2/11練習「中抜き」の稼働率

2/11は南丘小学校で練習しました。15人参加。

いつものようにラダーとリアクションの練習です。ボールタッチの機会を増やすために、コーンタッチの合間にゴムボールをパスしてみました。1年生も一緒にやったのですが、1年生はキャッチの際に止まってしまう子が多かったのですが、2年生は止まる子はおらず、この1年間の進歩を感じました。

次は、前回もやったアリンコ相撲(改2)です。背中合わせに足を投げ出して座り、笛が鳴ったら反転して、押し込んだ方が勝ちです。いかに素早く回転して、相手よりいい体勢を作るかの練習です。次は、ケンケン体当たりです。ケンケンでは相手の重心にしっかり当たらないと、バランスを崩して自分が負けてしまいます。相手の重心にしっかり自分の体重をかける、というタックルに役立つ感覚を磨くことと、バランス感覚を養うことで足が速くなることを目的としています。次ですが、またまたTコーチが新しいトレーニングを考えてきてくれました。二人組でそれぞれがボールを持ちます。笛の合図で相手のボールを叩き落としたら勝ちです(ボールはたき)。最後に相撲をして休憩です。常に工夫してマンネリ化しないようにしなくてはいけませんね。

次は、前回にもやった、ラックの中でのルールの確認をしつつの練習です。ルールはかなり理解してきたように思います。ただ、ラックの最後尾で目の前にボールがあって、ラックから離れて拾ってしまえばいいのに、という場面で拾えなかったり、ボールを出すところでもたもたすることがありました。次はボールを出すことに特化した練習が必要な気がします。また、声出しもまだまだです。

ラックの練習ばかりしているとラック勝負の試合運びになってしまいますので、次は 「中抜き」です。稼働率を上げるため、最初のゲートはコーチがやって、子どもはその間に入ってパスを受けて、パスを出すけれども、その先のゲートには子どもが入って、どんどんパスを出していくという方式でやってみました。これだと、3人に1人がプレイすることができます。また、両側に立った人もパスまたはキャッチだけはしますので、0.5回×2のプレイというように計算すると、3回に2回はプレイしている計算になります。結局10分間で12か所のゲートを2周しました。1か所のゲートで全員が1回中抜きしますので、中抜きが24回、パスまたはキャッチも24回、10分間で全員が一人当たり50回弱ボールタッチできたことになります。今日は慣れてなくてもたもたしましたが、今後究めて行くべき練習だと思います。

最後は紅白戦です。寒いので全員出場、8人対7人でやりました。コートが狭く、横長に使い、縦突破はコーチが止める、というルールでしましたが、パスで横に展開するシーンはあまり見られませんでした。横からパスをもらうのは難しいので、つい真後ろに入ってしまうところに原因があるように思います。横パスの練習がもっと必要だと思います。

2/4練習「稼働率」

本日は生徒14人+体験2度目のAくんで15人出席。

まずラダーの練習です。今回も、始めるまえに「5の段」、とか指定しておいて、両手合計でいろいろな数字を出して九九を言わせながらラダーをしてもらいました。子どもは、今やっていることに集中して、周りが見えなくなりがちです。外に出ることが増える小学校1年生が一番交通事故率が高い、ということも聞いたことがあります。しかし、周りを見ながらプレーできるようにならなくては良いプレーヤーになれません。周りを見るトレーニングとして、九九をしつつのラダーです。ラダーの後のコーンタッチでは、途中でパスが飛んできますので、これも顔を上げて周りを見なくてはなりません。

次は、リアクションの練習です。コーチのサインに応じていろいろに動きます。これも、コーチのサインと反対に動く、などいろいろなバリエーションをつけて、頭を使わせるようにしています。最近は、相手のバックス二人を同時に見ながら下がるディフェンスの動きや、全力で前に出てから横にずれる動きなど、特定の場面に必要な動きも練習しています。こんな動きは、上級生になってから試合中などににいくら指導しても急にはできっこないので、前もってこういう特定の動きだけを練習しておくというのは大切だと思います。

次ですが、今回は、Tコーチがいろいろなトレーニングを考えてきてくれました。まず、アリンコ相撲(改2)です。しっかりセットしてからのアリンコ相撲はかなり慣れてきましたので、今回はオーバーの際にいい体勢を作る練習です。背中合わせに足を投げ出して座り、笛が鳴ったら反転して、押し込んだ方が勝ちです。いかに素早く回転して、相手よりいい体勢を作るかの練習です。次は、ケンケン体当たりです。ケンケンでぶつかり合って、倒されるか、上げていた足を地面についてしまったら負けです。ケンケンでは相手の重心にしっかり当たらないと、バランスを崩して自分が負けてしまいます。相手の重心にしっかり自分の体重をかける、というタックルに役立つ感覚を磨くことと、バランス感覚を養うことで足が速くなることを目的としています。3番目は、膝タッチです。相手からはタッチされないようにして、相手の膝にタッチしたら1ポイントです。2ポイント先取で勝ちとしました。相手のスキをついて素早く膝のところに入るタイミングを窺う練習ですが、そのまま押し込めばタックル成立にもつながりますので、タックルに入るタイミングの練習です。最後に相撲をして休憩です。新しいパターンの練習が加わって、子どもたちがとても楽しそうにしていたのが印象的でした。常に工夫してマンネリ化しないようにしなくてはいけませんね。

次は、前々回にもやった、ラックの中でのルールの確認をしつつの練習です。今回は、分かっているだろうということで、説明が不十分だったかもしれません。確認しておくと、押すなり組むなりしてラックに参加した人は手が使えません。ただし、足でボールを掻くのはありです。ラック内にボールがあるうちは、ラックに入っていない人が後ろから拾うしかありません。ボールがラックからこぼれでてしまったり、ボールを置き去りにしてしまったりして、ボールがラックから出たら、オフサイドライン解消でフリーとなり、敵味方が自由に争奪できます。全体的に理解はしてきたように思いますが、目の前でボールがラックから出ているにもかかわらず無言だったり、声出しはまだまだです。

ここのところ、ランパスをしてみていますが、まだまだ走りながらボールを捕り、走りながらパスをすることができるレベルに達しているのは、かなり少数派です。走りながらパスを受けることがまだ怖い、走りながらパスをすることがまだ難しい子が多数派です。走りながらのパスとキャッチをたくさんする練習を考えなくてはならないと思っていました。そこで、今日は、生協の通い箱を一つ持ち込んで、そこから一定の距離のところに直線を引いて、その線の外側を走りながらパスを受け、箱に投げ込む、と言う練習はどうだろうかと思い、やってみました。練習前の実験ではうまくいっていたので、練習でもやってみましたが、箱に入れようとするあまり、だんだんに止まって投げるようになってしまい、失敗でした。走りながら投げることができるようになっている子でないとできない練習でした。

