カテゴリー: '16-6年生チーム

一年生の「ザ・ゴール」

今年の合宿は小学生の自覚が芽生える通過儀礼であり、幼年の時とは違った厳しさ、仲間との絆の深まりを感じる「初めてのおつかい」のような機会です。魚つかみや山登り、そうめん流しをイメージして山に登った生徒が全く違う景色を見てどれだけ成長したか、ここに少しだけ記録しておこうと思います。


初日宿に到着後の午後練には雨天の中、2列になって1キロ弱の砂利道「通学路」を歩くという洗礼に迎えられました。誰一人「行くのいやや」という生徒も出ず、1面(ゲーム機)はクリアー。高原の緩やかな坂道を通学途上、コーチは10年前にベストセラーとなった経営書の「ザ・ゴール」でのハイキングのエピソードを思い出していました。


このハイキングメタファと呼ばれる例え話はこうです。生徒22人は今、2列でハイキングをしています。道が細いため2列になってゴールを目指しています。ここで普通に歩いていれば、列は次第に縦長になっていきます。案の定、最初はラグビー場のゴールポストの幅程度の隊列が徐々に20メートル、30メートルとなっていきました。理由はこうです。22人にはそれぞれ歩く速さがあり、1人の中の速さも時間によって変動します。今ひとりの生徒が体調万全で1時間に8km歩ける力を持っているとしても、その前の人が体調不良で1時間に5kmしか歩けなかったら、結局速く歩ける生徒も1時間5kmのペースで歩かざるをえません。つまり歩く速さが変動して、速くなったとしても結局は前の人の速さに制限されてしまうというわけです。


これをラグビーという多人数で行うスポーツに当てはめてみると、メンバーがどれだけ縦長になろうが、チームの目指すゴール(大阪府スクール大会優勝など)では、全員がいなければならないということでしょう。つまり、所謂「ボトルネック」となっている要因を見つけ出し、改善をしなければ、目指すゴールは遠のくばかりではないのかと。


ラグビーのチームマネージメントでも、このボトルネックがどこにあるのかを考える必要があるのではないか。通学路でのふとした思いをぼんやり持って、2日目、3日目の練習試合に臨みました。


試合は両日とも対2年生チーム戦・幼年チーム戦各2試合でした。初対戦では、2年生チームには前週の練習参加者の中でタックルに強みを持つメンバー10人で、幼年には初戦の頑張り次第で翌日の2年生戦にトスアップできるメンバー12人でそれぞれ臨み、4戦全勝というかたちで初陣を飾ることができました。翌日の2年生戦に向けた夜のミーティングで幼年のメンバーから4人を新たに追加した布陣を発表し、生徒に心の準備をさせました。前日の結果から必ずやベストメンバーを投入し、生徒も1年生ごときに負けてたまるか精神で本気のバトルとなることは明らかです。コーチは、か弱き一年生を激戦区に送り込むような心境で翌日を迎えました。


翌日(日曜日)午後の1試合目は予想通り、凄絶を極めた戦いとなりました。前半は両者譲らず1:1のイーブン。後半は防戦一方の展開となる中、前日指名した新主将のS10がキャプテンの自覚のもと、モールで泣きながら何メートルも押しこむ姿や、炎のタックルマンT18の自陣ゴール前で敵の隼を足首で仕留めた追いタックルで流れを変え4:1の勝利。しかし、T18は大人顔負けの激しいヒットで前頭部を痛打、一夜で闘将に豹変したキャプテンも激しい攻防で力尽き両者リタイア。将軍不在の戦いに劣勢は火を見るより明らかの2試合目では「全員野球」の総力戦に作戦変更。全員が総力をあげて戦っているさなかハイキングメタファのことに思いいたりました。エースに頼るだけのチームは堅牢に見えて実は脆い。どんな局面でも試合の流れを変える選手が金太郎飴のように飛び出すチームを作らないと本当の強いチームにはなれないということを。この試合では、金太郎飴の顔が少し垣間見えた事が大きな収穫でした。


