カテゴリー: '10-6年生チーム

6年生の体力測定&テーマへの試み

本日は昨年の夏合宿時以来の体力測定を実施しました。10か月経過しどれだけ成長しているのかコーチも楽しみでした。測定種目は、①30M走、②30Mジグザグ走、③ラグビーボール遠投、④同キック、⑤10M四方ベースランニングの順に2回トライアルで実施。結果は、全ての項目で成長が見られました。スピード系種目は勿論ですが、昨年の夏から取り入れたボールを遠くへ運ぶ種目は特に急成長が観察できました。キック力が30Mを超える生徒が2人も出たのには驚きました。因みに主任コーチはとうとう30M走で生徒に抜かれました。

参考までに、各種目の3位までの記録を発表しますが、他の生徒も皆ぐんぐん伸びていました。本番に緊張する生徒や、意外性のある生徒、キックが0.5Mという追い風参考記録も出て、個性派・自己主張集団の片鱗を垣間見られました。

①30M走:5.18秒(Y13、K5)、5.31(D7)、5.50(T18) ②ジグザグ走:14.18秒(Y13)、14.56(K9)、14.81(T18) ③遠投:25.5M(Y13)、23.5(K5)、22.5(K9) ④キック:32.5M(K5)、30(Y13)、24(D7) ⑤ベースラン:8.50秒(Y13)、8.93(K5)、9.12(D7、K9、T18)

楽しい体力測定も終わり、残りの時間で今月のテーマとして掲げたボールの再獲得の練習を行いました。

まずストロングポジションの再確認。脇をしめること、しかし脇をしめても敵から目を逸らした途端に押されてしまうことを実際にコーチにプッシュされて感覚で掴みました。コンタクトの時は常に正面を向くことが基本です。つま先もまっすぐ。

ストロングポジション確認の後、5つのコンタクトバッグを平行に並べてパワーフットのおさらいです。必ず相手のお尻側に頭を入れて腕と同じ側の脚とを連動させてコンタクトしドライブします。

次に同じ当たり方でヒットしたら即座に正面を向きながら後退し、元いた位置に戻り二次ディフェンスに備える練習をしました。バリエーションとして、5人のバックスラインの横にフォワードを密集させ、フォワードのいちばん近いバックスの選手の「ゴー!」の合図で、フォワードの近い人から順に相手バックス間の隙間を埋めるべく走り込むことを取り入れました。これまで、フォワードは想定される次のポイント(ラック・モール)へ何の考えもなくついて行っていましたが、6年生からは、隙間を埋めることで目的意識を醸成させます。バックスが面の防御網を張っていくところにどうしても隙間ができますので、その隙間に入り込んでくる敵をつぶしていくことを早い段階で覚えて貰います。先の大会で、シザースパス(バックス同士が交差しながらパス)をしてアタックの方向を変える戦術を多用するチームがありました。小学生でそこまで教えるかとも思いはしますが、現実はそこまでアップグレイドされていますので対応は必要と考えます。

ここで、恒例ともなった感があるタックルマシンへ一人ずつタックルを敢行する練習を手袋付きで全員行いました。どうしても手は擦れて痛いので、脇をしめて体幹でコンタクトし手の衝撃を和らげようとする(大人になったら「要領をかます」と言われます)生徒も出て工夫が見られました。

最後に3人ユニットで、真ん中の一人がマシンをタックルし、頭の先の置かれたボールを起き上がって獲得しようとするところへ、同じ場所から左右同時に出た選手2名が回り込んで(タックル成立時のオフサイドゲートを意識させ)タックラーの腕を引っかけて後方の連行する練習を行いました。これはタックラーが早くボールを取る意識がないと二人の敵に簡単に阻止されてしまいますので、今後の効果的な練習になりそうです。

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