また、稼働率という点でもいい練習ではありませんでした。毎日延々と日没までするクラブ活動であればそれほど問題ではないのかもしれませんが、週に1回2時間半しか練習がない中で、練習が効率的ではないのは致命的です。何回に1回順番が回ってくるかを、自分の中では「稼働率」と名付け、重視しようと思っています。いくら良い練習でも、10回に1回しか順番が回ってこないのでは、効果が出ないように思います。どんな練習もせめて稼働率3分の1を目指したいと思っています。いつもやっているアリンコ相撲などは、全員が一度に勝負しますので、稼働率は1分の1で、効率は最高です。しかし、今回の投げ込み練習では、生徒15人に対し、行きと帰りで2回のプレー、割り算すると7.5回に1回しか順番が回ってこないことになります。「稼働率」という面からもあまりいい練習はありませんでした。

「中抜き」の方がいいという意見が出て、途中から中抜きに切り替えました。「中抜き」は1年生の夏合宿くらいからやってみていますが、そろそろちょうどいいレベルになってきたように思います。今回は生徒15人に対し、コーチが3か所でキャッチ+パスをします。これだと15÷3で、稼働率5分の1です。慣れてきてからは、生徒もパス役に入れて、5か所でキャッチ+パスにしました。これだと11÷5で2.1回に1回プレーできることになり、稼働率が上がりました。生徒が向こう側でどんどんパスする側に並んでいければもっと稼働率を上げられるのでしょうね。

最後は紅白戦です。寒いので全員出場、8人対7人でやりました。最初は、3・4年生ルール、途中からは1,2年ルールに切り替えてやってみました。また、新人Hが紅白戦初トライ!いい位置でボールをもらってトライしました。どこにいればいいか分かってきたように思います。来週の交流戦での初トライを期待しています。また、体験のAくんが途中から出場。勇気をもって前に出ていました。初めてだとふつうは怖くて下がってしまったりするものですが、どんどん前に出る勇気あるプレイが光っていました。全体としては、ディフェンス全員が相手につられて動いてしまって、一気に反対サイドをぬかれるシーンが目立ちました。敵味方の位置関係を見て、自分が一番外側なので外側ケア、みたいな意識を持てるようにする練習を考えなくてはなりませんね。

1/21練習「流れるな」

本日も14人出席。今日も3・4年生ルールの7:7で紅白戦ができそうです。

まずラダーの練習です。今回も、始めるまえに「5の段」、とか指定しておいて、両手合計でいろいろな数字を出して九九を言わせながらラダーをしてもらいました。九九はもう全部習ったとのことなので、だんだん難しくしていきました。6の段より上はまだまだ難しいようですね。九九はどんな場面でも自由自在に使えなくてはなりません。スクールに来ていることで、勉強だってできるようになってほしいものです。いい練習だと思います。今日はHAコーチがさらに、5の段+1というのを考え出してくれました。指2本なら、(5)×2+1で11です。ラダーをしながらこのくらい自由自在にできてこそテストでもいい点が取れると思います。がんばりましょう。

次は、リアクションの練習です。コーチのサインに応じていろいろに動きます。これも、コーチのサインと反対に動く、などいろいろなバリエーションをつけて、頭を使わせるようにしています。この前の試合では、相手の動きを見ながら逆を突いて走る、いいランがたくさん見られました。この練習の成果が出ているように思います。また、最近は、相手のバックス二人を同時に見ながら下がるディフェンスの動きや、全力で前に出てから横にずれる動きなど、特定の場面に必要な動きも練習しています。こんな動きは、上級生になってから試合中などににいくら指導しても急にはできっこないので、前もってこういう特定の動きだけを練習しておくというのは大切だと思います。

次は、3・4年ルールに備えての練習です。先週に引き続き、ハーフからボールを出して、3人一組でボールを回す練習をしました。今回は、ハーフがボールを出す位置を四角形に置いて、ハーフから球出し、スタンド→センター→ウィングとボールを回して、ウィングが次の角にボールを置いて、またハーフからの球出しをして、4回で一周するという練習をしました。中学生が時々やっている練習ですね。

はじめは戸惑っていましたが、だんだん分かってきて、とても上手にボールを回すチームもありました。相手を上手に引き付けて、逆に動きながらパスを出している子も何人もいて、とてもレベルの高い代だと思います。ただ、パスをする方向に寄って行ってしまう、いわゆる「流れる」子も何人もいました。ランパスの際に「流れて」しまうのも、永遠の課題だと思います。今いる位置からパスする自信がないから寄って行ってしまうわけで、いくら注意しても修正できるものではなく、要はパス練あるのみ、という気がしています。どのような練習をするかが課題です。

次は、前回の課題だった、ラックの中でのルールの理解です。まず、ルールを説明しました。押すなり組むなりしてラックに参加した人は手が使えません。ただし、足でボールを掻くのはありです。ラック内にボールがあるうちは、ラックに入っていない人が後ろから拾うしかありません。ボールがラックからこぼれでてしまったり、ボールを置き去りにしてしまったりして、ボールがラックから出たら、オフサイドライン解消でフリーとなり、敵味方が自由に争奪できます。

全体を3チームに分け、1チームがコーチを相手にオーバーしにいき、残りの2チームは横から見ていて、判断と声出しの練習です。よく「声を出せ」と指導しますが、いつ何を言うべきかということを教えないで、いくら声を出せと言っても出せるはずがありません。

プレーせずに「声出し」のみの練習というのも必要だと思います。ここでは、「マイボール」「掻け」「拾え」「出た」などの声を出す練習ができました。

この練習でルールの理解はかなり進み、紅白戦ではボールを拾わずにもたもたするシーンはなくなりました。今回休んでいた子もいるので、時々は練習すべきだと思います。試合前などに復習するのもいいかもしれません。

今日も3・4年生ルールでの紅白戦です。今回はグランドの広い8中だったので、思いっきり広くコートを作ってみました。独走はコーチが止めるということで、どうなるかやってみました。見ごたえがあって面白かった、との感想もいただきましたが、試合展開がさほど変わったようには思いませんでした。パスをする方の能力をもっと向上させてからでないと、思ったような試合展開にはならないのでしょうね。それにしてもK8の成長は目覚ましいものがあり、コーチでもうっかりすると反対サイドを抜かれてしまいます。

