6年生 茨木RS定期交流戦結果(9/22)

万博少年球技場で行われた「茨木RS定期交流戦」に参加し、茨木RSさん、徳島RSさん、大阪中央RSさんと試合を行いました(連日秋雨が続く中、試合時間中だけ雨が止むという”奇跡”が起こりました♪)。

朝早くから交流戦・グラウンド整備等の準備をいただいた茨木RSをはじめ交流戦に参加の各スクールの皆さま、また保護者の皆様方、朝早くよりありがとうございました。

【交流戦結果】
生徒たちには、夏合宿以降取り組んでいる「ディフェンスで前に出ること」を意識してもらい、試合に臨んでもらいました。試合結果は次の通りです。

◆第1試合
豊中X vs 大阪中央 1-9           (前半:0-6 後半:1-3)

”体格で勝る相手に、どのように戦う・守るのか?”が今回の課題でした。
結果、試合直後から相手の突進が止まらず、相手の一方的な試合運びとなってしまいました。

原因は・・・「タックル」です。合宿以降取り組んできた”タックル練習”の成果を、試合で全く出せていませんでした。「勇気を出して」、「前に出る」、「良い姿勢で身体を当てる」、「足を動かす」。大きな相手になればなるほど、タックルが重要になります。1人で止めることができなければ、2人目、3人目のフォロータックルを速くする。今回の試合で自分が出来ていなかった点を1つずつクリアにして、どうすればタックルができるようになれるのか考えてみてください。

◆第2試合
豊中Y vs 徳島       2-2  (前半:1-0 後半:1-2)

前半は、”前にでる全員ディフェンス”が機能して相手にゲインラインを割らせず(ディフェンスで前に出る!)、オフェンスも組織として積極的に仕掛けることができるなど、理想的な試合運びができました。しかし、後半は足が止まってしまい、徐々に相手オフェンスに前に出てこられるなど、苦しい展開となりました。

「苦しいときに、どうすれば前に出ることができるか。」
まずは、試合中9人全員でプレーするために、”意識”して「声」を出してください。疲れてくると黙ってしまい”コミュニケーション不足”になります。そうなると、オフェンス・ディフェンスともに、個人プレーになり、組織としてのプレーができなくなってしまいます。
もう一つは、「タックル」です。何度も惜しいところまで追い込んでいるにもかかわらず、相手の目の前で頭が下がったり、飛び込んでしまい、相手に”流れ”を渡していました。まずは、1対1になったとき、必ず止めれるようタックルの精度を上げてください。また、フォロータックルをしっかりしてください。そうすれば、1つのミスで簡単に相手に試合の流れを渡すことを防ぐことができます。

◆第3試合(定期戦)
豊中A vs 茨木RS 13-1(前半:6-1 後半:7-0)

他学年の全試合を中断して行う、定期戦のメインカードです。
秋シーズンから、FW、BKのメンバーを一部入替えて、豊中6年の新たなプレースタイルが通用するかを試してみました。試合は、キックオフ、ディフェンス、オフェンスともにうまく機能し、「普段の豊中らしさ+α」の結果、が上記スコアとなりました。

・オフェンス
これまでは、どの局面でも「パス回し」に終始しがちとなっていまししたが、今回からは「縦攻撃の起点(ポイント)を作ってボールをキープし」、「数的有利な状況をつくり」、「次に展開」するプレーが徐々にできるようになってきました。あとは、ポイントにどれだけ早くFWが寄ることができるかで、更に攻撃に厚みがでてきます。
・ディフェンス
前半は、全員ディフェンスで前に出て止めることができていました。が、後半は相手に合わせてか、足が止まっていました。ディフェンスはオフェンスと同じように、常に前に出てください。また、シチュエーション・数的状況によって守り方も変わります。その点を今後、具体的に練習していきます。

◆第4試合
豊中A+選抜 vs 大阪中央   6-2  (前半:5-0 後半:1-2)

前半はAのメンバー、後半は今日の1、2試合目で頑張って前に出てタックルをしていたメンバーを選抜して臨みました。

前半のチームAは、体格差のある相手に対して足へのタックルができていたので、相手の攻撃の芽を早めにつぶし、”流れ”を相手に渡すことなく試合を進めることができました。
後半の選抜チームのメンバーも、正面からタックルに行き、相手に吹き飛ばされ、負けじと再度タックルに向かう生徒の姿が何度も見られました。またフォロータックルの集まりも普段より速く、見ているコーチ陣にも必死感が伝わってきました。後半はスコアでは負けてしまったものの、いい経験&課題が見つかったのではないでしょうか。

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試合後に、「①夏合宿ミーティング(まとめ)」と「②ステップアップノート」を手渡しました※。次回練習までに①を必ず読んできてください。その上で”自分”が何をすべきかを考えて②に記入して下さい。残り6カ月の間に、一皮、二皮むけれるよう目標を作ってラグビーに取り組んでもらいたいと思います。
※本日渡せなかった生徒は日曜日に渡します。

2016夏合宿(6年:2〜4日目・総括)

○合宿2日目

▽試合
・A1 vs 5年生 計 3-0(前半 1-0 後半 2-0)
・A2 vs 5年生 計 3-2(前半 2-1 後半 1-1)
・ A vs 中学1年生+6年 計 6-1(前半 4-1 後半 2-0)

全試合とも勝利しましたが、合宿の課題であったタックルは、手だけで止めに行く、足が出ていない、パックができていないなど、課題が浮き彫りとなりました。最初から完璧なタックルはできません。大きな相手にタックルに行くのは本当に怖い。コーチも同じ経験をしています。それをどのように克服するか。コーチ全員で話し合い、午後は”タックル特練”を実施しました。この合宿を通じて、生徒の皆さんに”タックルの恐怖に打ち勝つ強い心”を手に入れて欲しかったのです。生徒の皆さんは、本当によく耐えて頑張ってくれたと思います。

