今日は曇天・無風ながら暑さ厳しい中、一年生は体力測定を行いました。出欠確認(21名出席、2名欠席)の後、体力測定のメニューと目的を説明しました。今日自分の体力を数字で知っておけば、次はその記録を破るという目標ができるということを。合宿でも同じ種目を計測し、成長の度合いを見ます。他の人と比べてどうかではなく自分がどれだけ成長したかを重視しています。(おきてその1)
種目は、30メートル走、ベースランニング、ジグザグ走、遠投、キックの5種目と盛り沢山です。
コーチは、生徒の強みを知るまたとない機会ですので楽しみにしていました。ラグビーは足が速いだけではなくて、敏捷性や持久力はもとより、強肩、キック力、咄嗟の思考力も要求されます。オールマイティを目指すよりは、自分の強みに気付き、その強みに磨きをかけることで自信が生まれ、他の能力を伸ばすことにも通じるコツのつかみ方を身につけることができると思います。コーチは、ポジションに拘らないユーティリティプレイヤーとは聞こえがいいかもしれませんが、飛び抜けたものが無いため、記録・記憶ともに残らない平凡なプレイヤー(サラリーマン)です。生徒にはそうなって欲しくないので、強みを伸ばすコーチングを心がけます。(おきてその2)
体力測定の前に、ラダーを使ったウォーミングアップを行いました。最初に、ラダー上でケンケンパを行い、次に、立てたラダーをくぐり抜け、地面にランダムに置かれたタオル20数枚を10枚拾い上げて、またラダーをくぐる障害物競争を行いました。
ベースランニングとキックの準備運動として、初のキックベースを試みました。一年生にできるか不安でしたが、ちゃんとゲームになっていましたので、広い8中では必ずやることにします。ON(巨人の王・長嶋)を白黒TVの生中継で見ていた世代にとっては、野球の進塁方法を知らない生徒がいてショックでした。(おうちのかたへ:野球中継もたまには見せてあげてください)まあ、3塁の方に走り出さなかっただけでもよしとします。
さあ、いよいよ測定の開始です。大所帯の生徒たちを二分し、別々に測定しましたが、時間切れで10人がジグザグ走を計測できませんでしたので、欠席者も含め来週計測します。
個人の比較は意味がありませんが、為ご参考、各種目の金・銀・銅だけ発表します。(ジグザグ走は暫定順位。各種目2回の記録の平均)
1.ベースランニング(10M四方):金R15(10.51秒)、銀T2(10.55)、銅M19(10.61)
2.ジグザグ走(30M・3M):金Y17(15.11秒)、銀R15(15.51)、銅H13(15.58)
3.30M走:金S6(6.50秒)、銀T18(6.52)、銅T2(6.65)
4.遠投(ラグビーボール):金T2(8.5M・・ベスト10M)、銀H9(8.5M・・ベスト9M)、銅Y5(7.5)
5.キック(ラグビーボール):金T18(15M)、銀H9(14.5)、銅S6・S14(13.5)
今回の測定値は、次のステップへの踏み台です。これから脳内の運動能力の高まる回路をどんどん繋げて行くトレーニングで全員伸ばして行きます。(おきてその3というよりは、早く起きて一年生)乞うご期待!