カテゴリー: '16-6年生チーム

四年生と一緒に考える『人生の座標軸』

ほろにが北摂大会から一週間経ち、生徒が広いグラウンドに戻ってきました。このグラウンドでは前の世代からキックベースを欠かさず続けていますが、32人(3人欠席)の半分が守備につくと内野だけで8人は居て、このゲームも限界を迎えつつあります。現在首位独走の広島カープが昔ブラウン監督時代、延長戦の満塁守備で内野に7人くらいいたことを思い出しました。この監督、猛抗議で一塁ベースを抜いて放り投げた前科がありますが、二回目は固定されているセカンドベースは抜けず未遂歴もあるラグビーでは到底容認できない奇行の持ち主で今でも人気があるようです。

公式戦にT18のジャージを借りてデビューしたK35が「やっと背番号ができた」と挨拶するなり喜びを表していました。試合でユニフォームのないメンバーにジャージを貸してあげることもラグビーのよい習慣だと思います。20年前、海外の試合に助っ人(当時はまだ少しは役に立っていた)で入ったとき、同じフォワードの英国人から借りたジャージがダブダブで困った経験があります。おまけに体臭ぷんぷんで香水の香りと混じって鼻がもげそうでしたが、そこはフレンドシップ。日本人の味噌フレーバーも混ぜて試合後お返ししました。アフターマッチファンクションでマンオブザマッチをいただいた懐かしい思い出です。

今シーズン始まったばかりの中、スケッチブックに書いた座標軸を生徒たちに見てもらいながら、成功するってどんなことか考えてみました。横軸(x軸)と縦軸(y軸)にそれぞれ漢字二文字を書いて、ゼロから右45度に上昇する線の先に「成功」と書きました。どうしたら成功の長い階段を昇っていけるのか?まずy軸。ここでは、チャレンジしないことには前進はありえないことから「挑戦」と書きました。ではx軸は?

それは「失敗」ではないかとコーチも一緒に考えました。1930年代に書いた『思考は現実化する』で有名な思想家ナポレオン・ヒル博士は、没後2010年になって親族から明かされた本『悪魔を出し抜け!』でこう悪魔に尋ねながら成功の原則に気づかされます。

博士「失敗がプラスに働くことなどあるのですか?」

悪魔「もちろんだ。どんな逆境にも必ずそれに見合うだけの成功の種が含まれているということを知っている人間は少ない。ましてや、一時的な敗北と本物の失敗の違いがわかる人間はほとんどいない」

博士「失敗した人間はやる気を失い、挑戦することをやめてしまう。だから、彼らは何の抵抗もなく自分の手に落ちると」

悪魔「ポイントはそこにある。・・・もし、どんな敗北にも失敗にも新しいチャンスの種が潜んでいることを知っていれば、そんまま闘い続け、最後は勝利を得るだろう。成功はいつも、闘いをやめたその一歩先にあるのだ」

失敗とはその人の心の状態に過ぎないのだから、何度失敗しようがあきらめないことが大事だね。

では、「勝つチームの方程式」っていう言葉があるけど、方程式ってわかるかな?さっと手があがり、「わかる~!」と答えてくれる四年生は優秀です。

次に見せたのはこの方程式。

勝つチーム=「個の爆発」×「戦略」×「チームワーク」

さあ掛け算してみよう。2×2×2は?「はち」と最前列の秀才君がぼそっと一言。2+2+2は6だね。足し算ではなくて掛け算なところに注目してみよう。個の人数が多いほど数字が大きくなるね。

戦略は難しいことばだね。これを山登りに例える(山の絵を見ながら)と、Aチームはなだらかなコースを、Bチームは蛇行しながらじっくり昇るコースを、Cチームは急坂を敢えて昇ることに似ている。つまり、山の頂を成功としたら、どのコースで行くのかを考えるのは戦略、選んだコースをどうやって昇って行くのかが戦術。少しイメージできた様子。

俺が俺がもいいけど、ボールが仲間に渡らなければ意味がないね。だから戦う方向とチームワークが大事なんだ。

では、各国に分かれて、今日の戦略を立てるよう指示しました。日陰を選んで集まるところはさすがに智将ぞろい。2分程度で方針決定の国ファルコンズは五年生との試合に臨みます。

五年生には久しぶりに負けてしまいましたが、先週の課題を克服するプレーが随所に出ていました。

この方程式は、コーチも研修で受けたことのあるグロービス経営大学院の堀学長が表題の本の中で書いています。この学長、京大の学生時代、コーチの愛読書『メンズクラブ』のモデルとして活躍していたイケメン。アイビーのイロハを学ばせていただきましたが、今では成功法則まで教えていただけるとは人生とは不思議なものです。

 


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