カテゴリー: '21-6年生チーム

9/11練習と選択肢のある練習

まずは、ラダーとコーンタッチ。今回は好きなパターンの動きということにしました。なかなか難しいのをする子がいて、進歩が実感できました。

次に、Sコーチから力の入る体勢の指導が入りました。練習の初めにチーム全体でやっている首の筋トレの際に、四つん這いの姿勢が形になっていない、ということだったように思いましたが、まさにその通りだと思いました。この体勢が実は一番力が入る、ということを体感すれば自然にその体勢をとると思うので、どのようにその実感を持たせるかがコーチ側の課題だと思いました。ちょっと思いついたことがありますので、次回試してみようと思います。

次は、ゴムボールでボールタッチの練習。まず、片手投げ上げ10回を右左3セットずつ、両手投げ上げで3回拍手10回×3セット、後ろ拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。未だに片手10回もおぼつかない子もいますが、習熟度はほぼ月齢順になっています。甲子園球児の生まれ月を調べてみると、4月が一番多くてそれから順に減っていくきれいな下り坂になっているそうです。生まれ月の影響が18歳になっても残っているということですよね。プレーの順番を生まれ月の遅い順にするなど、コーチもチャンスを均等化する意識が必要なのでしょう。

つぎは、先週の合同練習で、接点で負けていた反省を踏まえ、1対1のボール取り勝負です。先にボールに触った相手に対して、当たって倒して、ボールを奪うのが上手になった子が何人か現れました。また、地面にあるボールはまたいで拾う、というのも教えたいのですが、目の前に相手が来てしまっている状況で、ボールをまたいで拾ってしまっては、いくら頑張ってこらえてもぶちかまされて相手にボールを取られてしまいます。この練習で設定しているタイミングだと、ボールは拾わずにあたり返すしかありません。この練習でボールを跨ぐことを教えるのは難しいように感じました。

最後に、先週書いていた、フォローしながら真っ直ぐタックルバッグに突っ込む動きの意味が分かったらなあ、という練習です。相手ゴール前5mでペナルティー、マイボールで開始という設定でやってみました。いろいろなことが分かりました。

まず、攻守それぞれ5人ずつセットして、攻撃側にどこを攻めるか聞いてみました。ベテラン組からは、真正面の「そこ」、なぜかというと「一番近いから」と即答。正解です。ただ、そこで「必ずまっすぐ行く」などの決めごとを作ってしまうと、考えなくなってしまうので、必ず正面に行かなくてはならないわけではなく、相手ディフェンスが真ん中によって来たら、コーナーを狙うのもありということでやってみました。

ディフェンス側は、相手がボールに触った瞬間に出ていいということを理解してきたので、ディフェンス側の出足はとてもよくなりました。順番にボールを持たせて30回以上はやったと思いますが、結果としては、コーチ陣の思い描いていた一直線に押し込むトライが決まったのは1本だけ(惜しくも届かなかったのが1本)、ディフェンスが中央に寄っているのを見て、コーナーに走ったトライが5本ほど。順番に交代しながらやりましたが、ディフェンス側勝利、という感じになりました。ディフェンス側がためらいなく全員前に出るのに対し、攻撃側のフォローが遅れるのが原因です。攻撃側のフォローを早くするよう指導してみましたが、ダメでした。後から思ったのですが、これはフォローの問題ではなく、ボールキャリアの問題で、キャリアがどこに行ってどんな動きをするか分からないから、見てしまっているのではないでしょうか?今のところ、ボールキャリアは好きなように走りますから、どこで急に止まるか、よけるか分かりません。急にステップを切られたらぶつかってしまうので、見ているように思いました。真っ直ぐタックルバッグに突っ込む練習との決定的な違いは、この選択肢の有無だと思います。次回もこの練習をするかどうかは分かりませんが、この場面では中途半端にステップをきってかわそうとしても、かえって体勢が崩れて不利になるので、いろいろな選択肢のある中で思い切って真っ直ぐ行くしかない、というのを全員に理解させる、というのがまず前提条件なのかな、と思いました。

今週は、茨木交流戦を控えた練習となりますが、交流戦重視と言いながら、どうも盛り上がりに欠けているように思います。ここへ向けて半年間練習してきました、なんていうことであれば、他のトーナメント戦に出たいということにはならないかもしれませんし、もっと交流戦を盛り上げる工夫が必要かと思います。1年生チームとしては、ここ2回紅白戦をしていませんし、先に紅白戦をしてから、「こんなことでは茨木に負けるぞ」とかいって、足りないと思った部分の練習をしてみるのはどうかと思っています。いかがでしょうか?

LINEで送る