カテゴリー: '21-6年生チーム

6/11練習と「ルーティンの増加」

まずは、KJコーチによる整列その他の動きの練習です。2年生の現在の最大の課題は、周りを見ながら動くということだと思っています。整列も、周りの生徒の位置を見て自分の行くべき場所にパッと収まるということなので、大事な練習です。コーンを2列に並べて、「コーンのところにセット」と指示しても、まだまだぼーっと立ち尽くす子もいて、セットするのに2,3分かかっています。当分はこういう練習が必要なようです。

次は、ラダー・コーンタッチとHAコーチによるアメフト流練習です。素早く足踏みをしながら、サインに応じて右ひねり左ひねり、右横左横、上下、右回転左回転と動くものなのですが、動いている間に次々にサインが出てしまいますので、常に見ていなくてはなりません。また、指示を味方に知らせる声も重視していきたいと思いました。一部の子の視野を遮って、サインを見えないようにして、味方が声を出してサインを知らせる。全員が同じ動きをできなかった時はアゲイン、なんていうのも声出しの練習としていいかもと思いました。

ここでもHAコーチから鋭い問題提起が。この年頃だと、全力で前へ出て、素早く横ステップに切り替えるのが難しいとのこと。早速練習させてみると、なるほど出来ませんね。横ステップのサインが出ても、だらだらと斜めに走っていってしまう子が1割、横ステップはできるものの、斜めに動いてしまっている子5、6割というところでしょうか。これは、タックルに入るときの動きそのものです。いい勢いで前に出ているのに、ものの見事にズボッと抜かれるのは、この横ステップへの切り替えがうまくできていないということもあると思います。これもしばらく続けていくべき練習だと思いました。

次は、相撲5回戦、ボールへのからみ5回戦です。すもうの取り組みぶりはどんどん激しくなっているように思いますし、成果が出てきているように思います。

次は、ボールタッチの練習です。宿題の紙を配っています。出来たものに丸を付けるようにカードも配っています。5×5のビンゴ型式になっていて、誰が最初にまず1列揃うか競争です。コーチがテストをして、目の前で見ていた時にできたものに限り〇をつける、というように厳格に運用しようと思っていますので、カードは忘れずに持ってきてくださいね。今回は、ボールはたき下・前・上、ボールを左右いっぱいまで引く「象さん」、ボールを頭の上で左右に投げる「ワイパー」などをしました。前回「卵」が難しく、出来た子はほとんどいませんでしたが、今回は少し進歩が見られました。現在の課題その2は、パスだと思っていますが、それには手首から先の繊細な動きが必要で、このような練習をしていく必要があるのではないかと思っています。

次は、ボール交換ですが、今回は片手パスでやらせてみました。右手も左手も10回連続を簡単にクリアしてしまったペアが結構あり、進歩がうかがえました。次は、スクエアですが、これも急にほぼ全チームが10回連続をクリアできるようになり、反対回りも簡単にクリアしてしまいました。

次は、モール時の練習です。モールに入るのは3人で、モールの横に一人ずつ付く練習です。これも、一人目、二人目、三人目とモールに入って、自分は4人目なので横に、みたいな判断がまだまだ難しいようで、まだまだでした。 次は、走り込んでボールをもらう練習です。ランパスの変型なのですが、ボールをもらった人はコーンのところまで走り、そこで走り込んできた次の人にパスをする、というのを続けていきます。パスとキャッチがさまになってきたので、いい感じになってきていますが、これを試合で生かすにはどうするか、もう一工夫必要な気がします。

最後はいつものように紅白戦です。よくボールはつながって、いい試合なのですが、ボールをもらう位置が、モールの真後ろなのが気になりました。ランナーの向こう側まで走って、横でボールをもらうように指導したらどうかと思いました。

コーチ間で話し合って、問題点を見つけ出しそれを補う練習を考える、という作業をずっとやってきているわけですが、結果としてはルーティンワークの占める割合が増えてきているように思います。問題点を見つけ出して、それを合理的にたくさん練習しようとすると、ルーティンワーク化しますので、いい傾向なのではないかと思っています。

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