1/14練習「分解して練習する」

本日は14人出席。これなら3・4年生ルールの7:7で紅白戦ができます。

まずラダーの練習です。ラダーはみんな上手になってきたので、引き続きラダー+九九の練習です。コーチが右手と左手でそれぞれ別の数字を出すのでは、1から5の段のそれぞれ前半しか出題できないので、今回は、始めるまえに「5の段」、とか指定しておいて、両手合計でいろいろな数字を出して九九を言わせながらラダーをしてもらいました。九九はもう全部習ったとのことなので、5の段からだんだん難しくしていって、4の段、6の段、7の段という順にやってみました。7の段はやはり難しいようで、間違いが目立ちました。集中してやらないとできないけど、ちょっと間違ってしまうというこの程度のレベルがちょうどいいと思います。ラダーに時間を取ってしまったので、本日はリアクションは省略。

次は、アリンコ相撲と普通の相撲です。アリンコ相撲では、肩と首の筋肉痛になった子がいたそうですから、肩や首の良いトレーニングになっていると思われます。

体が温まったところで、横パスの練習です。2チームに分けて競争しますが、ひざをついて横に並ぶところがミソです。下半身が使えなくなるので手首を効かせて投げざるを得なくなります。今日はボールが1チーム8個ずつあったので、それをどんどん回して競争しました。15分くらいで各自60回はボールタッチできました。自由自在に手首を使うのにはまだまだ遠い感じなので、練習を続けていく必要があります。

次は、3・4年ルールに備えての練習です。バックスが3人並ぶことになるので、3人一組でボールを回す練習をしました。慣れてきたのでハーフも子供にやらせました。この練習は、捕る瞬間に止まってしまうことが多いのですが、ほぼ全員が走りながら捕って、走りながら投げることができていました。ノッコンもとても少なく、とても上手でした。走りこむ感覚を覚えてもらうために、コーチの手にタッチして走り抜ける、などの練習を繰り返していますので、走りながらのパスに慣れてきているように思います。「走りこむ」のと「キャッチする」のに分けて練習した成果かもしれません。

今日も3・4年生ルールでの紅白戦です。

前回は、スペースが狭かったためボールを回すような展開にはならず、練習内容を生かすことができませんでした。その反省を踏まえて、今回はコートを横長に使い、縦突破はコーチが全部止めるので、外に展開するしかない、と説明してから始めました。片方のチームは、ボールが出そうになるとそれなりに広がってボールを受けようとしていましたが、もう一方のチームは、団子になってしまっていました。時々は、横に展開して、反対サイドにトライ、というシーンがありましたが、まだまだ走りこんできて一気に抜く、みたいなプレーにはなかなかお目にかかれませんね。前の方に浮かせて、味方を走らせる練習をしたらいいかもしれません。

もう一つ気付いたのは、ラックでのマイボールの判断や拾うタイミングがまだ理解できていないことです。夏合宿でインタビューしたところ、ペナルティになりそうなので拾うのをついためらってしまう、ということでしたが、同じ状態が続いているようです。これも、コーチを相手にして3,4人でオーバーしつつ、判断する練習をしてみたらどうかと思いました。さらに、プレイしていない子は横で見ていて、指示を出す練習をしたらいいと思います。「プレイ」と「声出し」両方は難しいので、「声出し」だけの練習も必要かと思います。

 

1/7練習「アリンコ相撲(改)」

久しぶりの報告です。本日は12人出席。冬休み中のせいか人数少なめです。

いつも通りまずラダーとリアクションの練習です。ラダーはみんな上手になってきました。 マンネリ化するとダレるのでどうしようか、と言っていたら、HAコーチがラダー+九九 というのを考え出してくれました。コーチが右手と左手でそれぞれ数字を出し、その九九を言いながらラダーをします。よく「声を出せ」と指導しますが、自分の子どもに前に聞いたところでは、試合中にとてもそんな余裕はない、ときっぱり言っていました。マンガ「宇宙兄弟」でも、宇宙飛行士がスポーツなどをしながら、歴史上の人名などをいうトレーニングをするシーンが出てきますが、宇宙飛行士でさえ特別にそういう練習をしないと、そう簡単に「声が出る」ようにはならないということなのだと思います。声を出す練習をいろいろ工夫していく必要があるようです。

次は、アリンコ相撲3回戦と普通の相撲3回戦です。アリのように四つん這いになって押し合うのでアリンコ相撲と名付けたのですが、これまでは、肩と肩を合わせるだけでやっていました。これを、KJコーチのアイディアで、右肩を合わせたときは、右手で相手の腰のあたりをつかみ、左手は地面について、首で相手を固定して押し合うようにしました。オーバーに行くときの、力の入る体勢を覚えてほしいという意図なのですが、とてもいい形で組むことができるようになりました。昨年末の紅白戦で、M19がとてもいい形でオーバーしたシーンがありましたが、アリンコ相撲の成果なのかもしれません。

次は、走りこんでボールをもらう練習です。「走りながら」「キャッチ」という二つのことを同時にするのがなかなか難しいということで、まず、走りこんで手にタッチ、次はボールにタッチ、という一つだけをします。これで走り抜ける感覚を覚えてもらってから、ボールを胸に入れて走り抜ける練習に進みます。ボールがもらえないと止まってしまうことが多いので、パスが来なくてもいい、ということも分からせるために、時々ボールを引いても走り抜けることにします。さらに、今回は、前の方にボールを浮かして、これを走って行って捕る、というプレイも入れました。なかなかできない難しいプレイに関しては、要素に分解して練習するというのがコツかもしれません。走りこんで一気に裏に出るプレイが見られるのも間近かもという予感がします。

今日は、新年第1回目の練習なので、3・4年生ルールでの紅白戦をしてみようと話し合っていました。そこで、今日はルール説明や必要なプレイを教えてから紅白戦という予定です。3・4年ルールでは、バックスが3人並ぶことになるので、次はハーフの球出しから、3人でのボール回しの練習です。初めてこれをやると、パスを手に当てて落とすシーンをよく見るのですが、この学年は落とすこともなく、ちゃんと走りながら捕り、走りながらパスをしていました。2年生のこの時期としては素晴らしい出来だと思います。

いよいよ紅白戦です。3・4年生ルールではキックオフから始まるのですが、きれいにドロップキックができるのはH7ただ一人でした。試合開始の際のキッカーってかっこいいよね。やりたい人はドロップキックを練習しましょう。

紅白戦の中で、K8が「アドバンテージあるぞ」と声を掛けながら、結局自分でモールからボールを持ち出してトライしたシーンがありました。ラダーとリアクションでの声出しの練習が役立っているのかも、とも思いますが、それにしてもこの理解度と声出しには脱帽です。