この合宿でも8試合それぞれのマンオブザマッチを選定し、夜のミーティングで表彰式を行いました。受賞者と授賞理由は以下の通り。


幼年戦1試合目:S1、練習で難しいドリルでもそつなくこなす生徒です。これまで試合でなかなか活躍の場面に恵まれなかったものの、この合宿で開化。翌日の2年生戦に合流


幼年戦2試合目:Y3、前週キャプテンに指名され気持を高めての試合でトライ、タックルでチームに多大な貢献。彼も翌日の2年生戦に合流


幼年戦3試合目:Y17、西宮戦で走ることの喜びを知った彼は、この日も数え切れないほどトライを量産しただけでなく、7つのタックルでチームをピンチから救いました


幼年戦4試合目:J22、待ちに待った初受賞。大柄な体格を活かした自分のプレーだけでなく、キャプテンとしてチームメイトを気遣う行動・言動が随所に見られました


2年戦1試合目:S14、こちらも待ちに待った初受賞。小柄な身体のどこにそんなガッツがあるのか不思議なくらいの頑張り屋さん。相手の独走を許せばゼロ封ができなかったところで、指先で止め、ゲームの流れを変えました


2年戦2試合目:S10、彼も後半ベストメンバーで来た相手にひるむことなく、果敢にタックルを敢行。鳥肌の立つ気持ちのこもったタックルで大きな相手をラインに押し出しました。翌日のキャプテンに指名


2年戦3試合目:T18、前述の通りタックルはもとより、合宿で走力をつけトライも量産しました


2年戦4試合目:S6、この合宿で最も成長した生徒の一人。強い相手に対して大外で抜き切る勇気・気迫が現れました


この他合宿特別賞として、コーチに言われるわけでもなくラダーを黙々と練習するなどうまくなりたいという気持が誰よりも出ていたT2に「マンオブザトレーニング」、ステップの練習で俊足の相手を3度連続かわすことができたT8に「マンオブザステップ」の表彰をしました。


彼ら以外にも、今日の体力測定(30M走、ジグザグ走、ベースランニング)で前回記録を大きく上回ったなでしこK16、R27、K12、やタックルに成長が見られたR15R21など褒め倒したいくらいの生徒が沢山いました。このチームにボトルネック無しと言われる日が来ることを願います。


お休みタイムにも昼寝もせず枕投げ(ビーズが部屋中撒けて掃除が難儀しました)、異種格闘技に興じた生徒でしたが、6人の留学生(フィジーのマラカイ君、ソロモン諸島のネルソン君、ケニアのエリック君・シェリーさん、ブラジルのタレス君、スペインのプチュ・ビクター君)にそれぞれラグビーボールの絵らしきものと名前を書き込んだ色紙を汗だくで作成し、感謝のしるしとして閉村式の前に手渡しました。こちらの国際交流は将来必ず役に立つことがあるでしょう。


さあ、9月はテストマッチの茨木戦。今度はどんな金太郎飴が飛び出すか楽しみです。

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13 thoughts on “一年生の「ザ・ゴール」

  1. 今回合宿は初参加でした。帰ってきた息子に感想を聞くと、あまり教えてくれません。日に焼けた顔が少し生意気に見えましたが、まずはメンバーの一員になれた様です。有難うございました。

  2. 彼は多くを語らないサッ◎ロビールのような男です。2年生と試合し果敢に大きな生徒を止めたことは大きな自信につながったと思います。ゆるゆるのヘッキャがだんだん馴染んできたように、仲間との絆も深まっています。実は3日間、生徒の大部屋の隅の予備布団が積み上がったところで牢名主のように寝ていて様子を見ていましたので、わかります。今年の夏合宿は天候に左右されることなく、全ての日程をこなすことができ幸運でした。若干例年より汗ばむ気温ではありましたが、父兄の皆様のグラウンド整備、散水のお陰で快適に練習ができました。本当に生徒のために早朝から深夜まで裏方で頑張っていただいた父兄の方々に感謝の気持で一杯です。それに引き換えこちらは連夜の国際交流兼歌会による寝不足で日中はフラフラという体たらくでした。(猛省)

  3. 小学1年生22人の大所帯をご指導頂き、本当にありがとうございました。

    山登り・魚つかみ・バッタ採りがない合宿に、彼らがどのように臨むのか注目しておりました。

    生徒たちは暑い中、明るく楽しみながらも、真剣に練習に取り組んでいたように思います。
    日曜の2年生との試合の直前に、初めてといっていいくらい、叱られたり注意されたりしたようですが、そのせいかこの試合中の彼らは真剣そのものでした。意地と意地がぶつかり合ったいい試合だったと思います。

