところが、広がって、誰にパスするか分からない状態で、長いパスをすると、ディフェンスのスタートが微妙に遅れる分守備に隙間ができますし、ディフェンスまで距離があるため、加速できます。この微妙な差で、ディフェンスの間を抜くことができ、トライを量産できたように思います。特定の選手に偏ることなく5人がトライをしたというのは、パスがよく回ったからだと思います。

ここで、面白いプレーが見られました。H2が、相手ディフェンスを引き付けて、ノールックで隣の選手にパスをしました。絶妙のタイミングでしたが、パスが膝のあたりに行ってしまったので、ノッコンになってしまいましたが、もし通ったらラインブレイクできたと思います。彼ができるということは、そろそろこういったパス回し(ノールックは別として)目標とした練習を始めてもいい時期かもしれません。さらに、パスをしたH2にボールを戻すプレイ、パスをしたH2がループするプレイなど、コーチが嬉しくなるようなプレイを見せてくれました。子どもたちが勝手にこういう面白いプレイをし始めるというのは、とてもいいことだと思います。こういうのをどんどん奨励していきたいものです。

 

第3試合 アクティブチーム(A)対寝屋川A 5:5 引き分け

体の大きな相手エースに突破され、前半は1:3と先行されます。後半、S5が抜け出し、追いすがる相手を振り切ってトライ。S5は足が速くなった気がします。しかし、再度突き放され、残り3分で2点のビハインド。ここで、「時間がないから急げ!」とか、「広がってすぐスタート」など指示をしましたが、あまり反応がなく、ここで早くもあきらめムードを漂わせているかに見えました。しかし、あきらめムードを漂わせているかに見えたS3が、ボールを持つや猛突進し、スペースのないところを相手防御を振り切り、引きちぎりトライ。さらに残り1分を切ったところで、マイボールラインアウトを獲得します。このときは、比較的長いパスが通り、反対側のライン際でモールが形成され、そこからすぐボールが出て、誰もいないブラインドサイドをY6が一気に駆け抜け、同点。再度キックオフの際に終了ブザーが鳴りました。

ここで反省すべきは、コーチの説明不足でした。「あと1分だぞ」(=負けているので、早くセットして早くボールを出して、急いで点を取りに行け)、「広がれ」(=誰にパスが出るか相手に予測させないように、手前から遠くまで点々と配置せよ)、「早く」(=相手が気づいて広がる前にボールを出せ)などという言葉の意味が伝わっていなかったように思います。そのため戦意を喪失しているように見えたのかもしれません。しっかり説明して、素早くセットする練習をすべきかと思いました。

第4試合 ブレイブチーム(B)対交野 6:3 勝ち

相手チームには体の大きな選手が多く、止めきれず先行され、K132本の独走トライで追いつく、という押され気味の展開となり、前半はなんとか22で終了します。全員均等に出場するという方針のため、前半出場機会のなかったS10が後半から登場します。S10は、密集でボールを奪い、素晴らしいステップで相手を抜き去り、3Tを重ね、一気に突き放しました。S10は、「試合にもっと出せ、出せ」と絡んでくることが多かったのですが、今回は、最初に「全員均等」と宣言していたせいか、前半はぐっと我慢して、後半にそのうっぷんを晴らすように大活躍してみせたところに彼の成長を見たように思いました。H15のトライでダメ押しして試合終了。その他にも、ゲームプランをよく理解したT16の素早いセットからの長いパスや、密集からのS12のナイスパスもありました。この試合は勝ち同士の試合だったので、これで賞状ゲットとなりました。

全体の反省としては、かなり改善されたものの、ラックの際にまだ何をしていいか分からず、見てしまうことでしょうか。一人目を倒して、コーチがオーバーしようとするのを、二人目がスウィープ(オーバー)、三人目がボールを拾う、という練習をずいぶんやっているのですが、試合とは違うということなのでしょうね。確かに、いい練習としてのリアリティが足りないように思います。試合では、敵味方が入り乱れていますので、こんなに分かりやすい形にはなっていませんよね。もっとリアリティのある練習を考える必要があると思いました。

