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三年生に向け『成功をめざす人に知ってほしいこと』

本日の新年初蹴りという節目に26人全員が勢ぞろいしました。三年生に向けて幸先のよいスタートです。今日の練習途中で抜けて市民マラソンに出場した2人が1位(S25)、4位(J22)と上位を占めるというおまけつきとなりました。

全体練習の1時間以上前に集まった生徒と、真っ白に霜が降りた芝のグランド全面を使ってキックテニス、タッチフットで暖まりました。お正月の高校ラグビー、大学ラグビー、トップリーグなどイメージトレーニングばっちりの生徒(S6)は、ハーフ役でダイブ・スクリュー(スパイラル)パスをあたりまえに決めていました。エスコートキッズ役で本物に出会えてスイッチが入った生徒もいます。全体練習では、今年毎日続けることの発表でR21がトリを務めてくれました。「毎日腕立てを20回する」とのこと。既に公園を走っているようですので、敏捷性の面でもタッチフットでその成果が出ていました。生徒の中には、毎日続けていると誇らしげな人もいれば、ちょっと無理だったかなという生徒もいたようです。K20は「絵を描く」ことを決め、今日もラグビーノートを持ってきて丁寧に描かれた絵日記を見せてくれました。まず3日、次は1ヶ月、そして3ヶ月続けば本物でしょうから、3月まで経過管理したいと思います。

米国で著名なバスケットボール監督リック・ピティーノは、年の暮れも押し迫って来年こそはダイエットすると新年の抱負を決めながら新年までの数日間、高カロリー食品を食べるという典型的な米国人を例にこう言っています。

あなたがしなければならないのは、年間を通じて「新年の抱負」に取り組むことです。

年中、強い決意、熱意で取り組むことこそが粘り強い人が実行していること。その粘り強い精神のことを「PHDの精神」と呼び、この精神を有してることが成功者に共通する特徴だそうです。PHDとは、Poor(知識欲に飢えていて勉強熱心)、Hungry(絶対に成功するというハングリー精神)、Driven(野心的な目標を掲げ、猛烈な勢いでそれを追求する)の意味。前回、英国のチャーチル元首相のことを書きましたが、ピティーノ氏も同首相の以下名言を引用し、長期にわたって努力を積み重ね、血と汗と涙を流しながら代償を進んで払う人だけが、成功を手にする価値があると述べています。

「勝利を祈ることはすばらしい。しかし、本当に大切なのは、勝利に値することだ」(ウィンストン・チャーチル)

さあ、初蹴りの開始です。まずは、立ってプレーすることで重要となってくる行動体力の一つ「平衡性」を鍛える運動からスタートしました。このパートでは、体幹トレの師範K12に模範演技をやって貰い、それを全員で挑戦しました。流石に毎日続けている師範だけあって、全くぶれることなく、ピンと手先・足先まで一本の棒になったような素晴らしい模範指導でした。次に、コーンを腹の下の地面に置いて四つん這いになって貰い、この姿勢を真横から押したり引いたりしながら崩す練習をしました。師範をどうやってもコーンの位置から動かすことができません。「他に出来る子は?」と聞くと、ほぼ全員が模範をやりたいと群がりました。実際にやらせてみると、体幹トレをやっている生徒との違いは歴然。生徒には、確実な崩し方として、四つん這いの生徒の真上から密着した状態で腕を回し自分から左右どちらかに倒れると簡単にひっくり返せることを実演して貰い、全員ができました。

今日から意識は三年生ですので、5人制から7人制に変えました。これからの二年間はセブンスの動きを覚える大事な期間であり、四年生からはゴールデン・エイジという一生に一度だけ訪れる「即座の習得」の現象が見られる時期となります。2人がマラソンに出場している間、24着のビブスを3等分(黒、黄、緑)してグリッド練習を行いました。

6M四方のグリッド(4つ)内に、黒2人、黄2人、緑2人の6人がそれぞれ入り、コーチがコールした色の人が鬼になってパスを妨害する練習を行いました。コールした瞬間に誰が味方で誰が鬼かを判断することと、狭いグリッドの中でプレッシャーを受けながらも動き回って敏捷性を高める練習です。最初は30秒間に15回パスが通ったチームも、さらに負荷を加えると回数が5回など極端に減少しました。負荷は、パスしたらグリッドの辺上に置いてあるコーンにタッチする、グリッドの1角に置いてあるコーンにタッチする、2辺の上しか移動できない味方にパスを通すというものです。

次は、年末に行ったフリックパスのおさらいとスローフォワードランパスを行いました。ランパスでは、黄ビブス対黒ビブスといった形で競争を取り入れました。ランパスをするチームの真後ろにうつ伏せたチームが、ボールあるいはボールを持った生徒が動き出したら起き上がって追いかけ、追い抜こうとする練習です。二年生ですからランパスの方が明らかに遅いと思っていましたが、何とノッコンしなければ、ランパス組の方が速いことがわかりました。ボールを前に放ることで前の空間にレシーバーが全力で走るようになる効果があるようです。

最後にミニゲームを行いました。今日から7人制の新ルールの導入です。スクラムは大人と同じ前3人がパックします(ただし、首で組み合うエンゲージは無し)。この練習を全員でやって貰いましたが、テレビでお馴染みのスクラムなので興味津々の様子でした。その他、キックオフはドロップキックとなります。ドロップキックの師範S10の得意なキックですが、ものまねしようと勇んで出た生徒が空振りするお決まりの光景が今年もありました。

幸先のよいスタートを切った二年生。保護者(二年生出席者12人の最大勢力)・コーチもその晩、新年会で懇親を深めました。これからの一年、新たな成功のステージへと駆け上がる生徒たちを一緒になって育てていけたら最高です。

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2 thoughts on “三年生に向け『成功をめざす人に知ってほしいこと』

  1. コーチ、保護者の皆様、本年もよろしくお願いいたします!
    新年会ご参加の皆様、お疲れ様でした(^_^)

    新年初練習で早くからの集合もさることながら、26人全員参加はホントスゴいですね! 意識の高さに驚かされます(*^_^*)
    大人にとっては短い正月OFF期間もラグビー大好き26人にはきっと長い休みだったんでしょうね(^_^;)
    練習を見ていてもそんな雰囲気が伝わってくる感じがしました。
    スローフォワードランパスでは私もFukusimaコーチと同じことを思いながら見てましたが、予想に反して見事なランパスでしたね! すでにあとはミスを減らすだけというレベルになっていることに驚きです(*^▽^*)

    さてR15ですが・・・
    ゲーム形式で今までになかったキレのある動きを見せていました。オヤジが一番身につけて欲しいと願っていた動きだけに、親バカながらちょっと嬉しかったです(^^ゞ
    今回たまたまだったということでないことを祈るばかりです(≧▽≦)
    なにはともあれ新年初練習で「R15意味不明発言」がなかったようで何よりです(^_^;)(ひょっとして書かれていないだけで何かありました??)

    • R15父さん、
      R15早朝から「切れ」のある動きでしたよ。冬休みのスクールがない期間も自分で色々考えて成長しているんですね。今回は意味不明発言はありませんでした。今日はどうかな。
      今日は豚汁を美味しくいただくために、保護者の方にも走っていただきますのでよろしくお願いします。