ここは日本なのかと疑うくらい広大なトレセンの素晴らしいグランドで一年生は6試合を無事終えることができました。25周年記念の交流戦にお招きいただいた堺RSさんに深謝申し上げます。戦績は3勝3敗でした。エントリーした3チームは、2勝、1勝1敗・2敗という結果でしたが、勝敗よりも生徒達の気持がコーチ達に伝わってくるグッドゲームの連続でした。試合を重ねるにつれ、一歩一歩成長の階段を登っている生徒達を以下に活写しようと思います。
①10:00~vs阿倍野
春の花園で惨敗を喫した相手に背水の陣で五人衆が臨みました。開始1分、均衡を先に破ったのは我が豊中。S6が気合いの入ったランで、固い防御網をかいくぐり先制トライ。眠れる獅子を起こしてしまったか、大型選手を核とした相手の猛攻が始まりました。T18を中心に3人がかりでタックルに入るシーンの連続。それでも自陣インゴールまで攻め込まれ、あわやトライと思った瞬間、バッキングアップしていたキャプテンT2が下のボールを拾い上げ、相手ゴール前までリゲイン。この試合を決定付けたビッグプレーでした。キャプテンの働きによって流れを引き戻した豊中は5分、ライン際のマジシャンR15がするすると相手のタックルをかわし右隅にトライ。さらに先制トライで勢いづいたS6が密集を力強くドライブし2トライ加点で折り返し。後半は、T18を暫し休息させ、代わりに「僕がやる!」と宣言したS14が加勢してくれました。キックオフ早々のピンチを小さなキャプテンT2がタックルでノートライとするも、防戦一方のゲーム展開でペナルティからの2トライ献上。終了間際のマイボールペナルティからJ22→S6と繋いで駄目押しのトライでノーサイド(5-2)。春の雪辱を果たしました。Man of the Matchは、高槻戦の涙から再起したS6。素晴らしかった。
②10:20~vs東大阪
初夏の西宮練習試合で勝てなかった相手との再戦。大きな選手はいませんが、よく走る生徒の多いチーム。タックルでどこまで踏ん張れるかが焦点でした。先制点は東大阪。その後もオープン攻撃を仕掛ける相手に自陣ゴール前のぎりぎりのタックルポイントに入った男がいました。前回花園でのアタックでMan of the Matchに輝いたR27が今度はタックルでギャラリーを沸かせました。今日こそはコインかバッジをゲットするという気持でグランド入りしたY5も負けていません。パックは未だできていないながらも、低いタックルを何度も敢行していました。後半は、K12も負けじと大きく前進しH13に繋ぎ、トライかと思われたシーンもありました。K20も先週の練習(キックベース)での突き指が痛々しい様子でしたが密集で踏ん張っていました。タックルでこれだけ頑張ったら合格点。点差は関係ありません(0-8)。Man of the Matchは36人目にして初の栄誉に輝いたY5。留学生タレス君がブラジルから持って来てくれた黄金とシルバーのコインをゲット!今夜はぐっすりおやすみなさい。
正午からは、コーチ達の教え子(中学一年生)がほとんどの若い中学生チームを全員で応援しました。堺の大柄な上級生チームを相手にトライ数は引分けという好結果でした。小学生の時の癖がそのまま残っており、懐かしい思いで観戦させていただきました。
午後の練習の前に生徒達にはマインドマップのサンプルを渡し、これから試合をした日の夜、お絵描き帳にどう描くのかを説明しました。これは強制ではありませんので提出の必要はありませんが、将来の夢をノートに書き続け、現在の自分とのギャップを「見える化」する習慣は早いほどよいと思います。是非続けて欲しいと思います。よい絵が描けたらコーチにこっそり見せてください。
③13:40~vs富田林
いよいよ女王軍登場。Makitaコーチが用意してくれたサッカーのキャプテンバンドを膝下に巻いて(大きくて腕にはまりませんでした)、「しんどくなったらこのキャプテンマークを見てがんばれ!」とアドバイスしキックオフ。5人とも言われなくてもしっかりとタックルする目標に指をさしている姿は勇ましい限り。3年生のKコーチのアドバイスいただき、これからは両手で三角形を作り、その枠内にターゲットを置く方法に切り替えます。富田林RSさんは3人の生徒+堺RSさんから2名加わった混成チームでした。この相手に対しゲインラインを割らせず、ターンオーバーからH9が3本トライ。S1もトライし4-0でハーフタイム。後半は、豊中RSでおそらく初キャプテンとなった女帝K16がラックのこぼれ球を上手にすくい上げ左隅にトライ。K4もH9と同じ4トライで加勢。今朝の練習から激しいタックルを見せていたY17も自分からボールを取りに行きトライ。11-0でノーサイド。Man of the Matchは前回34人目の初受賞に輝いたH9が連続受賞。引き寄せの法則そのままの活躍でした。
