2/20 4年生 「Aプラン、Bプラン」とは?

2月20日(日)は豊中8中グラウンドで練習でした。豊中8中グラウンドの水はけの良さはピカイチで昨日降り続いた雨もほとんど吸収して最高の状態になっていました。このグラウンドに15人の選手、3名の指導員、それから他の学年の指導員でもあり、4年生のお父さんでもある2名のコーチに手伝ってもらいました。

まず今日は8中の道具の入った倉庫の扉が開かないというトラブルからボールがない状態で練習がスタートしました。ボールがないので最近導入した「フラットマーカー」(平べったいマーカー)を使って遠投大会にしました。このフラットマーカーはシリコン製でできているため重みがあるのでフリスビーを投げるように投げれば飛びます。だれが1番遠くまで飛ばせるか?を競いました。1番はオーバースローで最長距を出したY28、タテに転がって距離がでたC22, 正当なフリスビーの投げ方で遠くに投げたR12が 1位、2位、3位となりそれぞれ、黒、緑、白チームのキャプテンとしました。

次にお父さんコーチのアイデアで「〇✖ゲーム」をおこないました。似たようなゲームは以前にもおこないまいしたが、スタートから中央までの距離が短いため、スリリングな展開になったようです。 しばらくこのゲームで時間を使いましたが、まだボールがありません。

次に久しぶりに「スポーツ鬼ごっこ」をおこないました。(これもボール使いません。) ここでは黒チームの個人技、緑チームにチームプレー、白チームの全員ディフェンス(誰が攻めるねん?)などなどボールがなくても十分トレーニングをすることができました。 そしてボールが到着しました。 (「ボールがある」=Aプラン、「ボールがない」=Bプラン)

ボールが到着したので現在取り組んでいる「オフロードタッチ」に関連するトレーニングをおこないました。これは3m先にいるボールを持った選手が攻撃方法を向いて立っています。後ろからきた選手は「右」または「左」の声をかけますとボールを持った選手は前を向いたまま右か左にボールを出します。後ろからきた選手はそれをもぎ取るようにボールを取り、3m走って止まり、その後ろの選手が同じことを繰り返すというトレーニングをおこないました。単調なトレーニングなのでチーム間競争にして練習に集中させます。この動きは試合では捕まった味方からボールを奪って前にでるか?それともボールをキープさせてモール、ラックを形成するかという判断が必要になります。(この練習では前にでるの一択でおこないました。) 「前に出る」=Aプラン、「モール&ラックにする」=Bプラン

前の練習が頭の中から無くならないうちに「オフロードタッチ」をおこないまいした。タッチされてもすぐにボールをつなげばアウトカウントは増えません。このルールを利用して2番手が走り込んで大きく前にでる黒チーム、タッチされた後、スペースにボールを運ぶ緑チーム、コロナの影響で最近練習に出てこれなかった選手が多いため、動きがギクシャクしていた白チームなど各チームそれぞれ良い点、悪い点を出してくれました。このオフロードタッチは4年生のチームのテーマ「立ってボールをつなぐ」ために必要なスキルを学ぶ要素が多く入ったボールゲームです。試合に近い状況で練習をすることで自然と「試合のための練習」をしています。 選手のみなさんも「常に試合をイメージして」ゲームをおこなってください。

今日はタイトルにもかきましたが Aプラン、Bプランについてです。これはAプランがだめならBプランで!ということです。今回北京オリンピックで銀メダルをとったカーリング女子の戦い方をみていると狙ったとおりにストーンを当てれればAプラン、少しずれて狙ったとおりにならなければBプランと瞬時に戦術を変更しています。今日は最初にボールがないということで、ボールがなくてもできる練習を2つをおこないました。次に味方からボールを奪う練習(ガットといいます)をおこないました。A)ボールを奪い前にでるか?Bはそのまま横についてモールやラックをつくるなど 「AがだめならBで!」と瞬時に考え方を切り替えれる頭の速さが必要ですのでこれも4年生は今後の「脳トレ」で鍛えます。

最終的にはほら! 今 Aシフト、Bシフトで練習しているパターンが試合中に自在にできるようになれば! ラグビーの沼にハマります! どうです? 沼にどっぷりつかってみます?