11/23チーム分け

事前に予告しておいた方が、応援や食事の世話などに便宜だと思いますので、主任の指示によりチーム分けを決めました。今回は全員参加(新人Sくんは初試合です)の返事をいただいています。よほどのアクシデントがない限りこれで行きたいと思います。

A(アクティブチーム)1H、3S、5S、6Y、7H、8K、11T、新人Sくん

組み合わせ表のAの方に出ます。(900vs高槻・1127vs寝屋川1)名前のとおり「激しく」いきましょう。

B(ブレイブチーム)2H、4K、9Y、10S、12S、13K、15H、16

組み合わせ表のBの方に出ます。(1045vs堺・勝てば1438負ければ1251)こちらも名前のとおり「勇気をもって」前にガツンと出ましょう。

11/20の練習の最後の紅白戦では、激しく、かつ、セットからの長いパスがどんどん通り、とてもいい感じで終わることができました。この調子で行きましょう。きっといい試合ができると思います。

11/13練習と長いパス

今日は比較的出席率がよく、13人での練習になりました。

まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。

1年生の最初の練習では、新主任のTコーチが、満を持してラダーでのいろいろな足運びを考えてきてくれたのですが、6年生との落差は大きく、一番初歩の2種類くらいしかできなくて愕然としていた記憶があります。ところが最近では、毎回一つはTコーチが新しい動きを教えてくれていますが、すぐにできるようになっています。言葉を理解し、動きを見て、自分の体をその通り動かす、というのはかなり高度な能力を必要とするように思いますが、みるみる神経組織が発達してきているのを感じます。本当にこの時期にスポーツをするというのは大切ですね。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。片手アンダーハンド左右20回ずつ。まだ思うようにならない子もいます。それぞれに宿題を出すのもいいかもしれませんね。家で練習しましょう。次は、横に並んで横パス(ボール5個を2往復)。横パスでは、どうしても体全体を左へ向けて捕って、半回転して後ろを向いて投げる、ということになりがちです。手渡しするような感じでやったらうまくいくかなと思い、前回に引き続き距離近めで練習したところ、体を正面に向けたままうまくできるようになりました。最後に罰ゲームを賭けて競争したところ、素晴らしいことがありました。6人1チームで順に5個のボールを回したのですが、どちらのチームもノーミスですべてのボールを送り、僅かのの差で一方のチームが勝ちました。5個×6人×2チームで60回、プレッシャーをかけた状態の中ノーミスでボールタッチしたことになります。素晴らしい!

次は、ボールダウンとオーバーの練習です。まず、きれいにジャックナイフをしてボールダウンする練習を3周ほど。次に、攻撃側に2人フォローがついて、ディフェンス役のコーチが1人目を倒してオーバーしてボールを取りに行くのを、2人目がスウィープ、3人目がボールを拾う、という練習です。2人目がボールを拾わずにスウィープする(ボールに絡んでくるディフェンス側の選手を排除する)ことの理解が難しいようで、何をしたらよいか分からず立ち尽くす子がいました。分かっている子もいますが、なんだかわからない子も半分近くいたように思います。相手が目の前に来ているときは、ボールを拾おうとすると態勢が崩れているため跳ね飛ばされてしまいます。ここでボールを拾おうとすると負ける、という感覚を持っていないと、2人目がボールを拾わずにスウィープするということが理解できないのではないかと思います。そのためには、11のボール取り勝負などをもっとやって、ボールを拾うか、先に相手をスウィープするかの判断力を養うのがいいように思いました。