④14:00~vs堺
主催チームとの対戦。これほどの素晴らしいもてなしを拝受した以上、最大限の答礼が必要です。五人衆は攻撃・防御の手を緩めることなく、少し時間の早いラッシュアワーに突入。キャプテンT2の先制トライに次ぎ、暫しの休息で英気を養ったT18がエッジの効いた攻撃で4連続トライ。J22も負けじとキックオフで前進する大きな相手を渾身のタックルで一撃。朝の試合でも躊躇ないタックルでチームを支えていました。(Man of the Match特別賞受賞!またさらに成長したね)後半はT18以外も全員トライでノーサイド(13-0)Man of the Matchは切れ味の増したT18。よく頑張りました。
⑤14:20~vs阿倍野
朝の敗戦で直前練習から気合いの入っている相手なのに、前半受けてしまったのが最後まで響きました。前半は大柄の相手に好きなように走られ1-3。K4の1トライとS14のタックルがやっとでした。後半早々に相手スクラムからトライされ3点差。ここで流れを変えようともがいた生徒がいました。それはS10。タックル、トライ、タックル、トライと大活躍で1点差に詰め寄ります。S10のさらなるタックルも惜しくもはずれ、1トライを奪われ2点差。残り1分を切ったところでH9が跳びこんでトライ。ラストワンプレーの攻防も押し出されH9涙のノーサイド。(4-5)Man of the Matchは身を挺して流れを変えたS10。頼れる男です。
⑥14:40~vs茨木
北摂大会以来3度目の対戦。手の内は既に十分把握している永遠のライバル相手にチームHarutoがどこまで頑張れるか。メンバー一人一人の課題解決取組姿勢に着目しました。例えば、Y3。夏合宿後の感想文で、「ふつうのタックルをしてもスパイクがかおにあたるのでタックルがもっとじょうずになりたいです。」と書いています。彼のずっと気にしているプレーが今日こそできるようになって欲しいと思って見ていました。開始早々、スパイクが顔にあたりそうなタックルとなり1点献上となりましたが、次のタックルでは両手でしっかりパックができ、見事な追いタックルが完成しました。その後も果敢にタックルを繰り返していました。これで彼もワンステップアップグレード。前回の花園デビュー戦でいきなりMan of the Match受賞のS25は、おじいちゃんが遠方よりご来阪されカメラ攻め。わからないながらも味方の取りやすいようにダウンボールするところなど、玄人好みのプレー連発でした。K12もダウンボールでは負けていません。タックルで倒されても味方にボールをしっかり見せていました。後半は、R27の前に出るタックルに次いで、A11がボールを何度も持って前進を試みていました。トライこそありませんでしたが、精一杯頑張っている姿勢が見てとれ、Man of the MatchはA11に決定。初受賞おめでとう!
コーチは午後の試合前、午前中勝てなかったチームと負けなかったチームの違いは何かを生徒に問いました。
その違いとは、「先を読む力」ではないかと。次に起こるであろうことを想定して行動しているかどうか。三歩先を予想できるかどうかが最終的な勝敗を分けていると。16分という短い制限時間の中で、どうしても目の前で起きていることに没頭してしまいます。しかし、そのような環境の中でも、全体の流れをつかみながら行動する洞察力が問われているわけです。今日の新しい3人のキャプテンは、インバスケット(未処理箱)トレーニングを身を持って体験できた事が大きかったと思います。大ピンチを救った小さなキャプテン。一番後方で戦局を見据え、ここと言うときは行動に出たなでしこキャプテン。自ら最前線で敵陣を突破しようとした普段はおとなしいキャプテン。それぞれが目の前の問題点に取り組み解決しようとしたプロセスが次の成長につながるでしょう。
さあ次はいよいよ高槻戦。洞察力、人を動かす力、そして自ら手本を示す力を持った生徒がキャプテンとして選ばれます。今年いちばんのクライマックスを指揮するマエストロと8人の侍は誰か。発表まであと1週間です。
またまた名前がでていましたので一言コメントさせていただきます。キャプテンマークは最初腕に巻こうとしてましたが、選手の腕が細すぎてブカブカでした。とっさに足に巻けて、なんとか企画倒れは免れました。これが腕に巻けるときがくるまで、みんながラグビーを楽しく続けられるよう、また何かアイデア見つけときます。それでは選手のみなさん、保護者のみなさん本日はお疲れ様でした。またよろしくお願いします。