紅白戦自体は、スペースが狭かったためボールを回すような展開にはならず、密集の中からボールを持ち出してトライ、というフォワード戦の様相を呈し、今日の練習内容を生かすことができませんでした。コートが狭いときは、横長に使い、縦突破はコーチが全部止めて、外に展開するしかないようにすれば、内から走りこんできて外に展開する練習になったはずです。まだまだ工夫の余地がありました。

12/10練習「手首を使う」

前回の報告はさぼってしまったので、前回と合わせて報告します。

本日は18人中13人出席。いつも通りの感じです。 前回も今回も、いつも通りまずラダーとリアクションの練習です。ラダーはみんな上手になってきたので、易しすぎる動きではダレてしまいます。後ろ向きなど、難しいやつを2回ずついろいろ。リアクションも、コーチの出すサインの方向と反対に動くなど、どんどん難しくしていますが、ちゃんとできるようになってきていますし、声も出るようになってきています。

ここの部分は、マンネリ化するとダレてしまいそうなので、ボールを投げながらラダーとか、何かを言いながらラダーをするとか、二つのことを同時にするような方向で難しくしていくのがいいような気がしてきました。成長に応じて新しい練習を開発していきたいと思います。

次はパスの練習です。前回の練習では、膝をついてジグザグに並んで、斜め後ろにパスをしていく練習をしました。日本代表がやっていたのをHAコーチが見たそうで、なかなかいい練習だと思いました。やってみると、手首を柔らかく使えている子と、全然使えていない子の差が歴然と分かりました。膝をつくところがミソで、体幹を使えなくなるので、手首を効かせて投げざるを得ないのですが、できない子がたくさんいることが分かりました。半々くらいの割合だったでしょうか。

できていない子は、ひじから指先までを一直線にしたままボールを投げようとしているようです。ひじから先を振りながら、指先を柔らかく遅らせて、最後に指先を加速、タイミングよくボールを離す、という動作が必要なのですが、これがまだ難しいようです。

ということで、今回の練習は、ひざをついて手首を使ってパスをする練習をとにかくたくさんすることを目標としました。2組に分けて、ひざをついて横に並んでどんどんボールを回していきます。ゴムボールを10個ずつ、まず4往復しました。それから罰ゲーム付きの競争で2往復半ほど。20分強の練習で一人120~130回はパスとキャッチができたことになります。高校の部活などと違い、週1回の練習なので、とにかく効率を大切にしたいと思っています。

次は、タックルの練習です。3~4mのグリッドを作り、2対2でどちらかにボールを渡し、一方が攻撃、一方が守備、という練習をしました。怖がって前に出られない子が何人かいました。破壊力のある子が多いので、怖いのもよく分かるのですが、何とかみんなで前に出られるようにしたいものです。タックルに関しては、怖がって待ってしまうと相手が加速するので、余計怖い思いをするという悪循環になりますので、それを理解して前に出られれば、と思うのですが、しばらく時間がかかりそうです。視点を変えて、痛くない当たり方の練習などはできないでしょうか?

最後は、いつも通り紅白戦です。どんどん独走してしまっては練習にならないので、最近はコーチが独走を止めています。そうすると、それでも勝とうとする気持ちとコーチに止められて悔しい気持ちもあるのでしょう。気合の入ったいい試合になりますが、エキサイトさせ過ぎないようにうまくコントロールする必要があるように思いました。

11/26交流戦

26日は、静岡RS来阪に伴う交流戦でした。

静岡RSからは6年生のお兄ちゃんについてきたNO39Yくん一人が豊中RSチーム側に参加してくれました。これが走っては4トライ、ナイスパス、ここぞというところでチームを救うタックル、と大活躍で勝利に貢献してくれました。結果は4戦4勝でした。

フレンドシップマッチなので、お互いちょうど半分ずつになるように分けて、均等に出場させながらA対A、B対B、B対A、A対Bと試合をしました。ハーフを1と数えると、こちらは19人参加だったので、一人につきほぼ2(ちょうど1試合分)しか出場できず、若干不完全燃焼だったかもしれません。

嬉しかったのは、とにかく立ったままパスをつなごう、というゲームプラン通りの試合を4試合とも見事にやってくれたことです。ここ3回ほど、立ったままパスをつなぐ練習をしてきましたが、それが実りました。5,6回連続で外へ外へとパスが回ったシーンもありました。S10がわざと捕まって、自分に相手を引き付けておいて、余ったウィングのK17にパスしたシーンもありました。自然発生的にこうしてオープンにボールが回るようにならないかなと夢想しています。

負け試合で、練習通りのプレーをしてくれなかった、なんてコーチとしてはつい愚痴を言いたくなる時がありますが、それは試合でもできるような練習をしていないからであって、子どものせいにしてはいけないな、と痛感しました。

また、フリーでボールをもらったら、そのまま走り切れる走力を持った子がたくさんいるチームになってきました。まだチーム歴の浅いM19が、味方ゴール際でラックから出たボールを拾い、長躯トライをしたシーンもありました。M19は急に足が早くなった気がします。ラダーやコーンタッチ、リアクションの練習など、足の動きと相手への反応に重点を置いてずっと練習してきていますが、それが実ってきているように思いました。

反省点としては、タックルができないために相手に立ったままプレーをさせてしまったハーフがあったことでしょうか。そのハーフはほぼ拮抗し、ハーフだけ見たら同点か、負けていたハーフがありました。ただ、これもパス練習に重点を置いていたことと、タックル練習で、力の入る体勢をうまく教えることができていないことによると思いました。ガツンと当たる練習も必要と思いますが、それだけだと、怖がる子には、よける練習を繰り返しさせていることになり兼ねないように思います。ガツンと当たる必要はないけれども、まず捕まえて、そこから力の入る体勢を作って、押し込んで倒す、みたいなことをできるようにする練習も並行してする必要があるのではないでしょうか。

11/23練習と11/25練習 「一つずつ」

二日間ともほぼ同じ内容の練習をしましたので、まとめて報告します。

まず、いつものようにラダーとコーンタッチ、リアクションの練習です。かなり時間をとってこの練習をしていますが、成果は明らかに出ている気がします。

次は、スピードを落とさず走り抜けながらボールをもらう練習です。この練習の際には、どうしても止まってボールを受けてしまいがちです。これは、スピードを落とさないで走ることと、ボールを受け取ることの二つを同時にしなくてはならないので難しいのだと思います。

こういう場合、要素に分解して一つずつやっていくのがいいのではないかと思いました。 1 まず、スピードを落とさずコーチの手にタッチして走り抜けるだけ、2 次はボールにタッチして走り抜けるだけ、3 そのスピードのまま、コーチが持っているボールを胸に入れて走り抜ける、4 浮かせたボールを捕る、5 子どもにパスを出させる、というのをそれぞれ数回ずつやってみました。止まって捕ってしまっていたのが、胸に当たって前にはじく子がやっと現れ始めました。いい傾向です。これを前にはじかないように捕る練習なのですから、やっと意味のある練習がすることができるようになってきました。