    息子はといえば、初のマンオブザマッチがよほどうれしかったのでしょう、頂いたシール(?)を大事に保管しておりました。

    PS;
    今回の合宿で身の回りのことを初めて自分たちでやったようです。コーチのみなさまご面倒を見て頂き、ありがとうございました。
    今朝M19君のお母さまから間違ってうちの子のシャツを持ち帰っているとのご連絡を頂きました。うちの子はT2君・K12君のシャツを持ち帰っております。どうやら彼らは、誰のものかあまり気にせずテキトーにシャツやストッキングを着用していたようです。一応世話係として保護者の方々へ、間違って持ち帰った衣類等がないか、ご確認をお願いしました。うちの息子は、風呂に行ったとき、着替えを持っていくのを忘れ続けたらしく、結局4日間同じパンツを着用していたようです。お母さま方、どうか彼らを許してやってください。

  4. 合宿ご参加の保護者の皆様、指導員の皆様、生徒のみなさん合宿本当にお疲れ様でした。私も昨年までの保護者ではなく、指導員1年目として合宿に参加させていただきましたが、1年が試合する時は残念ながらレフリーとして他の学年の笛を吹いていたのでほとんど試合は見れませんでした。1年生がどれだけ活躍したかということにつきましては先輩がすでに書いていただいているので、そちらの方をお読みください。私が感じた”ええ話”をひとつだけお話します。それはA11君のお話です。彼は時間があれば、コーチの部屋を訪れます。朝の起床時間前から、夜の消灯時間後も、とにかく暇があればコーチの部屋にきて、チョッカイをだします。どれだけコーチに「また来たかー!」とか「何しに来た?」とか「もう帰れ!」と言われても、何度も何度もコーチの部屋に来ます。(正確に数えてはいませんが300回以上は部屋に来ていたと思います。)彼の話の90%以上は「???」な話でしたが、残りの10%は1年生の誰かが泣いてるとか! H9の咳が止まらないとか! T18が頭が痛い!とか、私たちの目の届かない情報をリアルタイムに報告してくれました。彼のおかげで素早く対応ができましたので、結果として1年生みんなが大きな怪我もなく無事に合宿を終えることができたと思ってます。これからもA11君の力を借りながら、1年生のみんなとコミュニケーションをとっていき、指導員として今回の合宿で足りなかったところや、出来ていなかったところを少しでも良くしていこうと思いました。ありがとう! A11君! また練習で会いましょう!

  5. 今年も大変盛り上がった合宿でした。お手伝いただいたお父様お母様、誠にお疲れ様でした。今年は保護者の皆様が練習後のジャージの干し、食事の準備等、完璧なサポートをして頂き、その分指導員は非常に楽をさせて頂き、練習に集中する事ができたことを感謝申し上げます。合宿は土曜日、日曜日しか参加できませんでしたが、1年生の全員のパーソナリティの大変よく理解することが出来ました。用事もないのに部屋に来てコーチを笑わせて帰る子供(数人)、大人のように物分かりの良い子供(数人)、話しかけてもなかなかしべってくれない子供(数人)、とバライティにとんでおり本当に魅力あふれる子供達です。またこの学年の無限の可能性を感じコーチとしての責任も感じる合宿でした。この子供達とともにラグビーを楽しみたいと思っております。この才能溢れ、魅力ある1年生を最強のチームにしたいと思いが募り合宿所を離れるときに1年生に「強いチームになりましょう!」と伝えました。
    今後の1年生の成長が楽しみです。

  6.  最近めっきり顔も出せず寂しい今日この頃。。。#15父です。
     コーチの皆様、ご参加された保護者の皆様、お疲れ様でした&本当にありがとうございました。

     子供に聞いて返ってくる「え~~~っと~~~~」の答えと、1日だけ参加させていただいた母からの情報と、自分の経験してきた合宿(子供時代は経験ありませんが)というものから、自分なりに合宿を想像していましたが、Fukushimaコーチはじめ
    皆さんのコメントを読ませていただくことで、もう少し肉付けをすることができました(笑)
     母が「めっちゃ成長してた」と何度も申してましたが、「合宿=成長する場」と思っている自分からすると当たり前のことで、「どれだけ成長したのか?どんな成長があったのか?」 成長した子供達を自分の目で確かめられなかったのが残念で仕方ありません。プレー面、精神面両方での成長を早く感じてみたいです。(9月のテストマッチでぜひ。。。)