次は、7~8mのグリッドを作り、向こう側の二つの角からディフェンスが一人ずつスタート、こちら側の辺の中央から攻撃側一人がスタートして、ディフェンス2人が連携して一人を捕まえる、という練習をしました。前回もやりましたが、今回は少し広めにして難しくしたので、止められる確率が減り、止めたのは半分くらいだったでしょうか。味方の動きも見ながら、二人が並んで前に出れば捕まえられるので、相手の動きと味方の動きを両方見る練習です。相手しか見ていないと、自分が右側にいるのに、左側に捕まえに行ってしまい、自分の右側を抜かれることになります。なかなか難しいですが、全員ができるようになって、試合でも縦に重なってしまった時にヤバいと思って前に出るようなチームになったら本当に強いチームになると思います。今回は倒れた相手を乗り越えてボールを奪うところまでやってみましたが、きれいにオーバーしてボールを奪えたのは2回だけでした。この練習も続けたい練習です。

 最後に紅白戦です。どんどんパスをするようなシーンも練習に取り入れていっていい時期に来ているように思いますので、とりあえずセットからの開始時に長いパスをしよう、ということでやってみました。パスの利点=例えばスクラムからの開始時に、長いパスをもらえば、相手スクラムの2人目に絡まれずにフリーに動ける、といったことは実感してきているように思います。また、長いパスをするのであれば、一人飛ばして向こうへパスをしても良いわけですし、誰にパスしようか考えます。「だったら相手の位置も見て、相手のいない方にパスしよう」と声をかけると、相手の配置も見て、味方の位置も見るようになりました。また、相手が広がり切っていないのを見て、大外の子がパスをくれと声を出すとか、右にパスを出すという振りをしておいて左にパスするなど、「長いパス」というたったそれだけのことで、全員がいろいろに頭を使い始めました。何も考えずに一番近くの決まった子にボールを「ハイ」と渡し、その子があっという間に捕まって、そこに全員が集まってもみ合いになる、というようなラグビーとは大違いですよね。練習内容には本当にまだまだ工夫の余地があることを実感しました。

11/5練習と進化の芽

今日も休みが多く、スクール生10人と体験のSくん、計11人での練習になりました。

まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。体験のSくんもなかなかの足運びでした。指示した足の運びと違ってしまうこともあるのですが、1年全体として、脇から「違う違う」と声を掛けると聞こえるようになってきたように思います。自分が集中していることにしか注意が行かず、脇から何か言っても聞こえないというのがこの年頃の子どもの特徴だと思いますが、少し聞こえるようになってきた印象です。ラグビーでは、相手を見て、味方の位置を見て、ボールがこぼれたら反応し、後ろからの声にも反応して、という具合に回り中の状況に気を配りつつプレーしなくてはならないわけで、周りからの声が聞こえることも重要です。コーチとしては、声を掛け続けることを心掛けたいと思います。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。未だに片手10回や3回拍手10回連続もおぼつかない子もいます。家で練習しましょう。キックキャッチ10回。ボールを小さく蹴ることができず、ドカーンと蹴ってしまっては拾いに行っている子もいました。この年頃ではまだ自分の体を思うようにコントロールできない場合も多いので、いろいろな動きをさせて、思うように動く練習をさせるのが重要な課題だと思います。ボール交換10セット×3。横に並んで横パス(ボール5個を3往復)。横パスでは、どうしても体全体を左へ向けて捕って、半回転して右を向いて投げる、ということになりがちです。今回は距離近めでやったところ、体を正面に向けたまま、手だけで左で捕って右へ回す、またその逆、といった動きをする子が現れ、進化の芽が見えたように思いました。この動きを全員ができるように練習していきたいと思います。

次は、7~8mのグリッドを作り、向こう側の二つの角からディフェンスが一人ずつスタート、こちら側の辺の中央から攻撃側一人がスタートして、ディフェンス2人が連携して一人を捕まえる、という練習をしました。夏合宿でやった練習です。味方の動きも見ながら、二人が並んで前に出れば確実に捕まえられるので、相手の動きと味方の動きを両方見る練習です。相手しか見ていないと、自分が右側にいるのに、左側に捕まえに行ってしまい、自分の右側を抜かれることになります。10人中8人くらいまではできるようになったかなという感じです。なかなか難しいですが、全員ができるようになって、試合でも縦に重なってしまった時にヤバいと思って前に出て、横に並ぶというような感覚を共有できるようなチームになったら本当に強いチームになると思います。今回は、捕まえて倒すところまでにしましたが、これで倒れた相手を乗り越えてボールをうばうところまでやるのもいいと思います。