昨日はお疲れさまでした。
すごくきれいなグラウンドで好きなラグビーが
出来ている環境にありがたいと感謝をし
今日の試合を観ておりました。
本日は、お礼とお詫びを・・・
昨日息子がコインを小鼻ムフムフと広げ自慢げに
持ち帰りました。聞くところによると
なんでも「どれだけ頑張ればコインはもらえるのか?」とコーチに聞いてみたと息子が言い出し
それを聞いていた4年兄は「それはもらえたんちゃうわお情けじゃ!」とボソリ・・・
「ええのまた頑張るから」と反論しておりました。
帰りの車中よだれでベトベトでしたが
何がなんでも離さず握りしめておりました。
彼にとってはひとつの目の前の目標だっだようです。感謝です。ありがとうございました。
コーチ&保護者の皆様、お疲れ様でした。
ホント最高の場所でしたね。思い出?の場所(※)があんなにも綺麗になっていて、しかもラグビーができる環境になっているとは嬉しい限りです。ほとんどがサッカーでしたが(笑)
(※:次回の鑑賞会の時にでもお話しします。)
昨日は2試合しか観れず私個人としては不完全燃焼でしたが、FukushimaコーチのReviewで、またまた熱い試合の続出だったことが分かりました!ホンマにみんな着実に成長してますよね。
R15も前回のキャプテンの重責?から解放されたのか、久々のトライを見せてくれました。ライン際のマジシャンぶりを更に磨いてもらいたいものです(笑)
ちなみに昨日、今日とビデオを数回見て、振り返りをし、「いいとこ&悪いとこ」を見ながら悪いところはフォローアップレッスンを行いました。伝わっているのかは分かりませんが、次回以降に活かしてくれることを願うばかりです。
帰路の車中、幼年R4からの「今日マンオブもらったん?」の質問攻めに最初は「もらってない。」と普通に答えてましたが、あまりに何度も聞かれたせいか「もらってないって言ってるやろ!しつこいねん!」と半ギレの対応に一変しました(笑) ま、少しは悔しさがあったのでしょう。この悔しさを次戦にぶつけてもらうことにしましょう!!
因縁?の高槻戦。成長し続ける1年生パワーでガツンとやってやりましょう!! 保護者の皆さん、試合まで家庭でもムードアップをして、親子&コーチでの総力戦で挑みましょう!!
結果は自ずとついてきます。
後輩コーチさん
キャプテンマークはVery Good Ideaだと思います。キャプテン自身の意識も更に高まっていると思います。なでしこキャプテンもかなり頑張っていたようですし!!(R15母談)
Y5母さま、
御情けで賞を渡すことはありませんので彼には自信を持たせてあげてください。(お兄ちゃんのお下がり?の)大きなシューズがよく脱げてユーモラスな生徒ですが、昨日はタックルに行こうという気持ちが前面に出ていました。一つ目の前の目標を達成できたのですから、次の試合ではもっと欲張ってトライを目指して欲しいですね。
R15父さん、
思い出の場所なんて大阪ベイブルースみたいな。観賞会で酔いが深まったら聞かせて貰います。
R15は表彰式の前、「今日は貰えへんと思う」と自信なさげな発言をぼそり。他のチームメイト3人が受賞とはなりましたが、それはT2、R15、助太刀してくれたS14のブレークダウンでの働きがあってのことはコーチ達もよくわかっています。次回、本番に強い男の活躍を期待していますよ!
先日はお疲れ様でした。
すばらしいグランドでラグビーをさせていただいている息子が、今度こそはガス欠せずに最後まで戦えるか、祈る気持ちで観戦しておりました。
午後からの堺戦では、ご配慮いただきましたコーチの皆様とチームメイトのみんなのおかげで久しぶりにフル出場できました。
T2キャプテンをはじめ、S6、R15、J22と阿倍野戦で最高の救援をしてもらったS14、ありがとうございました。
助けてもらえる金太郎達が20人以上いる環境に感謝し、今後も全員でラグビーを楽しんでもらいたいものです。ありがとうございました。
追記・・・Mコーチのご子息のラインズマン最高でした。
「先を読む力」「前を見る余裕」ですね(*^^)v
養命酒で有名になった「未病」という東洋医学のコトバを思い出しました。
『病気ではないけど、放っといたら病気に進行しつつある状態』という意味だそうな。
発症してからの対症療法ではなく、早い段階で「未病」のサインを感じて手を打てば健康でいられるんだそうです。
ラグビーにも通じそうですね!(^^)!
