2011-2012シーズンの夏合宿が終了しました。大きなケガ・病気もなく、参加した全員が無事豊中に帰ってきました。
合宿において重点を置いたことは以下の通りです。
≪≪この合宿で達成したいこと≫≫
1.しつけ、チームワーク(日常生活も含め)
2.基本プレーの再確認
1)コーリング及びそれによるつなぎ
2)コンタクトの姿勢
3)タックルの姿勢
4)パスでの抜き方(2vs1,3vs2)
5)ランニング(ステップ、スワーブetc)
3.試合の流れの理解と楽しみ方の理解
4.精神面の強化
→1.チームワーク(日常生活も含め)
合宿ではプレーもさることながら、「合宿中の態度」に対するコーチングに重きを置きました。「合宿中の態度」とは①礼儀②チームワーク③けじめです。我々は目先の勝利に拘るのではなく、「ラグビーを通して人間をつくる」の信条としています。そのため基本となる礼儀・けじめについて注力しました。彼らと寝食を共にすることで日曜の2時間では見えなかったことも注意をしました。挨拶・返事・言葉づかい・整理整頓・食事のマナー・脱いだ靴を揃える…。団体生活を円滑に行うために必要な事、目についた事は細部にまで注意をしました。
→2.基本プレーの再確認
通常の練習で行っている内容の再確認(HP上で報告している内容と重複するので割愛しますm(__)m)。ゲームにおいては、前に出続けてタックル・ノーサイドまで走り続ける事を約束しました。
→3.試合の流れの理解と楽しみ方の理解
オールブラックスやトップリーグのゲームを見ました。ラグビーを楽しむ・上達するためにはハイレベルのゲームを見ることは非常に有効です。特に同じポジションの選手に注目して見れば更に効果的です。実際のゲームではエリア・時間帯・得点差によってゲームメイキングは様々に変化していきます。数多くのプレーを頭の中に入れ・イメージし・膨らませ、自分のプレーの引き出しを増やしてください。
→4.精神面の強化
昭和風に言えば「根性」となりますが、この合宿では特別精神的に負荷を与えることはしませんでした。5年生は試合に臨む「気持ち」が顕著に結果として現れるチームだと思います。前述したように2日目のゲームは「気持ち」が入っていなかったため、結果がそのまま表れてしまいました。しかし翌日彼らは精神的な成長を見せてくれました。ゲーム前・ゲーム中と仲間に声をかけ続け(今まではトライを許すと声がなくなっていましたが・・・)、タックルし、起上りまたタックルをノーサイドまで繰り返しました(点差が開いても…)。持っているポテンシャルはとても高いものを持っている5年生。しかしこれを生かすも殺すも彼らの気持ち次第です。このことが合宿で気がついたのではないかと思います。
最終日には恒例の山登り&山道ダッシュ&抱負を絶叫でまたまた逞しくなってましたよ(*^^)v「しんどいー↘」「疲れたー↘」「もう帰ろー↘」と言いながら、ハチ伏頂上で満面の笑顔ではしゃいでいる姿を見て、これからも彼らとラグビーをするのが楽しみになりました。