次は、前回に引き続き3人1組で真ん中の子がボールを持ち、タックルバッグに当たってから右左どちらかの子にパスを出す、という一種のオフロードの練習をしました。相手を引き付けて、コンタクトの前にパスを出す、というのはまだ難しいので、つかまってからパスを出すことになりますが、そういう練習はあまりしたことがなかった、という反省から考えた練習です。そういうラグビーをさせたかったら、そういう練習をしなくてはなりませんよね。

そして、これも一つずつです。1 まず、ふつうにタックルバッグにあたって、右左どちらかにパス。これを数回ずつ。2 次は、タックルバッグを持ったコーチが二人目にもついていってディフェンスします。3 だんだん厳しくついていくようにします。4 二人目を別のコーチが止めます。ここでは3人目がフォローに入らないと抜けません。しかもできる限り走りこんでほしい。ここで、いい勢いで走りこんできた子の胸に当たってはじいてしまうシーンが増えてきました。まさにこれを捕る練習をしたいわけですから、とてもいい練習ができたと思います。

24日は、摂津RSの子が3人参加してくれました。最初のうち、摂津の子は当たりながら倒れこんでしまっていて、いつもここでラックを作ってボールを出す練習をしているのだろうと思いました。チームによっていろいろ違ってきますね。

最後は紅白戦です。よくボールが回るいい試合になったと思います。23日は、1年生とも試合をしました。全員を出したいのですが、体格差が大きいので、5回パスをつながなくてはトライできないという自主ルールを決めて臨みました。けっこう上手に5回パスをつないでトライしていました。着実に上手になっていますね。 26日の試合が楽しみです。

11/19練習 「オフロード」

本日は12人参加。相変わらず参加率低めです。保護者も子供も熱い代もありますが、この代は淡々とやっています。でも、チームワークもよく、とてもいいチームになってきていると思います。

まずは、KJコーチによる整列その他の練習です。12人で2列だったら6人と6人とか、隣がいないから隣に合わせる、など周りを見る練習だと思っています。また、手前から向こうへ4つ並んだコーンのところに均等に並ぶ際には、一番近い子が手前に並んでしまったら、後ろの子がぶつかって混乱するので、全員が素早く並ぶには、一番近い子が一番向こうへ走るのがチームのためです。全員がそういう同じことを考えることができるのが、チームワークだと思います。練習していきたいと思います。]

次は、いつものようにラダーとコーンタッチ、リアクションの練習です。今日は、いつもこの練習を担当しているHAコーチがお休みだったので、Tコーチが慣れない手つきで、子どもたちに茶化されながらやってくれました。

次は、3人1組で真ん中の子がボールを持ち、タックルバッグに当たってから右左どちらかの子にパスを出す、という一種のオフロードの練習をしてみました。相手を引き付けて、コンタクトの前にパスを出す、というのはまだ難しいので、つかまってからパスを出すことになりますが、そういう練習はあまりしたことがありませんでした。今後パスをどんどんつなぐラグビーを目指すためには必要な練習だと思います。パスをもらう際に、走りこんでもらうなど、だんだん進化していってほしいものです。

次は、1対1で3mくらい離れて向かい合って、一方にボールを渡し、ボールを持った方はトライしにいき、他方はタックルで倒す、という練習です。しばらくやったら、2対2でもやりました。タックルのないラグビーはあり得ませんから、タックル練習もしなくてはなりませんし、やるならしっかり、ということになります。大事なのはパス練習とのバランスだと思います。

最後は、いつものように紅白戦ですが、先週に引き続き、コーチをハーフにしてやってみました。コーチが入るとゲーム展開が全然変わります。「マイボール」「ヤンボー(your ball)」「(味方にボールが)出るから広がれ」など、コーチの声出しや、その声に応じて広がる、など、今後覚えていってほしいプレーを見せることができました。「声を出せ」とよくいいますが、どんなタイミングでどんな声を出すかを、お手本も見せずにやれといっても無理だと思います。うまくお手本を見せられるような工夫をしていきたいものです。「広がれ」という声に応じて、Y6やH7が素早く広がって、パスを受けて抜いていました。少し慣れてきた感じです。

11/12練習 「走り抜ける」

本日は13人参加。好天に恵まれた芝のグランドという好条件にしては少なめでした。 まずは、いつものようにラダーとコーンタッチ、リアクションの練習です。相手二人を同時に見るための、腰を切りながらのバックなど高度な動きも入ってきました。

次は、向かい合って走ってきて、ボールキャリアがボールを浮かせ、相手がそれを受けて、またボールを浮かせて、また次の選手が捕る、という中高生がよく試合前の準備運動などにやっている練習です。ここでの悩みは、ボールを取る瞬間にいったん止まって、取ってからまた走り出す、という動きになりがちなことです。 高校生くらいになると、自分がどのような動きをしているか、ある程度客観的に自分を見ることができるのでしょうが、小学生ではそもそも自分がいったん止まってしまっていることに気づいていないように思います。

走りこんでボールをもらう練習をずいぶんやっていますが、いっこうに走りこんでくるようにならないし、上級生でも、どんどん走りこむようなチームを見たことがありません。何か違う導入方法を試してみる必要があるのだと思っています。

キャッチする方に気がいって、捕らなくてはならないと思うから止まってしまうと思うので、今回はスピードを落とさないのをメインに練習してみました。まず、駆け抜けながら手にタッチ、次はボールにタッチ、次は肩でボールにタッチ、それぞれ3回ずつで、スピードを落とさず駆け抜ける感覚を覚えてもらいました。そこでやっと、手で持っているボールを胸に入れて駆け抜ける練習、慣れてきたら、ときどきボールを引いてしまって、ボールがなくても駆け抜ける練習、浮かせたボールを取る練習、と順番に進めながらやってみました。だんだん駆け抜けるスピードが落ちてはきましたが、駆け抜ける感覚が少しは分かってくれたかな、と思いました。これも続けてやってみたい練習です。

次は、タックル練習です。まず、じゃんけんで勝った方が逃げて、負けた方がそれにタックルする練習をしました。それから、狭いグリッドで、1対1です。ボールをもらった方がトライしに行き、ボールのない方はそれにタックルにいく練習です。タックルバッグではなく、こういう動く相手に対するタックルの練習は大事だと思います。

