11月6日はマルチグラウンドで 生徒20名、指導員4名で練習をおこないました。この日は「豊中ラグビーカーニバル」が開催されていて、外部から未来のラガーマン&ラガールになる可能性がめちゃくちゃあるちびっ子たちがタックルの無い、「タグラグビー」を楽しんでいました。
我々5年生は「3ヵ国対抗ラグビーリーグ戦」(校内マッチ)の最終節を行いました。優勝に圧倒的有利なR8率いる「ブラジル」チーム、直接対決の結果によっては優勝の可能性のある、S9率いる「静岡ジャパン」、上位の結果によっては「ひょっとしたら!あるかも?」のL4率いる「フランス」チーム、3チームが優勝かけてガチンコの勝負をおこないました。
その前にリーグ戦が開催されるので全体練習は少な目にします。ということでウォーミングアップは力をいれました。以前おこなった「変形グループ走」 6~7人で 一列にならび、ジグザグ走、丸太越え、トンネルくぐりなどをリレー形式でおこないました。上手なチームはリレーのつなぎのコミュニケーションがスムーズでしたね! 次に「お宝守りゲーム」 グリッドの真ん中にマーカーを10個置き各チームより守備(鬼)1名を出して別のチームが10個全部マーカーを取りにくるので、それを守ります。1分間でマーカーが1個でも残っていれば守備の勝ちです。全部取られたら守備の負けで守備1名を選出したチーム全員が罰ゲーム!となります。鬼は360度あらゆるところから攻撃側の手が伸びてくるので俊敏なフットワーク、360度を見回す視野などラグビー要素のはいった楽しいゲームとなりました。おもしろかったみたいで「もう1回やろう!」のリクエストが入りました。(この声は正直コーチとしてうれしい!)
そして、全員でタックル練習をおこないました。事前に生徒さんには5年生が目指すタックル動画がYouTubeにありましたので、それを見てもらうようにお願いをしていました。頭にイメージできている状態でグラウンドに来ればそのイメージで生身の人間にタックルすることができます。1つ1つ丁寧におこなっていますが、本日のリーグ戦では「まだまだ」目指すタックルができる生徒がいません。ほんままだまだ我慢の指導が続きます。
そして、各チームに分かれて練習後「3ヵ国対抗リーグ戦」を行いました。久しぶりにレフリーをおこない、記録はYMUコーチにお願いしました。
それでは結果です。
静岡ジャパン: 9スグル、S6, 13ナツト、 17しげ、22オバチー
フランス:L4ジャルジャル、K7, A10, 12トミー、15,カザホ、18 りゅうのすけ、 S21, 25 まっちゃん
TRY:静岡ジャパン:13ナツト フランス:4ジャルジャル、S6、15カザホ
GOAL: フランス : 4ジャルジャル、S6、 15カザホ
ブラジル 21 vs 5 フランス
フランス:L4 ジャルジャル、K7, A10, 12トミー、15,カザホ、18 りゅうのすけ S21, 25 まっちゃん
ブラジル : 8リオ、K3, 5けいと 14ハヤト、R19, 23もやし、24ユウスケ
TRY フランス:15カザホ ブラジル: 8リオ、 R19, 23もやし
GOAL ブラジル : 8リオ、 R19, 23もやし
静岡ジャパン : 0 vs 21 ブラジル
静岡ジャパン : 9スグル、S6, 13ナツト、 17しげ 22、オバチー
ブラジル : 8リオ、K3, 5けいと 14ハヤト、R19, 23もやし、24ユウスケ
TRY ブラジル : R19, R19 そしてつないでトライ24ユウスケ
GOAL : ブラジル: R19, R19、24ユウスケ
ブラジル 2勝、 フランス1勝1敗、 静岡ジャパン 2敗 という結果でした。
ブラジルは今節で2回のハイタックルをとられましたが負けなしということで初開催のリーグ戦で初優勝となりました。おめでとうございます。優勝されました「ブラジル」チームは年末に予定されています、茨木RSさんとの定期戦には豊中RS代表として出場していただきます。「リーグ戦のチャンピオンチーム」としてもっと暴れてください。(でもハイタックルはリーグ最多です。全然コーチの指導を無視してませんか? お腹ですよ!)
副キャプテンのL4が率いる「フランス」はボールをもっとスペースにパスを回すことを考えてほしいですね! パス=ボールを落とすかもしれないという気持ち、勝たなければいけないという気持ちがボールを長く持ってしまい、結果として敵に囲まれることになります。ボールは落としてもいいんです! 相手に取られてもオッケーです。 練習でできないことは試合でもできません! パスを通すための貴重な時間とタイミングをこれからも大事にしてください。
良い例:JAPANのN13は毎回ボール落としても、落としてもトライを取る男です。(ちょっと落としすぎですけど! でもいいんです!)
静岡ジャパンは最終節までベストなメンバーが揃いませんでした、シーズン途中で主力メンバーが3人も抜け、最終節も5人で戦わなければならないという非常事態の中のリーグ戦でした。結果としてこのリーグ戦で優勝したブラジルに勝ったことがあるのは静岡ジャパンだっただけにベストメンバーでのガチンコ対決みたかったですね! (今日出席の5人に拍手です。よくがんばりました。)
それでは 各チーム成績と トライ王の発表です。
優勝:ブラジル 勝ち点 24ポイント (29p) 5勝1敗
(総得点: 123点 総失点 39点 得失点差 +84点)
2位:フランス 勝ち点 20ポイント (15p) 2勝4敗
(総得点: 75点 総失点 111点 得失点差 ―36点)
3位:静岡ジャパン 勝ち点 16ポイント (16p) 2勝4敗
(総得点: 75点 総失点 123点 得失点差 ―48点)
(ブラジルは勝ち点29ポイントでした。 しかし、ハイタックル数が全体で最多のため、15ポイントで3位だったフランスに5ポイント献上しました。これによりフランスが2位になりました。)
トライ王: R19(ブ) 9個です。すごい!
ちなみに 2位 23もやし(ブ)6個、、3位 5個で1さわやん(日) と4ジャルジャル(仏)
MVPは R19(ブ)(走攻守で活躍 優勝に大きく貢献)
MIPは8りお(ブ)、15かざほ(仏)の2名です。2名は“つなぐトライ”に貢献しました。2名のラグビー偏差値上昇してます。
あと特別賞が3名です。12トミー(仏)、14ハヤト(ブ)、22オバチー(日)の3名、自分のプレー以外にチームを勢いづける声や体を張ってチームプレーをしたことが選出ポイントです。特に22オバチーは5人という状態の中、よくがんばりました。
声を出すって!コーチは手取り足取り技術指導ができるものではありません。シンプルに生徒一人一人の気持ち次第です。 コーチがみなさんに経験上伝えたいことは 声を出す—> 元気がでる。–> 1歩前に踏み出す—> 楽しいラグビーが体験できます。 (保証します。)
最後に私が練習メニューを作る時に参考にする元サッカー日本代表監督 故イビチャ・オシムさんの名言 : 「若い選手にはミスする権利がある。」