三木さんも「先を読めー!」とよく言うてはります。
今週から『養命酒ラグビー』を掲げます(^o^)
T18父さん、
コメントをいただきありがとうございました。彼がガス欠しなくなった時が一年生チーム完成の時と思ってコーチングして行きます。こんなに素晴らしい25人もの金太郎達に恵まれてコーチ陣は幸せな気持で毎週末を迎えています。ラグビーにのめり込んだ青春時代が蘇ります。最近、学生時代にラジオで聞いた阪急電車の詩を最近思い出すことがあります。若いっていいな~と思いながら。(数えで今年一杯で「不惑」卒業なものでどうも感傷的になります)
『電車は走り続ける そしていつも僕の感傷的な記憶を呼び起こすチョコレート色の阪急電車
例えば春先のプラットフォーム
夙川の土手にはタンポポが顔をのぞかせている
学生服に肩から鞄を下げた十五歳の僕はそんな景色をぼんやり眺めながらずる休みの言い訳を考えあぐねていた
例えば夏の終わりの終電車
赤い顔した会社帰りの人たちに混じって吊革にぶら下がる僕はそのとき二十歳
その日失った恋の痛手に呆然とした顔を窓ガラスに映していた
そしてこのまま電車がどこまでも僕を載せて走り続けてくれないかと願っていた
例えば冬の朝の通勤電車
白い息を吐いて乗り込むとあっという間に眼鏡が曇り苦笑いしながらコートの袖でレンズを拭う
夢見たり傷ついたりしながらいつのまにか三十歳
毎朝同じ時刻に梅田行きのホームに並ぶ一人になった自分にもほんの少しの哀れみを込めてもう一回苦笑い
電車は走り続ける
誰もの心の風景の中に』
これからも一年生と一緒に全員で走り続けましょう!
YOSHIOKWAさん、
いつもコメントありがとうございます。健康について今週末は書こうかなと思っていたところで「未病」のお話。何か豊中コーチが繋がってきた感じがします。タイトルも似てきてません?!(笑)
「健全なる肉体に健全なる精神が宿る」というのは間違いで「健全なる精神が健全なる生命をつくる」というお話をまた読んでください。
皆様お疲れ様でした!
なでしこ、女神、女帝、女王…
これ以上に何があんねん?という程の言葉を冠していただき、恐縮でございます(^^)
ただ、やはり目指すは”金太郎”ですね!
同じチームで色々なメンバー編成を経験できる素晴らしい環境で、協力また切磋琢磨し、最強の金太郎軍団を目指したいですね!
A11母さん、
『三枚のお札』のレポートにコメントいただきありがとうございます。うっかり見落とすところでした(笑)
息子さんは、いつもトライを目指してまっしぐらですよ。私と言えば、実はラグビー始めて何年もして初トライですから、取れる時をじっくり待つしかないと思っています。それまでご飯をいっぱい頬張らせてあげてください。一度取るまで苦労しますが、一度取れれば、毎試合トライできるようになるので不思議なものです。ラグビーは「子供をいち早く大人にし、大人にいつまでも子供の魂を抱かせる」(元フランス代表キャプテンのジャン・ピエール・リーブの名言)スポーツですので親離れは早いです。一年生をここまで大人にしてしまったコーチは責任を感じております。申し訳ございません。
あと残された初Man of the Matchは3枚。来週の高槻戦で全員に手渡せれば最高!と思っています。サプライズありかもです。
#16さん、
これからはやはりラガールの時代です。阿倍野の六年生にも2人の背の高いラガールがいて活躍していました。娘さんはいつもコーチの話を真剣に聞いてくれます。足が今一番早いと思いますので、トライを量産できるプレーヤーになって欲しいですね。
男衆は金太郎というよりは、未だところてんのようにふらふら揺れていて、K16に喝を入れて貰おうかなと思っています。
一週間キャプテンの重責を感じさせてしまったと思います。お疲れ様でした。
繋がってきましたよ(*^^)v
で、タイトル…似てきましたね(#^.^#)
塾長に薫陶をうけた影響です。
子供らもタテにヨコにナナメに繋がってほしいですね。それがラグビーのよさでもありますし。
ジャン・ピエール・リーブの名言。ホンマに名言です。
ラグビーのお蔭で「いまだに子供の魂を抱いている」ピーターパン症候群のおっさんができあがってしまいましたが…
J-GREEでアップ中の1年生の横を通った時感じましたが、みんな表情がいいですねー(*^^)
イキイキして輝いてました。心からラグビーを楽しんでいるのが伝わってきました(^◇^)
保護者の方のコメントも盛んですし、5年も負けずに頑張りますよー(^^)/~