最後は紅白戦ですが、今回は、コーチがハーフの位置に入って、ボールを供給する形でゲームをしてみました。これは前からやってみたかった練習です。オーバーしてボールがちゃんと出る、とか横からのパスをキャッチできるとか、いろいろなことができるようになってきたので、やっと試みることができました。

やってみると、「ボールが出るから、(横へ)離れろ」とかハーフからいろいろな指示が出ますし、離れたところでボールをもらえるので、どんどん走ってどんどん点を取り合う楽しいラグビーになりました。「明らかに試合運びが違ってきますね」との感想を保護者からもいただきました。

しかし、まだ子どもたちは、ボールの方へ寄って行ってボールをもらい、そこに寄ってくる敵をかき分けかき分けトライする、といったイメージしか持っていないように思います。前に敵がいないところでボールをもらったら抜けるなどとは理解しておらず、独走した時でも「なんでか分らないけどトライできた」というように感じているのではないでしょうか。コーチがハーフ、というのも時々はやってみて、こういう試合運びをしたいんだ、こういう声出しをしてほしいということを伝えていくのも大切だと思いました。

ひたすらパスをつないでトライを目指す、という方向性であるならば、崩れた体勢からパスをつなぐ練習を考えていく必要があると思いました。これはまだやったことがありませんが、試合ではよく見られるシーンなので、やっていくべき練習だと思います。

 

 

11/3スクール大会「オーバー練習とパス練習」

VS寝屋川 9:4 勝ち

VS東大阪 4:14 負け

VS四条畷 14:3 勝ち

VS阿倍野 12:5 勝ち

と3勝1敗となりました。

あくまで個人的感想ですが、チームとしてやろうとしていることがぼんやりしているまま勝ち、ぼんやりしたまま東大阪RSには完敗した、という印象を持ちました。

教えていなかったためにラックで一方的にやられてしまう試合があったため、ここのところ、ボールダウン、オーバーと脇にピラー(モール・ラックの脇を守る人)が付く練習に重点を置いてやってきていました。特に、東大阪RSは例年接点でのプレーをよく鍛えられていて、素早く厳しくオーバーしてくるチームなので、試合前にもそこを練習して臨みました。

ただ、それは子どもたちに、そういう試合運びをして、そこで勝負するように誘導してしまったことになるのではないかと思います。ラックの練習ばかりしたら、子どもたちは当然そこで勝負しにいきますよね。相手の土俵で勝負しに行かせてしまったのが敗因だったと思いました。

ラックになったら勝負にならないので、東大阪戦後半は、「なるべく倒れないようにして、パスをつなごう」といって送り出したところ、多少は拮抗し始めました。

思い出してみると、1年生の後半から2年生の初めぐらいには、パスが4回も5回もつながって、相手がついてこられなくなってのトライ量産、といった怒涛の攻撃があったのですが、今回の試合ではパスがどんどんつながるシーンはほとんどありませんでした。どちらかというと、一発で抜いてトライという単調な攻撃が目立ったように思います。

今後ももちろん、オーバーなどの練習もやるのですが、その3倍くらいパスを回す練習、走りこんだところにパスを出す練習などをする、というのが我々のスタイルなのではないかと思いました。  ただ、目の前のボールをオーバーする、というのに比べると、例えば走りこんでそこにパスを出すというのは格段に難しいはずで、練習方法をよくよく考える必要があります。いろいろと試していきたいと思います。

 

9/23茨木交流戦

4勝1敗となりました。

コーチとしての反省点もいろいろ見つかりましたし、ずっと意識して練習してきた部分では、少しずつ相手チームより優っている印象で、いい一日となりました。 2連戦、3連戦と試合が組まれており、メンバーを組みにくかったのですが、同じくらいの戦力になるよう二つに分けて、1試合目+3試合目と2試合目+4試合目でそれぞれ全員が出場するようにしました。

1試合目 VSアウル 4:13 負け

タックルがあまりできず(もちろんがんばっていたメンバーもいますが)、相手エースに楽々と立ったままプレイさせてしまいました。引き付けていいパスを出すという、こちらがやりたかったことをやられてしまいました。夏の間は熱中症になりそうなので、お相撲5連戦をあまりやっていなかったのですが、再開する必要がありそうです。

また、相手チームは、オーバーでボールを奪うこともよく練習しているようで、そこでもやられてしまいました。ボールダウンして押し込む場面では負けておらず、いい感じだったのですが、マイボールを拾うのにもたもたして、その間に体勢を入れ替えた相手方に押し戻されてボールを奪われるシーンが目立ちました。ここで「なぜボールを拾わない!」と叱りつけるようなコーチングをよく見ますが、これは違うと思っています。ボールを拾うところまで練習していなかった練習方法の問題ですよね。宿題をもらいました。一瞬だけ拾える瞬間を作って、次の瞬間コーチが押し返す、みたいな練習をする必要を感じました。

収穫としては、K8が何度も何度も献身的にオーバーに入り、その形やタイミングがチームメイトに伝わり始めたように思えることです。S14が前を向いてボールダウンして、そのまま2人並んだ相手をきれいにオーバーして、味方にトライさせたシーンもありました。みんなのお手本になるようなプレイでした。成長しています。

2試合目 VS徳島 9:3 勝ち

この試合では、いい形でのボールダウン→オーバーができ、H7、S12、M19などがこれをタイミングよく拾って、トライにつなげました。また、ルーズボールに対して相手選手が先に拾う体勢に入ったのですが、これに対してT16が相手を吹っ飛ばしてマイボールにした勇気あるプレイが光りました。

3試合目 VS徳島 9:7 勝ち

今度は、もう一つの方のチームで徳島RSと対戦です。こちらもやってきた成果を出すことができました。まず、S5の勇気あるガチンコタックルやナイスパスが光りました。また、K8が、スクラムからボール出す際に、ブラインドサイドにディフェンスがいないのを見て、味方を一人ブラインド側に寄らせておいて、最後までオープン側に出すふりをしながら、ブラインド側にパスを出すというプレイを見せてくれ、独走トライを生みました。 相手の位置、味方の位置を見ながらプレイをする、というのは最近ずっと掲げている目標ですし、それを自分で考えてこういうプレイをしたK8は素晴らしかった。K8は、自分でトライする以外の楽しさも見つけられるようになってきている気がします。

4試合目 VS茨木B 8:5 勝ち

こちらもやってきた成果を出すことができました。H15の3連続タックルを見ることもできました。また、前の試合でトライを1本損したK17のトライも見ることができました。前の試合では、大外をぶっちぎったのですが、あと一歩のところでつかまり、ゴールラインを越えたい一心で、ボールを前に投げてしまいました。RSに入校したての子がよくやってしまうプレイですね。ギリギリのところでどうしたらいいか教えてませんでした。しまった。

