11/14 4年生 「パス」禁止です。

11月14日は23名の生徒さんと4名の指導員が豊中3中Gで練習をおこないました。  久しぶりに幼年から中学まで全員が一つのグラウンドで集まって練習する日となりました。コロナ禍では分散&時短で練習していましたので、「豊中ラグビースクールって人多っ!」って私1人驚いていました。

全学年フリーで一斉に練習すれば練習場所も狭くなり4年生も縦長のコートでの練習となりましたので急遽練習プランを変更して、「昭和」の練習の代名詞「ランパス」を令和版にアレンジしてチャレンジしてもらいました。主な変更点は

a)パスを受けるコース                              4人1グループでスタート、仮に先頭からパスを右から受けたら、次に受けた人は左に来る人にパス、その次は右へパスと右左右左とパスをします。これはパスをもらう人が走りながら「右パスを要求するか?」「左パスを要求するか?」判断する必要があります。

b)「パス」っていう言葉禁止です。                      2つ目は普段コーチも使う「パス」っていう言葉です。ランパスは走っているので「右」または「左」の声だけOKなので、「パス」っていう言葉を禁止にしました。後ろから「パス」って言われても右か左か見て確認する必要があります。するとボールキャリアーはどうしてもスピードが落ちます。しかし、「右」「左」っていう言葉なら右側だけ、左側だけ注意すれば良いのでスピードは落とさずパスが可能です。 このような目的があっての2つルールを設定しましたが、やってみるとどうでしょう?「コーチに言われた事を守ろうと必死になり、頭がパニック、そして体も動かk無くなるという、事前に思っていたとおりの事が起こりました。でも4年生はここから立て直します。パターンがどうなっているか話し合い、どう動けば正解かも理解した生徒が他の生徒に説明する。 実際にやっている時も間違えそうな生徒に「そうじゃない。こっち」と指示の声もでてくるなどようやく、頭と体がフィットしてきたところでこの練習を終わりました。

また、この練習の副産物として、面白い現象が起こっていたこと、みなさん気付いたでしょうか? このランパスは通しで約1時間弱おこないました。        そうです!彼らは1時間走っていたのです。だれも「しんどい」とか、リタイアもせず特に後半はトップスピードで走っていたのにパターンを覚えるのに必死になり「しんどい」という意識が飛んでいたようです。(これが別の言い方で言う「ゾーンに入る?」とかでしょうか?) 結局ランニング量でみればだいぶ走っていました。(これがコーチがとてもやりたかった”詐欺師的”な練習です。)

次にバックスのラインパスをおこないました。約3~5mぐらいのグリッドの中で3人がクイックでパスを回してグリッドの反対側まで行ってすぐ往復します。ゲーム性を出すため2グループでどっちが速くパスできるか競ってもらいました。

この練習では「スローフォワード」「取りやすいパスをする」「ノッコンしない」がテーマになります。特にこの練習でも多くみられたのが「スローフォワード」ですルール上 ダメと知っていても「前に投げる」。なぜでしょう? 自分の意志で前に投げてますが、どうしてなんでしょう? 前に投げる = 相手ボールのスクラムになります。それはディフェンスをするということで、「タックル」して相手を停めなければなりません。 できます? タックル? 今回のスローフォワードの主な原因はパスを受ける人がパスする人より前で「パス」の声を出したことと、わかっていながらその声に反応してパスしたことです。一つ一つのプレーしっかり頭で理解をお願いします。

最後は紅白戦をおこないました。 ジャージを車の中に忘れたと言ってきたきた生徒がいました。残念ながら、その生徒がいるグループと対戦相手はタッチフットに変更しました。(あぶなくて試合できないので忘れないでください。)そして 練習最後にスパイクをキレイに磨いている生徒さんがみんなにどのように磨いているか話してくれました。スパイクやジャージは大事なモノです。だから自分で管理して練習や試合前日は必要なもの全て自分でカバンにいれるて管理するようにしてください。(もし保護者さん、兄弟、姉妹が手伝っているなら自分でさせてください。)

(予告) 次回より忘れ物した生徒さんの練習メニュー

「有限 バーピージャンプ」 の一択です。

自分のことは自分で!