 次は、裸足になって倒れた相手を跨ぐ練習です。前回は人の体を跨ぐこと自体にためらいがあったように思うので、どんどん跨ぐ練習です。2チームに分け、最初の1人以外全員が1mおきくらいに1列に横に寝ます。最初の一人がそれを跨いで地面にタッチ、次も跨いで地面にタッチ、としながら終わりまで行ったら自分も寝ます。それを確認したら二人目がまたスタート。全員がゴールするまで競争です。ちょっと慣れたかな、という感じでした。ボールを拾う動きも入れられたらよかったと思うのですが、次はどうするか考えます。

 最後に紅白戦です。最近、練習中にボールを渡すときなどに、子どもが長いパスを投げるのを見ることが多くなっています。先ほどの2対1の練習でも、ゴールラインに持ち込んだボールを次の子に渡すのに、グリッドの反対側まで6,7mをポーンと投げて、それがちゃんと相手の胸に行って、渡された子も難なくキャッチしたシーンがありました。そろそろどんどんパスをするようなゲームも練習に取り入れていっていい時期に来ているように思います。今回は、とりあえずスクラムやラインアウトでの開始時に長いパスをしよう、ということでやってみましたが、難なくやっていました。例えば、ラインアウトでボールをもらった一人目が二人目に長いパスをしたところから開始とか、スクラムでは、3人目が長いパスをしたところから開始、とかいうルールでやると、お互いに広がった状態でゲームをすることになるし、いいところでパスをもらえばフリーに動けるといった実感をもてるではないでしょうか。

 

10/30練習とラックのリアリティ

今日も休みが多く、11人参加。島津製作所での6年生の試合の応援に行く子が抜けたりして、少人数での練習になりました。

 まずはいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。また、近くに古タイヤがたくさん転がっていたので、これをくぐる動きをしてみました。ちょうど1年生の体の大きさに合った穴があいていたのですが、お尻が高くなり過ぎて引っかかる子が多かったように思います。自分の思ったような態勢がとれることも大切です。

 このタイヤが、力の入る体勢の練習にちょうどいいということで、横に倒したタイヤを押す競争をしました。ここでは、それなりに形にはなっているのに、足が滑ってしまって進まない子が目立ちました。そういう子の足元を見てみると、運動靴を履いているか、スパイクの突起がすり減ってしまっているかのどちらかでした。1年生くらいだと、足裏の面積に比べて体重が軽いため、滑りやすいのだと思います。こういう思わぬところでパフォーマンスの差が出てしまったりしますので、保護者のみなさん気を付けてくださいね。

 ここでこの体勢を覚えてもらうために新しいゲームを導入してみました。名付けて「アリンコ相撲」。まず、二人が四つん這いになって、数十cm離れて向き合います。真ん中にアリンコの餌であるボールを置きます。頭で当たると危ないので、肩で当たってボールが足元に来るまでオーバーできた方が勝ちです。やはり相手がいて、勝った負けたとやると盛り上がりますね。

今日の紅白戦では、モールがどんどん動き、パイルアップをとる場面がほとんどありませんでした。夏休み前までは、全員がボールに行ってモールが止まった状態になっていたのが、最近は試合でもモールを押すシーンがよく見られます。押す態勢の練習が実ってきているのかもしれません。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。横に並んで横パス(ボール5個を2往復)。片手アンダーハンドで投げる練習。未だに片手10回や3回拍手10回連続もおぼつかない子もいます。家で練習しましょう。ただ、試合ではパスされたボールを全員が危なげなくすぱっと捕るので、安心して見ていられるようになってきました。まだ横から来たボールをとるとか、横にパスするなどのレベルとは大きな隔たりがあり、どうやってそこまで持って行くかは課題です。