ということで、K17はこの試合では出場予定ではなかったのですが、1発勝負ということで、スクラムからワンプレイだけ登場。またまた俊足を飛ばして大外をぶっちぎりトライ。勝利に貢献しました。足がとっても速いことに自分でも気づいてほしいなあ。

5試合目 VS茨木A 8:4 勝ち

いよいよ本日のメインイベント茨木A戦です。今日調子のいい人を出すということで、勇気あるプレイが光っていたS5、T16、ナイスオーバーのあったS14、サッカーの試合の後で来てくれたS10、K8が前半出場しました。モールで押し込むシーンなどもありましたが、前半は拮抗して1:2で終了。後半に賭けます。

後半は、4試合目に出たので休憩していたメンバーが登場。同点とした後、試合の流れを変えるH15のビッグタックル。相手を向こう向きに倒した上にボールがこぼれ、それを拾った味方がトライ。逆転です。そのあとは、いい感じで回り始め、オーバー→いい形で拾って前進→パスがつながるというように、次々にトライが生まれました。

モールに全員が入らない。3人まで入って、2人は相手の位置を見ながら対面に、という練習をずっとしてきているのですが、全試合を通じてできるようになってきているように思いました。特にY6がよく周りを見ているように感じます。1試合目を除けば安心して見ていられました。

9/10練習

まだまだ暑いですが少ししのぎやすくなったでしょうか。今日は14人参加。

まずは、いつもようにKJコーチによる整列や前転、横にそろって走るなどの練習。 次は、いつものようにラダー・HAコーチ式リアクショントレーニングの練習です。

ここで新しい練習として「アリンコ相撲」をしてみました。二人組になって、コーンを真ん中に置きます。四つん這いになり右肩と右肩を合わせ、押し合います。笛が鳴った後は、立ち上がってしまってもいいというルールにしました。オーバーに入った際に、いかに相手よりいい体勢になるかの練習です。スポーツ科学の本によれば、相撲などで押し合う際にどちらが勝つかは、足の裏の摩擦力の大きさで決まるそうです。下に入って相手の体重も受け止めてしまえば、自分の体重が重くなって足裏の摩擦が増すので、滑らず相手を押せる、相手は軽くなって滑る、という理屈だそうです。今後接点に勝負をかけてくるチームとも対戦すると思いますが、そこで一方的にやられない程度には練習しておきたいものです。

次はボールタッチの練習、いつものルーティンを7,8種類tとスクエア。

ポールを立ててスラロームのように走る練習も、1年生とともにさせてもらいました。 コーンを置くだけでは、どうしてもその外側を回ってくれないし、ちゃんとタッチもしてれません。また、コーンのような低い位置でプレーすることは少なく、ふつう相手は胸くらいの位置に来るわけですから、もっと空中に何かあった方がよく、ポールを使うのはとてもいい練習だと思います。反省としては、1,2年合同だと、1列に7組が待っている状態になってしまいました。7回に1回しか番が回って来ず、稼働率7分の1です。稼働率3分の1くらいが理想ではないかとおもっていますので、1,2年半分ずつがポールを使うなど、さらなる工夫が必要かと思いました。

次は、ボールダウンとオーバーの練習です。  最後は、1年生との試合です。私の見ていた方は、トライ役を決めておくというハンデをつけて試合をしました。1年生が相手だと、コーチの意図を汲んでか、なんとなく手加減してしまっている印象で、不完全燃焼のまま練習終了。次回は試合前なので、盛り上げていきましょう。

9/3練習

まだまだ暑いですが少ししのぎやすくなったでしょうか。今日は18人参加。

まずは、KJコーチによる整列の練習です。自分は何番目か、とか隣の列と人数は釣り合っているか、などを何となく全員が見ていなくてはならないわけですが、大人だったら自然にできそうなことがまだまだできません。味方のラインが足りているか、足りなければそこに向かって走る、などラグビーにも直結する能力なので、練習を続けていく必要があると思いました。今日は、その後3列、4列などに並ぶ場面もあり、「18人だと1列何人?」などと算数のお勉強もしながら練習しましたが、なかなか均等に並ぶことができず、まだまだでした。パッと並べるようになるまで続けていくしかありません。

次は、いつものようにラダーの練習です。ラダーを苦手としていた子もいましたが、ずいぶん上手になってきました。

次は、HAコーチ式リアクショントレーニングです。これも、身のこなし、周囲を見る、素早い反応など必要な要素を含んだいい練習だと思います。今日は、HAコーチがお休みだったので、HOコーチがぎこちないながら指示を出しました。

この後は、前転と馬飛びの練習です。前転は、脳天を地面につけてばったんと倒れる、みたいなイメージでやっている子がまだ何人かいました。手をついた後でなるべく頭を地面につけないように柔らかくジャンプするのがコツです。小学校などでこういう動きをする機会が減っているのかもしれません。いろいろな動きをさせてみるのが大事ですね。

次はボールタッチの練習です。ボールはたき、片足通し、胴回し、首回し、膝回し、腹筋8の字、卵、マジックハンド、逆上がり、クロスキャッチなど200回くらいはボールタッチすることができました。「卵」などでは、柔らかいボールタッチができるようになってきています。手首を柔らかく使ったパスがどんどん回るようになるのが楽しみです。ただ、ボールタッチが苦手な子は、「やだなあ」と思いながらやらないようにやらないようにしています。この年頃だとまだ「苦手なので人より多めにやっておこう」というようにはならないんですね。これもいつ成長するのか楽しみにしています。

次は、中抜きです。まだ、パスをどうしても胸でキャッチしてしまう子がいます。胸でとるとすぐ次のパスができないので、どうしてもうまくいきません。意識して手で取るようにしましょう。

次は、モール形成と両脇に一人ずつ付く練習です。夏休み前と比べるとずいぶんできるようになってきた印象です。また、「お前は向こうを見ろ」など声も出るようになってきています。実戦に生きてくるのももうすぐだと思います。

最後は、紅白戦です。せっかくボールを回す練習をいろいろやっているので、今回は、どんどんボールを回してみよう、と声をかけて始めてみました。すると、ちゃんとボールを回そうとしてくれて、見事に3回くらいつながるシーンもありました。まだ、真後ろに入ることが多く、横でもらって抜くみたいなシーンは少ないし、ボールを離すのが早すぎたり、うまくいくことの方が少ないのですが、こちらの言ったことをちゃんと受け止められる言語能力、それを実現できるラグビースキル両方の進歩が素晴らしいと思いました。上級生の例年の上達ぶりを見ていると、紅白戦などでボールをたくさん持つチャンスがある一部の子だけが、ボールを離すタイミングを練習する機会があり、残りの子はボールを持ったらまっすぐ突っ込むしかない、みたいに分化していってしまう印象を持っています。全員のボールに触る機会を増やし、全員がいいタイミングでボールを離すことができるチームが最強だと思います。そういう方向に練習していきたいものです。

