カテゴリー: '21-6年生チーム

合宿1日目

バスに乗るのがKJコーチ一人になってしまい、大変な思いをさせてしまいました。申し訳ありませんでした。HOコーチも何とか練習には間に合い、2人で指導しました。

合宿説明会の後、出席したコーチで集まって、今回の合宿の目標と練習内容の打ち合わせをしました。もちろん個別のハンドリング練習、タックル練習、ラックの練習などはするとして、全体としてはやはり、4月から書いているように、周りを見る、相手と味方の位置を見て動けるようになる、というのを全体の目標にして、それを目指した練習を主体にしよう、ということになりました。

練習は、いつものように整列の練習(1班青、2班黄、3班赤のリボンをヘッドキャップに付けることにして、色で呼ぶことにしたら便利でした。)ラダーによるアジリティトレーニング、HAコーチ式リアクションの練習、すもう5回戦を行いました。

また、キックをできる子が少ないので、キック練習に時間を取りました。手にもって蹴るのでは、足に当てるのに精一杯で、形にならない子が多いので、まずキックの素振り10回。足先のスピードを速くする意識をもってもらいました。それから今回は、コーンの上に立てて蹴ることにしました。さすがに空振りをする子はいないものの、なかなかジャストミートしません。この代は、休み時間などにキックの自主練をする子がほとんどいなかったのですが、ここ2,3回キックの練習をしたら蹴り始めました。コーチが教えていないことはしない。当たり前ですが、新たな気づきでした。ここで時間を取ってしまったために、後の練習時間がなくなってきました。なかなかキック練習の時間はとれないので、教える→自主練といういい流れが作れればと思います。

次は、オフェンス1対ディフェンス2のグリッドでの練習です。これは、横の味方の位置も見つつ、ボールを持ったランナーを止める練習です。オフェンスはゴールラインの真ん中からスタートします。ディフェンス側は反対側の両角からスタートというパターンと、真ん中で重なった状態からスタートの2パターンをやってみました。昨年の合宿でもやった練習ですが、格段に上手になっていました。昨年は止める確率が5~6割程度でしたが、今年は8~9割は止めていました。いろんな位置にコーンを置いて、「赤からスタート」、「黄色からスタート」なんていう練習ができる日も近いかもしれません。

最後に班対抗の試合です。均等に分けているつもりなので、それなりに拮抗した試合になりました。パスはよく回ったものの、前へ出るのが遅れて抜かれるシーンが目立ちました。これを明日の試合に向けての課題として練習終了。暑くて休憩を頻繁に長めにとったためもあってか、やろうと思っていたことの半分くらいしかできませんでした。

夕食後も時間をムダにしないため、7時半からミーティング、8時過ぎからお楽しみゲーム、8時半過ぎからは絵本読み聞かせという予定を立て、有効に時間を使うことができました。まず、ミーティングでは、コーチ間で話し合った合宿の目標「周りを見る」ということを説明しました。その後、この合宿での個別の目標の聞き取り。一度に聞くと他のメンバーの意見に引きずられるということで、KJコーチがコーチ部屋に一人ずつ呼んで、聞き取りをしました。「タックルをする」→「どんなタックル?」→「相手を倒しきるタックル」といった具体的な目標ができてとてもよかったと思います。

合宿での楽しい思い出も作って欲しいので、次はゲームです。KJコーチのボーイスカウト活動時代のゲームをしました。班ごとに分かれ、それぞれのリーダーが他班に見えないように背後でグーかチョキかパーのサインを送ります。全員にサインが行き渡ったらじゃんけんをします。一人でも違うものを出した班は無条件で負け。残りの班でじゃんけんに勝ったチームに1点が入ります。5点先取であめ1個を賭けての激戦となりました。

最後はクールダウンのための絵本読み聞かせです。少しでも物知りになって欲しいし、せっかく木や草や虫が沢山いるところへ行くのだから、ということで「地面の下のいきもの」(福音館書店)を読みながらいろいろな話をしました。昆虫の足が頭・胸・腹のどこについているか、というクイズを出したところ、新人J18ただ一人が正解。今度、昆虫をつかまえたらみんなも観察してみてください。合宿では普段の練習では見ることのできない、子どもの思わぬ一面も見られるので、これもコーチの楽しみの一つです。 書き始めたら長くなってしまったので、とりあえずここで休憩します。

LINEで送る