 次は、試合で見つかった課題であるラックの際のルールと動きの練習です。

まず、ボールキャリアがボールを持ってきてボールダウンします。これに相手一人、味方一人がついていて、相手は寝ているボールキャリアをまたいでボールをとるか、スウィープする。味方はボールを拾って前に出る。今回は、とりあえず動きの形だけをしてみましたが、なかなかうまくいきませんでした。その原因としては、まず人の体を跨ぐことに慣れていないように見えました。当然ですよね。人の体を跨ぐなんていうのは、日常生活ではダメと言われてしまう行為なので、慣れていなくて当然です。次回の練習は、マルチグランドなので裸足でできそうなので、転がってくるのを跳び越すとか、横に並んで寝ているのを順に跨いでいく競争など、跨ぐ練習をしてはどうかと思います。

 もう一点問題点の指摘がありました。この練習はボールキャリアが適当にボールダウンするところから始まりますが、それではわざわざ倒れる練習をすることになってしまいます。倒れたくないのに期せずして倒れてしまった。そこで素早く乗り越えてボール争奪が始まる、というシチュエーションであるべきなのですが、どうやってリアリティのある練習にするかはとても難しいと思いました。

 最後に紅白戦です。今日は途中で6年生の応援に行った子もいたので、4人対5人での試合になりました。タッチラインから押し出される直前にバックフリップパスのような形でボールだけ生かしたT11のプレイや、当たってボールを置いて押すなど、ボールをつなごうとする意識の見られるいい試合になりました。先ほども書きましたが、モールがよく動き、パイルアップもほとんどありませんでした。あえて言うならば、ディフェンスでギャップを埋める意識をもう少し持てればいいかな、と思いました。また1対2のディフェンス練習をしてみてはどうかと思いました。

10/23大阪市体育協会会長杯の試合結果

 暑くもなく寒くもなく、日差しも強くないという絶好のコンディションの中、4試合をしてきました。本日は、欠席者が多く、11人で2チームというギリギリの人数でしたが、けが人もなく、いい試合ができました。主任からご指名もありましたので、試合結果を報告します。

1試合 ブレイブチーム(B)対OTJ 65 勝ち

どちらもよく攻め、よく守る好ゲームとなりました。55の同点での終了間際、H2の密集からのナイスタイミングのボール供給があり、これを受けたK13が広いスペースを上手に使っての独走トライ。これが決勝点になりました。チーム全体としても、ボールをつなごうとする意識が見え、いいボールダウンをしようとする意志が見えました。ただ、せっかくのダウンボールも相手に拾われてしまうシーンが目立ちました。今のは横から?ゲートはどこ?とか思わないでもありませんでしたが、そろそろラックでのルールと動き方を教え始める時期に来ているように思いました。

2試合 アクティブチーム(A)対茨木 52 勝ち

全員が先を読んで、相手がボールをつないでもまた次を捕まえに行き、相手の思うようにさせませんでした。攻撃面でも、いいボールダウンをしてつなごうとする意識が見え、次々と連続攻撃ができました。相手もよく守りましたので、点差は思ったほど開きませんでしたが、安心して見ていられました。

3試合 ブレイブチーム(B)対吹田B 130 勝ち

よくパスがつながりました。相手を向こう側へ倒すようなS3のビッグタックルもあり、落ちたボールを拾った味方のトライを生みました。勝ち同士の対決だったので、Bチームはこのグループ優勝となりました。

4試合 アクティブチーム(A)対吹田A 13 負け

前半終了間際まで00でせめぎあう手に汗握る好ゲームとなりました。前半ラストプレーで失点し、01で後半へ。後半に入ってもまず相手が得点。ここでS12が相手の間をうまく抜き、1本返します。全員が止められてしまう中で、S12がただ一本のトライをとったというのは、大変価値があると思います。S12は足も速いし、ラダーでの足の運びもとても正確で、ランナーとしての素質を感じています。ただ、抜くスペースを見つけられず、横に右往左往している間に止められてしまい、ゲインなしという場面もありました。当たる練習はそういう時に少しでも前に出るためにやっているわけです。もう少し理解が進めば大化けするのではと期待しています。その後、ディフェンスにいった味方同士がぶつかってしまう不運がありダメ押しされて、試合終了。悔しい敗戦となりました。

