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夏季練習中・合宿 熱中症に備えて日常の心がけのお願い

2013年7月24日
豊中ラグビースクール校長 中村夫左央

 平素よりスクールの運営と生徒たちの育成にご協力いただきましてありがとうございます。

種々報道がありますように、今年の夏は例年よりも暑いことが予想されています。豊中ラグビースクールとしましては、熱中症の傾向は早めに察知して、事故ゼロを目指したいと考えています。そのためには、普段からの生徒さんご自身の体調を把握・自己管理をしていただいておく必要があると考えております。このような事故管理が大人になるにつれてもっと大切となっていきますので、生徒さんの将来の自己管理能力を高める意味でも、家庭で以下のお話をして、良い自己管理・良い自己決定意識が高められるようにお願いいたします。

 ★体温測定・体重測定を習慣づけましょう

●2年前から、合宿前の1週間に体温測定をお願いして、合宿前のシートに記録をお願いしておりました。今年は普段の練習前に体温を測定してセルフチェックシート提出をお願いしておりますが、これから夏休みの間、さらに9月までは、毎日の体温測定を習慣づけてください。合宿には、毎日測定に使用している体温計の持参をお願いしたいと考えています。(名前を書いてください)

●もうひとつの熱中症の指標として大切であるとされる体重の方ですが、運動後、水分を補給したうえで、体重減少を2%以内に抑えることが、熱中症を防ぐために適当とされています。しかしながら、合宿中の断片的な体重測定では、普段と比べた体重増減の判定ができません。日内変動も普段から、ラグビーの練習の前後で・あるいは運動すればどのくらい変わるか、食事でどのくらい変わるか、といったことの把握が重要で、個人個人で把握ができている必要があります。高学年以上は把握に努めてください。低学年や幼年では難しい面もありますが、習慣づけるためにも、体重測定する習慣づけを心がけてください。今年の合宿では体重計を各学年に1台用意いたしますが、合宿には普段の体重と日内変動幅の基準となる情報を、提出していただくようお願いいたします。

★熱さになれる・夏バテに負けない体つくり・普段の準備に心がけましょう

暑さになれること(暑熱馴化)までに1週間から10日間かかると言われています。馴化によって汗中のナトリウム濃度が低くなるため、汗で失われるNa喪失量が減るそうで、脱水症になりにくいということになります。暑さに負けず活動するためには、クーラーの使用を控える、毎日少しの時間は暑さの中に身を置く、など暑さに馴れることが大切です。是非こころがけてみてください。

★水分と塩分・栄養補給の質を向上させましょう

予防や水分補給にも、まだまだ試行錯誤の過程がありますが、ナトリウム補給を如何にするか、種々の情報を元にスクール内でも改善を進めていきたいと考えています。ラグビーやスポーツに限らず、普遍的な知識を得て、将来に役立てましょう。7月28日の合宿説明会の時には、栄養士さんによる夏バテ防止・熱中症防止の食事っ指導をいただく予定です。ご活用ください。

★下痢があれば休みましょう

下痢は熱中症発生率と相関があると言われています。練習当日、下痢があれば練習は止めさせます。合宿でも休ませますのでご了解ください。

今後ともよいご意見・ご協力をお願いします。

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