カテゴリー: 中学生チーム

4/20 全国中学生ラグビーフットボール大会大阪府予選

全国中学生ラグビーフットボール大会大阪府予選に出場してきました。

抽選の結果、Bブロックに入り、初戦は大阪RS、次の試合は吹田RSと高槻RSのどちらかとなりました。Aブロックは大阪府の南部、Bブロックは北部のスクールが集まるという結果でした。
ですが、およそ全国大会の予選に楽な組み合わせというものはなく、(私個人の見立てで)上のチームとの対戦は避けられないものです。

・初戦 vs大阪RS
去年のスクール大会で初戦の善戦から「いけるかも?」というチームの良い雰囲気を一蹴され、苦杯をなめさせられた相手との対戦。3年が15人もいて、去年八面六臂の活躍をしていた選手がまだ3年で残っているという戦力。3年が9人のうちからすれば、やはり上のチームです。
この大会から、アップの仕方を変えてみました。これまであまりにスロースターターで、前半に取られ過ぎて後半に追い上げきれないという試合展開ばかりでしたので、せめて前半の点差を小さく、あわよくばリードして終えたいというのが狙いです。
このアップがうまくいったのか、いつになく気合の入った序盤の攻防で、1人では止められなくても2人目、3人目でなんとか防御して持ちこたえつつ、攻撃では相手も隙を見せずキッチリと止められる一進一退の攻防。相手の密集内でのハンドリングミスや、こちらの持ち込み後の相手ペナルティに助けられた部分は多かったものの、ゲームプラン通り、1T1Gを許すのみで折り返す。
後半KO直後のスクラムから、相手SHがそのまま持ち出してするすると走り、1T1G。これまでならここで心が折れてしまうシーンだが、ここから持ち直す。攻撃が徐々にかみ合いだし、トライをあげ、反撃開始。途中、相手エース(私の独断によるエース)のインゴールノックオン(遠くてよくわからなかったのですが、インゴールだったのかな?)に助けられたりもしたが、終盤にトライ&コンバージョンでついに19-19に追いつく。あと1プレーあるかどうかの相手KOのリスタートで、ペナルティをもらう。ここでベンチの痛恨のミス。この時点でリードしていると勘違いしてしまう。プレーを続ける選手の方が冷静に点差を理解していたのだが、続くペナルティでボールを蹴りだして、ノーサイド。

残念ながら、抽選負けになってしまい、ブロック内3位決定戦に。

・ブロック内3位決定戦 vs高槻RS
私が当たりたくなかった3つのチームのひとつ、高槻RSとの試合。怪我人、怪我明けが多く、また厳しい吹田RSとの初戦、さらにインターバルがうちの方が長かったこともあって、服部緑地での敗戦をリベンジするチャンス到来!?と期待もしましたが、こちらも病気明けの選手のスタミナが尽きかけ、大接戦後の疲労が各選手に残っていました。
前半開始こそ、持ちこたえていたものの、こちらの攻撃はほぼ1人で止められ、相手の攻撃は2人以上で止めるという負の連鎖から逃れられず、前半だけで3トライを許してしまう。
後半に入り、さらに追加トライを奪われたところで、一か八かの賭けにでます。初戦でもやってみて案外うまくいった(ある程度うまくいく算段は当然ありました)超攻撃的シフトにチェンジ。これは、怪我人によって層が薄くなったBKに、FWの要を敢えて投入し、FW陣には気合と根性と交代で乗り切ってもらおうというもの。ちょうど相手のスタミナ&セーフティリードによる気の緩みにつけ込むことができ、一気に3T3Gを返し、追い上げムードが最高に盛り上がる。
しかし、個人技に勝る選手に、攻撃力UPの対価であるFWの守備力DOWNを突かれ、ワンプレーで試合の流れを持って行かれてしまう。さらに1トライを取られ、21-40でノーサイド。やはり高槻RS、強い。

・試合を終えて
初戦の引き分けが順位にどう作用するのかと思っていましたが、引き分けは全く考慮されないようで、負け扱いでした。ブロック内2位とならず、ブロック内4位、8チーム中7位となりました。関西予選にはまだどのチームが進むかわかりませんが、①吹田②堺③ノーサイド④大阪⑤高槻⑥富田林⑦豊中⑧大阪淀川となりました。
腑に落ちない部分もありますが、インゴールノックオンに助けられたりもしましたから、地力では大阪RSの方が上だったように思います。出場チームには頑張ってきてほしいですね。

これについては、ベンチの大ポカです。勝たせてあげられるチャンスがありながら、みすみす逃してしまいました。大変申し訳ございません。猛省いたします。大会での指導員システムを確立いたします。

さて、チームについてですが、今日、ようやくこれまで破れなかった殻を破ったように思います。毎年より多くの練習試合をこなした成果か、これまでどこか他人任せだった部分、特にディフェンスが劇的に変化しました。2試合を通じて、簡単に抜かれるシーンが減り、なんとか食らいつく姿勢が出てきました。また、試合に集中し、折れない心でひたむきにプレーしていました。
ようやくです!ようやく、スタートラインです!
今までがあまりにタンパクすぎました。遅いんですよ?本当は2月のU-14スクール大会でここにこなければならなかったのですが、もう予選は終わってしまったのですが、さて、これでようやく、チームとして勝ち、負けを考えていけるようになりました。
試合前に確認した、1vs2タックル、キックチェイスなどチームの課題も少しづつ修正できてきました。
一方で、課題も多くあります。大阪RS戦の後半開始早々の不必要なトライもそうだったように、KOがあまりにお粗末すぎます。また、やはりタックルは1人で止めないと、ここから上のチームには通用しないでしょう。初戦はチームで引き分けに持ち込み、2戦目はチームで追いすがるも最後個人技に屈したとの印象がぬぐえません。個人の上積みも当然必要です。
秋のスクール大会での、優勝決定トーナメント進出を目指して、また頑張っていきましょう。

最後になりましたが、保護者の方々、負けはしましたが、これまでの試合と違った熱い試合をお見せできたのはないかと自負しております。ここで終わらず、さらに上のレベルに引き上げていきますので、これからも引き続きご協力お願いいたします。
また、手伝いに来てくれた1年生、ありがとう。来週から一皮むけた先輩たちとの練習に入ります。一緒に頑張っていきましょう。

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