相手チームには、ディフェンスの際に空きスペースを埋めようとする意識が感じられ、なかなか抜くことができませんでした。周りを見て味方の空きスペースを埋めようとする意識や、コーナーに向かって一直線に走る空間認識などをどうやったら全員が持つことができるか、が今後の課題だと思います。また、相手チームはラックで、オーバーやブリッジをしてくるよく訓練されたチームでした。1試合目と同じく、そろそろラックでのルールと動き方を教え始める時期に来ているように感じました。

 主任が書かれているように、今回はウォーミングアップで当たる練習主体で盛り上げていったところ、すんなりと試合に入れました。練習でも、ガチで当たる練習をする時間帯を作った方がいいのでは、と思っています。ただ、「思い切り当たれ」と言うだけでは、どうしても怖いし痛いので全開とはなりません。テニスの世界ランキングあるいは大相撲のように「ガチンコバトルランキング」でも作れば、目の前の相手にどうしても負けたくないという気持ちでガチでいくように思うのですがどうでしょうか?

10/23大阪市体育協会会長杯チーム分け

チーム分けを決めてみました。欠席の連絡をもらっている子についても、もし来ることができた時のために一応入れています。

A(アクティブチーム)1H、4K、6Y、8K、9Y、12S、15

組み合わせ表のAの方に出ます。名前のとおり激しくいきましょう。

B(ブレイブチーム)2H、3S、5S、7H、10S、11T、13K、16

組み合わせ表のBの方に出ます。こちらも名前のとおり勇気をもって前にガツンと出ましょう。

どんな試合になるか楽しみにしています。

 

10/2練習と「いい練習を見分けるポイント」

 

運動会シーズンのせいか、本日は、スクール生8人、体験1人の少人数での練習になりました。

まずは、ラダーとコーンタッチ。今回は、新しい動きを取り入れましたが、S12が一発でやって見せてくれました。体操教室でやっているとのこと。素晴らしい動きでした。また、できない子も、これまでであれば、ぐちゃぐちゃに動いて適当にごまかしていたのが、ゆっくり正確にやって、だんだん速くしていくように練習していて、練習の仕方自体に成長が見られるように思いました。

次は、ゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット、後ろ拍手10回。未だに片手10回や3回拍手もできていない子もいます。あと少しでできそうなので、がんばりましょう。さらにキックキャッチとゴロパントを拾う練習です。この学年はどうもサッカーをしている子が少ないようで、蹴るときに足首が90度曲がったままつま先で蹴ろうとする子が多いのが問題です。キックありになる3年生以降が思いやられます。サッカーも練習に取り入れた方がいいのかもしれませんね。

次に、パスの練習です。パスは、ただ投げる練習だけをしてもダメで、投げるかどうか、どこにどのタイミングで投げるかが重要だと思っています。なので、二人で一人を抜く、というか相手を引き付ける練習を考えてみました。3mくらい離してコーンを二つ置き、攻撃側はそれぞれコーン上に立ちます。それぞれのコーンの前1.5mくらいのところにトライ目標のコーンを置きます。攻撃側は自分の前のコーンにしかトライできません。守備側は一人でコーンの間に立って守ります。攻撃側がトライしようとしてコーンを離れて守備側にタッチされたらアゲイン。攻撃側はトライのチャンスをうかがいながらパス交換をします。30秒守り切れたら守備側の勝ちです。6、7割の子が理解したかな、という感じですが、残りの2,3割の子は、「何をしているか全く分かりませんが」、という感じでした。新しい練習で、しかも彼らの能力のギリギリのところを伸ばそうとしているのですから、このくらいの感じになるのは仕方ないかなと思います。続けることが肝心かと思います。

