カテゴリー: '21-6年生チーム

5/14 カーニバル報告と「自見先生」

自見先生の訃報に接しました。ここ10年ほどは体調のせいもあってかあまり練習には来られていなかったので、あまりなじみのない方もおられると思います。スクール歴11年目のHOコーチも直接指導いただいたのは2、3回だったと思います。印象に残っているのは、「とにかく子どもの高さまで目線を下げろ」と口が酸っぱくなるほど言われていたことです。膝をついて物理的に低くなることのみならず、子どもの目の高さから見て、世界がどう見えているのかをよく想像しろ、と言われていたのだと思います。子どもの目線から見ると、試合のスピード感は格段に違うと思いますし、大人の4分の1の体重の幼児にとっては、ボールは4倍の大きさ重さのはずです。関係者それぞれの胸の中にいろいろなものを残していかれたと思います。ご冥福をお祈りします。

さて、スクール大会の結果ですが、3勝1引き分けとなりました。2チームエントリーで同時に1試合目が組まれており、大変でした。さらにトーナメント制で勝ち同士となった2回戦もまた同時に、永遠のライバル吹田RS、高槻RSと2試合という厳しい日程でしたが、全員なるべく均等に出場という原則を守りつつのこの成績は、子供たちがすばらしくがんばった成果だと思います。

Aチーム第1試合 VS河内長野・富田林・岬合同 16:2 勝ち

2試合同時に見ていたので、見ていないプレーもあったと思いますが、よくボールが回り、ほぼ全員がトライしたと思います。新加入のJ18もよくがんばりました。練習中はまだラグビーの練習をしていることに気づいていないように見えるときもあるのですが、試合となるとボールに絡んでよくがんばっていました。 この試合で大化けしたのは、T16でした。もともと広い視野をもった選手ですが、自らフルバックの位置に入り、サイドを抜かれて独走された際に、反対サイドから一直線に走り、見事なタックルで倒し、ノッコンさせたプレイは素晴らしかった。また、昨年までは怖がって手で止めにいくことが多かったのですが、今回はしっかり体を当ててナイスタックルを連発していました。

Bチーム第1試合 VS枚方 9:3 勝ち

こちらも新加入紅一点のK17が先発しました。まだまだ遠慮がちで、持っている能力の10分の1くらいしか出していないように思いますが、ここを止めてほしいというところでは、ちゃんとジャージをつかんで止めてくれて、勝利に貢献しました。いいところでボールをもらって独走する姿を早くみたいと思っています。前半は拮抗していましたが、後半からS10やH15が登場し、突き放しまた。特にH15は、相手を倒しきるタックルに開眼しました。もともと攻守ともにセンス抜群ですが、タックルに入る時の体勢とタイミングを会得し、倒しまくっていました。また、S10はライン際を駆け抜けようとする相手に対してうまく間合いを詰めて、何度も止めていました。

Aチーム第2試合 VS吹田 6:4 勝ち

1試合目勝ち同士の試合で勝てば優勝です。前半は、よくボールが回り、優位に試合を進めました。J18が密集からK8に長いナイスパスを出し、K8が独走してトライになったシーンがあった(ように見えました)。後半は相手のメンバーが代わったのか、ラックで圧倒され防戦一方となりますが、得点にはさせずよく守りました。ラストワンプレーで、オフロード→オフロード→オフロードと3連続でつないだシーンがあり、素晴らしかった。最後のパスがスローフォワードをとられ試合終了となりましたが、当スクールは外で勝負です。

Bチーム第2試合 VS高槻 8:8 引き分け

俊敏な相手エースを止めることができず、劣勢に立ちます。1試合目の反省として、全員がモールに入ってしまって、モール横を抜かれた点があったので、2試合目が始まる前に練習をしたのですが、そう簡単にできるようになるはずはありませんよね。1人2人3人とモールに入って、自分は4番目にいるから入るのをやめておこう、5番目が左にいるから自分はモールの右側へ行こう、なんていう視野と思考が必要なわけで、そう簡単にできるようになるはずはありません。この試合でも、ディフェンスが重なったりずれてしまっているところを見事に突かれてしまいました。視野を広げる練習をしていきましょう。試合はラストワンプレーでK13の値千金のトライが生まれ、引き分けとなりました。

 

 

 

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