カテゴリー: '20-5年生チーム

9/4 合同練習

本日はKIWI`Sさん(伏見RUGBY CLUB)にマルチグランドに来ていただき、KIWI`Sの1年生6人、TRS12名での合同練習になりました。KIWI`Sさんは、いい練習をしている好チーム、という印象でした。それぞれ、練習していることはできるし、練習してないことはできないという形で、普段の練習内容の違いがプレーにも表れていましたし、それぞれがちゃんと成長していることが感じられて面白かったです。

まずは、いつも通りラダーとコーンタッチ、走りこんでボールをもらう練習から。TRSの生徒は、きれいに正確にできていました。これは、先週練習の手伝いに来てくれた市大医学部ラグビー部の大学生も驚いていましたので、練習の成果が出ているのだと思います。

次に、アイスブレイキング兼自己紹介として、「背中に声を当てるゲーム」をしてみました。「声を出す」というのは当スクールの永遠の課題ですが、「声」に対してもっと敏感になって欲しい、という意図も含んでいます。まず、3人がむこう向きに横に並びます。その特定の誰かに向かって、自分の名前を言ってから「こっち向け!」と叫んで、自分の狙った人だけがこちらを向けば得点です。「アイスブレイキング入門」という本で見つけたゲームの変型版なのですが、人間には耳が二つあるので、それぞれの耳で聞こえた音を脳が処理して、音の聞こえた方向や距離、音が自分方向に向いているかなどが分かるのだそうです。そういえば、私は中学高校と野球部だったのですが、野球の練習中というのは、常に「カキーン、カキーン」という打球音がしています。背後からボールが飛んでくるのもしょっちゅうですが、ちゃんとよけるので当たることはありませんでした。自分の方に来る場合には、音が少し大きくて、澄んだ音がするので、打球音で分かるんです。

ということで、6人組(ということは6点満点)×3で勝負してみましたが、1位チーム4点、2位2点、3位1点でした。コーチがお手本で叫んだときは、2回やって2回とも正解だったので、ちゃんと声を出せば誰でもできるはずです。ときどきやってみても面白いと思いました。

次は、いつものようにゴムボールを使って、3回拍手キャッチ連続10回×3、ショートキックキャッチ、同時交換連続10回×3。キャッチに関しては、TRSはかなり全員のレベルが上がっていることが確認できました。

次は、KIWI`Sさん主導で、いつもやっている練習をしてもらいました。1対1勝負で、置いてあるボールを拾って、反対側にトライするゲームです。コーンを二つ置いて、その真ん中に手をつないで立ち、それぞれ反対側にスタートして、コーンを回ってボールを拾います。KIWI`Sさん側では、出遅れても上手にぶちかましてきてボールを奪う子がいたりして、よく練習しているのが分かりました。全部で何人いるのか聞くのを忘れましたが、おそらくは小さなチームなので、せいぜい3対3くらいまでで狭いグリッドで練習することが多いのでしょうね。練習試合でも、その成果が表れているように感じました。

最後の練習は、最近よくやっている2on2。直径2mくらいの円の真ん中にボールを置き、2対2でこれを争奪するものです。攻撃側は守備側にタッチされたら、5mくらい離れたポイントにもどってから出直しになります。今回は30秒守り切ったら守備側の勝ち、ということでしてみました。2人で1人を追ってしまうと一瞬でやられるので、周りを見ながら1対1マークを外さないようにするのがコツです。TRSは大きなチームなので、川渡りゲームのように、広いスペースで周りを見ながら走る練習ができます。また、練習も周りを見る、ということに重点を置いてやっています。やはり、すでに10数回の練習をし、夏合宿も経ていますので、そういう方向に子ども達が伸びているのが確認できました。

さて、練習試合です。チーム分けは夏合宿と同じチームにして、前半シンキングマッスルチーム、後半クレバーハンズチームで、どんどん交代する、というやり方でしました。お互いの持ち味を出したいいゲームでしたが、9:2で終了。TRSは、相手の位置をよく見て、走るコースの読みに優位性があり、相手を抜いてのトライが多く生まれました。これに対して、KIWI`Sさんは接点で強く、TRSがモールで押されるシーンが何度もありましたし、意思統一してライン際で外に押し出す動きなどは素晴らしく、接点では完全に負けている印象でした。タックルバッグ二つの間を二人で押し込む練習を繰り返してきているのですが、一人がボールを持って行っても後ろで立って見ている姿が目立ち、一押しすればトライなのに、というシーンが何度もありました。タックルバッグを押す練習は押す練習、試合は試合、という具合に、子ども達の心の中では別の物になってしまっているのでしょうね。これはちょっとショックでした。前にタックルバッグがあり、一人目が必ずそこに当たる、二人目がフォロー、3人目は順番待ち、というお約束の下に同じ動きを繰り返しても、試合と同じとは感じられないのでしょうね。もっともっと試合に似たシチュエーションを作り出して、自然に体が動いて二人目三人目がフォローに入ってしまうような練習を工夫する必要があると感じました。


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9/4 合同練習” への1件のコメント

  1. なぜ押さない?
    あれだけフォローして押す練習をしていながら、試合ではなぜそうできないのか。タックルバッグの間を突き抜けるあの練習と、試合のこの場面が同じものだと感じられていないということなのか、それともあれが最善手だとは感じられていないということだと思います。
    例えば、相手ゴール前5mでマイボールスクラム、ボールをもらって走るとして、子供の目線で考えると無限のバリエーションがあります。相手スクラムの二人目がすぐ来て絡まれるとか、それをかわしてずっと横に走ったところでつかまってモールになる、とかまず下がってから、横に走るとか、無限のパターンがあります。1年生レベルだとこれがパターン化されないまま、頭の中が混沌としたままになっているのではないでしょうか。
     これに対して、コーチの頭の中は、この場面での動きがいくつかのパターンに分類されていて、その中で、これは良くない、この動きもダメ、というように捨てて行って、結局、①フォローしてもらいながら素早く真っ直ぐ突っ込むか、②コーナーめがけて一直線に走るか、どちらかしかない、というように整理されています。なので、タックルバッグに突っ込む動きは当然①の練習だろ、ということになるのですが、子どもにとってはそうは思えないということですよね。そういえば、このような場面設定をして、どうすべきかちゃんと説明するような練習は、幼年から通してみてもやったことがありません。このような前提を飛び越えてしまっているから、理解できないのではないでしょうか?
     例えば、ゴール前5mの設定で、攻撃側・守備側に分けて、守備側の位置を変えてみながら、どうするのが一番いいか、納得させるような練習をしてみませんか?