     私も今年ついに20回目の合宿を迎えます。子供と合宿の話をしていたときに下の子に「パパ何回目なん?」と聞かれて初めて数えました(笑)
    チーム、自分が成長する合宿にしたいと思います。
    きっとしているであろう子供の成長を思いながら。。。

  7. 皆々様、今年も本当にお疲れ様でした!
    わが子については、女の子というだけで“なでしこ”と冠して頂き、ありがとうございます(^^)
    わが子のみならず、1年生のモチベーションがどんどん高くなっているのを感じた合宿でした。ひとえに、コーチの皆様のおかげだと感謝しています。
    次(または明日、普段で言えば来週etc)に何をするのか、コーチから丁寧に説明いただき、そのことが頭にうえつけられ、彼ら・彼女なりに意識するようになっているのでしょうか。
    それぞれ持ち味をもった、金太郎飴集団になれることを願っています!

  8. doiさん、
    彼は大部屋でもいちばん元気で仲間に挑戦状を突きつけて異種格闘技に持ち込んでいました。たまに逆襲をくらい泣きも見ましたが。仲間にストッキングを貸してあげたりして心のやさしいところも彼の持ち味ですね。

    #15父さん、
    ご無沙汰ですね~。ハイキングメタファの30M後方にいつもいるタイプで合宿の最初はコーチの話なんて興味ないような感じでしたが、試合が終わった夜はミーティングで一番前に座って(初めて?)真剣に聞いてくれました。2年生での試合は断末魔の雄たけびをあげてタックルやモールの中で暴れて勇ましかったですよ。

    #16さん、
    ボールを持って走ると足が速くなる生徒です。一番速い生徒を30M走で抜きましたよ。ラグビーが好きになった証拠ですね。遠くへ行ってしまった我が娘のように男に負けないラガーウーマンに育てます。

    来月の定期戦は、A1・A2・Bの3チームで茨木・川西・徳島のスクールと対戦します。来週は参加できませんが、Fujiiコーチにお願いしています。コーチともども世界でいちばん強い一年生になって欲しいという思いを強くしました。彼らもその気になっています。目指すベクトルは同じ個性派集団に、保護者の皆さん、コーチが一丸となってしていきましょう。

  9. 合宿お疲れ様でした。
    どうしても頑張っいている姿が見たく(弟・幼年・R4も)、日曜日、一人車を走らせ見に行ってしまいました(笑)。
    試合中、頑張るも二年生には歯が立たず、くやしいくせに「頭を打って痛い」とごまかして泣いている姿を見て、うるっときました。
    くやしい!と思ってくれることがとても嬉しく、あんな頼りなかった息子が成長したな・・・ととても嬉しくて感動し、帰りの車中、運転しながら号泣してしまいました。
    練習中、中々コーチの話をしっかり聞かず、よそ見をして注意されることが多々あり、そこは残念でたまらないのですが、それは私が根気よく注意して、R15には、よいプレイヤーになってほしいと思います。

  10. R15のお母さん、
    きょう未明R15の激闘の試合を夢に見ました。スパイクシューズの中で指先に力が入っていたようで両ふくらはぎがこむら返りになり激痛で目が覚めました。今晩もまたなるんではないかと恐る恐る寝ないといけません。それ程コーチは前日の幼年戦チームから2年生チームに上がったR15を含む一年生のいわれなくてもやる姿勢に感動しました。今の中学一年生が小学生時代にくれた感動と同じものを早くも味わせていただきました。コーチも試合後、皆に「自分の胸に手を当てて今日の試合で全力を出せたか考えてみなさい」と問いかけた際にJ22とT2がしくしく泣き出したのを見て目頭が熱くなりました。全力出し切った涙でした。

    今回の合宿記録で出てこない生徒も勿論頑張りました。

    H13はラグビー嫌いと聞いていました。しかし、合宿で積極的になって次はどんな練習と聞いてくるようになりました。2年生チームでもしっかり前に出て止めていました。3代続くラグビー一家の火を絶やさないように彼が楽しめるということを基準におもろい練習を編み出します。
    H7は大部屋でおとなしく仲間と本を読んだり、夜ちゃんとトイレに行けました。これからの成長を楽しみにしています。
    H9は留学生に色紙を渡してくれました。鬼コーチの逆鱗に触れて大変な目に会いましたがこれにめげずがさらに上を目指して頑張って欲しい。
    K20は正確なクロスステップで誰よりも早かった。試合ではタックルをされた後、練習で習ったリフト(ボールを両手で真上に持ち上げること)をやって後続の選手にボールを繋いでいました。大人でもなかなかできないのに素晴らしい!
    取りはやはりM19ですね。嘘泣き以外本気で泣かなかったのが彼の成長です。朝5時~消灯まで自己主張し続けていました。2年生との試合でもハッスルプレーでチームを盛り上げていました。チームのムードメーカー1号ですね。