合宿3日目・4日目

3日目

午前

ラダー、リアクションの練習の後は、個別に気になっていたプレイの確認のための練習をしました。 まずは、ボールダウンの練習です。倒れた後1回だけ動いていいので、そこでジャックナイフまたはウルトラマン、というのはずっと言ってきているのですが、練習直後はできていてもすぐに忘れてしまいます。続いて、倒れた後オーバーに入る練習もしました。厳しくオーバーされるようになって初めてボールダウンの重要性が分かる、という関係もあると思うので、ボールダウンの練習とオーバーの練習は並行してする必要があるかと思いました。

続いて、置いたボールの拾い方の練習です。カエルのように拾いに行き、コーチにこかされてしまう生徒もいましたが、拾う姿勢については全員が理解したように思います。 次は、昨日に引き続き、3人でディフェンス役のコーチをパスで抜く練習です。かなり上手になってきましたが、まだ実戦では練習の成果が出せていません。

最後は、モールに3人。両脇に1人ずつつく練習です。これは相手の位置やモールに入った人数、反対サイドに味方がいるか、モールから出るべきかどうかなど、見るべき場所、位置関係などがたくさんあり、難しいですね。まだまだ練習が必要です。試合でも、全員が入ってしまってモール脇を抜かれるシーンがありました。

午後

早めに着替えてしまって、「早く練習に行きたい」と言う子が何人もコーチ部屋にアピールに来たので、30分ぐらい早めに宿舎を出発。  いつものように、ラダーとリアクションの練習から始めました。リアクションの練習では、いつものサインと逆の動きをする、というルールでやったところ、かなり混乱していました。こういう時に、神経組織をすばやくつなぎ変えて対応する能力というのも今後のプレーや人生においても重要だと思います。HAコーチは本当にたくさんの引出しを持っていますね。

第1試合 VS1年生 3:4 負け

昨日、チーム編成がうまくいかなかった反省を踏まえて、違う編成で出すことにしました。トライできるのは、新人2名のみとしました。残り3人は、この子ならボールを前へ運んでくれるかな、この子なら守ってくれるかな、と言う期待を込めて全員を振り分け、交代で出場させました。攻撃面では、ゴール際まで攻め込むものの、パスを渡すのを待ち構えていて、2人、3人で押し戻されるシーンもありました。M19は、ボールをもらえる位置などもだいぶ分かってきましたし、ボールを持ったらとにかく前に出る勇気あるプレイが目立っていました。また、まっすぐ行っても押し戻されそうなので、誰もいない反対サイドへ一直線に走ってトライしたシーンもあり、周りがずいぶん見えてきました。M19は、1試合半ほどの出場で、計3トライを挙げました。また、K17は、長い手足を生かした快足で、大外を駆け抜けるトライを2本。コーチの見たかったシーンを見ることができました。まだ、まっすぐ突っ込むのは怖いのかな。J18もすごくがんばっていました。ビッグゲインをして、あと少しでトライと言うところで横からタックルを受けて、リタイアしてしまいましたが、チームメイトも大声援を送っていました。リタイアしたJ18にT16が声を掛けに行ったシーンは素敵でした。

試合の方は、1年生がとてもよくボールをつないでいたのが印象的でした。止めても止めてもつながれて、ついにスペースができて走られ、先行されては追いつくという苦しい展開になりました。3:3同点から、終了30秒ほど前に決勝トライを奪われ、終了。皆悔しがっていました。

第2試合 VS1年生 2:2 引き分け

暑い中の奮闘で、新人が力尽きてしまいましたので(M19のみ前半出場2トライ)、パス練習の成果を見せるため、だれがトライしてもいいが、1回はパスしないとトライしてはダメ、というルールに変えて順に出場させました。やはり試合でパスをつなぐのは難しく、パスしなかったためノートライになったシーンもありました。

夜は、例のごとくまずミーティングです。 試合の反省点としては、

1 ダウンボールの練習をしていたにもかかわらず、うまくダウンボールできなかった場面が何回もあったこと、

2 モールに全員が集まってしまって、脇を抜かれたシーンがあったこと、

3 ラックでオーバーしてマイボールになっているのに、ボールを拾わずに見てしまっていたシーンがあったことでした。

素晴らしかったのは、この反省点すべてを子ども達が手を挙げて言ってくれたことです。 ラックでボールを見てしまったことについては、「見てしまった人」というコーチの問いかけに対して、二人が手を挙げて、その理由を言ってくれました。熱中症の講義で、「しんどい」と言っても、「気合が足りない!」とか怒られることはないという信頼関係があってこそ「しんどい」と言える、ということを聞きましたが、コーチとの信頼関係もできてきているのかな、と思いました。理由は、オフサイドになるかが分からなかったから、とのことだったので、ラックの際のオフサイドのルール説明をして、理解を深めることができました。

8時からはお楽しみゲームです。今回は、各チームから一人ずつ解答者を順に出して、ホワイトボードに「ワ■メ」「コ■マ」などと書いて、当てはまる字を答えるゲームをしました。J18、M19などが意外に強く、チームに溶け込むのに役立ったかもしれません。優勝チームには、TAコーチよりゼリーの賞品が出ました。 ここで、ゼリーはいらないので上げるといった子がおり、もらう子の決め方でトラブルがありましたが、自我の目覚めを見ることができたとてもいい結果となったように思っています。ここでは書ききれないので、保護者の集まる機会でもあれば、そこでお話ししたいと思います。精神年齢の高い一部の子だけでしたが、40分にも渡ってしっかりとした話し合いができ、今日は読み聞かせなしで就寝時間となりました。

4日目

雨でグランド練習は中止となり、部屋に持ち込んであったゴムボールの出番が来ました。ハンドリングドリル25種のうち、20種類ぐらいまで順に練習しました。1種目15回平均としても、それぞれ300回ぐらいはボールに触ったことになります。TAコーチによるストレッチ・柔軟と合わせて、1時間はみっちりと練習しました。最後はペットボトルを並べてボーリングゲームです。5mくらい離れたところから投げて、的中率3割を切るくらいだったでしょうか。まだまだ思ったところへは全然投げられませんね。いろいろな動きの練習が必要なようです。

最後にTAコーチより合宿での表彰をしました。初トライ賞K17、M19、敢闘賞J18、炎のタックル賞H15という結果になりました。