カテゴリー: '21-6年生チーム

12/25練習と「閾値(いきち)」

今日はスクール生13人と体験のKちゃん・Jくんが来てくれて、15人での練習になりました。これでしばらく冬休みに入るので宿題を出します。まずラグビーの試合をたくさん見てください。花園にも当スクールのOBが出ますので、応援のしがいもあると思います。また、ゴムボールでいいので、たくさんボールを触ってほしい。ラダーが苦手な人はラダーの動きもちょっとだけでも練習してね。これも「閾値」があって、こつこつやるとある日突然できるようになります。

練習はいつもの通り、ラダーとコーンタッチ。いろいろな足の運びにチャレンジしました。今の1年生チームは、満遍なくみんながトライするチームのように思いますが、このラダー練が効果を上げているように感じています。

次は、いつものようにゴムボールでボールタッチの練習。まずは両手投げ上げで3回拍手10回×3セット。ボール交換10セット×3。このあたりは軽々とできる子が増えてきて、20回も30回も簡単にやってしまうので、キックキャッチ、後ろ拍手、1回転キャッチなどもやらせました。コーチが一人入ると4人チームが4つ作れたので、今日は一人1個ボールを持って、4人が輪になって、「せーの」でボール回しをしました。23月くらい前には1回もできなくてあきらめた練習です。ここで凄いことが。はじめのうちは、失敗、失敗、3回できた。などという感じだったのですが、あるグループが、12回を達成。舞洲での記録を上回ります。すると他のチームが13回ですぐ記録更新。また他のチームが14回で新記録。それもすぐに17回と記録更新されます。ついにあるチームが45回という大記録を打ち立てました!見ていると、全員の投げたボールがしっかり隣の子の手元にピタッと入るようになる瞬間があり、そういうときはどんどん続けることができます。子ども達も、新記録達成と喜んだのもつかの間、すぐ記録更新されてしまいますので、「もう一回」「もう一回」というように自発的に練習を続け、かなり長い間盛り上がっていました。この練習だけでもそれぞれ200回くらいはボールタッチできたと思います。今回はここで盛り上がったので、全体では一人300回から400回はボールタッチできたと思います。週1回の練習で週2回のチームに対抗する、というのも目標の一つなので、練習の効率はとても重要だと思っていますが、この練習は「せーの」で全員が1回ずつパスとキャッチができるので、効率も最高です。一つの「閾値」を超えた瞬間を見た気がしました。

次は、先週もやったTコーチ考案のパスを投げる練習です。2人チームで、パスを投げる子が動くのは禁止、もらう子がディフェンスをかわしていろいろ動いて、パスをもらいます。3回失敗または、インターセプトで攻守交替。パスが通ったところで、キャッチした子は停止、この子が今度はパスをして、ゴールラインを越えてトライしたら勝ちというゲームです。見た瞬間に思ったところにパッと投げる練習です。走りこんでボールをもらうプレイをしないのは豊中の悪弊だ、と嘆く声をよく聞きます。私は、実はこれは走り込まないのが問題なのではなく、走りこんでくる味方にボールを出すスキルがないのが問題なのではないか、という仮説を持っています。走り込むのも相当消耗しますので、どうせもらえないのであれば走り込みませんよね。なので、どんどん走り込むチームを夢見て、「ここ」というところにボールを出す練習です。ただ、幼年以来ずっとボールをもらったらすぐ走るという動きをしていますので、ボールをもらったらストップして今度はパスを出す側になる、というのが分かりにくいのか、「何が何だか分からん」といった顔をしている子が何人もいて、まだ理解させるに至っていないというのが実感です。もっと簡略化するか、何か更なる工夫が必要に思います。

年内最後の練習なので、ここからは保護者も交えての練習になりました。試合だとどうしても大人が手加減する感じになってしまうので、こういう普段やっている練習を一緒にする方が盛り上がってよかったと思います。

まずは、円の中にボールを置いて、攻撃2人守備2人でボールを取り合うゲームです。攻撃側はタッチされたら数m離れたポイントに戻ってから再度ボールを取りに行きます。45秒以内にボールを取ったら攻撃側の勝ち、守り切ったら守備側の勝ちとしました。子どもは、タッチした時などに目を離してしまいますので、1対1マークを続ける練習です。まだ、トイメンにパスがパンパンと来るようなことはないので、3年生以降くらいに生きてきそうな練習です。保護者チームに、もっとクロスとかをしてもらって、幻惑してもらえばよかったかもしれません。

次は、川渡りゲームです。大人も子どももちょうどいい具合に捕まり、生き残り、楽しくできました。

次が、ボール当て版川渡りゲームです。5人がゴムボールを持って川の中で待機。ボールを当てたら、当てられた人と交代ということにしました。これは、周り中に目を配り、走り込んでくる人がいたら、そこにボールを投げるという、まさに走り込んでくるプレイヤーにパスを出す練習を意図しています。ボールを捕る練習にしてしまうとスピードを緩めて馴れ合ってしまうので、当たらないようにフルスピードで走る人に合わせて投げるようにしてみました。どんどん当たるようになるまでは、練習前の遊びなどとしてやりたい練習です。

 

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