  11. コメント(お礼)が遅くなりました。 
    実は、合宿から帰ってきた翌々日から2泊3日で父子キャンプに行ってました。
    夏休みをはじめ年に何度かまとまった休みには必ずキャンプに行っています。
    そのキャンプで今年は異変がありました。
    なんと、まずはラグビーボールを持っていくと言うのです(この1年間、そんなことは1度もありません)。
    さらに、川遊びもそこそこに「お父さん、ラグビーの練習しようや!」と言ってきます。
    私は、文字通り目が点になりました。
    さらにさらに、親バカでしょうが以前とは明らかにタックルしてくる姿勢(力)が違っています!
    ノッコンだの、ラインアウトだの、フェイントで抜くだの・・・そんな言葉、いつ覚えたんや? ってか、やっと覚えてくれたんかい!という会話が随所に見え、とどめは「オレ、ラグビー頑張んでー!!」
    私のバックには「北の国から」BGMが流れ続けました(笑)
    本当に、本当にコーチのみなさんはじめ関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
    実はこの合宿を経験しても、本人がどうしてもイヤなら残念ながら辞めさせようと思っていました。というか、覚悟してました。
    見事に裏切ってくれました!
    彼の余りある(であろう)白地に、親は過剰な期待を持ってしまいます(笑)
    今後ともどうぞ宜しくお願いします。

  12. R27のお父さん、

    彼がラグビーを好きになったのはコーチの指導ではなく、お父さんがワイルドライフを小さい時から経験させているからではないかと思います。父親力の賜物ですね。これからがコーチの腕の見せ所と思って彼がラグビーのことをもっと好きになるよう指導しますので、ずっとスクールで預からせてください。

    30Mジグザグ走は一カ月で5秒以上も記録を更新しました。まだまだ伸びます。明日から2つの自主トレをコーチからのアドバイスということで家の中でやらせてみてください。

    1.ペットボトル跳び:高さの違うペットボトルを1M間隔で3本並べ、以下の跳び方でゆっくり越える
     ①普通に跳び越える②横向きで跳び越える③後ろ向きで跳び越える④クロスステップ(横向きで身体の前で足をクロスと身体の後ろで足をクロスする2種類)で跳び越える
    2.あおむけボールキャッチ:あおむけになって両肘を90度に曲げて床に付けた状態から、身体の真上にラグビーボールを両手で投げてキャッチする。できるようになるまで時間がかかると思いますが、投げた後の腕は真直ぐにしたまま、落下するボールを取りながら90度に曲げて床につけた状態に戻すようにしてください。最初は腕を真直ぐにした状態のところにお父さんが真上からボールを落としてあげるところから始めてください。目指すところはあおむけテニスボール右手投げ、左手キャッチです。根気強く頑張ってみてください。

    あと一人素晴らしいプレ―ヤーのことが漏れていました。すみません、K4のお父さん。コーチが笛を吹いたり、「集合!」というと真っ先にダッシュで近寄って先頭に立っています。この俊敏性がプレーに表れています。コーチの考えがわかってしまうとちゃかされてしまうんですが、それもお愛嬌。トライの嗅覚をさらに研ぎ澄ませたいですね。

  13.  レフリー見習い小1指導員コーチ様

      
     1年A11の母です。いつもお世話になっています。ありがとうございます。
     他の方から、合宿中の我が子の様子について書いてあるとお聞きし、初めて読ませて頂きました。我が子の様子に、こんな一面もあるのかとビックリし、笑ってしまいました。何を考えていたのかわかりませんが、このように、家族以外の人に親しみを持って関われる子ではなかったので、親として大変有難く思いました。
     コーチの方々には、ご迷惑をかけていたにも関わらず、暖かく受け入れてくださりありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。私も、弟が入部したら、自分ができることをしたいとおもいました!!!!これからも、宜しくお願いいたします。