○合宿3日目
▽試合
・A1 vs 5年生 合計 8-1(前半 3-0 後半 5-1)
・A2・A vs 5年生 合計 7-1(前半 7-0 後半 0-1)
・6年生紅白戦

午前は、個人のタックルをチームとして活かすべく、全員が同じタイミングで前に出て相手にプレッシャーをかけ、また、スペースを潰してタックルをする”全員ディフェンス”を練習しました。個人(点)ではなく、全員(面)でのディフェンスです。個のチカラと組織力が合わさることで、チームとして”大きな強み”となります。

午後の試合では、5年生相手ですが、全勝することができました。試合内容も合宿で取り組んだ”全員ディフェンス”を行うことができ、上級生として見本となるゲームをしてくれました。
オフェンスで10m進むのも、ディフェンスで10m進むのも、”10m”は同じです。”守るディフェンス”ではなく、”攻撃的なディフェンス”を意識して前に出ることで、自分達で試合のペースをつくることができます。これは試合に出た生徒本人が、2日目の試合とは随分変わったと実感してくれたのではないかと思います。

○合宿4日目(最終日)
合宿の疲れがピークにある中、”声出し”を中心に軽く練習を行い、全てのスケジュールを終えることができました。試合での負傷者と今年もブヨの被害にあった生徒一部もいますが、生徒については大きな怪我もなく、元気に山を降りることができました(6年父兄さんは…⁈)。

○その他
今回の合宿中、生徒自身に”今の自分の課題”を考えてもらい、原因を分析し、課題解決の糸口を見つけてもらうことを目的に、”合宿ノート”を作成してもらいました。ラグビーはグラウンド内での瞬時の判断が重要となるスポーツです。コーチに言われて行動するのではなく、生徒自らが考えるクセを日頃からつけてもらうキッカケになればと思います。豊中に戻っても、この取り組みは是非続けて下さい(ラグビー以外でもOKです。)。
※合宿ノートは、4枚全てをラグビーノートに貼り付けて提出してください。

秋シーズンは、8月28日のマルチグラウンドの練習から始まります。今の6年生にとっては、小学生最後のラグビーシーズンとなります。夏合宿で得た経験を糧に、残りの7ヶ月間悔いの残らないように取り組んでください。また、我々コーチも陰ながらサポートしていきます。

最後に、元気に生徒を送り出していただいた保護者の皆様、また、炎天下の中、グラウンド整備、水撒き等のお手伝いをいただいた保護者の皆様本当にありがとうございました。
残り7ヶ月となりましたが、これからも宜しくお願い申し上げます。

 

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2016夏合宿(6年:1日目)

2016年度の夏合宿が、鉢伏高原で始まりました。
6年生にとっては小学生最後の夏合宿。”ALL OUT”を合言葉に、29名(1名欠席)の生徒とラグビー漬けの4日間が始まりました。

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1日目はアジリティを中心に、走り込みを行いました。チーム分けにより”競争意識”を持たせたことでスピードも上がり、また、自然と仲間を応援する声でチームに一体感が生まれ、その後の練習でも見違えるプレーを見せてくれました。

夜のミーティングでは「チームとして強くなるには何をするべきか」について、グループ発表を行いました。6年生にもなると、全員が自分たちの”強み”、”弱み”を的確に理解しています。また、課題を克服する方法も自分達の中に持っています。

では、どのように強みを伸ばし、弱みを克服するのか?
今回、チームの課題としてあがったのは、ほとんどが”気持ち”の面。まずは、自ら大きな声を出し、機敏(素早い)な動作で動いてみてください。心の奥底にに眠っている闘争心に火がつき、心と身体にヤル気と集中力を呼び覚ますことができます。これがチーム全体に伝わることで、雰囲気が良くなり豊中6年の課題である練習や試合の”入り”が良くなります。

“技術的”な部分については、出来るまで、自分が納得できるまで、何度も繰り返し練習しください。練習時、練習後でも構わないので、分からなければコーチに相談してください。
繰り返すことで、個人として成長し、またチームとして成長することができます。

合宿での個人目標は以下のとおりです。
1 タックル、オーバーの時、姿勢を低くする
2 体重を増やす
3 高い精度のロングパス
4 タックルとパス
5 タックルするときのパック
6 スタンドとしてゲームメイク(チームにながれくるようなプレー)
7 パスを完璧にする
9 しっかり踏み込み、足を出し、パックをし、相手を倒せるようなタックル
10 オーバーに低く速く入る
11 練習のための練習をしない
13 タックル
14 ケガをする前と同じパフォーマンス
15 タックルとフォローを速くする。どんなことにも一生懸命取り組む
16 手だけで捕まえず、低い姿勢でタックル
18 仲間に指示を出す
19 フォローを強みにする
20 素早く行動
21 腹にタックル
22 パスを、フォロータックルを上手になる
23 練習のための練習をしない。
25 ラインアウト時のボールがぶれないようにする
26 フォローを速くする
28 すぐに反応して、低くタックル
30 キックを完璧に。タックルができるようになる。ルールを一からもう一度覚える
31 モールなどへのよりを速くする
33 タックルをもっと強く
34 タックルのパック、パワーフット
35 失敗したとしてもすぐ切り替える
36 タックルができるようになる

保護者の皆様
小学生最後の合宿。残り3日間悔いの残らないように、また、ケガのないよう指導していきます。