カテゴリー: '16-6年生チーム

二年生に向けた「坂の上の坂」

肌寒さが幾分和らいだ好天の下、2012年の初蹴りです。天然芝のグランドで新年を迎えられる幸せを噛締めながら、コーチ陣と一年生24人(体験1名参加、欠席2名)はのびのびと練習に取組ました。年末最後の練習からステップアップした内容でしたので、体験参加してくれたリンタロウ君にはわからないことだらけだったと思いますが、ボールを持ったら見よう見まねで前進し上手にパスしていました。また来てほしいものです。

練習前に生徒を集め今年の方向性について話しました。今日から二年生になった気持ちで練習に取り組むこと(練習前のラダートレーニングは生徒の自主性に任せてコーチは強制しませんが、取り組んだ分だけ伸びることは伝えました)、一年生の時は一人でトライができたけれど、これからは仲間と協力していかないと強い相手には勝てないこと、仲間と協力するためには仲間が何を考えているのかを知らないと協力しあうことは難しいことを説明しました。仲間の考えを知るために今日もマインドマップで1分間の発表をH9にしてもらいました。H9は6年生になったら強敵高槻に勝つこと、そのためにタックルなど頑張ると新年の抱負を語ってくれました。本当は、セブンズ日本代表でもある東福岡のフルバックのことを話したかったようですが、時間切れでした。このフルバックは他の生徒にも人気が高く、一年生にとってもこの異次元プレーヤーの走りは強烈なインパクトだったようです。彼の素晴らしい走力は図抜けていますが、身を挺したオフロードで確実に味方へ有効なパスができている点が素晴らしいことも注釈しました。次回の発表はM19とS1です。

練習前のラダートレができなかった生徒もいましたので、まず、ラダー、コーン、ミニハードルでウォーミングアップを行った上で、1対1のレスリング、腕相撲、虫キングバトル(首の取り合い)、足裏プッシュで様々な相手と乱取りです。各メニューを10秒で行い、5メートル後方あるいは前方のコーンにタッチして元のところに戻ることにしました。単純な対戦ではなく、一戦終了ごとに動きを入れることで思考に広がりを持たせる狙いがあります。

次は、5人一組で直径3Mの円を1~3周回転リレー。弧を描きながら走る際のバランス感覚を鍛えます。M19が最もバランスよく走っていましたので模範演技をやってもらいました。真直ぐ前に走ることだけを教わりがちな日本人には特に必要な弧の動きは、早くも最後のゲームで出ていました。

これから増やしていくユニット練習として、今日はモール、ラックへの参加の仕方を4人が円になってボールを回し、コーチの笛とコール(「モール!」あるいは「ラック!」)でボールを持った生徒を中心にモールを形成、あるいは寝ころんでボールを腹に置き、ゲートを他の生徒が超えて行く実戦的な動きに挑戦しました。これを徐々にバリエーションを増やしていきます。

呑み込みの早い生徒達ですので、次は1対1、2対1抜きあいを行いました。3Mの横幅で相手を一人で抜くのは容易ではないことを感じてもらった後で、味方を一人つけたらどうするかを見させてもらいました。コーチはサンプルこそ見せますが、「こうしなさい」とは教えません。自分たちで色々と試して失敗したりパスが通ったりすることで何かをつかみ取ってほしいと思っています。大人は対面を引きつけてボールをパスすることしか考えませんが、子供たちは今あるスペースへ走り込んでいました。それは大人にはない発想なので、こういう発想は大事にしたいと思います。

最後の仕上げは前回から始めたアンストラクチャー対応ボールゲーム。6人一組を4チーム組成し、半分のコートでサークルオフサイドタッチ(3つのサークルのうち2つにボールを運ぶタッチラグビー)とキラープレイスメントタッチ(4回タッチやノッコン、ルール違反でターンオーバーのタッチラグビー)を同時に行いました。サークルオフサイドでは、前回止まってパスしていた生徒に動きが出て来たようです。キラープレイスでは、オフサイドの意識、オーバー・ハーフパス・ランの役割分担がわかってきたようです。

初蹴りの翌日、芝生化小学校の区域の新年交歓会に出席した際、二年生のコーチに練習試合を申し込み快諾いただきました。六年生までの坂道はまだまだ長いですが、かといって一年生の意識のまま惰性で歩を進めてもこれからの難局を乗り越えられるかわかりません。坂の上にはまた坂が幾重にも待っているかもしれません。そんな「坂の上の坂」を上るには、そのための準備と新たな心構えが必要です。一歩前へ踏み出すこと。失敗したら、修正すればいい。体格差がある二年生に挑戦することで、これまでとは違う自分を見つけて欲しいと願っています。

余談ながら、坂でもうひとつ。人生には3つの坂があるそうです。上り坂、下り坂、そして、まさか。


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二年生に向けた「坂の上の坂」” への3件のコメント

  1. コーチの皆さん、父兄の皆さん、今年もよろしくお願いいたします!

    我が家は元旦からグランドに行ってました(アホです!笑)ので、初練習ではありませんでしたが、子どもたちは久々にみんなと会えて楽しかったと思います。
    最強軍団の更なる飛躍を祈りたいと思います。

    Fukushimaコーチ、1点ご教授ください。
    キラープレイスのダウンボールの際に、縦に寝る狙いは何でしょうか?
    敵から遠くへのダウンボールの意識?
    子供とのトークの参考にさせていただきたく・・・(^^;)

  2. R15父さん、
    今年もどしどしコメントやアドバイスをお願いしますね。

    ご照会のロングプレイス(タッチラインと平行に自陣側にできる限り腕を伸ばしてダウンボール)ですが、おっしゃる通り、防御側がボールに届かないようにする目的の他に2つあります。
    一つは、スクラムハーフ役がラックからの球出しを容易にでき、素早いパスをしやすくなる。
    もう一つは、防御側のオフザゲート(タッチが成立したあと、タッチした選手とボール保持者以外の3人目の選手が横あるいは前方から参加する反則)がどういうことかの理解と仮想ラック成立後のオフサイドラインまで下がる意識付けを狙っています。

    横に寝てしまうケースがよくありますが、このケースでは、ボールを素早くクリアアウトしづらく、加えてゲートの意識がぼやけ反則の温床になりやすいので、敢えてロングプレイスさせています。

    しかし、やってみると仰向けロングプレイスが多く危険なので、横に寝てから体幹を動かしてボールを遠くに置いておくように指導したいと思います。

    括弧の中に用語の意味を書いたのは、ラグビーの用語に慣れていらしゃらない保護者にもわかっていただくためですので、決して釈迦に説法ではありません(‘◇';ゞ

  3. Fukushimaコーチさん

    詳細にありがとうございます。
    倒れ方、ボールの置き方、オフサイドの意識付けを図っていきたいと思います!!