カテゴリー: 中学生チーム, 活動報告

中学讃岐遠征

6月15,16日に讃岐遠征に行ってきました。

6月15日は讃岐RSとの合同練習の予定でしたが、あいにくの激しい雨のため、練習を中止してスーパー銭湯に直行し、香川家にて讃岐RSと合同宿泊となりました。非常に楽しかったようです。讃岐RS中学のご協力いただきました方々、また宿泊先を提供していただきました香川さん、ありがとうございました。

6月16日は梅雨を忘れる晴天に恵まれ、暑い中での試合となりました。高学年チームと低学年チームが、四国中央合同チームと讃岐RSとの交流戦に臨みました。あまりの暑さのため、讃岐RSとの試合は15分1本となりました。

<高学年チーム>

当日合流メンバーも加えて最強の布陣で臨んだものの、2試合ともトライ差1~2本の惜敗でした。相手チームの低いタックルに悩まされ、またオフサイド、オーバーザトップといった自分たちのペナルティでずるずると後退してしまいました。特に1試合目の四国中央合同チームとの試合では10以上のペナルティがあり、それだけで単純に100mも下げられたことが悔やまれます。押せ押せの時間帯で点を取りきれず、逆に相手陣から簡単にラインブレイクされて一気に押し込まれる、あるいはトライされるというこれまでと変わらない展開でした。

攻撃面でのゲインライン近くで勝負することや、ブレイクダウンで低く入り、ボールの獲得より味方にボールを供給することに主眼を置くことなど、これまでの2試合から改善されてきた部分もありました。その一方で、タックルの甘さ、ディフェンスラインの意思統一の無さ、ディフェンス時の判断の悪さ、ラックでの攻防で頭が下がり、結果相手側に倒れこんでしまうことなど、この2試合で目立たなかった以前からの弱点を露呈してしまいました。

総じて、個々の能力は高いものの、それら能力がチームとして機能していないことがこのチームが勝てない原因ではないでしょうか。良い試合をするようになったものの、いつも敗者です。勝つために必要なことを、全員が考えなければならないでしょうし、全員がそれを遂行しなければ ならないでしょう。豊中RSがこれだけチームワークのないチームなのは、私の経験上、初めてです。特に3年は、自分たちがどうしたいのか、自分、自分たち、自分たちのチームを見つめ直して、練習に、毎日のトレーニングに、毎日の生活に取り組みなおしてほしいですね。

<低学年チーム>

まだ来年度のことは考えず、1年を主体に、2年を空いたポジションに入れてチームを編成しました。2年の頑張りによって、2試合とも勝利できました。

1年主体のためなのか、自信の無さなのか、後手後手に回る中、怪我のため交代で入った2年MYが攻守にわたり随所に好プレーを連発し、徐々に流れを引き寄せ、2年を中心に調子を上げていきました。調子を上げてきた2年に引っ張られるように1年も徐々にふっきれたのか、攻撃が繋がるようになり、点差を広げる結果となりました。これまで練習で目立たなかった1年がボールを持つとこんな動きをするのかとか、このポジションならこんな動きができるのかとか、新しい発見があり、今後の強化方針が固まりだしてきました。

しかし、まだまだ足りない部分ばかりです。

活躍する2年がいる一方で、活躍できない2年もいます。練習熱心ですし、練習もほぼ休みませんし、ラグビースクールに取り組む姿勢は素晴らしいのですが、ラグビーに取り組んでますか?毎日、ラグビーが上達する、強くなるための努力をしていますか?その差が大きくなってきているように思います。才能だけでなんとかなるほど中学のラグビーは甘くないことを実感しているでしょうから、遅くない、今からでも始めていきましょう。私たちコーチは全力でサポートするので、まず何から始めたいか、意志を見せてくださいね。

1年はディフェンスがさっぱりでした。オフェンス能力は大体わかりましたし、小6の花園で勝利したポテンシャルは納得しました。だからこそ、2年がタックルしてくれたおかげで自分たちがオフェンスで活躍できたことを忘れないでください。いち早くディフェンスでも活躍できるようになってほしいですね。

<総括>

24人での遠征だったため、人数的に厳しい中、FWとBKの人数の関係もあって、2年生には厳しい試合だったかもしれません。また、ラグビーに適したとはいえないコンディションの中、良い試合を見せてくれたことは、評価できると思います。

が、相手も同じコンディションです。特に高学年チームにとっては、コンディション不足は言い訳になりませんね。私たちコーチからは技術的なパフォーマンスを向上させてあげられても、精神的なパフォーマンス、体力的なパフォーマンスには限界があります。体力的なパフォーマンスは日々の努力のたまものですし、その不断の努力が自信を生み、精神的なパフォーマンスに繋がるのではないかと考えています。受動的にやらされるラグビーから自発的にやるラグビーへ、意識改革をしていきましょう。

ディフェンス強化、これが最大の課題ですね。また、フィジカルも強化しなければならないでしょう。合宿に向けて徐々に練習の強度を上げますし、合宿でもフィジカル練習を加えていきます。今から準備しはじめて遅いくらいかもしれませんよ?

また、ラグビーノートはつけてください。今回の試合でのチームとしての課題、個人としての課題、試合の概要、失点のシーン、得点のシーン、チームとしての今後の課題、個人としての今後の課題、それらの対策など、考えて書くことはたくさんありますよ。

 

最後になりましたが、訪問を温かく迎えていただき、グラウンドや宿泊、食事など様々な面で手配いただきました讃岐RSの方々、本当にありがとうございました。また、いつもの倍以上のボトル用の水をはじめ色々とサポートしたいただきました保護者の方々にも深く感謝いたします。

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