今年の北摂大会は一昨日の肌寒い気候から一転した日差しの厳しい大会となりました。暑く砂埃の舞う中、豊中ラガーメンは敢闘賞という好結果を残しました。優勝は吹田RS。統率の執れた素晴らしいチームだったと思います。豊中も高度なテクニックなどではなく、ボールへの執着心や自主性では学ぶべき点が多くありました。
さて、6年生のテストマッチ4試合、先週の練習が大雨で中止になったことが吉と出たのか、はたまた凶と出たのか。生徒のラグビーに対する飢餓感は募っていたようですが、春先からテーマにしていたことが抜け落ちてしまった試合運びに父兄やコーチのイリテーションばかりが募る試合だったかもしれません。テーマは、ボールの再獲得だったのですが、できた選手とできなかった(意識がなかった)選手に差が出たようです。全員が意識付けできるようになることが次の課題です。
しかし、緒戦の東淀川戦は主力を欠く相手とはいえ、能勢RSとの合同チームで大柄の選手に気持ちで負けたか、開始早々、モールサイドをハーフに潜られトライ献上。ところが、K17の右ゴール前でのがめりで形勢逆転、今日は練習からファイト満々のK14が初トライ。その後、先ほど活躍のK17が駄目押しのトライ(公式戦初トライ?)でハーフタイム。後半は、快足ウィングK20の右隅トライ、前回の花園から成長がみられるM1のスクラムサイドからのトライ、センターに回ったK5のリーチを活かしたインターセプトからK20へロングパスでトライ、K5はその後、独走トライ、締めはK9のトライで7‐1の勝利。Size does not matter.
午前2試合目は、人数の足らない島本RSに高槻の主力選手がフォワード、バックスに混在し、この助っ人衆に終始翻弄された試合でした。後半盛り返すも2-5の敗戦。
お昼休みを挟んで午後は、北摂の永遠のライバル茨木RS。5年生になってフォワードからバックスに変わったセンターがペネトレーターとして縦突進を繰リ返し、豊中のディフェンス網を切り裂き、矢継ぎ早に2トライ献上。Y13がトライを返すも1トライ差で折り返し。後半も敵センターにトライされ、最後、K5がトライし追いすがるも1トライ差のままノーサイド。
ファイナルマッチは、これもライバル箕面。タイプ的には両チームとも、おっとり型チームの印象があり、相手の気持になって合わせてくれるKYラグビーか、これまでの練習試合では引き分けが続いていました。今回も前半は悪癖の受け身ラグビーで2‐1の接戦(K13の自陣ゴール前からのウナギステップで独走トライ、ハイタックルでペナルティを食らったD7も汚名返上のトライ)。後半は、朝から体調不十分のK9が最後の力を振り絞っての2連続トライ、K13の2連続トライと続き、最後は、K20が敵2人を次々と振り切って堂々のトライ(これぞWinger)でノーサイド。7-1の勝利。
6年生になると週末だけでなく、平日も自主的にトレーニングしていることがプレーでわかる選手が出てきます。そういう選手の行いは、For the Teamの気持で身体を張ったプレーや仲間を鼓舞するプレー中の発言、コーチのアドバイスに自分のこととして聴くといった態度に現れるようです。6年生のコーチはプレーに対するアドバイスを行いますが、あとは選手の自主性、創造性に任せたいと思っています。元フランス代表のジャン・ピエール・リーブ氏の以下の名言のような大人になって欲しいものです。
ラグビーは少年を最も早く大人に変貌させ、大人に永遠に少年の魂を抱かせる。
私がラグビーから学んだことは、人を制圧することではなく、人と共に生きることだ。
だから…ラグビーは素晴らしい。
6年生のコーチの皆様、昨日は大変暑い中のご指導有難うございました。
Fコーチ、早速の活動報告ありがとうございます
。
我が家でも毎週楽しみに子供と一緒に拝見しております。
さて、早いもので最後の北摂大会だったわけですが、なんともすっきりしない試合内容に反省ビデオを見ながら夕食が親子喧嘩でエキサイトし、ちゃぶ台がひっくり返ったのは我が家だけでしょうか?
先週の雨とあの暑さのせいなのか、勝ち試合も負け試合も同じような覇気のなさにがっかりしました。
来週は京都での試合、予報では昨日以上に暑くなりそうです。昨日以上に熱い試合に期待したいですね。
来週もよろしくお願い致します。