12/5 4年生 「速さ」 =  距離 ÷ 時間

12月5日(日)豊中3中 生徒23名、指導員3名

冬です。冬、 そして12月 1年が速すぎるというぐらいのスピードで経っていきます。4年生に教えたいことが沢山あるのに追いついていません。工夫して効率を上げていかなければと焦る私です。

1)アップのあとの準備体操です。「ラジオ体操第2」からの体幹、首、腹筋トレーニングをしています。最近小学生がレスリングをしているのを見ることができました。小学生でも鍛えれば首が太くなるというか?筋力がついているのが確認できましたのでケガ予防のため今後も継続です。マジメな話、首のトレーニングとタックルや相手と衝突したときに「フッム!!」と体を硬くして自分の体にダメージを受けない様にします。この時の最初に力を入れるところは 「腹筋」です。 腹筋を鍛えると、a)走力、 b)パスのスピード、c) キックの飛距離も伸びます。個人練習するなら腹筋も鍛えて下さい。

2) チーム対抗リレーをおこないました。プロ野球の日本ハムファイターズの練習をTTP(徹底的にパクる)しています。 シンプルに5m~10m間隔で置いたマーカーの間を往復する「いわゆるマルチ」なのですが。これをチーム対抗のリレーでおこなうことで競争心を煽ります。最初は少し距離を伸ばして心拍数をあげておいて、2回目は距離を短縮して全力で走るようにおこないました。距離が短くなれば足の遅い子も差は少しですので盛り上がります。この練習でトップでゴールするチームは全体的に声が出て全員が盛り上がっていました。

(罰ポイント)しかしです。このレースでH6が笑って走っていました。しかもゆっくり走っていました。せっかく先週全力でええところ見せてくれたのにがっかりです。今日全力で練習できれば次のステージにいけたのに残念、また次のチャンスを!

3) ハイボールのキャッチを練習しました。恐らく4年間教えてきたなかでハイボールキャッチはて今回かなり時間をとっておこないました。指導員3人しかいなかったのでお父さんにヘルプをしてもらい4レーン&4グループをつくり ボールを上に投げてそれを「半身で捕る」練習です。しかしこの練習はキャッチングで100%できているのはL4だけでした。半身で捕るのは相手のタックルから体を守るためです。 半身でとっても下半身、特に両足で踏ん張るということができないと倒されてしまいます。胸で捕る、いわゆるドッチボールキャッチは禁止です。「手で捕る」を意識して下さい。L4だけ倒れない捕り方でした。

(罰ポイント) ここではフライのキャッチなので一人がおこなう時間が長くなり、結果として待機時間ができます。4レーンではなく5~6レーンでおこなうのが正解でした。今後は4年生24人とみて1チーム最大4人の6チームぐらいで動かさないと待機が増えるということが分かりました次回より最大4名でのトレーニングにしていきます。(私の担当するグループでは待機時間に砂山を作ってあそんでいるのを発見しました。このチームには「砂遊び」を命令して練習したくてもできない状態をつくりました。

4) 体格のゴツイ選手がまっすぐに走ってくるのを止める対策:高学年になると特に「淀川」から南のラグビースクールでは「ほんまに小学生?」っていう選手に遭遇することがあり、その選手の縦突破は怖くて誰も止められない!というシーンをいままで何度もみてきました。次週茨木RSさんとの試合ですが相手に体が大きくて足の速い選手がいると聞いていたのでその対策をおこないました。 まずはうちの4年生で体の大きい選手を数名選んで「仮想茨木RSの選手」とします。状況はペナルティーで5m下がった状態で茨木RSの選手が縦に突っこんでくるという状況です。普通の練習ではタックルで止めるのが正解なのですが、まずは a)恐怖心を取り除くこと b)相手がスピードを出す前に捕まえれば痛くない! ということを体験してほしかったのでディフェンスはコンタクトバッグを両手で持って突破する選手にバッグを当てに行く練習をしました。これならディフェンスはコンタクトバックを持っているので武器を持った感がでて「痛い」「怖い」というのが軽減されていました。しかし前にでて相手と距離を縮めないと容赦なく吹っ飛ばされていました。(距離、時間、速度の算数は小5以降と聞いたので、別のたとえで説明しますと「阪急電車」は動き出す時は ガタン、、、ゴトンっていう音ですが しばらくしてスピードがでると ガタゴト ガタゴトと「ン」が聞こえません。つまりガタン、、、ゴトンって聞こえる間はあんな大きい電車もゆっくりしか動けないのです。これは体の大きい選手やあなた自身もそうです。よーいドンで走る時、走り出しは誰もゆっくりです。だから、ディフェンスは前に痛くなく止められるはずです。あとは「みんなのために私が止める」というメンタルを待って試合に臨んでくれれば必ずラグビーがうまくなり、「楽しくてしょうがなくなります。!)

5) 最期はADからの試合をおこないました。今回は指導員が3人しかいないため、早めにAD&試合をおこないました。試合は1人の指導員で14~16人を見ることができるので効率的です。 いつものように3チームに分けておこなうので1チーム待機です。この待機するチームには私がいろいろなテーマで話しかけたり、タックルさせてみたりして時間を有効につかいます。今回は生徒さんにラグビーの試合ではだいたい「9つの状況」が発生する。その状況の時にチームとしてどう動けばよいか? チームとしてまとめておいてください!と説明しました。今日行ってすぐできるとはおもいませんがチームが選択することを全員が一致して知っていれば最初の動き出しの1歩が違ってきます。(詳しいことは秘密です。) そして試合についてはレフリーをしたNMコーチの感想では、どの試合もが全体的に熱量のあるAD&試合だったそうです、特にS21が先週よりすごく上手になっているね!と感想をのべていました。ようやくラグビーをはじめたS21君! 次回に期待しています。(でも私的には「砂遊びのチーム」だったので「罰ポイントです。」怒怒怒 )

最期に本当は「オフロードパス」を行いたかったのですがすっかりするのを忘れていました。よって来週試合の合間におこないます。先日関東の大学の試合でスクールOBのOSKW先輩の「オフロードパス」からのトライの映像を見ました。すばらしかったですね!(映像見ました?) 自分は倒れながらでも味方にパスをする!このような連携をするチームになることが4年生の目標です。早速S9が先輩のプレーをマネていました。S9! オフロードパス成功第1号を目指してください!