選手のみなさん、保護者のみなさん、そして私以外のコーチの皆様 お疲れ様でした。(今回は自分の子供の行事などで1日だけの弾丸ツアーになりました。)
すでに『新ブログ担当のHRコーチ』から合宿での出来事はご存知だったと思います。ブログからもおわかりのように6年生はタックルをかなりやりましたやったようですね! 今までタックルは散々説明してきましたが先週の8中での練習で手を出すだけの選手しかいませんでした。 相手のお腹に刺さるようにタックルできれば 痛くないのですが5年生になったぐらいからわかりやすく説明しましたが それをできる人はほんの数人しかなく、6年生になってもその数は変わりませんでした。
なぜタックルできないか? 怖いから! 本音だと思います。でもタックルをしないと試合はどうなるのでしょうか? 自分以外の人がタックルして止めるから大丈夫ですか? 違いますよね! 今6年のディフェンスの練習では 4対3、3対2など 1人づつタックルすると1人余るという状況を作ってパスを回してトライするという練習もします。 この 一人余る! というのは なぜ一人余るのでしょうか? ラグビーは9人対9人です。さっき言った ”誰かがタックルしてくれる” という気持ちで何もしないと、当然他の人が自分の守備範囲を捨てて相手を倒しに行きます。そしてタックルした地点には タックルしなかった選手とタックルした選手の二人がその同じ場所に重なってしまうため、次の攻撃の時に ”一人余る” わけなんです。すると君たちがいつも練習している”余っているから外に回せ!”という声が出るのですね!
怖いから逃げる! これではいつまでたっても勝てません! そして一番大切なチームメイトからも信頼は得られません! 『本当にそれでいいんですか?』
「 それでいいんです! 」 と思うならあなたにとってこのスポーツは合っていないと思います。一人で戦うスポーツの方が伸びる可能性があります。(でも自己責任ですけど!)
それじゃ 『それではアカン! でも 怖い!」と思っているなら あなたはこのラグビーというスポーツをもっと挑戦するべきです。挑戦して、最終的に逃げずにタックルできるようになった時、新しい自分が待っています。どんな自分が待っているかというのは? 人にとって大切な ”思いやり” と ”助け合い” の精神が身につきます。これはこの先あなたたちが生きて行く上で1000%大切な精神なんです。 これを小学生で身につければ これから先どんな困難が来ても大丈夫です!
「それじゃアカン」と思っていた T30は試合が始まる前に 私に ”もし俺がタックル手で行ったら後で伝えて” と言ってきました。同じく 「それじゃアカン」と思っているK35は試合後 「コーチ?”家でできるタックルの練習方法ありますか?」 ”と聞きにきてくれました。そしてこの日私が一番キツく注意したK36! どっちかというと引っこみガチで他の選手と溶け込むのが苦手ということを自分でもわかっているようです。そしてその状況を変えようと彼は目の色を変えてタックルの練習を続けました。(水も飲まず熱中症で倒れるのが心配だったので強制的に止めさせました。) 上手になる!チームメイトに認めてもらいたい!自分の力で現状を変えようと初めて自分を出してもがきはじめました。この合宿で一番変わって欲しかったK36 彼のやる気に火がつきました。 この火がチーム全体に燃え移るように、チームがさらなる進化するために彼に立ちはだかる大きな壁を乗り越えられるようにしっかりサポートしていきたいと思いました。
最後に どうやったら ”タックルが 上手くできるか?” というのはコーチへの宿題とさせてください。スクールがお休みの期間中 コーチは いろいろ他のラグビーを見に行ってこようと思ってます! そして茨木戦の前までには全員がタックルできるようなコーチングができるよう コーチも挑戦です!
追伸) マジで HRコーチ ブログ よろしくね! バイビー!