次は、体験のSくんの歓迎の意味も含めて、いつもやっている2on2です。Sくんはなかなか運動神経もよく、ボール扱いも上手でしたし、このゲームでも上手にボールを奪っていました。深追いすると振り切られることがあるので、既存のメンバーは守っているときには深追いしないことを覚えましょう。また、二人が同時に捕まって基地に戻った際に、守備側にそれぞれ目の前に付かれてしまい、出られなくなることがありますが、攻撃側の対処法を教えてみました。味方の背中側を通って反対側に出たらいいんです。私がやったところ、見事に守備二人が引き寄せられ、相方がボールを取りました。これは、クロスそのものですよね。習熟度に応じていろいろ教えて深化させていくのも効果があると思います。

次は、当たってボールを置いて、押し込んで、次の人が拾って当たって、またボールをおいて、という繰り返しで、みんなで20mくらい進める練習です。ところで先日、「良い練習かどうかを簡単に見分ける二つのポイント」、というHPを教えていただきました。

http://www.fungoal.com/tiki-taka/good-practice

 

二つのポイントとは、まず「リアリティ」。どれだけ試合での特定の場面に近いかです。そして、二つ目は「ボールタッチの数」。サッカーコーチのHPなので、ボールタッチと表現していますが、ラグビーであればプレーに参加する回数、ということになるでしょうか。

サッカーでこの二つのバランスが最高になるのは4対4の練習で、それは経験的に確立されているのだそうです、また、実験に基づく試算もされており、30人が参加する練習で、11対11で試合をして残り8人が待っているという状況と、同じ30人で5対5の3チームを作り全員が参加するという状況とではボールタッチ数が6倍も違う、という結果が出ています。同じ時間で6倍も練習する方法があるということですよね。試合のフォーメーションを確認する試合前日の練習ならともかく、普段は5対5のほうが絶対に優れた練習であるとのことです。なるほど、規定の人数にこだわる必要はないんですね。

 今日やったボールを置いて押し込む練習は、順番がどんどん回ってきて参加回数は多いと思うのですが、「リアリティ」には欠けるように思いました。タックルバッグ相手だと、相手はボールに絡んできませんが、試合では当然絡まれます。絡まれるのでボールは前に持たないように指導はしていましたが、現実に相手に絡まれる「リアリティ」にはかなわないように思いました。また、試合では相手は当然オーバーしてきます。ラックから出た、という判断でボールを拾われてしまったり、実戦ではいろいろなことが起きます。型練習も必要ですし、それはそれでいいのですが、やることを理解したらなるべく早く相手チームも付けてゲーム形式にして、「リアリティ」を追求すべきなのではないかと思いました。

次は、強く当たる練習です。今回は狭いグリッドで、一方がボールを持って、一方がタックルに行き、ガチでぶつかる練習です。まだまだ迫力が足りませんでした。男の子は順位がつくと燃える傾向があるように思いますので、なるべく条件を均等にして、全員のランキングを発表する、なんていうのをすると燃えるように思います。

今日は人数不足により、紅白戦はできませんでした。しかし、人数にこだわる必要はない、との上記のHPの記載などを考えると、人数が足りない分狭いグリッドで、できるプレーを限定してやってみてもよかったように思いました。

9/22茨木交流戦が終わって

なんとか雨が降らず、予定通りの日程で試合をすることができました。欠席が二人、午後から参加一人で、13人と半分というメンバーで臨みました。

前回の練習が中止で、試合に備えた練習が出来なかったので、試合前には引き続き相手ゴール前5mで、クイックスタートと素早いフォローで押し込む練習(ディフェンス側は素早い飛び出し)の練習をして臨みました。今回の試合では、モールでは押し込むシーンが多く、子どもたちは練習通りやってくれたと思います。子どもたちは教えたことはいつも一生懸命やってくれます。ただ、教えてないことはできないし、教えたことも次週まで覚えている歩留まりは20%くらいという実感でしょうか。これを前提に、将来を見据えてバランスよく練習を組み立てていく必要があるように感じています。

