カテゴリー: '16-6年生チーム

二年生に向けた『グレインサイズの高め方』

今年2回目の練習も25人出席(欠席1名)と高出席率を示現。体験のりんたろう君がまた参加してくれました。今日前半はタグを装着して練習し、後半はゲームを行いました。

まずはウォーミングアップのタグ取り競争から始動です。25人がコート半分の広さでタグの取り合いをしました。30秒間に誰が最もタグを持つかを競います。これまで4個が最高でしたが、S25が5つで記録更新、さらにR15がなんと7つも獲得して新記録ホルダーとなりました。R15は1回目こそ0でしたが、2回目以降奮起しての大記録でした(我が家のパソコンと同じで起動が遅い?)。次に、「とかげの尻尾切り」。3人がタ グのベルトをつかんで縦に並び、前方の鬼が最後尾のタグを取れば鬼の勝ちです。3人から6人に増やしてみましたが、子供たちは狂喜乱舞して楽しんでいまし た。

こ こで生徒たちを集め、生徒同士を知る1分間プレゼンの時間のはずでしたが、用意していなくて残念ながら来週にキャリーオーバーとなりました。前回も生徒に 話しましたが、いよいよ1月最後の日曜日に二年生と7人制で試合をします。25人を7人のチームに分けると何チームできるか質問したところ、3チームと即 答してくれた生徒がいました。すでに割り算ができるんですね。九九ができる生徒もかなりいます。しかしインドでは、小学生が99×99の掛け算が暗算でき ることを話し、日本以上に計算能力の高い民族がいることを伝えました。

今日の練習から生徒には同時に2つのことを行う練習を取り入れました。5人が円になって、一人飛ばしパスをします。隣の人にパスすることは簡単です が、飛ばしパスは一瞬考えてしまい、パスの反応がパサーもキャッチャーも遅くなりミスも目立ちます。気持ちを集中しないといけません。そんな頭の中がパス のことで一杯の状態で、笛の合図でモール、あるいはラックを形成させました。パスをまず最適化させた上でモール、ラックという難しい動きも最適化させる練 習です。世界を目指す一年生には将来、瞬時での高い情報処理能力が求められます。それは試合での予測能力であったり、敵の裏をかく戦略や戦術を組み立てる 能力です。すでに九九ができる生徒がいましたが、九九をなぜ覚えるかとい えば、7人×3チームといった演算速度を早めることによって、生きていく上での生産性を高めるためです。九九を知らないと7+7+7といったまどろっこし い計算をしないといけなくなり、余計な時間を浪費してしまいます。生徒たちはこれから九九などのフレーム(情報処理を最適化する枠組み)の他にも様々なフ レームを学校や生活の中で身につけることで人間として成長していきます。ラグビーの練習でも今から数多くのフレーム(ボールを持っている相手はパスするか 逃げるか、あるいは当たってくるといったラグビーの基本動作)を脳内に刷り込んでいくでしょう。そういうフレームの蓄積でラグビー選手はフレームで動くと いうことを理解します。たくさんのフレームを駆使できるようになれば(フ レームという小粒がたくさん詰まった脳内の状態をグレインサイズが高まったというようです)、50%目標達成です。さらに、相手のフレームを逆手に取って 仕掛けていけるようになれば、100%目標達成と言えるでしょう。そこまで成長すれば世界が視野に入ります。

同 時並列練習として最後に、4チームに分け、コートの半面はタックルありの試合を、もう反面ではキラープレイスメントタッチラグビーを行いました。5分で タッチラグビーからタックルラグビーに気持ちを切り替える必要があります。生徒は案の定、「タックルありがいい」とタッチに拒否反応を示します。彼らに とってはタックルラグビーがコンフォートゾーン(自分にとって居心地のよい空間)なんですね。コンフォートゾーンにいる生徒達はK4のようにタックルにしっかり入って高いパフォーマンスを発揮していました。しかし、生徒たちがコンフォートゾーンに踏みとどまっている間は成長がないと思っています。

「自分にはこれで十分だ」という制限を無意識に作り出してしまうからです。コーチはこれから敢えてコンフォートゾーンの外側で考えることを学ばせたいと思っています。最初はいやがりましたが、慣れてくるとK20やH13のように新しい動きを見せてくれる生徒が現れました。

同 時並列練習以外に生徒にはこれから質問を投げかけるようにします。今日は、コーチ3人が縦に並んだ状態で3人が協力して抜いて行く練習を行いました。生徒 には、「コーチに触ることなく、コーチをどかすにはどうしたらいいか?」と質問しました。生徒の何人かは「フェイントをする」と答えてくれましたが、フェ イントで相手は動きません。逆に固まってしまいます。そうして尋ねていくとS10が「ボールを持って横に逃げる」と回答してくれました。さすがに読書家の生徒はそこまでフレームがあるのかと感心させられました。答えが返った ところで実際に皆でやってみました。最初はできる子、できない子がありましたが、何回かやってみてコツを掴んでいきました。最初から答えを見せてやらせる ラグビーではなく、質問を投げ考えさせることで、「なぜ」から物事を見る習慣つけラグビーを7歳から初めます。

では来週は3チームのメンバーそして3人のキャプテンを発表します。再来週は練習試合とはいえ、三年生に対しハッスルした強い二年生の胸を借りる戦いですので、Man of the Matchも用意します。昨晩、新年会に参加してくれたブラジルのタレス君がまた沢山のコインを持って来てくれました。彼もなかなかグレインサイズの高い好青年です、全く。


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