VS大阪中央

前半クレバーハンズチーム 1:5 ●  後半シンキングマッスルチーム 2:3 ●

相手チームの球際での強い当たりと、相手エースの素晴らしい加速と激しいタックルにびっくりしている間に前半が終わってしまった感じでした。後半では、S12の初トライという嬉しいプレーがありました。目の前にボールが出てきて、素早く拾ってかわしながら走り切ったのですが、「前が空いていたから」と後で言ってました。目の前にボールがあっても、そのつもりで準備していないと反応できませんし、行けると判断して走り切ったところにも成長がうかがわれます。

組合せ表通りだと、Bチームが第1と第4試合となっており、Bの試合の間隔が空きすぎて、集中力が切れるのではないかと思い、午前中は前半後半を分けて、どちらのチームもハーフずつ出すようにして試合に慣れてもらおう、という形にしてみました。結果としては、試合に慣れて集中してくる前にどんどん交代させられてしまうことになってしまったのかもしれません。

VS茨木

前半クレバーハンズチーム 2:1 ○  後半シンキングマッスルチーム 0:5 ●

第1試合では、相手の強い当たりのためにノッコンが目立ちましたので、落とさないよう強く当たる練習をして臨みました。ノッコンはぐんと減りましたが、この試合は、どんどんパスでつないでくる相手に対して、ついて行ききれなかったという印象です。

VS大阪中央 7:5○

クレバーハンズチームで再戦です。前半は6:2とリードするものの、後半から相手エースが登場。こちらのランはゴール際で何本も止められ、3本連続で失点しますが、何とか逃げ切りました。

VS茨木 5:5△

シンキングマッスルチーム登場です。この試合だけ、2年以上用のグランドで試合となり、一挙に2倍以上の広いコートですることになりました。事前にコートの広さを見せたうえで、広い方に走ろうと指示をだしたところ、K13のスペースへのラン(2T)やS3の一直線のランなど広さを利用したプレーがみられました。圧巻は、H15のラストワンプレーでのトライでした。相手につかまりながらも、かわして引きずって執念のトライ。同点で終了となりました。

試合後は、Tコーチからのボール授与(もらっている人はのぞく)です。

まず、S5。試合前の練習でやった通りの、コーチ陣の目に焼き付くようなきれいなジャックナイフをしてくれました。彼は、コーチの指示をすぐ理解して、すぐにやって見せる賢さがあります。2個目は、H15。最後の試合での執念の同点トライは素晴らしかった。よくタックルもしていました。別の試合で、スピンして一気に二人を抜いたシーンもありました。3個目は、T16。まだ、走ってくる相手に対しては怖いのですが、タックルしなくてはという気持ちは見えました。俊足を生かしてのトライもありました。自分の弱点をよく分かった上でがんばっています。

全体としては、接点での圧力が弱いのが敗因という印象でした。これは、スクール全体の弱点ですよね。どの学年でも、どのコーチも「もっと前に出ろ」とか口が酸っぱくなるほど言っているはずです。それでもできない訳ですから、「口で言う」という方法論自体がムリということを認めざるを得ないのだと思います。これ以上怒鳴ったら、ラグビー自体がやらされ感満載の、痛くてしんどいだけのスポーツになってしまいます。自然に強く当たらざるを得ないような、楽しいけど緊迫したゲーム的な練習を考えるなど、違った切り口で考えていく必要があると思います。Fコーチがかつてそれに成功したように思うのですが、過去ログを見てもどのような練習をしたかはよく分かりません。知恵を絞っていきたいと思います。

私個人としては、1、接点での強さ、2、パススキル、3、周囲を見ての判断が3本柱で、1、が出来て2へ、1,2ができて3へ、と進歩していくようなイメージを持っています。1年生は、接点での強さを追求しつつ、そろそろパスを投げる方の練習に入る時期かと思うのですがどうでしょうか。